TEAPの勉強方法を知ろう! – 初心者から使えるステップをマスター




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TEAPの試験概要

TEAPとは、主に高校生を対象とした大学入試を想定して作られた試験です。「大学教育レベルにふさわしい英語力」を測定するために設計された問題内容となっています。

テスト内容は、リーディング、リスニング、ライティングとスピーキングの四技能で、すべて大学教育での場面を考えて作られています。リーディングとリスニングは選択問題、ライティングは解答用紙への記入、そしてスピーキングが1対1の面接となっています。

難易度の目安としては、英検準2級〜準1級程度と言われており、日本の高校生の英語を測定するのには最適なレベルとなっています。

出題内容

リーディング

リーディングは、細かく分けると図表の読み取り、Eメールなどの読み取り、短めの長文問題、長文空所補充問題、長文問題に分けられます。合わせて60問あるため、時間的にもあまり余裕があるわけではありません。高度な専門用語、特殊な文法などは問われません。しかし、大量の英文を制限時間内に読み解くことが求められるため、日頃からスピードと正確性の両方を重視して取り組む必要があります。

リスニング

TEAPのリスニングでは、アカデミックなシチュエーションの内容が出題されます。また、グラフなど図表を含む出題されます。語彙力や、図などの読み取り力ももちろんですが、きちんと聞き取れるようなリスニング力も必要です。

ライティング

このセクションでは、与えられた文章や図表の要約と、自分の意見を英語で書く問題が出題されます。ですので、課題を要約して文章に書き起こす力、自分の意見をきちんと文章化する能力などが求められます。

スピーキング

自分の考えについてきちんと伝える力、相手に質問する力、スピーチをする力、質問に対して返答する力など、多様なスピーキング能力が試されます。対面式なので、アイコンタクトや英語での相槌など、基本的なコミュニケーションスキルを使えるようになることも忘れないようにしましょう。

勉強法

単語

高校までに学習する範囲の一般的な語彙、大学の授業や日常生活で使われる語彙がよく出題されます。リーディングのPart 1では、単語、熟語の空所補充問題が問われます。レベルとしては、英検準2級から準1級程度ですので、そのレベルにあった単語帳などを使うことをお勧めします。『TEAP英単語ターゲット』という参考書では、TEAPに頻出する単語を重点的に取り扱っているのでお勧めとなっています。

リーディング

高校で習うレベルをきちんと理解していれば基本的には解けますが、決して難易度は低くありません。分量が多いので、まずは過去問や問題集を解いて出題形式になれるところから始めましょう。具体的には、教科書や参考書などに書かれた英文を音読する練習が良いでしょう。パラグラフごとに何が書かれているのか、整理しながら読むことで理解力を上げることができます。『TEAP技能別問題集 リーディング/リスニング』では、パートごとに解説や解き方の説明が充実しており、良い練習になるでしょう。

リスニング

音声が一度しか流れないというものなので、きちんと聞いて理解する必要があります。お勧めの学習法は、聴きながら読むやり方です。最初から最後まで、音声に合わせながら声に出して読む作業をします。自分が話せないものは基本的には聞き取れないので、この作業を何度も繰り返してスピードに慣れましょう。参考書でおすすめなのは、『TEAP実践問題集』や『TEAP技能別問題集 リーディング/リスニング』です。

ライティング

おすすめの参考書は、『TEAP技能別問題集 ライティング/スピーキング』です。要点を見つける方法や要約の仕方、英文エッセイの書き方などを、基本から説明しているので、わかりやすく対策をすることができます。やはり、多くの問題を解いて文章を書くことに慣れることが必要になります。その際に意識するべきポイントとしては、文章の中での要点を見つけ、それを自分の言葉に言い換えて文字に起こす、といった流れが大切です。

スピーキング

『TEAP技能別問題集 ライティング/スピーキング』などTEAP用の問題集を使って、提示された質問リストを見ながら質問文を作る練習を積むことをお勧めします。そして、スピーチの対策ですが、これは非常に難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。まずは日本語で自分の意見を論理的に話す練習をしてみることをお勧めします。そうすることで、どんな構成で話すべきかを身につけることができます。あとは英語でひたすら練習しましょう。

まとめ

この記事では、TEAPの試験概要から、セクションごとの勉強法について触れてきました。四技能ということで、負担は大きいかもしれません。しかし、あくまで高校卒業程度のレベルなので、きちんと対策をし、万全な準備をすれば高得点を狙えます。