改訂版 健康予防管理専門士試験 公式テキスト




はじめに

一般財団法人職業技能振興会は、戦後復興期の1948(昭和23)年6月、失業対策として 個人の自立による国内経済の回復を図るため、当時の労働省(現厚生労働省)の認可団体として設立されました。

設立当初は主要産業を占める鉄鋼・自動車・建設などへの授職を目的とし、職業技能の養成・資格付与の役割にありました。現在は、社会・経済・労働 など多様化する環境の変化に対応し、ニーズの大きい時代に即応した技術者および資格者の養成に事業活動の分野を展開しています。

2010(平成22)年には、社会に求められる職業技能の養成を図り、新しい雇用創設および再就職を支援することにより、わが国の労働現場に寄与し、今後ますます必要とされる専門のスキルを持った人材輩出のため、新しい認定資格制度として「健康予防管理専門士」を創設しました。

健康予防管理専門士は、健康の保持と増進を進める具体的な方法など、健康予防管理・指導の専門知識や専門技術を身につけることを目的とした認定資格制度です。自らの健康を管理したい方にとっても最適な資格です。

本書は、実施団体が監修する公式テキストであり、健康予防管理専門士試験に出題される項目の解説のほか、確認問題を収録しています。読者の皆様が健康予防の知識と技術を習得し、健康予防管理専門士としてご活躍くださることを心よりお祈り申し上げます。

2019年5月
内閣府認可
一般財団法人職業技能振興会

一般財団法人 職業技能振興会 監修 (著), 一般社団法人 総合ケア推進協議会 監修 (編集)
出版社: 紀伊國屋書店; 改訂版 (2019/5/30)、出典:出版社HP

目次

はじめに
健康予防管理専門士試験の概要

序章 健康予防管理専門士の役割

第1節 健康予防管理専門士資格とは?

第1章 健康予防管理・指導の基礎知識

第1節 健康とは?
第2節 メタボリックシンドロームとは?
第3節 生活習慣病とは?
第4節 ライフステージと健康

第2章 健康づくりの基礎知識

第1節 栄養とは?
第2節 栄養素の種類
第3節 生活習慣病と運動
第4節 睡眠と健康(休養)
第5節 喫煙と健康
第6節アルコールと健康

第3章 食事・栄養に関する健康づくり

第1節 食事バランスガイド
第2節 食品標準成分表
第3節 保健機能食品
第4節サプリメントの基礎知識
第5節 薬剤の基礎知識

第4章 高齢者の健康づくり

第1節 高齢者の身体的特徴と介護予防
第2節 サルコペニアとフレイルについて
第3節 嚥下障害の基礎知識と食事
章4節 たんぱく質・エネルギー低栄養状態の基礎知識および治療と予防
第5節 認知症について

第5章 運動による健康づくり

第1節 日本人の健康と国の健康増進対策
第2節 健康づくりの運動とは

第6章 生活習慣病と予防の知識

第1節 肥満症の基礎知識および治療と予防
第2節 脂肪肝の基礎知識および治療と予防
第3節 高血圧症の基礎知識および治療と予防
第4節 脂質異常症の基礎知識および治療と予防
第5節 糖尿病の基礎知識および治療と予防
第6節 慢性腎臓病(CKD)の基礎知識および治療と予防
第7節 動脈硬化の基礎知識および治療と予防
第8節 がん(悪性新生物)の基礎知識および治療と予防
第9節 骨粗鬆症の基礎知識および治療と予防
第10節 高尿酸血症・痛風の基礎知識および治療と予防

確認問題
確認問題
解答と解説

付録 ビタミン・ミネラルの主な働き、欠乏症及び過剰症

健康予防管理専門士試験の概要

●試験概要
(試験日、試験会場、受験料等は、各回の「受験要項」で確認してください。)

試験区分 健康予防管理専門士
試験会場 東京・大阪・札幌・仙台・名古屋・福岡
その他の試験会場については、「受験要項」を参照
試験日 年2回(7月、12月)
受験資格 特になし
出題数・形式 60問・五肢択一(マークシート形式)
合格基準 問題の総得点の7割を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者
認定 一般財団法人職業技能振興会 及び
一般社団法人総合ケア推進協議会
出題科目 1健康予防管理・指導の基礎知識
2健康づくりの基礎知識
3食事・栄養に関する健康づくり
4高齢者の健康づくり
5運動による健康づくり
6生活習慣病と予防の知識
7応用問題(時事問題など)

 

試験の申込や、願書の入手、試験についての詳細につきましては、資格取得キャリアカレッジホームページ (http://www.ss-cc.jp)にてご確認いただけます。

・受験申込みから合格発表までの流れ
(試験日、試験会場、受験料等は、各回の「受験要項」で確認してください。)
1. 受験要項・願書の入手(①・②のいずれかの方法で入手)
①資格取得キャリアカレッジより入手(いずれかの方法で入手)
・ホームページ(http://www.ss-cc.jp)よりPDFをダウンロードし、印刷
・ホームページ(http://www.ss-cc.jp)より資料請求メールでの取り寄せ
・お電話(03-5823-7885/平日10:00 ~ 18:00)での取り寄せ
②一般財団法人職業技能振興会ホームページ(http://www.fos.or.jp)より PDFをダウンロードし、印刷

2. 受験申込み
・受験料を受験料振込期間内に振込(振込手数料は受験者負担)
・必要書類を出願提出期間内に願書提出先へ送付

<振込先> 三菱UFJ銀行 浅草橋支店普通預金 口座番号0398877
一般社団法人総合ケア推進協議会 (イッパンシャダンホウジンソウゴウケアスイシンキョウギカイ)
<願書提出先> 〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-32-3 2階
一般社団法人 総合ケア推進協議会宛

3受験票・会場地図の送付
・受験料の振込及び受験願書の確認が取れた方には、受験受付締切後、約4週間後に送付

4. 試験実施

5. 合格発表
・試験実施後約6週間を目処に合否を判定し、結果を通知

6. 認定証交付
・認定登録には、別途、認定登録料が必要

一般財団法人 職業技能振興会 監修 (著), 一般社団法人 総合ケア推進協議会 監修 (編集)
出版社: 紀伊國屋書店; 改訂版 (2019/5/30)、出典:出版社HP