気象予報士かんたん合格ノート




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はじめに

気象予報士試験を受験する方へ
「嬉し涙って、こんなに熱いものなんだぁ……」気象予報士試験に合格したとき、鼻の奥がクンとなって熱い涙がポロポロとこぼれ落ちました。

この本は、私が気象予報士試験の合格を目指していたころにまとめた、実技試験対策用のノートが基本になっています。そのノートに学科試験の重要ポイントを盛り込んだ、いわば、私流「合格ノート」です。

嬉し涙を流すまでの道のりは、気象に関してはまったくの素人だった私にとって、そう平坦なものではありませんでした。書店に並ぶ参考書のどれをとっても難しく感じられたものです。

そんななか、“こんな情報が載っている本があったらいいのに” “もっと私でもわかるように整理しよう”などと、少しずつ書き溜めたノートが「わかりやすい!」と受験仲間から絶賛されるようになりました。

調子に乗った(乗せられた?)私は、仲間達の疑問や希望に応えるかのように、ページを増やしていきました。結果として、知識の整理ができていちばん勉強になったのは、この私だったことは言うまでもありません。

そんなわけで、この本は「私が必要としていたのに、他の本には載っていなかった知識」や、「実力はあるのに、あと一歩、合格に届かないのはなぜ?」といった、合格に近づくための情報が満載です。この本を手にとってくださったあなたの、合格の力になれば心から嬉しく思います。さぁ、次に嬉し涙を流すのは、あなたの番ですよ!!

最後になりましたが、勉強を教えてくださった、元横浜気象台長の島田健司先生、ありがとうございました。先生から教わったことが、この本の柱となっています。また、技術評論社のみなさん、私のノートを1冊の本としてまとめてくださったことに、心から感謝いたします。そして、ママの勉強を支えてくれた家族みんなに、ありがとう♪

2009年10月 財目かおり

財目 かおり (著)
出版社: 技術評論社 (2009/10/10)、出典:出版社HP

目次

はじめに

第1章 学科試験をクリアしよう!
1-1上手なスタートを切るために
1まずゴールを設定!
2合格までの計画を立てよう
3数学・物理は必要?
4どこまでやればいいの?
5まずは学科試験

1-2項目別押さえどころ 予報業務に関する一般知識
1大気の構造
2大気の熱力学
3降水過程
4大気における放射
5大気の力学
6気象現象
7気候の変動
8気象業務法とその他の気象業務に関する法規

1-3項目別押さえどころ 予報業務に関する専門知識
1観測の成果の利用
2数值予報
3短期予報・中期予報
4長期予報
5局地予報
6短時間予報
7気象災害
8予想の精度の評価
9気象の予想の応用

1-4実践的お役立ち勉強法 前期編
1選択肢に甘えるな!
2最新情報を入手しよう!
3ジコチュー勉強法
4気象に恋をしよう
5ちょっとエッチな語呂合わせ
6スケジュール帳を活用する!
7インプットとアウトプットの比率
8学力は2次曲線

第2章 実技試験クリアを目指して
2-1天気図を読めるようになろう!
1暗記するにはまず理解する
2雲形の記号
3現在天気
4色づけの勧め
5天気予報文を作成する
6予報をしてみよう
7地理の知識をつけよう

2-2現象別に理解を深めよう!
1現象別理解のコツは「ズームイン」
2現象別理解のためのポイント

2-3実践的お役立ち勉強法 中期編
1急がば回って「天気図」を読む
2用具を使いこなそう

コラム 自分流勉強法を見つけよう

第3章 合格を確実にする力をつけよう!
3-1まずは基本に忠実に 問題文のとらえ方と答え方
1国語の試験だ!
2問題文を簡略化しよう テクニックその1
3キーワードのつかみ方 テクニックその2
4出題者になりきろう テクニックその3
5森をしっかり見てから木をみよう
6問題や解答例と喧嘩しない

3-2的確な解答をするために 私の合格ノートから
1「パターン」・「型」を身につけよう!
2キーワードを覚えよう

3-3実践的お役立ち勉強法 後期編
1本番さながら過去問題法
2解答文作成法
3コピーの勧め

第4章 あと1点で泣かないために
4-1試験直前、何をすればいいの?
1試験直前期にやるべきことは割り切って
2持ち物について
3前日や当日の心構え

4-2試験当日の実践的お役立ちテクニック
1ストーリーを把握しよう
2表現に注意しよう
3聞いておいて得する「採点方法」
4指差し確認解答法
5見直しチェックリスト

おわりに

財目 かおり (著)
出版社: 技術評論社 (2009/10/10)、出典:出版社HP