家庭料理技能検定過去問題集2020
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目次
筆記試験問題
マークシートの書き方
5級 (第1回)、(第2回)
4級 (第1回)、(第2回)
3級 (第1回)、(第2回)
2級 (第1回)、(第2回)
準1級
1級
実技試験問題
実技試験事前公表問題
3級
2級
準1級
1級
筆記試験解答・解説
解答一覧
5級
4級
3級
2級
準1級
1級
解答と解説
5級 (第1回)、(第2回)
4級 (第1回)、(第2回)
3級 (第1回)、(第2回)
2級 (第1回)、(第2回)
準1級
1級
実技試験の評価
3級
2級
準1級
1級
実技試驗合格のために
料検とは(家庭料理技能検定)
学校法人香川栄養学園の創立者、香川綾は、昭和の初期、「料理」は食べる人の生命(いのち)に直結する重要なものと考え、調理学と栄養学とを組み合わせて実践栄養学とし、それまで勘に頼っていた料理を科学的に研究してきました。
和食が無形文化遺産登録された今、日本の料理が注目されていますが、現代の豊かな食生活は、家庭の食事に中食、外食が取り入れられ、時代とともに変化してきています。
“料検”こと家庭料理技能検定は、昭和38年に女子栄養大学調理技術検定として誕生してから23年が経過した後、文部科学省認定(現在は後援)となって、平成28年に30年目という一つの節目を迎えました。
この間、社会情勢は大きく変化し、平成17年には食育基本法が施行されて、知育、徳育及び休育の基礎となるべきものとして、食育という言葉が追加されました。社会環境の変化に伴い食生活の多様化が進む中で、望ましい食習慣や栄養バランスのとれた食生活の形成が国民的課題となっています。特に成長期にある子どもの望ましい食習慣が心身の健全な成長に不可欠な要素であることから、児童、生徒への食育の普及が求められています。
食生活に関する正しい知識を持つことはもちろんのこと、包丁を手にし、味がよく、見た目にも美しく、栄養バランスのよい料理が作れるようになり、日常で実践されることが健康にもつながっていきます。健康を得ることは、生きがいのある豊かな人生を送るための基本となります。当協会の受験をきっかけとして、ご自身の食生活の充実と健康の維持・増進を目指してみませんか。
料検は、一次試験(筆記)と二次試験(実技)があります。一次試験(筆記)は、難易度によって5級~1級に分けられます。
3級以上の級については、一次試験に合格された方が二次試験を受験することができます。一次試験と二次試験の両方を合格すると、その級の合格となります。
5級と4級については、一次試験(筆記)のみで合否が決まります。二次試験はありませんが、次代を担う小学生や中学生に日本の食文化の理解、食事の大切さ、作り方など、まずは食に興味を持ってもらうことを目的としています。義務教育で習う栄養や調理の基礎知識はとても大切ですが、社会人の方も知識をブラッシュアップするために受験してみるのもよいでしょう。
二次試験(実技)は、3級から一次試験(筆記)合格者が受験できます。
難易度によって3級、2級、準1級、1級に分けられています。自分の目標を定めて、栄養と調理の基礎をしっかりと学び、それぞれの程度に応じてさらに知識と技術を深め、受験してみてください。自宅でいつも料理をしている自分の調理技術が何級程度であるかを試してみるのもよいでしょう。だれでも気軽にチャレンジすることができる検定です。
料検のメリット
小学生・中学生
①食に関する興味や関心を持ち、何をどれだけ食べればよいかがわかります。
②生涯を通して健康的に生きる知識を身に付けることができます。
③自分の健康を守る知識を備え、加えておいしい料理を作る知識を身に付けることができます。
④上級学校へ進学する際に調査書に記入してアピールできます。
高校生・短大生・大学生
①食への興味や関心が深まり、健康的に生きる実生活に役立ちます。
②進学や就職活動の際に調査書や履歴書に記入してアピールできます。
③実技試験の練習を繰り返し行うことで調理技能が大幅に向上します。
④調理実習で養った調理技術を客観的に証明することができます。
⑤栄養学や調理学において学びの学習の幅が広がります。
⑥養成施設での資格(管理栄養士・栄養士等)に加えて調理技術修得の証明になります。
社会人・一般の方
①正しい食の知識を身に付けることができます。
②何をどれだけ食べればよいかを簡単に見つけることができ、日常生活の食事の食べ方に
役に立ちます。
③就職活動の際、履歴書の資格欄に書いてアピールできます。
④実技試験の練習を繰り返し行うことで調理技能が大幅に向上します。
⑤取得している資格(管理栄養士・栄養士等)に加えて調理技術修得の証明になります。
⑥食に関わる職業人としての知識面・技術面の向上につながります。
⑦1級の取得により、料理教室が開講できるレベルの知識と調理技術が身に付き、指導者の立場に立つことができます。
成績優秀者表彰(個人・団体)
成績優秀合格者および団体には文部科学大臣賞、全国検定振興機構理事長賞、成績優秀団体賞、食育推進奨励賞等が贈られます。
受験の流れ
団体でお申し込みの場合は受験の流れが異なります。料検事務局までお問い合わせください。
1受験級・試験会場を決める
受験級の目安
級 | 試験内容 | 目安 |
5級 | 一次試験(筆記)のみ | 小学生程度 |
4級 | 一次試験(筆記)のみ | 中学生程度 |
3級 | 一次試験(筆記)+二次試験(実技) | 高校生〜大学・短大・専門学校1年生程度 |
2級 | 一次試験(筆記)+二次試験(実技) | 大学・短大・専門学校1〜2年生程度 |
準1級 | 一次試験(筆記)+二次試験(実技) | 大学・短大・専門学校2年生程度 |
1級 | 一次試験(筆記)+二次試験(実技) | 大学卒業程度 |
受験する級の試験日程と検定料、試験概要、審査基準(内容と出題範囲)をご確認ください。
受験資格
学歴・年齢・性別等の受験制限はありません。5級~準1級はどの級からでも受験できます。ただし、1級を受験するには、準1級の合格が条件になります。試験時間の異なる級は併願も可能です(p.10参照)。一次試験(筆記)を受験し、合格すると二次試験(実技)が受験できます。
試験会場
料検ホームページ「試験会場のご案内」で希望級が受験できる会場を選択してください。
2申込方法一次試験(筆記)
①、②のいずれかの方法を選択し、受付期間内にお申し込みください。
①インターネットからの申し込み
料検ホームページで必要事項を入力し、検定料は、A:コンビニエンスストアの店頭での現金支払い、B:クレジットカードでの一括支払い、のどちらかを選択してお申し込みください。②郵便局からの申し込み
料検専用の振込取扱票(願書)に、必要事項を記入し、郵便局で検定料を添えてお申し込みください。
3受験票の到着
試験日の1週間前までに受験者宛てに受験票が届きます。複数級を受験する場合、受験票は各級1枚になります。記載内容に誤りがある場合、また受験票が届かない場合は料検事務局までお問い合わせください。
4一次試験(筆記)当日
受験票に記載の試験会場および試験時間に受験してください。
試験当日の持ち物一次試験(筆記)
①受験票(証明写真貼付4cm×3cm)
②身分証明書(運転免許証、健康保険証、学生証・生徒証等:3級~1級受験者のみ)
③筆記用具(HBかBの鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム)
④上履き・下履き入れ
※個人受験の小学生は、いすの高さ調整用に必要であればクッション・座布団をお持ちください。
※腕時計の代わりにスマートフォンなどの電子機器類は使用できません。電子機器(計算機・電子辞書など)やタイマー、参考書類等の使用は一切できません。
5一次試験(筆記)合否結果の到着
5級・4級
合否発表日から1週間、ホームページで合否結果を閲覧できます。閲覧には、受験番号・仮名氏名・生年月日が必要です。後日、合否通知書、合格者には合格証(合格カード)、90%以上の高得点合格者には料検プラチナ賞(プラチナカード)が届きます。
3級~1級
合否発表日から1週間、ホームページで合否結果を閲覧できます。閲覧には、受験番号・仮名氏名・生年月日が必要です。後日、一次試験(筆記)合否通知書、合格者には二次試験(実技)申し込みのご案内が届きます。なお、一次試験(筆記)合格は1年間有効です。
6申込方法二次試験(実技)
①、②のいずれかの方法を選択し、受付期間内にお申し込みください。二次試験(実技)は一次試験(筆記)の合格者が対象となります。お申し込みには一次試験(筆記)の受験級、年度、回数と申し込みIDが必要になります。試験会場は、料検ホームページ内の「試験会場のご案内」より、二次試験(実技)が受験できる会場を選択してください。
①インターネットからの申し込み
料検ホームページで必要事項を入力し、検定料は、A:コンビニエンスストアの店頭での現金支払い、B:クレジットカードでの一括支払い、のどちらかを選択してお申し込みください。
②郵便局からの申し込み
料検専用の振込取扱票(願書)に、必要事項を記入し、郵便局で検定料を添えてお申し込みください。
7受験票の到着
試験日の1週間前までに受験者宛てに受験票が届きます。複数級を受験する場合、受験票は各級1枚になります。記載内容に誤りがある場合、また受験票が届かない場合は料検事務局までお問い合わせください。
8二次試験(実技)当日
受験票に記載されている試験会場・時間で受験してください。
試験当日の持ち物二次試験(実技)
①受験票(証明写真貼付4cm×3cm)
②身分証明書(運転免許証、健康保険証、学生証・生徒証等)
③筆記用具(HBかBの鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム:準1級・1級受験者のみ)④上履き(滑りにくいもの)・下履き入れ
⑤実技試験の準備:包丁・胸あて付きエプロン(白衣)・三角巾(調理帽子等)
※腕時計の代わりにスマートフォンなどの電子機器類は使用できません。
電子機器(計算機・電子辞書など)やタイマー、参考書類等の使用は一切できません。
※上記以外に調理に関する食材、調味料、器具類等の持ち込みはできません。
会場に用意されたものを使用してください。
※実技試験に当たり、爪や髪の毛等の衛生を考え、身支度を整えてください。また、包丁や火を使用するので、体調を整え、事故のないよう注意して受験してください。
9合否結果の到着
合否発表日から1週間、ホームページで合否結果を閲覧できます。閲覧には、受験番号・仮名氏名・生年月日が必要です。合否発表日の2日後に合否通知書を、加えて合格者には合格証(合格カード)を郵便で発送します。
申し込みに際しての諸注意
・インターネット申し込みでコンビニ支払いを選択した場合、支払期日までにお支払いがない場合は受験できません。
・郵便局でお申し込みの場合、払込取扱票が願書を兼ねています。はっきりわかりやすい文字で正確に記入してください。
・検定料納入後の受験級の変更、試験会場の変更、検定料の返金は理由のいかんにかかわらずできません。また次回への振替もできません。
・お申し込み後、住所等の変更がある場合は速やかに料検事務局までご連絡ください。
・受験票の到着(検定日の1週間前)をもって受付の確認とさせていただきます。
・天災その他のやむを得ない事情により、検定を中止する場合があります。検定試験の開催状況については公式サイトにてお知らせいたしますので、随時ご確認ください。中止する場合は検定料を返金しますが、その他の責任は一切負いません。
個人情報の取り扱いは学校法人香川栄養学園プライバシーポリシー(学園ホームページ掲載)に準じます。本検定をお申し込みの方は、学校法人香川栄養学園プライバシーポリシー、受験要項に記載されているすべての事項に関して同意しているものとみなします。
試験概要
試験日程
【2020年度第1回】
一次試験 (筆記) |
受付期間 | 3月23日〜5月8日 Web申し込み 5月15日まで |
試験日 | 全級 6月21日 | |
一次合否発表日 | 7月8日 | |
二次試験 (実技) |
受付期間 | 7月11日〜7月27日 Web申し込み 7月31日まで |
試験日 | 3級・2級 9月20日 準1級 9月26日 9月27日 10月3日 10月4日 1級 9月26日 |
|
合格発表日 | 10月21日 |
【第2回】
一次試験 (筆記) |
受付期間 | 8月24日〜10月9日 Web申し込み 10月16日まで |
試験日 | 5級〜2級 11月15日 | |
一次合否発表日 | 12月2日 | |
二次試験 (実技) |
受付期間 | 12月3日〜12月16日 Web申し込み 12月18日まで |
試験日 | 3級・2級 2021年2月7日 | |
合格発表日 | 2021年2月24日 |
※合否通知書類は2日後に発送します。
試験概要
【一次試験(筆記)】合格基準:各級とも60%以上
級 | 領域 | 出題数 | 試験方式 (マークシート方式) |
試験時間 | 受付時間 | 開始時間 |
5級 | 各級共通 1.食生活と栄養 2.調理と衛生 |
50問 | 二肢択一 | 45分 | 8:45~9:15 | 9:30 |
4級 | 60問 | 二肢択一 | 45分 | 10:30~11:00 | 11:15 | |
3級 | 60問 | 三肢択一 | 45分 | 8:45~9:15 | 9:30 | |
2級 | 60問 | 三肢択一 | 45分 | 10:30~11:00 | 11:15 | |
準1級 | 60問 | 四肢択一 | 60分 | 12:30~13:00 | 13:15 | |
1級 | 60問 | 四肢択一 | 60分 | 12:30~13:00 | 13:15 |
※2級以上は、公式ガイドの実技試験編も範囲に含まれます。
領域1と2から各30問(5級は各25問)の出題となります。
併願出願について
5級と4級、4級と3級のように、となりの級と併願することができます。
1級の出願について
準1級に合格した方のみが出願できます。
【二次試験(実技)】合格基準:各級とも各領域・出題のそれぞれ60%以上。
級 | 試験方式 | 試験時間 | 受付時間 | 開始時間 | |
3級 | 基礎技術 | 出題する問題(1問)を事前公表する | 3分~5分 | 8:45~9:15 | 9:30 |
調理技術 | 出題する問題(1問)を事前公表する | 15分~20分 | |||
2級 | 基礎技術 | 事前公表問題(2問)から1問出題 | 5分~10分 | 12:15~12:45 | 13:00 |
調理技術 | 事前公表問題(2問)から1問出題 | 15分~20分 | |||
準1級 | 基礎技術 | 事前公表問題(3問)から1問出題 | (7分~10分)×2 | 8:45~9:15 | 9:30 |
調理技術 | 事前公表問題(3問)から1問出題 | 40分~80分 | |||
1級 | 基礎技術 | 準1級取得が受験資格のため実施しません | 12:15~12:45 | 13:00 | |
調理技術 | 事前公表問題(3問)から1問出題 | 80分 |
5級と4級の二次試験はありません。受付・試験時間は会場によって変更になる場合があります。二次試験受験票にて必ずご確認ください。
二次試験(実技)事前公表問題
二次試験(実技)の問題については、受験生の皆様が的を絞って練習ができるようにするため、事前に公表します(事前公式問題数と当日の問題数は上記の表のとおり、級によって異なります)。試験当日に自分で問題を選ぶことはできません。事前公表問題は、2020年4月頃、料検ホームページで公表します。
実技の時間については出題問題によって異なります。1級の基礎技術について、準1級の取得が条件であることから実施しません(準1級の技術がある方が対象のため)。
検定料(税込)
【一次試験(筆記)】
5級 | 4級 | 3級 | 2級 | 準1級 | 1級 |
2,000円 | 3,000円 | 4,000円 | 5,000円 | 6,000円 | 7,000円 |
【二次試験(実技)】
3級 | 2級 | 準1級 | 1級 |
5,500円 | 7,000円 | 8,500円 | 10,000円 |
5級と4級の二次試験はありません。一次試験免除者も同額です。
【検定料について】
検定料納入後の受験級・試験会場の変更、検定料の返金は理由のいかんにかかわらずできません。天才その他のやむを得ない事情により、検定を中止する場合があります。その場合は検定料をお返ししますが、その他の責任は一切負いません。
審査基準
5級審査基準(小学生程度)
食事の役割を理解し、健康で安全な食生活の基礎を知っている
【筆記試験】(【実技試験】なし)
領域 | 内容 | 出題範囲 |
食生活 と 栄養 |
日本の食文化を知っている | 食事の役割 食卓のととのえ方 主食、主菜、汁物の盛り付け、一汁二〜三菜の並べ方 |
楽しく食事をするためのマナーを知っている | 食事のマナー 食事のあいさつ、箸や食器の持ち方 |
|
自分の体に必要な栄養を理解し、何を食べれば良いかを知っている | 5大栄養素とその特徴 食品の分け方 三色食品群 規則正しい食事 1食分の食事 |
|
調理 と 衛生 |
調理のための準備の仕方を知っている | 身支度・手洗い |
材料の準備の仕方を知っている | 調理器具 計量スプーン、カップ、はかり、包丁、まな板、布巾、洗剤、加熱器具他 食品 米、肉、魚、卵、野菜、芋、果物他 部位、鮮度の見分け方、洗い方、計量の仕方 食品の表示 賞味期限、消費期限 |
|
基本的な調味料を知っている | 調味料の種類と役割 | |
初歩的な料理の作り方を知っている | 切る、むく、ゆでる、炒める | |
ごはんとみそ汁を中心とした料理を知っている | ごはん、みそ汁とだし 単品の調理 野菜、芋、卵 日本茶のいれ方 |
4級審査基準(中学生程度)
食事の基礎を理解し、健康で安全な食生活の仕方を知っている
【筆記試験】(【実技試験】なし)
領域 | 内容 | 出題範囲 |
食生活 と 栄養 |
日本の食文化を知っている | 食事の役割 食卓の整え方 主食、主菜、副菜、汁物の盛り付け、 一汁二〜三菜の配膳、食材の旬 |
楽しく食事をするための工夫を知っている | 食事のマナー 箸や食器の持ち方 一尾魚の食べ方 |
|
自分の体に必要な栄養を理解し、 何を食べれば良いかを知っている |
5大栄養素・水・食物繊維とその特徴 食品群の区分(食品の分類) 六つの基礎食品群 規則正しい食事 1日分の食事 |
|
調理 と 衛生 |
調理のための準備の仕方を知っている | 身支度・手洗い |
材料の準備の仕方を知っている | 調理器具 計量スプーン、カップ、はかり、包丁、まな板、布巾、洗剤、加熱器具他 食品 米、肉、魚、卵、野菜、芋、果物他 部位、鮮度の見分け方、洗い方、計量の仕方、保存の仕方 食品の表示 賞味期限、消費期限 |
|
基本的な調味料を知っている | 調味料の種類と役割 | |
基本的な調理法を知っている | 切る、むく、ゆでる、煮る、炒める、焼く 複数の食品の調理 米、肉、魚、卵、野菜、芋 お茶の種類といれ方 料理の保存 |
3級審査基準(高校生~大学・短大・専門学校の1年生程度)
健康で安全な食生活で求められる知識をもって、初歩的な「切る」、「むく」および基本的な日常の料理を作ることができる。
【筆記試験】
領域 | 内容 | 出題範囲 |
食生活 と 栄養 |
日本の食文化を理解している | 季節の料理 盛り付け、配膳 |
自分の体に必要な栄養を理解し、 何を食べれば良いかを知っている |
栄養素の種類とその働き 食事バランスガイド 食品群の区分(食品の分類) 4つの食品群 四群点数法 食品80kcal当たりの重量、1日に必要な食品の目安量、 食品の概量 料理の一皿分の適量 1日分の献立作成 |
|
調理 と 衛生 |
料理の調理方法と調理操作の意味を理解している | 切る、生、ゆでる、煮る、蒸す、焼く、炒める、 揚げる、炊飯、だしのとり方 調理器具の扱い方、加熱調理機器の特徴 |
食品の基本的な調理による変化を理解している | 穀類、肉類、魚介類、卵、乳・乳製品、野菜類、芋類、果物、油脂類他 | |
基本的な料理の調味を理解している | 調味の割合(必要な調味料の計算、計量の仕方) | |
食品の安全・安心のための基本的内容を理解している | 食中毒の原因と予防 食品の表示 賞味期限、消費期限 環境に留意した調理 |
【実技試験】
領域 | 内容 | 出題範囲 |
基礎技術 | 「切る」「むく」が一定時間内にできる | 皮むき、輪切り、うす切り、せん切り、みじん切り |
調理技術 | 日常の食事に必要な単品の調理ができる | 基本的な単品の調理 調味料の計量、火加減 彩り、味付け、盛り付け 衛生的な調理 だしのとり方 |
2級審査基準(食物系大学・短大・専門学校の1~2年生程度)
健康で安全な食生活で求められる専門的な知識をもって、「切る」、「むく」、「魚をおろす」および、日常の料理を作ることができる
【筆記試験】
領域 | 内容 | 出題範囲 |
食生活 と 栄養 |
日本の食文化と料理の特徴を理解している | 季節の料理と行事食 |
ライフステージごとの栄養を理解している | ライフステージごとの栄養の特徴 何をどれだけ食べたら良いか |
|
生活習慣病と食事の関係を知っている | 生活習慣病の発症に関わる食事の特徴と栄養素の働き 食事バランスガイド 四群点数法 食品の1日分の分量 1日分の献立作成 |
|
調理 と 衛生 |
調理学の基礎的内容を理解している | 食品の特徴と調理上の変化 切る、生、ゆでる、煮る、蒸す、焼く、炒める、 揚げる、炊飯、だしのとり方 調理器具の扱い方、加熱調理機器の特徴 |
食品の基本的な調理による変化を理解している | 穀類、肉類、魚介類、卵、乳・乳製品、野菜類、芋類、果物、油脂類他 | |
調味を理解している | 調味のタイミング 調味の割合(必要な調味料の計算、計量の仕方) |
|
食品の安全・安心のための基礎的内容 を理解している |
食中毒の原因と予防、対処方法 食中毒を起こすウィルス、細菌の名称、原因物質名 食品の表示 アレルギー表示、賞味期限、消費期限等 環境に留意した調理 |
【実技試験】
領域 | 内容 | 出題範囲 |
基礎技術 | 「切る」「むく」「魚をおろす」などの 技術が身についている |
せん切り、皮むき、魚の下処理(つぼ抜き、三枚おろし) |
調理技術 | 日常の食事に必要な調理ができる | 複数食材(下処理含む)の調理 |
自分の食事(1食の献立)を作ることができる | 指定された材料と調理法による肉・魚料理等 |
準1級審査基準(食物系大学・短大・専門学校2年生程度)
健康で安全な食生活で求められる高度な知識をもって、目的に応じた献立・調理ができる
【筆記試験】
領域 | 内容 | 出題範囲 |
食生活 と 栄養 |
日本の食文化を理解し、供食の条件等について 知識がある |
食事のマナー、盛り付け、配膳 季節の料理、食材の旬 行事食 |
対象者に応じた食事を計画できる | 食品の栄養素とその働き ライフステージ別の食事計画 生活習慣病予防の食事計画 家族のお祝いの食事計画 アレルギー対応食 |
|
調理 と 衛生 |
調理学、食品学を理解している | 各調理法の特徴、食品の調理上の変化、食品加工、 調理器具、保険機能食品等 |
調味を理解している | 調味のタイミング 調味の割合(必要な調味料の計算、計量の仕方) |
|
食品衛生学を理解している | 食中毒、食品添加物、保存 食品の表示(遺伝子組換え表示等) |
【実技試験】
領域 | 内容 | 出題範囲 |
基礎技術 | 「切る」「むく」「魚をおろす」などの 完成度の高い技術が身についている |
せん切り、かつらむき、魚の下処理(三枚おろし、イカの下処理と切り方) |
調理技術 | 家族等の日常の食事1食分を作成できる | 対象者、季節に合わせた日常の主菜・副菜の調理 指定された材料と調理法による料理を取り入れた日常の献立調理 |
1級審査基準(食物系大学卒業程度)
健康で安全な食生活で求められるより高度な知識をもって、課題に応じた献立・調理が創作できる
【筆記試験】
領域 | 内容 | 出題範囲 |
食生活 と 栄養 |
日本の食文化を伝えることができる | 食事の歴史、供食形式、マナー 季節の料理と行事食、郷土料理など |
対象者に応じた目的別の食事計画を教える ことができる |
ライフステージ別の食事計画 生活習慣病予防の食事計画 もてなしの食事計画 |
|
調理 と 衛生 |
日本料理、西洋料理、中国料理の特徴を 理解している |
和・洋・中等の調理上の特徴、及び代表的な料理 |
栄養・食情報について理解している | 現代における栄養・食に関する情報 食品、料理、調理機器 外食と中食 |
|
日常からもてなしまでの家庭料理を 教えることができる |
指定された料理の作り方 もてなし料理(和・洋・中および折衷料理等) 衛生と安全を考えた調理 |
【実技試験】
領域 | 内容 | 出題範囲 |
基礎技術 | 準1級所得者を1級の受験資格とするため 実施せず |
|
調理技術 | 対象者に応じた目的別の食事を作ることができる | 指定された材料と調理法による料理を取り入れた、 もてなしの献立調理の作成 |