画像処理エンジニア検定のおすすめ対策勉強法とは?どうすれば独学で合格できる?




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画像処理の学習をしたいけど何から始めればいいかわからない、興味はあるけどやりたいことや目標が定まらない…という方におすすめの資格が「画像処理エンジニア検定」です。

近年さまざまな分野で画像処理技術が活用されている中で、画像処理分野のエンジニアは需要が高まっています。そんな大きな役割を担う画像処理エンジニアを目指す上での第1歩ともなります。

ここでは、画像処理エンジニア検定の勉強法について紹介していきます。

画像処理エンジニア検定とは?

画像処理エンジニア検定とは、画像処理分野の開発や設計に必要な知識の習得を評価するための検定です。公益財団法人 画像情報教育振興協会(CG-ARTS)が主催している検定で、ベーシックとエキスパート、2つのレベルに分けられています。

ベーシックでは基礎知識の理解、エキスパートでは専門知識の理解と応用力を測ります。

それでは、それぞれの試験概要についてみていきましょう。

試験概要について

画像処理エンジニア検定の試験概要を、以下の表にまとめました。

ベーシック エキスパート
問題数 全10問 全10問
試験時間 60分 80分
費用 5,600円 6,700円
出題範囲 ディジタルカメラモデル

画像の濃淡変換とフィルタリング処理

画像の解析

パターン・特徴の検出とパターン認識

シーンの復元

システムと規格

関連知識

ディジタル画像の撮影と画像の性質・色空間

画素ごとの濃淡変換と領域に基づく濃淡変換

周波数領域におけるフィルタリングと画像の復元・生成

幾何学的変換

2値画像処理と領域処理

パターン・図形・特徴の検出とマッチング、パターン認識、深層学習による画像認識と生成

同画像処理、画像からの3次元復元、光学的解析

画像符号化

知的財産権

※午前にベーシック、午後にエキスパートを受験するなど、併願が可能

難易度はどれくらい?

ベーシックは平均より易しめ、エキスパートは平均よりやや難しめのレベルです。

ベーシックは、合格率が60~70%ほどとかなり高いです。それに対してエキスパートの合格率は3割ほどしかないため、ベーシックに比べると難易度が高いことが分かります。

勉強時間は何時間くらい必要?

画像処理エンジニア検定に合格するために必要な勉強時間はおよそ30~50時間です。ベーシックなら30時間以上、エキスパートなら50時間以上かかると言われています。

勉強法のポイント

画像処理エンジニア検定公式問題集編集委員会 (著)
出版社: 画像情報教育振興協会; 改訂第3版 (2018/3/2)、出典:amazon.co.jp

 

①参考書を読む
画像処理エンジニア検定では、公式の参考書が販売されています。まずは、そちらを参考にしながら基礎知識を身に付けることをおすすめします。知識定着のためにも、必ず1周以上は参考書に目を通して、それ以降は繰り返し復習していきましょう。

テキストはベーシックとエキスパートそれぞれに対応したものがあります。

・ディジタル画像処理 [改訂第二版](エキスパート対応)
・ビジュアル情報処理 -CG・画像処理入門- [改訂新版](ベーシック対応)

②問題演習をする
参考書を使ってある程度の基本知識が身に付いたら、問題演習に移りましょう。

・画像処理エンジニア検定エキスパート・ベーシック公式問題集 [改訂第四版]

こちらの問題集では、ベーシックとエキスパートどちらも練習問題を3回分解くことができます。解説も詳しく載っているため、アウトプットをしっかりできます。

③過去問を解く
画像処理エンジニア検定を主催しているCG-ARTSでは、公式サイトで過去2回分の試験問題が公開されています。

過去問を解くことによって傾向を掴むことができるため、問題演習をこなした方は過去問演習に着手してみましょう。

①~③において、間違えた項目は必ず復習をすることをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか。本記事では、画像処理エンジニア検定の勉強法について解説しました。

画像処理エンジニア検定を所持していれば、画像処理のスキルの証明をすることができます。今後のキャリアアップにも繋がりますし、画像処理に興味のあるという方もぜひ取得を検討してみてはいかがでしょうか。