改訂3版 手話技能検定公式ガイド&過去問題集




まえがき

最近手話を学ぶ人が増えてきました。とてもうれしく思っています。そして、「どんなふうに勉強していいかわからない」「何か、目標となるものがほしい」「自分の実力がどのくらいなのか知りたい」……、こんな声にお応えして、2001年春に手話技能検定が誕生しました。

しかし、検定の回数を重ねるにつれ、「次の級になかなか合格しない」、「2級や1級の試験のたびに、東京や大阪に行くのは大変だ」という声が高まってきました。

そこで2007年から、3級と2級の間に“準2級”、2級と1級の間に“準1級”を設けることになりました。これにより、面接のない準2級、準1級は、受験会場が全国に広がります。

また、3級から2級、2級から1級の間の差が縮まることにより、スムーズなレベルアップの実現を目指しました。

手話技能検定が、手話を学ぶ多くの人たちにとっての目標となり励みになることを、心から願っています。

2009年5月

手話技能検定協会理事長
谷 千春

NPO手話技能検定協会 (著)
出版社: 日本能率協会マネジメントセンター; 改訂3版 (2009/6/27)、出典:出版社HP

CONTENTS

第1章 手話検定と手話の基礎
1 コミュニケーションとしての手話
(1)ノーマライゼーションとは
(2)コミュニケーションのいろいろ
2 言語としての手話を理解しよう
(1)手話のいろいろ
(2) 手話の変化
3 もっと手話を学ぶために
(1) どこで手話を学習したらいいか
(2) 手話通訳士とは、
(3)目標をもって学習しよう

第2章 手話検定の魅力と検定公式ガイド
1 手話技能検定の概要
(1)検定試験のレベル
(2)受験資格
(3)検定試験の申し込み方
2 手話技能検定の試験範囲
(1) 7級の試験範囲
(2) 6級の試験範囲
(3) 5級の試験範囲
(4) 4級の試験範囲
(5) 3級の試験範囲
(6) 準2級・2級の試験範囲
(7) 準1級・1級の試験範囲
3 級別の学習の仕方と参考書
4 試験についての注意事項
(1)座席について
(2)試験の解答方法について
(3)解答用紙(マークシート)について
(4)試験中の入退出について
(5)災害などの緊急事態について
(6)携帯電話などについて
(7)不正受験について
(8)飲食、喫煙について
(9)成績表について
(10)合格証明書について

第3章 過去問題の出題例
6級過去問題の出題例
5級過去問題の出題例
4級過去問題の出題例
3級過去問題の出題例
準2級過去問題の出題例
2級過去問題の出題例
(1)注意事項
(2)受験の手順
(3)過去問題
(4)質疑応答の練習
準1級過去問題の出題例
1級過去問題の出題例
(1)注意事項
(2)受験の手順
(3)過去問題・・・・・・ディスカッション(討論)
(4)過去問題・・・・・・課題文
7級試験問題例
7級試験問題例の解答と解説

第4章 過去問題の解答と解説
6級過去問題の解答と解説
5級過去問題の解答と解説
4級過去問題の解答と解説
3級過去問題の解答と解説
準2級過去問題の解答と解説
準1級過去問題の解答と解説

●Q&A 手話検定のよくある質問
①小学生、中学生は受けられますか?
②ろう者は受けられますか?
③検定試験の申込用紙を
FAXで送ってもいいでしょうか?
④受験料はどうやって支払うのですか?
⑤一度に2つ以上の級を受けたいのですが
⑥サークルのみんなといっしょに受けたいのですが
⑦試験される手話の内容は何ですか?
⑧2級以上を合格したら通訳ができるのでしょうか?
⑨履歴書には何級から書けますか?
⑩合格証明書を発行してほしいのですが

NPO手話技能検定協会 (著)
出版社: 日本能率協会マネジメントセンター; 改訂3版 (2009/6/27)、出典:出版社HP