猫でもわかる第1種衛生管理者合格テキスト+問題集 (国家・資格シリーズ 417)




衛生管理者試験のおすすめテキスト・過去問予想問題!も確認する

はじめに

「衛生管理者試験は以前は独学でも毎日2時間の学習で1か月もあれば合格できる資格でした。ところが、どの試験でもそうですが、年々難化していき、1発で合格するのが難しくなってきました。

インターネット上には過去問題を繰り返し解けば簡単に合格できるといった情報があふれています。確かに,過去問題を10回分以上完璧に回答できるようになれば合格できるでしょう。しかし、いきなり過去問題に取り組むのは,実際に取り組まれた方はわかりますが,非常に労力と時間がかかります。

最速の学習法は基礎知識を身に付けた後に過去問に繰り返し取り組む方法です。本書では猫でもわかる重要ポイントとして,出題される要点を簡潔にまとめて解説しています。また,多数のゴロ合わせ・図解を取り入れ,初心者でもわかりやすくまた記憶に残りやすいように工夫しました。

「試験によく出る重要問題」では,出題頻度(重要度)の高い問題・最新問題にしっかりと対応できるように,過去20回分の過去問題より厳選しています。本テキストを使用すれば,合格力が最短で身につきます。一人でも多く短期間で合格されることを祈っています。

もくじ

はじめに
受験案内
本書の使い方

第1編 関係法令(有害業務にかかる以外のもの)
第1章 労働安全衛生法
1.総則
2.安全衛生管理体制一
3.総括安全衛生管理者一
4.衛生管理者
5.産業医

6.衛生推進者
7,衛生委員会
8.安全衛生教育
9.健康診断
10.面接指導
11.労働者死傷病報告書
12.ストレスチェック

第2章 労働安全衛生法関係省会
1.労働安全衛生規則(一般的衛生基準)
2.事務所衛生基準規則

第3章 労働基準法
1.労働時間・休憩及び公休日
2.貨金
3.平均資金
4.年次有給休暇
5.就業規則及寄宿舍規則
6.女性における就業制限

第2編 労働衛生(有害業務にかかるもの以外のもの)
第1章 労働管理体制
1.労働衛生の3管理

第2章 作業環境要素
1.温熱条件
2.採光・照明

第3章 職業性疾病
1.食中毒
2.脳・心臓疾患

第4章 作業環境管理
1.換気
2.VDT作業
3.職場における喫煙対策のためのガイドライン
4.労働者の心の健康の保持増進のための指針
5.職場における腰痛予防対策指針
6.事業者が講ずべき快適な職場環境の形成のための措置に関する指針

第5章 健康管理及び保持増進対策
1.健康診断と健康測定の違い
2.健康測定
3.医学的検査
4.健康指導

第6章 労働衛生管理統計
1.労働衛生管理統計
2.統計学の基礎的用語

第7章 救急措置
1.心肺蘇生
2.外傷
3.窒息
4,骨折
5.救命用具
6.火傷(熱傷)

第3編 労働生理
第1章 人体の組織及び機能
1.循環器系
2.筋肉
3.呼吸器系
4.消化器系
5.腎臓・泌尿器系

6.神経系
7.内分泌系・代謝系
8.感覚器系
9.血液

第2章 労働による人体機能の変化
1.ストレス
2.その他(体温)

第3章 疲労及びその予防
1.疲労
2.睡眠・職業適性

第4編 関係法令(有害業務にかかるもの)
第1章労働安全衛生法および関係法令
1.総括安全衛生管理者
2.衛生管理者
3.産業医
4.これまでのまとめ

第2章 労働安全衛生法(有害業務に係るもの)
1.作業主任者
2.労働衛生保護具
3.定期自主検査
4.有害物に関する規制

5.安全衛生教育
6.有害な作業環境及びその測定
7.特殊健康診断
8.健康管理手帳

第3章 労働安全衛生法関係省令
1.労働安全衛生規則
2.有機溶剂中毒予防規則
3.特定化学物質障害予防規則
4.電離放射線障害防止規則

5.酸素欠乏症等防止規則
6.粉じん障害防止規則
7.石綿障害予防規則
8.CD肺法

第4章 労働基準法
1.労働基準法(有害業務に係るもの)

第5編 労働衛生(有害業務に係るもの)
第1章 作業環境要素と職業性疾病
1.有害化学物質の存在様式
2.職業性疾病
3.有害化学物質による職業性疾病

第2章 有害エネルギーとそれによる職業性疾病
1.高温寒冷
2.有害光線(非電離放射線)
3.電離放射線(電離作用がある放射線)
4.騷音
5.振動
6.異常気圧

第3章 作業環境管理
1.化学物質のリスクアセスメント
2.作業環境測定
3.作業環境評価
4.作業環境改善
5.排気
6.労働衛生保護與

第4章 作業管理
1.作業管理
2.特殊健康診断

模擬テスト

受験案内

※内容は変更される場合があります。必ず事前に各自でご確認下さい。

1.受験資格について
(注:添付書類の「写」には「原本と相違ないことを証明する。」との事業者の原本証明が必要です。)

1ー3 省庁大学校(注2)を卒業(修了)した者で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有するもの ・卒業証明書(原本),卒業証書の写(注7)は 修了証明書(原本)(課 程が限定される場合は 当該課程を修めたこと を特記したもの) ・単位修得証明書等(学 位取得に必要な所定単 位を修得したことを特 記したもの。)(※14の場合のみ) 事業者証明書
1ー4 「専修学校の専門課程(2年以上・1700時間以上)の修了者(大学入学の有資格者に限る。)などで,その後大学等において大学評価・学位授与機構により学士の学位を授与されるのに必要な所定の単位を修得した者で,その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有するもの
1ー5 指定を受けた専修学校の専門課程(4年以上)を一定日以後に修了した者など(学校教育法施行規則第155条第1項該当者)で,その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有するもの
2 学校教育法による高等学校又は中等教育学校注3を卒業した者で、その後3年以上労働衛生の実務に従事した経験を有するもの ・卒業証明書(原本)又は卒業証書の写(注7) ・事業者証明書
3 船員法による衛生管理者適任証書の交付を受けた者で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有するもの ・衛生管理者適任証書の 写(注7) ・事業者証明書
4 高等学校卒業程度認定試験に合格した者、外国にお いて学校教育における12年の課程を修了した者など 学校教育法施行規則第150 条に規定する者で,その 後3年以上労働衛生の実務に従事した経験を有するもの ・合格証の写等(注7)・事業者証明書
5ー1 専門課程又は特定専門課程の高度職業訓練のうち能 開則別表第6により行われるもの(注4)を修了した者 で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験 を有するもの 職業訓練修了証の写(注7)・事業者証明書
5ー1 応用課程の高度職業訓練のうち能開則別表第7によ り行われるものを修了した者で、その後1年以上労 働衛生の実務に従事した経験を有するもの
6 普通課程の普通職業訓練のうち能開則別表第2によ り行われるもの(注4)を修了した者で、その後3年以 上労働衛生の実務に従事した経験を有するもの
7 旧専修訓練課程の普通職業訓練(注4)を修了した者で、 その後4年以上労働衛生の実務に従事した経験を有 するもの
8 10年以上労働衛生の実務に従事した経験を有するもの ・事業者証明書
9ー1 外国において、学校教育における14年以上の課程を 修了した者で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有するもの ・卒業証明書(原本) 文は卒業証書の写(注7)・事業者証明書
9ー2 特別支援学校(旧盲学校,聾学校又は養護学校)の 高等部を卒業した者など学校教育法第90条第1項の 通常の課程による12年の学校教育を修了した者で、 その後3年以上労働衛生の実務に従事した経験を有 するもの ・修了証明書(原本),卒 業証明書(原本)又は 卒業証書の写(注7)・事業者証明書

(注1)高等専門学校には,専修学校・各種学校等は含まれません。
(注2)「省庁大学校」には、防衛大学校、防衛医科大学校,水産大学校,海上保安大学校、職業能力開発総合大学校の長期課程・総合課程,気象大学校の大学部、国立看護大学校の看護学部看護学科(各旧法令による同等のものを含む。)が該当します。
(注3)中等教育学校とは中高一貫教育の学校のことで、中学校ではありません。
(注4)改正前の法令により当該訓練と同等とみなされるものを含みます。
(注5)外国語で書かれた卒業証書の写卒業証明書等を添付する場合は、その日本語訳も添付してください。
(注6)提出された添付書類は、返却いたしません。
(注7)添付書類の「写」には「原本と相違ないことを証明する。」との事業者の原本証明が必要です。

2.科目の免除を受けることのできる者

科目の免除を受けることのできる者 免除科目 手 統 添付書類
船員法による衛生管理者適任証書の交付を受けた者で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有するもの 勞動生理 受験申請書 B欄の学科「一部免除」を〇で囲み(労働生理)と記入する。 ・受験資格の証明が 添付されていれば不要

 

3.試験科目と試験時間について

種類 試験科目 出題数 試驗時間
第一種
衛生管理者
関係法令 有害業務に係るもの 10問 3時間(科目免除者は2時間 15分)
有害業務に係るもの以外のもの 7問
労働衛生 有害業務に係るもの 10問
有害業務に係るもの以外のもの 7問
労働生理 10問
合計 44問
特殊第一種 関係法令(有害業務に係るものに限る) 10問 2時間
衛生管理者 労働衛生(有害業務に係るものに限る) 10問
第二種
衛生管理者
関係法令(有害業務に係るものを除く) 10問 3時間(科目免除者は2時間 15分)
労働衛生(有害業務に係るものを除く) 10問
労働生理 10問
合計 30問

(注)特例第一種衛生管理者免許試験とは,第二種衛生管理者免許を受けた者が,第一種衛生管理者免許試験を受験する場合です。

4.合格基準
各科目ごとに40%以上,かつ,全体の合計点が60%以上であること。この場合,第一種衛生管理者では,関係法令と労働衛生は,①有害業務に係るものと,②有害業務に係るもの以外のものに分かれていますが,①②それぞれで40%以上でなければ,合格とはならないので注意が必要です。

5.合格率
一般的に,第一種が50%前後,第二種が60%前後となっています。

6.申請書の入手方法
安全衛生技術試験協会本部,各センターまたは免許試験受験申請書取扱機関一覧に示す団体(各地にある労働基準協会等)で無料配布しています。下記の最寄のセンターで確認してください。

あるいは,安全衛生技術センターに郵送での請求を依頼します。その際は、「免許試験受験申請書(受験する試験の種類も書く)○部」と明記したメモ書と所定の返信用郵送料金分の切手を貼った宛先明記の返信用封筒(角型2号封筒縦34cm,横24cmの大きさ)を同封し,本部又は受験を希望する各安全衛生技術センターに申し込みます。

本部・各センター一覧

住所 電話
公益財団法人
安全衛生技術試験協会
〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-1
千代田ファーストビル東館9階
03-5275-1088
北海道安全衛生技術センター 〒061-1407 北海道恵庭市黄金北 3-13 0123-34-1171
東北安全衛生技術センター 〒989-2427 宮城県岩沼市里の杜1-1-15 0223-23-3181
関東安全衛生技術センター 〒290-0011 千葉県市原市能満 2089 0436-75-1141
中部安全衛生技術センター 〒477-0032 愛知県東海市加木屋町
丑寅海戸 51-5
0562-33-1161
近畿安全衛生技術センター 〒675-0007 兵庫県加古川市神野町
西之山字迎野
079-438-8481
中国四国安全衛生技術セン 〒721-0955 広島県福山市新涯町2-29-36 084-954-4661
九州安全衛生技術センター 〒839-0809 福岡県久留米市東合川5-9-3 0942-43-3381

7.申請
1郵便(簡易書留)の場合
第1受験希望日の2か月前から14日前(消印)まで(定員に達したときは第2希望日になる)に郵送する。

2センター窓口へ持参する場合
直接提出先に第1受験希望日の2ヶ月前からセンターの休日を除く2日前まで(定員に達したときは第2希望日になる)に持参する。
(土曜日,日曜日,祝日,5月1日(創立記念休日),年末年始は休業なので,注意)

8,試験手数料
第一種,第二種とも,6,800円です。

本書の使い方

1-猫でもわかる重要ポイントに目を通し、各項目の概要・出題ポイントを軽く頭に入れよう!
2.試験によく出る重要問題で、理解度を確認
3.1と2を繰り返すことで,合格力が早く身につく!!

猫でもわかる重要ポイント
各項目について,「本試験でどのように出題されるか」を簡潔にまとめてあります。最初のうちは読み辛いかもしれませんが、繰り返し読むことで必ず理解できます。

覚え方・これ重要
頻出事項や特に重要な項目をわかりやすく明示しています。ゴロ合わせイラストを多数収録し、理解暗記)の手助けに活用してください。

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