【CD付】TEAP技能別問題集リーディング/リスニング (大学入試合格のためのTEAP対策書)




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はじめに

アカデミック英語能力判定試験であるTEAP(Test of English for Academic Purposes)は、上智大学と公益財団法人日本英語検定協会が共同で開発し、2014年7月より実施されています。

試験はリーディング/リスニング/ライティング/スピーキングの4技能で構成されており、その内容はアカデミック英語が中心です。和訳や単語の暗記などが必要とされた従来の受験英語とは異なり、総合的な英語力を試す目的で作成されています。

『TEAP技能別問題集』は、実力とスコアを伸ばしたい技能を集中して学習できるシリーズで、本書はリーディングとリスニングに特化した問題集です。

各章では、パートごとに概要・例題・解き方を掲載しています。解き方を学んだ後、オリジナルの練習問題に取り組むことができるので、一歩一歩着実に、スコアアップのための実力を付けることができます。いくつかのページに入っているコラムでは、キャンパスワードの解説をしていますので、こちらも試験対策の1つとしてぜひご活用ください。

本書は、TEAPを初めて受験される方にも、これまでのTEAPスコアをアップさせたい方にもご利用いただけます。難しく見える問題も、「まずは解いてみる」ことで内容を把握し、自分のものにすることができるでしょう。

本書が学習者のみなさまの総合的な英語力向上につながり、またアカデミック・グローバルな将来に向けての前途を開く一助となりましたら幸いです。最後に、本書を刊行するにあたって多大なご尽力をいただきました大場智彦先生、笹部宣雅先生に深く感謝の意を表します。

旺文社

Contents

はじめに
本書の使い方
TEAPについて

リスニングCDについて

Reading
リーディングの出題内容
Part 1
Part 2A
Part 2B
Part 2C
Part 3A
Part 3B
本書の「例題」は、公益財団法人日本英語検定協会より提供された「TEAP見本問題1「TEAP 見本問題 2」 を二次利用しています。

Listening
リスニングの出題内容
Part 1A
Part 1B
Part 10
Part 2A
Part 2B

スタッフ
執筆 大場智彦、笹部宣雅
編集 藏谷知江
編集協力 株式会社 CPI Japan、 日本アイアール株式会社、Michael Joyce、 鹿島由紀子
デザイン 林慎一郎(及川真咲デザイン事務所)
組版 幸和印刷株式会社
録音 ユニバ合同会社(Katie Adler、 Chris Koprowski、 Michael Rhys、 Bonnie Waycott)

本書の使い方

本書では、リーディングとリスニングの各パートを以下のように学習します。

出題内容
学習を始める前に、テストの概要を技能別に確認しましょう。

例題と解き方
例題を見ながら、問題形式を把握しましょう。「解き方」では、問題に取り組む際のポイントをおさえましょう。

練習問題・解説
練習問題に挑戦しましょう。解いたらすぐに解説でわからなかったところを確認しましょう。

復習がしやすいように、一部のパートでは問題と解説を見開きに掲載しています。問題を解くときには右ページを隠してチャレンジしましょう。

コラム
大学生活のシチュエーションについて解説しています。背景知識として参考にしてください。

TEAPについて

※本書の情報は2016年4月現在のものです。内容は変わることがありますので、詳しくは法人日本英語検定協会までお問い合わせください。

TEAPとは
TEAP(ティープ)とは、 Test of English for Academic Purposesの略で、上智大学と公益財団法人日本英語検定協会が共同で開発した、アカデミックな場面(大学で学習・研究する際に、資料や文献を読む、講義を受ける、意見を述べる、文章を書くなど)での英語運用力を測定するテストです。「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能で構成されています。

内容とレベルの目安
TEAPは、日本の高校生を対象とした、大学入試レベルを想定して開発されています。学習指導要領において求められる英語力に準拠しており、難易度は英検準2級~準1級程度です。ただし、試験で出題される問題の文章や状況は、すべて大学教育(海外留学含む)において遭遇するものを想定しています。

問題構成
TEAPはリーディング/リスニング/ライティング/スピーキングの4つのセクションに分かれています。さまざまな形式で出題されますので、内容をよく確認しておきましょう。また、受験パターンにより技能の組み合わせは異なります。

Reading
パート 設問数 内容 試験時間 形式
Part 1 20 語彙・語法 70分 マーク
Part 2A 5 図表の読み取り
Part 2B 5 掲示・Eメールなどの読み取り
Part 2C 10 短い英文の読み取り
Part 3A 8 長い英文の読み取り
Part 3B 12 長い英文の読み取り(図表も含む)

 

 Listening
パート 設問数 内容 試験時間 形式
Part 1A 10 短い会話の聞き取り 50分 マーク
Part  1B 10 短い英文の聞き取り
Part 1C 5 短い英文の聞き取り(図表も含む)
Part 2A 9 長い英文の聞き取り
Part 2B 16 長い英文の聞き取り(図表も含む)

 

Writing
パート 設問数 内容 試験時間 形式
Task A 1 課題文の要約 70分 記述
Task B 1 エッセイ

 

Speaking
パート 設問数 内容 試験時間 形式
Part 1 3 受験者に関する質問 約10分 面接
Part 2 4 受験者がExaminerにインタビュー
Part 3 1 1つのテーマに沿ったスピーチ
Part 4 4 Q&Α

試験結果
TEAPには「合否」がありません。4技能全てがスコア(20~100)とCFERのレベル(BelowA2~B2)でフィードバックされます。

CEFRとは、Common European Framework of Reference for Languagesの略で世界的に使用されている言語能力を示す指標です。6段階あるうち、TEAPではA2からB2までの力を測定します。

この結果により、世界的なレベルでどの程度の言語使用者かという目安がわかります。ちなみに、B2は英検準1級合格者レベルといわれています。

成績表の見方

試験の結果は、ウェブサイト上、および郵送で送られる以下のような成績表で確認ができます。

スコア 各技能の結果から算出されたスコア
CEFR 各技能のスコアに基づいた CEFR のレベル
Can-do statements 各技能の結果に基づいた、大学レベルのアカデミックな場面で具体的にどのようなことができるかの目安
学習アドバイス 各技能においての、能力のレベルとそれに基づいた具体的なアドバイス

受験案内

試験日程
試験は年に3回実施されます。

第1回: 7月
第2回: 9月
第3回: 11月
※年度により異なる可能性があります。

受験パターン・受験料
受験パターンは3つあり、それぞれの受験料は以下の通りです。

4技能パターン (Reading / Listening + Writing + Speaking) 15、000円
3技能パターン (Reading / Listening + Writing) 10、000円
2技能パターン (Reading / Listening) 6、000円

受験資格
高校2年生以上。
2016年度に受験する場合、2000年4月1日以前の生まれであること。

スコアの有効期限
スコアの取得後から2年度の間有効。
2016年度TEAP受験の場合、2018年度入試まで利用可能。

申し込みの流れ
試験の申し込みは、TEAPウェブサイトにて以下のステップで行われます。
ステップ1 TEAP ID の登録
ステップ2 TEAPID でログイン
ステップ3 受験日・受験地域・受験パターンの選択
ステップ4 会場の選択
ステップ5 支払い方法の選択(クレジットカード決済またはコンビニ支払・郵便局ATM支払)→支払い
ステップ6 申し込み完了
申し込み締め切りなどの詳細は、TEAPウェブサイトで必ずご確認ください。また、試験のスケジュールは受験時期・受験パターンにより異なりますので、ご注意ください。

問い合わせ先
TEAP ウェブサイト http://www.eiken.or.jp/teap/
英検サービスセンター TEAP 運営事務局 TEL:03-3266-6556
※平日9:30~17:00(土・日・祝日を除く)、ただし試験前日・当日は以下の通り窓口開設
試験前日9:30~12:00/試験当日 8:00~17:30

リスニング CDについて

問題の音声がすべて収録されています。本文中ではトラック番号をアイコンで示しています。

【注意】付属のCDは、音楽CDプレーヤーでの再生を前提としております。パソコンなどで再生する場合、あるいはマートフォン・携帯型音楽プレーヤーに取り込む場合には不具合が生じる可能性がございますことを、あらかじめご了承ください。