中小企業診断士を取るメリット、デメリットは?
中小企業診断士は意味がある?意味がない?
中小企業診断士は、企業の経営状態を総合的に診断し、改善・支援・教育まで、幅広いコンサルティング業務を行うことができる資格です。
今回は、中小企業診断士を取得するメリット・デメリットについて紹介していきます。
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メリット
独立に役立つ
中小企業診断士は、中小企業のパートナーとして幅広いコンサルティング業務を行います。
自分で起業し、自身の会社にも同じようにコンサルティングを行うことで、より良い企業経営ができます。
また、試験内容にも経営法務や中小企業経営・中小企業政策などがあるため、起業の際には知識を役立てることができます。
幅広い分野に活かせる
中小企業診断士の試験科目には、「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・中小企業政策」の7つがあります。
幅広い知識を身につけることができるので、営業や経理、人事など幅広い職種で活かすことができます。
人脈が広がる
中小企業診断士は資格取得者同士のつながりが非常に強いです。
そのため、社会の人脈を広げることができます。
仕事上でトラブルがあったときにも頼ることができる人脈を持っていると、安心して業務を行うことができます。
デメリット
取得に時間がかかる
1次の筆記試験で7科目合格、2次の筆記試験と口述試験に合格しなければ資格を取得できません。
そのため、合格には1000時間以上の勉強が必要だと言われています。
1年に1度しか試験が実施されないので、取得するには1〜3年くらいかかると考えるべきでしょう。
勉強漬けの生活を送らなければならないので、仕事に打ち込みたい人には取得が難しい資格です。
独占業務がない
税理士や公認会計士などは独占業務があり、資格を取得したあとの仕事に困ることはありません。
しかし、中小企業診断士は独占業務がないため、資格を取得したからと言って仕事が見つかるわけではありません。
中小企業診断士が仕事を行うフィールドは、資格取得をしていない人でも活躍できてしまうので、ライバルが増えてしまいます。