文章検 公式テキスト 3級




本書の特長と使い方

「文章読解・作成能力検定(文章検)」で測定し、育てる力は大きく分けて、「基礎力」「読解力」「作成力」の三つです。本書はその領域ごとに章を分けて構成しています。

解説を読んだ後に練習問題に取り組むことで、スムーズに学習できます。また、問題は少しずつ難易度が上がるように設定されており、教室でのテキストとしても、自学自習用の教材としても利用しやすいものになっています。

他人の文章を読み取る能力や自分の文章を作成する能力は、日常生活において大切なコミュニケーション能力と一致します。検定対策用としてはもちろん、コミュニケーション能力を高めるための学習ツールとしても本書をご利用ください。

本書で身につく三つの力

本書では、文章検で測定される「基礎力」「読解力」「作成力」の三つの領域を、基礎的なものから順に学習していきます。章を追うごとに、総合的な力が身についていきます。

基礎力:日本語の基礎的な言語知識と運用能力
読解力:文章や資料を読解・情報処理する能力
作成力:文章を作成するための思考力と表現力

日本漢字能力検定協会 (編集), 漢検協会= (編集)
出版社: 日本漢字能力検定協会 (2016/4/4)、出典:出版社HP

学習の進め方

本書は、文章検で測る能力を、無理なく身につけることができるような構成になっています。解説を読んだ後で、問題を解き、別冊の解答で答え合わせをします。間違えた問題は復習しましょう。

①解説を読む
問題を解く前に、解説をしっかり読み、これから取り組む内容を確認・理解しましょう。
解説に書いてある手順を身につけると、練習問題が解きやすくなります。

②練習問題を解く
実際に問題を解いて、答えを直接書き込んでいきます。問題文をよく読み、過不足がないように解答しましょう。
通信文や意見文は、実際に書くことで力がつきます。解説のページを参考にして、必ず書いてみましょう。

③答え合わせをする
別冊の解答で、答え合わせをします。解答の前の解説は、間違えた問題だけでなく、全部を読んで、正しく理解できていたかを確認してください。
意見文は、チェックリストで自分の文章の出来具合を確認します。また、作成例が掲載されているので、書き方の参考にしてください。

④まとめ問題にチャレンジする
すべての章の学習が終わったら、まとめ問題で総合力の確認をします。苦手分野が見つかったら、復習しておきましょう。

コラムにも注目
学習内容に関連した資料を「コラム」のページに掲載しています。学習に役立てましょう。

目次

本書の特長と使い方

第1章 基礎力〈語彙・文法〉
解説 語彙
練習問題①~③
◆コラム 四字熟語一覧
解説 文法
練習問題④・⑤

第2章 読解力(読む力) 〈意味内容〉〈文章構成〉〈資料分析〉
解説 意味内容・文章構成
練習問題①・②
解説 資料分析
練習問題③・④
◆コラム 図表のいろいろ

第3章 作成力(1)(書く力)〈表現〉
解説 表現
練習問題①・②

第4章 作成力(2)(伝える力)〈総合・通信文〉
解説 総合・通信文
練習問題①・②
◆コラム あいさつのいろいろ

第5章 作成力(3)(考える力)〈総合・意見文〉
解説 総合・意見文
練習問題①~④

まとめ問題

文章読解・作成能力検定とは
文章読解・作成能力検定 審査基準

解答・解説

日本漢字能力検定協会 (編集), 漢検協会= (編集)
出版社: 日本漢字能力検定協会 (2016/4/4)、出典:出版社HP