2020年度版 自主保全士検定試験公式実技問題集
【自主保全士認定試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)】も確認する
はじめに
2001年度から、日本プラントメンテナンス協会の認定資格として、自主保全士検定試験が開始されました。自主保全士検定試験の意義として、次のことがあげられます。
(1) 企業内の主観的評価から第三者の客観的評価に変わることにより、オペレーター個々の知識と技能が公平に評価される
(2) オペレーターが習得しなければならない知識と技能が明確化されることにより、学習意欲を刺激し、知識と技能の向上に貢献する
(3) 高度な製造環境に対応できるオペレーターを数多く輩出することが期待でき、質の高い労働人口が確保されることで、産業界(企業)の体質強化を支援する
今後さらに多くの企業の方々に、人材育成や技能評価の一助としてこの認定制度を活用していただけるよう、2015年度に検定試験や通信教育の基礎となる基本理念や制度運用上の基準をまとめた「自主保全士基本ガイド」を作成いたしました。
これに伴い、2016年度より、従来から出版しておりました参考書・問題集をすべて改訂し、「公式化」いたしました。より実際の試験に即した内容となっております。
本書は、2018年度、2019年度に出題された実技試験問題の解答と解説を掲載しています。これまでの傾向の把握や、問題を解くためのポイントをつかむのに役立てていただければ幸いです。
「自主保全士検定試験の受験対策としては、『自主保全士検定試験公式テキスト』(日本能率協会マネジメントセンター刊)をもとに学習した後に、本書および『2020年度版自主保全士検定試験公式学科問題集』(日本能率協会マネジメントセンター刊)で自分の実力を確認し、間違った部分を再度学習するとよいでしょう。
本書をはじめとする受験対策書を十分にご活用いただき、全員の方が合格されますよう祈念いたします。
日本プラントメンテナンス協会
目次
はじめに
「自主保全士」の基準および細目
2019年度(1級)実技試験問題・解答/解説
作業の安全
QC手法(パレート図)
自主保全活動支援ツール
総点検
【選択A】 設備総合効率(加工、組立)
【選択 B】プラント総合効率(装置産業)
故障ゼロの考え方
PM分析
作業改善のためのIE
油圧
駆動・伝達
図面の見方
2019年度(2級) 実技試験問題・解答/解説
作業の安全
5Sに関する知識
自主保全活動支援ツール
発生源・困難個所対策
【選択 A】 設備の効率化を阻害するロス(加工、組立)
【選択B】プラントの総合化を阻害するロス(装置産業)
故障ゼロの考え方
QC ストーリー
なぜなぜ分析
駆動・伝達
図面の見方
2018年度(1級) 実技試験問題・解答/解説
リスクアセスメント
QC手法(管理図)
品質保全
発生源・困難個所対策(自主保全第2ステップ)
選択 A:設備総合効率の計算
選択 B:プラント総合効率の計算
故障ゼロの考え方
改善・解析手法
締結部品
空圧
電気
図面の見方
2018年度(2級) 実技試験問題・解答/解説
KYT(危険予知トレーニング)
QC手法(QC7つ道具)
自主保全活動支援ツール(目で見る管理)
初期清掃(自主保全第1ステップ)
選択 A:生産活動の効率化を阻害するロス
選択 B:生産活動の効率化を阻害するロス
改善・解析手法
締結部品
油圧
電気(検出スイッチ)
図面の見方