[最新]オラクルマスターの新資格体系「ORACLE MASTER 2019」は何が変わった?変更点や留意点について

DB資格の1つであるORACLE MASTERですが、2020年1月から導入された新体系である『ORACLE MASTER 2019』とは何かご存じですか。

旧体系と比べて資格の出題範囲が大幅に変わったということはありませんが、いくつかの変更点があります。

ここでは、ORACLE MASTERの試験概要を詳しく解説しながら、『ORACLE MASTER 2019』はこれまでの試験とどういった変更点があるのかをまとめていきます。

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出典:出版社HP

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ORACLE MASTER（オラクルマスター）とは？

ORACLE MASTERとは、日本オラクル社が運営している「Oracle Database」シリーズを扱う技術力を認定するための資格です。データベースの管理や運用だけではなく、SQLのスキルまで問われる試験となっています。

2003年10月の制度改正後に、OCP(Oracle Certified Professional)と連携して世界共通基準の認定となったORACLE MASTERですが、近年累計資格取得者27万人を突破しました。このように、多くのエンジニアから選ばれている認知度の高い資格となっています。

取得メリットとしては、「体系的なスキルを習得することができる」「社内社外問わず、そのスキル証明ができる」「キャリアアップに繋がる」などが挙げられます。

試験概要

ORACLE MASTERには、「Bronze」「Silver」「Gold」「Platinum」という4つのグレードがあります。それぞれ出題範囲や難易度によって分けられています。

新体系2019について

従来は『ORACLE MASTER Oracle Database 12c』という資格名で配信されていましたが、2020年1月から『ORACLE MASTER 2019』が導入されました

この新体系では以前のような製品バージョン依存の試験ではなく、非依存となります。そのため、“2019“のように導入された年度が資格名に入るようになりました。（英語版の資格がリリースされた年次が2019年）

認定資格が失効することがなくなったため、スキルアップ指針としてより活用しやすい制度となりました。

今までとの変更点・留意点

それでは、新体系は旧バージョンと比べてどのような点が変わったのでしょうか。変更点についてみていきましょう。

まずはバージョン非依存となったことから、より本質的な内容が出題されるようになりました。12.1、12.2、18c、19cに対応した試験となっています。タイトル表記には製品バージョン名が記載されなくなりました。

この資格の「Bronze」→「Silver」→「Gold」→「Platinum」という階層構造は変わっていませんが、Bronzeを取得しなくてもSilverを取得することができるようになりました。

また、Bronzeを取得するにはSQLとDBAの2つに合格する必要がありましたが、DBAのみでもBronzeを取得できるようになりました。そして、新しくSilver SQLが作られました。

さらに、「試験だけでGold取得が可能」「研修受講がいらなくなった」などの利点も増えています。

新ORACLE MASTER Platinumは、リリースされること自体は決定されていますが、時期は未定とのことです。

https://education.oracle.com/ja/

まとめ

いかがでしたか。本記事では、新体系「ORACLE MASTER 2019」について詳しく解説しました。ORACLE MASTERがどのような資格試験であるかの理解が深まったと思います。

データベースの勉強を始めようと思っている方、あるいはデータベース業務に携わっている方はORACLE MASTERは非常におすすめの資格の1つです。ぜひ受験を検討してみてはいかがでしょうか。