世界遺産検定公式過去問題集1・2級<2019年度版>
目次
はじめに / 世界遺産検定の各級概要
本書の使い方/世界遺産検定の学習方法
■世界遺産検定1級過去問題
世界遺産検定1級[2018年 7月] 認定率・講評
世界遺産検定1級[2018年 7月] 問題
世界遺産検定1級[2018年12月] 認定率・講評
世界遺産検定1級 [2018年12月] 問題
■世界遺産検定2級過去問題
世界遺産検定2級[2018年 3月] 認定率・講評
世界遺産検定2級[2018年 3月] 問題
世界遺産検定2級[2018年 7月] 認定率・講評
世界遺産検定2級[2018年 7月] 問題
世界遺産検定2級[2018年 9月] 認定率・講評
世界遺産検定2級[2018年 9月] 問題
世界遺産検定2級[2018年12月] 認定率・講評
世界遺産検定2級[2018年12月] 問題
■1・2級 解答・正答率
世界遺産検定1級[2018年 7月] 解答・正答率
世界遺産検定1級[2018年12月] 解答・正答率
世界遺産検定2級[2018年 3月] 解答・正答率
世界遺産検定2級[2018年 7月] 解答・正答率
世界遺産検定2級 [2018年9月] 解答・正答率
世界遺産検定2級[2018年12月] 解答・正答率
はじめに
世界遺産とは、現代に生きる私たちが過去から受け継ぎ、そして次の世代に引き継いでいく、文化と自然の両面における人類共通の宝です。2019年3月現在で1,092件が登録されている世界遺産は、それぞれが個性溢れる、特筆すべき価値をもっています。
この価値は、その遺産がある国や地域の住民だけのものではなく、地球上のすべての人々が共有する、普遍的な財産です。このかけがえのない価値を未来へつないでいくためには、私たち一人ひとりが、それぞれの遺産の価値をよく学び、知り、理解することが大切です。
世界遺産について学ぶということは、単に遺産の細部の情報に詳しくなることではありません。地理的条件や歴史的背景、建築様式や関連人物からわかる文化的潮流、また地球生成の過程や生態系など、幅広い観点から、大きな枠組みで価値を捉えていく、知的作業なのです。
本書が読者の皆さんにとって、世界遺産を通じて世界をより広い視野で見るための、ひとつの道具として役立つことを願っております。
NPO法人 世界遺産アカデミー / 世界遺産検定事務局
世界遺産検定の各級概要
解答形式は4~1級がマークシートの四肢択一、マイスターのみ論述です。
級 | 受験資格 | 認定基準 | 問題数 | 試験時間 | 問題数または配点比率 | ||||
基礎知識 | 日本の遺産 | 世界の遺産 | その他 | ||||||
自然遺産 | 文化遺産 | ||||||||
4級 | どなたでも受験できます | 100点満点中 60点以上 |
50問 | 50分 | 13問 | 23問 | 13問 | 1問 | |
3級 | どなたでも受験できます | 100点満点中 60点以上 *1 |
60問 | 50分 | 25% | 30% | 10% | 30% | 5% |
2級 | どなたでも受験できます | 100点満点中 60点以上 *2 |
60問 | 60分 | 20% | 25% | 10% | 35% | 10% |
1級 | 2級認定者の方 | 200点満点中 140点以上*3 |
90問 | 90分 | 25% | 20% | 45% | 10% | |
マイスター | 1級認定者の方 | 20点満点中 12点以上*4 |
3題 | 120分 | 分野を横断する 総合的な出題です |
*1:60点以上を取得した受検者数が全体の60%未満の場合は、全体の上位60%の受検者が認定となるよう、認定点を調整。
*2:560点以上を取得した受検者数が全体の40%未満の場合は、全体の上位40%の受検者が認定となるよう、認定点を調整。
*3:140点以上を取得した受検者数が全体の20%未満の場合は全体の上位20%の受検者が認定となるよう、認定点を調整。
*4:12点に達していても、問1、2で6点、問3で6点にそれぞれ達していなければ、合格基準を満たしていないものとする。
本書の使い方
本書は、世界遺産検定1級問題(2018年7月、12月実施)と2級問題(2018年3月、7月、12月実施)を、過去問題として掲載しています。
●それぞれの回ごとに認定率と講評を記載していますので、参考にしてください。
●解答はp105以降にまとめてありますので、実際に問題を解いて、傾向と難易度をつかんでください。各問の正答率も解答とともに記載してあります。
●本書における世界遺産の名称や国名などの固有名詞は、1級については『すべてがわかる世界遺産大事典〈上〉〈下〉』(NPO法人 世界遺産アカデミー、2016年1月発行)、2級については『くわしく学ぶ世界遺産300〈第2版〉 世界遺産検定2級公式テキスト』(NPO法人 世界遺産アカデミー、2017年3月発行)に準拠しています。
世界遺産検定の学習方法
世界遺産検定1級
● 世界遺産条約の理念や諸概念、関係機関について理解し、世界の全遺産の普遍的価値を学びます。すべての世界遺産(2019年3月現在1,092件)が出題対象となります。
●「すべてがわかる世界遺産大事典 世界遺産検定1級公式テキスト』(2016年1月発行)には、 2016年1月時点で登録されている1,031件が紹介されています。遺産名の変更などについては、せかけん HPなどでご確認ください。登録基準や遺産同士の横のつながりを意識することが重要です。世界遺産委員会の結果も出題される可能性があります。
世界遺産検定2級
●「世界遺産条約の理念や関係機関について理解し、各地域を代表する世界遺産の多様性を学びます。日本の全遺産(2019年3月現在22件)と世界の代表的な遺産300件が出題対象となります。
●「文化的景観」や「地球の歴史」のようなテーマごとに特徴をつかんで学習することが重要です。また日本の遺産については、登録基準も覚えるようにしてください。世界遺産委員会の結果や審議される日本の推薦物件も出題される可能性があります。
世界遺産及び検定試験に関する最新情報については、以下のホームページで随時更新してまいります。
せかけんHP https://www.sekaken.jp/