TEAPを入試で使える大学はどこ? – 大学受験での位置付けや試験の活用方法




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TEAPの概要

TEAPとは、主に高校生を対象とした大学入試を想定して作られた試験であり、「大学教育レベルにふさわしい英語力」を測定するために設計された問題内容となっています。難易度の目安としては、英検準2級〜準1級程度と言われています。

大学受験におけるTEAP

これまでの大学入試では「書く」「読む」が偏重されてきました。しかし、現在のグローバル時代に対応する必要が出てきました。その流れから、今まで重視されなかった「話す」「聞く」といった能力を入試で要求されるようになってきました。

ただ、「聞く」「話す」といった能力をきちんと測るためには労力がかかります。「書く」についても、大学入試では英作文を出題するところもあまり多くありません。TEAP試験では、「書く」「話す」「読む」「聞く」といった技法がテストされます。これらをTEAPが肩代わりするという形で大学入試に導入されました。

入試でTEAPを使う利点

TEAPを使うことにより、英語の試験が免除になったり、満点扱いになったりします。また、TEAPを受験しないと受けられないところもあります。その結果、TEAPを持っていた方が競争率を下げられる場合も出てきます。特にAO入試や公募推薦型の入試では、約半数の大学がTEAPを採用しています。一方で一般入試ですが、2割ほどがTEAPによる何らかの優遇政策を適応しています。

実際はどうなのか

日本の主な大学でTEAPを適応している大学の中からいくつかピックアップしてみました。実際にはどのように関わっているのでしょうか。

青山学院大、経営学部

一般入試・C方式
TEAP(2技能)の得点をそのまま入試の外国語試験の得点として利用。

上智大、理工学部

一般入試・TEAP利用型
<出願資格>
総合点:200 (各技能スコア=R:50、L:40、W:40、S:40)

近畿大、国際学部

公募推薦入試
総合点:226以上の得点を入試の外国語試験の80~100点に換算。
(226→80点、248→90点、276→100点)

あくまで一例ですが、TEAPを受験した方が有利になる場合や、そもそもTEAPの点数がないと受験できない場合などが存在します。また、私立大学のみならず国公立大学の入試にも使われているので、今後ますます拡大していくことも十分考えられます。

まとめ

TEAPが実際の大学入試においてどう活用されているのかについて説明しました。TEAPを使うことにより、英語の試験が免除、満点扱いになる場合があります。TEAPを持っていることにより、場合によっては競争率を低くすることもできるため、自分の志望校の募集要項と照らし合わせてみるのが良いでしょう。