らくらく突破 改訂新版 知的財産管理技能検定3級 合格教本




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はじめに

まず、本書を手にとって頂いたことに心より感謝を申し上げます。

本書を手にしているということは、「就職活動の武器の一つとして知財検定の資格取得を狙っている。」あるいは「キャリアアップの一環として知的財産の知識が必要になった。」といった目的をお持ちのことと思います。

2002年、当時の小泉首相が「知財立国宣言」を行って以来、随分と「知的財産」という言葉は脚光を浴びるようになりました。しかし言葉は知っていてもその中身まで理解できている方は、未だにごく一部の人達に限られているように感じています。そのようなタイミングで、皆さんが知的財産に興味を持たれたということは素晴らしいことですし、今後はその知識を役立てることができる機会も必ず増えることでしょう。

今私達が生きている時代は、知的財産抜きには語れないものになってきています。インターネットというインフラが整備された今、企業のみならず個人レベルで世界に向けて容易に情報を発信できるようになりました。また、3Dプリンタといった今までになかった製造技術が登場したことによって、今後は個人(事業)レベルでの商品の製造・販売が無視できない規模で行われるようになるでしょう。すなわち、企業においては今まで以上に、さらに個人レベルでも権利侵害や「模倣・盗用といった知的財産権に関する問題が顕在化していくことになると予想しています。

知的財産権について広く学ぶという点において、知的財産管理技能検定3級は最適の試験です。皆さんが合格の栄誉を勝ち取られますことを心より願うと共に、本書が、そのための糸口となれば幸いです。

なお、最後になりましたが、本書を執筆するにあたり、二次的リーガルチェックをご担当頂いた弁理士・一級知的財産管理技能士の荒井滋人先生、弁理士の野村一郎先生、文字表現のチェックをご担当頂いた漢字教育士の植木ゆりこさん、書籍の執筆について一からご教示頂いた技術評論社書籍編集部の遠藤利幸さんに心より御礼申し上げます。

平成26年9月
弁理士 岩崎博孝

岩崎 博孝 (著)
技術評論社; 改訂新版 (2017/3/7)、出典:出版社HP

改訂版について

初版から2年以上が経過し、知的財産管理技能検定3級試験において影響のある法改正点も増えてきました。今回の改訂では、法改正の内容を反映させると共に、収録している過去問題を最新のものにアップデートしています。また、大学の授業等でテキストとして使用する中で、学生達から「分かりにくい」と質問を受けた部分を補充するなど、細かくはありつつも、法律的に不正確とならない範囲でより読みやすく且つ理解しやすい内容としています。

望ましいことに、第23回試験以降、知的財産管理技能検定3級の試験問題はやや易化している傾向にあると感じています。よって、本書に書いてある内容を理解できれば十二分に合格点を確保することが可能であると自負しています。

なお、書籍スペースの関係上、収録している過去問題の数は制限されますが、筆者が管理するホームページ(http://www.sightpat-niigata.jp)に、第18回試験以降の過去問題の解説を広く一般公開しています。より多くの過去問題にチャレンジしたい方は是非こちらも利用してください。まず、本書を手にとって頂いたことに心より感謝を申し上げます。

平成29年2月
弁理士 岩崎博孝

岩崎 博孝 (著)
技術評論社; 改訂新版 (2017/3/7)、出典:出版社HP

目次

はじめに
知的財産管理技能検定とは
出題傾向と本書の特長
知的財産法総論

第1章 特許法
1-1特許法の目的
1-2保護対象(「発明」とは)
1-3産業上利用可能性(特許されるための条件)
1-4新規性(特許されるための条件)
1-5新規性喪失の例外(特許されるための条件)

1-6進歩性、先願、その他(特許されるための条件)
1-7誰が特許を受けられるのか?
1-8特許出願に必要な書類
1-9特殊な出願(国内優先権、分割、変更)
1-10出願~登録までの流れ

1-11補償金請求権
1-12審査官による審査
1-13特許権の発生と存続期間
1-14特許権の及ぶ範囲
1-15特許権の活用

1-16自己の意思に基づかない通常実施権
1-17警告を受けたとき
1-18その他

第2章 実用新案法
2-1実用新案法
演習問題2

第3章 意匠法
3-1意匠法の目的と保護対象
3-2意匠登録されるための条件
3-3出願手続と出願後の流れ
3-4部分意匠
3-5組物の意匠

3-6関連意匠
3-7秘密意匠
3-8意匠権その他
演習問題3

第4章 商標法
4-1商標法の目的と保護対象
4-2商標登録されるための条件(1)
4-3商標登録されるための条件(2)
4-4出願手続とその流れ
4-5商標権の発生と存続期間

4-6商標権の効力とその効力が及ばない範囲
4-7不使用取消審判
4-8商標法その他
演習問題4

第5章 条約
5-1条約と国内法の関係
5-2パリ条約と三大原則
5-3特許協力条約(PCT)
5-4マドリッド協定議定書(マドプロ)
演習問題5

第6章 著作権法
6-1著作権と産業財産権との違い
6-2著作物
6-3著作物の種類
6-4特殊な著作物
6-5著作者

6-6法人著作
6-7保護を受ける著作物と権利の目的とならない著作物
6-8著作者人格権
6-9著作権の種類(1)
6-10著作権の種類(2)

6-11著作権の種類(3)
6-12著作権が制限される場合(1)
6-13著作権が制限される場合(2)
6-14著作権が制限される場合(3)
6-15著作権が制限される場合(4)

6-16著作権が制限される場合(5)
6-17著作権が制限される場合(6)
6-18著作権法における登録制度
6-19著作権の保護期間
6-20映画の著作物まとめ

6-21著作隣接権
6-22著作権侵害と権利行使
演習問題6

第7章 不正競争防止法
7-1不正競争防止法の目的と概要
7-2不正競争行為の類型(1)
7-3不正競争行為の類型(2)7-4
不正競争行為の類型(3)
演習問題7

第8章 種苗法
8-1種苗法
演習問題8

第9章 独占禁止法
9-1独占禁止法
演習問題

第10章 弁理士法
10-1弁理士法
演習問題10

第11章 民法
11-1民法
演習問題11

知的財産管理技能檢定3級第25回試験問題
問題【学科試験】
問題【実技試驗】
解答用紙
解答・解説
さくいん

岩崎 博孝 (著)
技術評論社; 改訂新版 (2017/3/7)、出典:出版社HP