重点分野	情報セキュリティ全般	機密性・完全性・可用性、脅威、脆弱性、サイバー攻撃手法、暗号、認証など
	情報セキュリティ管理	情報資産、リスク、ISMS、インシデント管理などの各種管理策、CSIRT など
	情報セキュリティ対策	マルウェア対策、不正アクセス対策、情報漏えい対策、アクセス管理、情報セキュリティ啓発など
	情報セキュリティ関連法規	サイバーセキュリティ基本法、個人情報保護法、不正アクセス禁止法など
関連分野	テクノロジ	ネットワーク、データベース、システム構成要素
	マネジメント	システム監査、サービスマネジメント、プロジェクトマネジメント
	ストラテジ	経営管理、システム戦略、システム企画

②午後
業務の現場における情報セキュリティ管理の具体的な取組みである情報資産管理、リスクアセスメント、IT 利用における情報セキュリティ確保、委託先管理、情報セキュリティ教育・訓練などのケーススタディによる出題を通して、情報セキュリティ管理の実践力を問います。

難易度はどれくらい?

情報セキュリティマネジメント試験の難易度は、どちらかというと低いです。

IPAの情報処理技術者試験の区分におけるレベルは、「2」です。

ITパスポート試験がレベル1、基本情報技術者試験がレベル2なので、ITパスポートより高く基本情報と同等のレベルとされています。しかし、基本情報技術者試験の合格率の方が高いため、情報セキュリティマネジメント試験の方がやや易しめであると言えます。

合格点と合格率について

・合格点
合格点は、100点満点中60点です。試験は午前と午後に分けられていますが、どちらも60点以上を取らないと合格することができません。2つの平均が60点以上でも、片方がそれ以下だと不合格になってしまいます。

・合格率
情報セキュリティマネジメント試験の合格率は、50～60%前後です。スタートした2016年のみ、79%という高い合格率がでましたが、それ以外は平均的な数値になっています。合格率からも、難易度はそこまで高くないということが分かります。

【合格率】

セキュリティの知識が身に付く
情報セキュリティ関連の知識を体系的に身に付けることができます。IT業界を目指している方や働いている方におすすめの資格の1つです。

就職で役に立つ
セキュリティ人材の需要は高まっているため、IT業界を目指している場合には就職で有利に働くことがあります。ただ入門レベルの資格であるため、高い評価が得られるとは断言できません。

ここでは、情報セキュリティマネジメント試験の難易度について紹介しました。

IPAの資格の中でも比較的難易度の易しい「情報セキュリティマネジメント試験」。情報セキュリティ関連の知識を網羅的に学ぶことができます。あらゆる業界でセキュリティのスキルが重要視されている今、ぜひ受験を検討してみてはいかがでしょうか。