ケアマネジャーの受験資格を確認 – 介護支援専門員になるには




皆さんは「介護支援専門員」という資格を聞いたことはありますか?

どちらかというと「ケアマネジャー」「ケアマネ」という言葉の方が見聞きしたことがある方の方が多いかもしれません。

呼び方は様々ですが、これらは同じ資格を持っている方のことを指しています。

「ケアマネジャーって何?」
「どんな仕事をしているの?」
「資格をとるには?」など

介護支援専門員について知りたい方はもちろん、資格取得を目指している方も
参考にしてみてください。

介護支援専門員(ケアマネジャー)とは?

介護支援専門員とは、介護を必要とする人が日常生活を営むためのサポートをする仕事です。
適切なサポートをするために必要な専門知識・技術を備え、介護支援専門員証の交付を受けた人のことを指します。

介護支援専門員(ケアマネジャー)になるには

介護支援専門員(ケアマネージャー)になるためには、
年1回(6月頃)、各都道府県で行われている「介護支援専門員実務研修受講試験」を受験する必要があります。
試験合格後は、介護支援専門員研修を修了し、各都道府県で介護支援専門員としての登録を済ませることで、介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を取得することができます。

この流れを簡単に表したものが以下の図となります。

受験資格

各都道府県で行われる「介護支援専門員実務研修受講試験」を受験するには、
①「規定の国家資格」または「相談援助業務」の実務に従事している
②5年以上の実務経験があり、かつ、業務に900日以上従事した経験がある

この2つの要件を満たす必要があります。

これらは試験を実施する各都道府県によって若干異なる場合がありますので、
詳細については必ずご自身が受験を検討している受験地の各都道府県の担当部署にてご確認ください。

ここでは、東京都の受験資格を例にして詳しく見ていきます。

①「規定の国家資格」または「相談援助業務」の実務に従事している

「規定の国家資格」は以下のように列挙されています。
医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、
はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士(管理栄養士含む)、精神保健福祉士

「相談援助業務」
「相談援助業務」は国家資格を所持していなくて、以下で列挙されている業務に従事していた経験のある方が対象となります。

・生活相談員
特定施設入居者生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護、地域密着型介護老人福祉施設入居者生活介護、介護老人福祉施設、介護予防特定施設入居者生活介護等で相談援助業務に従事する者

・支援相談員
介護老人保健施設等で相談援助業務に従事する者

・相談支援専門員
計画相談支援、障害児相談支援にあたって、相談援助業務に従事する者

・主任相談支援員
生活困窮者自立相談支援事業にあたって、相談援助業務に従事する者

②5年以上の実務経験があり、かつ、業務に900日以上従事した経験がある
必要な実務経験については、上記の通りですが注意すべき点があります。

(1)実務経験期間算定
業務に従事していた実務経験の日数について、どのように算定するのか?ということです。
これは、該当する資格が登録された日以降の期間となっています。

また、実務経験として算定される期間は試験前日までとなっていますので、
試験申込日の時点で実務経験の受験資格を満たしていない場合でも、試験を受験することができます。

(2)書類の提出
受験資格の要件を満たしている業務に従事していることを確認するために、添付書類の提出が求められる場合もあります。

例えば、実務経験が試験申込日時点で受験資格を満たしていない場合です。
この場合は、申込する際に「実務経験見込証明書」を提出することになります。

さらに、①②の両方に関わる注意点として、
援助を必要とする人に対して、直接的な対人援助業務が本業務として明確に位置付けられていることが重要です。

そのため、薬剤師の資格を持っていても、製薬会社で営業職や研究職に従事していた場合には、
受験資格を満たすことができません。

また、再三の注意となりますが、
介護支援専門員実務研修試験は各都道府県で実施されているので、受験要件に若干の違いがあります。
詳細はご自身が受験される都道府県で確認をしてください。

ここまでの受験資格を簡単にまとめたものが、以下の表になります。

受験資格 必要な実務経験
①規定された国家資格に基づく業務に従事している ①②の期間が、

5年以上であり、かつ、業務に従事したのが900日以上であること。

*直接的な対人援助業務が本来業務であること。

②相談援助業務に

従事している

資格取得のメリット

ケアマネージャの資格を取得することによって、どんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、資格取得のメリットを3つ説明します。

①キャリアアップ
ケアマネジャーの資格を取得することで、キャリアアップを目指すことができます。

ケアマネジャーは貴重な人材であるため、地域包括支援センター等で必要とされています。
さらに、資格取得後にケアマネジャー事務所を開業することもできます。

また、資格取得によって昇進する場合もあります。

このように、活躍する場が多いため、
仕事の幅を広げやすく、転職もしやすいです。

②給与
資格を取得することで、資格手当がつく可能性もありますし、
昇進等による給与のアップが望めます。

事業所にもよりますが、介護関連の職種の中では、給与が高い傾向にあることが多いので、
給与を増やしたい人は、チャレンジする価値があると思います。

③勤務時間
ある程度はスケジュールを自分で組むことができるため、臨機応変に働くことができます。
そのため、子供の学校行事等への参加といったことにも対応がしやすく、
仕事とプライベートの両立が可能です。

しかし、デメリットがないわけではありません。
ケアマネジャーは、要介護者とその家族の方、役所や事業所との連携が必要な仕事です。
そのため、コミュニケーションが得意でない方は、人間関係で悩みやすいと言えます。

また、介護支援専門員の資格は5年ごとに更新する必要があるので、
更新のための研修と費用がかかります。

まとめ

ケアマネジャーは業務の範囲が広く多岐にわたっているので、
苦労することも多い仕事です。

もちもん、デメリットがないわけではないですが、メリットの方が多いので、
コミュニケーションが得意な方、
子供の学校行事などに参加したいため、融通がきく仕事が良い方、
デスクワークが得意な方など
積極的にケアマネジャーの資格取得に挑戦してみてください。