よくわかる! 2級機械保全 合格テキスト 機械系 学科 【改訂4版】 (国家・資格シリーズ 385)




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まえがき

仕事上必要とされる技能の習得レベルを国が評価する検定制度として,技能検定があります。

技能検定には機械保全,建築大工など全部で100を超える職種の試験があり,試験に合格すると技能士と称することができます。

機械保全技能検定は,機械系保全作業,電気系保全作業,設備診断作業の3つに分かれており,本書は機械系保全作業の2級の学科試験に合格するためのテキストです。本書は,過去問を徹底的に分析し,試験合格に必要な内容をわかりやすく解説しているため,短期間で効率よく合格実力を身に付けることができます。

著者

目次

機械保全技能検定 受検ガイド
本書の特徴と活用方法

第1章 機械一般
1 工作機械
2 その他の機械.

第2章 電気一般
1 電気の基礎
2 電気機械器具
3 電気制御装置

第3章 機械保全法一般
1 機械の保全と保全計画
2 機械の点検と品質管理

第4章 材料一般
1 鉄鋼材料
2 非鉄金属材料
3 熱処理

第5章 安全衛生
1 安全衛生

第6章 機械の主要構成要素
1 ねじ
2 ボルト,ナットなど
3車
4 巻掛け伝動装置
5 リンク装置,カム,ばねなど
6 軸・管関連

第7章 機械保全法各論
1 機械点検のための器具・工具
2 機械に生じる各種欠陥
3 潤滑と給油

第8章 機械工作法と非破壊検査
1 機械工作法
2 非破壊検査

第9章 油圧と空気圧
1 油圧・空気圧装置の基礎
2 油圧装置
3 空気圧装置

第10章 非金属材料と表面処理
1 非金属材料
2 表面処理

第11章 力学と材料力学
1 力学の基礎
2 材料力学の基礎

第12章 図示法と記号
1 図示法
2 記号

索引

機械保全技能検定受検ガイド

※本項記載の情報は変更される可能性もあります。詳しくは試験機関のウェブサイト等でご確認ください。

●等級区分
試験の難易度によって次の等級に分かれています。

特級 管理者・監督者が通常有するべき技能の程度
1級 上級技能者が通常有するべき技能の程度
2級 中級技能者が通常有するべき技能の程度
3級 初級技能者が通常有するべき技能の程度

 

●受検資格
検定職種に関する実務経験年数によって受検できる等級が異なり,原則として次のようになっています。

特級 1級合格後5年以上
1級 7年以上
2級 2年以上
3級 0年

 

●試験の方法
学科試験と実技試験の両方に合格する必要があります。なお,学科試験か実技試験のどちらか一方のみに合格した場合は,以降はその試験が免除されます(特級は5年の有効期限がある)。

●学科試験の試験日
年1回

●学科試験の出題形式・出題数・試験時間
学科試験の出題形式や試験時間などは次のようになっています。真偽法とは各記述について正しいか正しくないかを判断して答えるものです。基本的に,本書第1章~第5章の内容が真偽法で出題され,本書第6章~第12章の内容が多肢択一法で出題されています。

出題方式 出題数 試験時間
1級・2級 真偽法 25問 100分
多肢択一方式 25問

 

●学科試験の合格基準
100点を満点として,原則として65点以上

●お問い合わせ先
公益社団法人 日本プラントメンテナンス協会
TEL 03-5288-5003
https://www.jipm.or.jp/

本書の特徴と活用方法

本書は,各項目のはじめに学習のポイントを示しています。どのようなことを学習するのかを明確につかむことで,学習の効率化がはかれます。

試験によく出る重要事項で,試験問題を解くための知識をしっかり習得しましょう。わかりやすい表現を用い,図解を織り交ぜながら試験でねらわれる事項について解説しています。

腕だめしとして実戦問題に挑戦しましょう。わからなかった部分や不安が残る部分は,試験によく出る重要事項に戻って復習しましょう。また,索引も充実させています。わからない用語を調べるときに非常に便利です。

本書では,項目ごとに重要度を次のように3段階で表示しています。学習の目安として活用してください。

重要度★★★
かなりの頻度で出題され,重要度がきわめて高い項目

重要度★★☆
出題されることが多く,重要度が高い項目

重要度★☆☆
さほど多くは出題されないが,ある程度重要な項目

※本書は2級受検用として作成しておりますが,1級試験で問われた内容が2級試験で問われる場合もあるため,1級の内容を一部含んでいます。あらかじめご了承ください。