[最新]オラクルマスターの効果的な勉強法 – おすすめの問題の解き方も紹介
DB資格の中でも人気であるオラクルマスターですが、どのように勉強すればいいか分からないという方は多いのではないでしょうか。
オラクルマスターは、しっかりと基礎をおさえて問題演習をこなせば、合格するのはそこまで難しくありません。
ここでは、オラクルマスターに合格するためのおすすめの勉強法についてご紹介していきます。
ORACLE MASTER（オラクルマスター）ってどんな資格?
オラクルマスターとは、データベースの運用管理能力およびSQLスキルを問う資格試験です。この認定資格は、日本オラクル社が公式運営しています。
近年、累計資格取得者が27万人に突破した、かなり人気のある資格です。
試験の概要について
オラクルマスターには4つのグレードである「Bronze」「Silver」「Gold」「Platinum」があります。これらは、試験の内容や難易度によって分かれています。
| 認定資格名 | 前提条件 | 試験合格 | 証明するスキル |
| ORACLE MASTER Bronze DBA 2019 | なし | 1Z0-085-JPN: Bronze DBA Oracle Database Fundamentals | DBの基礎知識 |
| ORACLE MASTER Silver DBA 2019 | なし | 1Z0-082-JPN: Oracle Database Administration Ⅰ | DBの運用管理（Gold DBAで証明するスキルを除く）
SQLの基礎知識 |
| ORACLE MASTER Gold DBA 2019 | Silver DBA 2019 | 1Z0-083-JPN: Oracle Database Administration Ⅱ | バックアップ・リカバリ
マルチテナント・アーキテクチャ インストール・アップグレード 18c、19c新機能概要 |
| ORACLE MASTER Silver SQL 2019 | なし | 1Z0-071-JPN: Oracle Database SQL | SQLの知識全般 |
試験時間や問題数、合格ラインは試験ごとに異なりますが、受験料は一律29,400円です。
| 認定資格名 | 試験時間 | 問題数 | 合格ライン | 受験料 |
| ORACLE MASTER Bronze DBA 2019 | 120分 | 70問 | 65% | 29,400円 |
| ORACLE MASTER Silver DBA 2019 | 150分 | 90問 | 60% | 29,400円 |
| ORACLE MASTER Gold DBA 2019 | 150分 | 85問 | 57% | 29,400円 |
| ORACLE MASTER Silver SQL 2019 | 120分 | 78問 | 63% | 29,400円 |
どれくらい勉強すればいいの?
ブロンズ、シルバー、ゴールドでは約20～40時間、プラチナでは350～360時間ほど勉強時間が必要であると言われています。
ブロンズから順に勉強していくとすると、400時間以上も勉強時間を要するため、勉強の継続が必要な資格であることが分かります。半年以上を想定しておくとよいでしょう。
合格率や難易度
オラクルマスターでは、合格率は公表されていません。受験者数は非公開ではありますが、累計合格者数は27万人ということが公表されています。かなり多くの人がオラクルマスターに挑戦して合格しているということが分かります。
必要な勉強時間から考えると、ブロンズ、シルバー、ゴールドの難易度は普通、プラチナレベルになるとかなり高くなることが分かります。
おすすめの勉強法
それでは、オラクルマスターに合格するためにお勧めの対策についてご紹介していきます。Platinumは未公開のため、Bronze、Silver、Goldに関しての勉強法についてまとめていきます。
①参考書を一通り読む
まずは、自分のレベルに合った参考書を選びましょう。参考書を1周以上して、分からなかったことはしっかりとメモをして、忘れずに復習するのがポイントです。
しかし、オラクルマスターは範囲が広いため、1周目は全体像を掴むために流しで勉強し、2週目以降に用語や細かい疑問を解消していくというやり方がおすすめです。
＜Bronze＞
オラクルマスター教科書 Bronze DBA Oracle Database Fundamentals
＜Silver＞
オラクルマスター教科書 Silver DBA Oracle Database Administration I
＜Gold＞
オラクルマスター教科書 Gold Oracle Database 12c
BronzeとSilverに関しては、新体系に合わせて最新版が出版されていますが、Goldはまだ対応されていないため、旧バージョンの参考書で勉強するとよいでしょう。
②問題集を解く
黒本をある程度勉強し終えたら、問題演習を行いましょう。白本と呼ばれる以下の問題集がおすすめです。
＜Bronze＞
【オラクル認定資格試験対策書】ORACLE MASTER Bronze［Bronze DBA 12c］（試験番号：1Z0-065）完全詳解＋精選問題集 オラクルマスタースタディガイド
＜Silver＞
【オラクル認定資格試験対策書】ORACLE MASTER Silver[Silver DBA11g](試験番号:1Z0-052)完全詳解+精選問題集 (オラクルマスタースタディガイド)
＜Gold＞
【オラクル認定資格試験対策書】ORACLE MASTER Gold［Gold DBA11g］（試験番号：1Z0-053）完全詳解＋精選問題集 (オラクルマスタースタディガイド)
また、練習問題が無料公開されている学習サイトもあるので、そちらの活用もおすすめです。
このようにインプットとアウトプットを繰り返すことで、知識を定着させていくことが重要です。
まとめ
いかがでしたか。本記事では、オラクルマスターのおすすめ勉強法について解説しました。
オラクルマスターのデータベースの知識は非常に重要な知識です。IT業界を目指す方やIT業界で働いている方は、持っていて損はない知識といえます。オラクルマスターの対策を知って効率よく勉強をし、一発合格を目指しましょう。
