オラクル認定Java資格 Goldレベルのおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)
オラクル認定Java資格の概要
Java言語は、アプリケーション、ゲーム機、システム構築などプログラミングに必須の知識です。オラクル認定Java資格試験は、プログラミングの基本的知識の評価から高度なプログラミング能力を有することを測定する試験です。プログラマとしてスキルアップしたい人やSEを目指す人などに応じたレベルの試験があることも特徴の一つです。
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オラクル認定Java資格の公式テキスト
公式テキストはありません。学習する場合は市販のテキストを使用する必要があります。ここではGoldレベルのおすすめ参考書をご紹介します。
オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Gold SE 8
はじめに
本書は、日本オラクル株式会社が実施している『Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 8』の試験対策用書籍です。
基本的には各章ごとに項目が独立していますが、関連のある項目は詳細がどこに記載されているかを明示しているので、途中で知らないことが出てきても、再度読み直すことで理解が深まると思います。
Java SE 8では、冗長なコードの削減、コレクションやアノテーションの改善、並列処理プログラミング・モデルの簡素化、最新のマルチコア・プロセッサの効率的な活用等を目標に掲げ、旧バージョンからの変更点は多岐にわたります。特にストリーム API とラムダ式の導入は従来のコードに大きな変化をもたらしました。私自身、Java SE 8を検証している際、慣習的に書いていたコードが、今回の改訂でこれほどシンプルに書けるのか、と感服した場面が多くありました。
Java言語の細かな仕様を振り返り、改めて旧バージョンでの問題点を認識し、新しい機能が追加された背景、理由を把握する良い機会になるかと思います。Java言語オラクル認定資格制度のアップデートにより、昨年から各試験の対策本を執筆してきましたが、シリーズ最後となる本書を執筆できたことを大変うれしく思っています。
「Gold SE 8」では、Java SE 8の新機能を扱っている内容が多いため、本書では可能な限りサンプルコードを掲載しています。動作検証によって理解を深め、多くの方が合格されることを願っております。
最後に本書の出版にあたり、株式会社 翔泳社の編集部の皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。
2016年6月
山本道子
Java SE 8認定資格の概要
Java SE 8認定資格は、日本オラクルが実施しているJavaプログラマ向けのです。Javaによるオブジェクト指向プログラミングや、ファイル I/Oなどのコアメロを使用した Java アプリケーション作成のスキルを証明します。
Java SE 8認定資格は2012年にスタートしたJava CD 7認定資格から Bronze、Silver、Gold の3レベルが設けられ、2015 年からJava SE7 認定資格と並行する形で Java SE 8認定資格が開始されています。
「Oracle Certified Java Programmer (以下OCJP), Bronze」は、SE 7、SE 8共通の資格ですが、Silver、Gold はそれぞれの資格が用意されています。なお、Bronze、Silver ともに、取得に必要となる前提資格はありませんが、Goldを取得するには Silver 資格を保持している必要があります。
本書の使い方
本書では、Java SE 8 Gold (試験番号:1Z0-809)試験の出題範囲に定められたすべてのトピックを解説の対象としています。
・本書の構成
第1章~第12章では、出題範囲に基づいて解説を行っています。各章には本文やサンプルコード、実行結果、図表の要素があります。
・模擬試驗
実際の試験を分析し、作成した模擬試験が1回分掲載されています。問題の後には詳しい解説もありますので、受験前の総仕上げとしてご活用ください。
・試験直前チェックシート
試験に関する重要なポイントを抜粋して掲載してあります。受験前に、自信のないところや再度確認しておきたい項目を重点的にチェックしましょう。なお、ミシン目がついているので切り離して持ち歩くことができます。
表記について
●キーワードや重要事項は太字で示しています。
●メソッドは基本的に「メソッド名()」という形式で表します。メソッドは引数を取る場合もあれば、取らない場合もあります。
●構文の表記における山かっこ(<>)内の語は、構成要素のユーザー指定部分を示します。プログラムやコマンド、パスなどで実際に使用したりする場合、この部分の値を適切に指定する必要があります。
●実際のソースコードでは改行していないが、紙面の都合で折り返している箇所は「→」で表しています。
目次
Java Gold SE 8資格試験の概要
本書の使い方
第1章 Javaクラスの設計
switch文
拡張されたリテラル
アクセス修飾子とカプセル化
final修飾子とstatic修飾子
デザインパターン
列挙型
Object クラス
static インポート
練習問題
解答・解説
第2章 高度なJavaクラスの設計
継承とオーバーライド
抽象クラス
インタフェース
型変換
ネストクラス
関数型インタフェース
練習問題
解答・解説
第3章 コレクションとジェネリックス
コレクション
List, Set. Queue. Mapの利用
従来型とジェネリックス型
ジェネリックスを用いた独自クラスの定義
オブジェクトの順序づけ
配列とリストのソートと検索
練習問題
解答・解説
第4章 ラムダ式とメソッド参照
ラムダ式
メソッド参照
基本データ型を扱う関数型インタフェース
練習問題
解答・解説
第5章 Javaストリーム API
ストリーム API
終端操作
中間操作
collect() メソッドと Collectors クラス
練習問題
解答・解説
第6章 例外処理
例外と例外処理
例外クラス
try-catch-finally
throws と throw
オーバーライド時の注意点
try-with-resources
アサーション
練習問題
解答・解説
第7章 日付/時刻 API
日付/時刻 API
日付/時刻のフォーマット
日付/時刻の加減算
時差とタイムゾーン
日や時間の間隔
練習問題
解答・解説
第8章 入出力
File クラス
ストリーム
シリアライズ
コンソール
ストリームの書式化および解析
練習問題
解答・解説
第9章 NI0.2
ファイル操作
ディレクトリ操作
練習問題
解答・解説
第10章 スレッドと並列処理
スレッド
スレッドの制御
排他制御と同期制御
並列コレクション
Executorフレームワーク
アトミック
パラレルストリーム
Fork/Join フレームワーク
練習問題
解答・解説
第11章 JDBC
JDBCを使用したデータベース接続
SQLステートメントの実行
ResultSet の拡張
練習問題
解答・解説
第12章 ローカライズとフォーマット
ロケール
リソースバンドル
フォーマット
練習問題
解答・解説
模擬試験
・模擬試験
・解答・解説
索引