情報セキュリティマネジメント試験は就職・転職に役に立つ?




資格を取得する上で、就職活動に有利に働くかどうかは受験を検討する1つのポイントになります。

IPAの国家資格である情報セキュリティマネジメント試験は、果たして就職において役に立つのでしょうか。

ここでは、情報セキュリティマネジメントが就職・転職に役に立つのかについてご紹介していきます。

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情報セキュリティマネジメントとは?

情報セキュリティマネジメント試験とは、情報セキュリティ関連の知識を問う試験です。IPAが運営する国家資格のうちの1つで、誰でも受験することができる資格です。

試験は午前と午後の2つに分けられていて、それぞれ試験時間は90分となっています。午前は知識問題、午後は長文形式の問題で、全て選択問題となっています。

就職に役に立つの?

結論として、情報セキュリティマネジメントは就職に役に立ちます。情報セキュリティの基本が身についていることの証明にもなりますし、国家資格を取得することができたということから、勉強に対する熱意に関しての評価を得ることができます。そのため、面接官に好印象を与えることができます。

しかし、基本情報や応用情報技術者試験よりも難易度が易しい試験であるため、あくまで入門レベルが身についているという判断材料となります。

求人の条件になっているって本当?

情報セキュリティマネジメントの資格取得が必要あるいは推奨されている求人があります。情報セキュリティマネジメント資格を持っていれば、就職や転職の幅が広げたり面接に合格できる可能性を高めたりすることができると言えます。

また、併せてITパスポートも応募条件となっている企業もあります。

そのため、就職や転職の際にこういったITの国家資格を取得していると、場合によっては有利に働くと言えるでしょう。

IPAの他の資格はどうなの?

情報セキュリティマネジメント試験以外に、IPAではさまざまなIT試験があります。難易度別にこちらにまとめていきます。

試験名 略称 難易度
ITパスポート試験 IP レベル1
情報セキュリティマネジメント試験 SG レベル2
基本情報技術者試験 FE レベル2
応用情報技術者試験 AP レベル3
ITストラテジスト試験 ST レベル4
システムアーキテクト試験 SA レベル4
プロジェクトマネージャ試験 PM レベル4
ネットワークスペシャリスト試験 NW レベル4
データベーススペシャリスト試験 DB レベル4
エンベデッドシステムスペシャリスト試験 ES レベル4
ITサービスマネージャ試験 SM レベル4
市捨て鵜監査技術者試験 AU レベル4
情報処理安全確保支援士試験 SC レベル4
情報処理安全確保支援士 登録セキスペ レベル4

情報セキュリティマネジメント試験は、レベル2に相当します。レベル3以上の資格を有していれば、即戦力として高く評価を得られるでしょう。

上位資格を目指すためにも、基本となるレベル1/2の試験範囲の勉強は必要不可欠となってきます。

まとめ

ここでは、情報セキュリティマネジメント試験が就職に役に立つかについて紹介しました。
合否に直結しなくても、確実に好印象を与えることができます。

また資格取得を通じて得た知識は、今後の生活に役立てていくことが重要です。情報セキュリティ関連の知識は、IT業界に努めていなくても、あらゆる業界そして日常生活に役立ちます。

そこまで難易度の高い試験ではないので、情報セキュリティを学びたいと考えている方はぜひ受験を検討してみてはいかがでしょうか。