インテリアコーディネーターに似た資格、併せて取りたい資格は何?




インテリアコーディネーターはお客様の安全で快適な住まい構築のためのアドバイスやサポートを行う職業です。

インテリアコーディネーターには似たような名前の資格も多く、違いがよくわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、インテリアコーディネーターと、その類似資格を紹介、比較していきたいと思います。

インテリアコーディネーター試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)!も確認する

 

インテリアコーディネーターに似ている資格

インテリアコーディネーターと名前、内容が似た資格がいくつかあります。今回は、インテリアコーディネーターとの違いを比較しながら紹介していきます。

インテリアデザイナー

インテリアデザイナーは内装だけでなく空間全体をプロデュースします。住居に加えて商業施設、学校等のデザインに携わることもあります。

インテリアプランナー

インテリアプランナーは内装のプランニングを建築物の設計段階から行います。防災面や安全面も考慮する必要があるため、建築に関する専門的な知識がより求められます。そのため、インテリアプランナーの8割が建築士の資格を所有していると言われています。

3つの資格を比較

インテリア

コーディネーター

インテリア

デザイナー

インテリア

プランナー

受験資格 なし なし なし
主催 インテリア産業協会 日本デザイン

プランナー協会

建築技術教育

普及センター

受験料 11,300円(一次試験)

14,400円(二次試験)

10,000円 9,900円(一次試験)

16,500円(二次試験)

試験会場 全国12か所 在宅受験 全国9か所
試験時間 160分(一次試験)

180分(二次試験)

150分(学科)

6時間(製図)

試験方式 多肢選択式 多肢選択式

3つともインテリアの専門職の資格であり、室内空間を作り上げていくという点では違いはありません。ただし、実際に働く際に携わる仕事が少しずつ異なりますので、自分に合った資格を取得するのが良いでしょう。

ランキングも確認する
出典:出版社HP

インテリアコーディネーターと併せて取得したい資格

建築士

建築士には一級建築士、二級建築士、木造建築士の3つの資格があり、建築に携わることのできる建物の規模等の違いによって分かれています。インテリア関連の仕事をするにあたって建築の知識が必要とされる場面もあり、併せて取得する人が多い資格です。二級建築士、木造建築士は学歴がなくても実務経験のみで受験することが可能となっています。

キッチンスペシャリスト

インテリアコーディネーターと同じく公益社団法人 インテリア産業協会が主催している資格の1つで、キッチンの空間構成や設備に特化した内容となっています。キッチンは住空間の中でも作業面に大きく関与するスペースのためこだわりを持つ人も多く、併せて取得することでよりお客様の要望に沿ったキッチン空間の演出が可能となるでしょう。

照明コンサルタント

住環境には欠かせない、照明に関する資格です。ただ照明器具を設置するだけではなく、窓から入り込む自然光の影響等も加味し、より最適な住空間の提供を目指します。資格自体は「基礎講座」受講後、試験に合格することで取得でき、比較的簡単に取得できる資格といえます。

カラーコーディネーター

インテリアを決める上で大事な要素となるのが「色」です。カラーコーディネーターの資格勉強をすることで、個人のセンスのみに頼った提案ではなく、色彩学の観点から理論的に導き出した提案も可能となります。1~3級にレベル分けされていて段階を踏んで勉強することができ、合格率もそれほど高くないため、おすすめの資格です。

まとめ

今回は、インテリアコーディネーターに似た資格、併せて取得したい資格を紹介してきました。

インテリアに関連した資格は数多くあるため、自分のやりたい仕事の内容に合わせて取得する資格を取捨選択するのが良いでしょう。一層レベルの高いインテリアコーディネートプランを提案するために、新たな資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

ランキングも確認する
出典:出版社HP