ボイラー整備士試験精選問題集




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ボイラー整備士を目指すみなさまへ

ボイラー整備士の資格は、一定の規模以上のボイラーや第一種圧力容器の整備業務には不可欠な資格です。

近年ボイラー等が高度に発展し、それに対応するためにボイラーの整備業務でも高い技術と技能が要求されています。

ボイラー整備士を目指すみなさまも、現場でのOJTなどで技術・技能を磨かれていると思います。ぜひボイラー整備士の資格を取得し、その実力をいかんなく発揮する場をつくっていただきたいと思います。

本書では、ボイラー整備士を目指すみなさまの受験勉強にあたって、問題解答に必要な知識を集約しています。また、試験直前の問題集として、本書1冊で復習ができるように過去の公表問題20回分を分類し出題数の多い問題を各科目にまとめました。

本書の構成は、科目ごとに「出題傾向」を、また、問題の後にその科目の必要な知識を「解説」、「得点力UPポイント」にまとめ、各科目の出題範囲の学習が短時間で効果が上がるようにしています。

各科目に、出題ランク3~1個の★が付いていますが、これは公表問題の出題数を表示しています。出題ランク★★★は、過去10年間(20回)の公表問題で7~20回出題された項目です。出題ランク★★☆は、4~6回出題された項目です。

各問題には重要度を付けました。科目内の問題を分類し、同一内容 (解答)の問題が4問以上出題されているものを重要度としています。重要度は2~3問出題されたことを表しています。なお、過去の出題数についてまとめた表を各編扉の裏ページに掲載しています。

巻末の「模擬問題」は出題率の高い問題を抽出し試験問題を再現したものです。一通り学習が終わりましたら実力測定として活用し、不確実な個所や間違ったところは、各項目に戻り、繰り返し学習をしてください。

本書を活用して、一人でも多くの方々が合格され、ボイラー整備士としてご活躍される一助となれば幸いです。

平成28年8月
著者しるす

小谷松 信一 (著)
出版社: オーム社 (2016/9/17)、出典:出版社HP

目次

1編 ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に関する知識
1章 機械的清浄作業
◆1-1 作業計画
◆1-2 準備作業
◆1-3 清浄作業
◆1-4 清浄作業終了後の確認

2章 化学洗浄作業
◆2-1 予備調査
◆2-2 作業計画(腐食の発生及び防止)
◆2-3 準備作業
◆2-4 洗浄工程
◆2-5 酸洗浄
◆2-6 酸洗浄後の水洗及び水洗後の点検
◆2-7 中和防錆処理

3章 危害防止の措置

4章 附属設備及び附属品の点検及び整備
◆4-1 過熱器
◆4-2 エコノマイザ
◆4-3 空気予熱器
◆4-4 安全弁
◆4-5 圧力計
◆4-6 ガラス水面計(コックの分解作業)

5章 自動制御装置の点検及び整備
◆5-1 オンオフ式蒸気圧力調節器
◆5-2 オンオフ式温度調節器
◆5-3 水位検出器
◆5-4 燃料遮断弁に使用される電磁弁
◆5-5 火炎検出器

6章 燃焼方式及び燃焼装置の点検及び整備

2編 ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に使用する器材、薬品等に関する知識
1章 機械的清浄作業に使用する機械及び器具

2章 照明器具

3章 補修用材料
◆3-1 炉壁材
◆3-2 保温材
◆3-3 ガスケット及びパッキン

4章 化学洗浄用薬品及び機器
◆4-1 化学洗浄用薬品
◆4-2 化学洗浄用機器

5章 足場

3編 関係法令
1章 ボイラー及び圧力容器安全規則
◆1-1 伝熱面積
◆1-2 製造から使用までの規制
◆1-3 各種検査及び検査証
◆1-4 報告書
◆1-5 ボイラー室
◆1-6 附属品及びボイラー室の管理
◆1-7 定期自主検査
◆1-8 ボイラー整備士免許

2章 構造規格
◆2-1 安全弁
◆2-2 圧力計、水高計、温度計
◆2-3 水面測定装置
◆2-4 蒸気止め弁及び吹出し装置
◆2-5 自動制御装置
◆2-6 鋳鉄製ボイラー

4編 ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識
1章 ボイラー及び圧力容器の定義
◆1-1 ボイラーの定義
◆1-2 圧力容器の定義

2章 ボイラー及び第一種圧力容器の構造
◆2-1 丸ボイラー(炉筒煙管ボイラー)
◆2-2 水管ボイラー及び貫流ボイラー
◆2-3 鋳鉄製ボイラー
◆2-4 第一種圧力容器(圧力容器のふた締付け装置)

3章 材料及び工作
◆3-1 金属材料
◆3-2 ボイラーの工作
◆3-3 溶接

4章 ボイラーの据付
◆4-1 不定形耐火物
◆4-2 爆発戸

5章 附属設備(過熱器、エコノマイザ、空気予熱器)

6章 附属装置及び附属品
◆6-1 安全装置(安全弁、逃がし弁、逃がし管)
◆6-2 指示器具類(圧力計、水面計、流量計)
◆6-3 送気系統装置
◆6-4 給水装置
◆6-5 吹出し装置

7章 自動制御装置
◆7-1 各種制御用機器
◆7-2 水位検出器
◆7-3 燃焼安全装置

8章 水処理、その他の取扱い
◆8-1 水処理装置及び清缶剤
◆8-2 スケール、スラッジの害
◆8-3 腐食、膨出、圧かい
◆8-4 保存法

9章 燃焼方式及び燃焼装置
◆9-1 燃焼方式及び燃焼装置
◆9-2 通風装置

5編 模擬問題
模擬問題
模擬問題解答

参考文献
索引

小谷松 信一 (著)
出版社: オーム社 (2016/9/17)、出典:出版社HP