二級建築士試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)
二級建築士試験の公式テキスト
特にありませんが、公式ホームページでは出題数等を確認できます。
二級建築士公式HP
【最新 – 都市計画を学ぶおすすめ本、テキスト – 独学でも使える入門から定番・応用まで】も確認する
スタンダード 二級建築士 2020年版
この本の特徴と使い方
年々難易度を増している建築十試験はもはや「よく出る」対束だけでは合格しません。本書は、過去の出題や新傾向の難問を吟味し、初歩から丁寧に解説しました。復習と整理、問題チェックがこの一冊でできる、建築士受験の王道をいく定番テキストです。
講義部(本文解説部)
各科よく出題されるテーマを厳選し、見開きで丁寧に解説しました。過去10年間の出題を網羅した重要事項が、基礎から学べるようあえてオーソドックスな教科書スタイルで講義することにこだわりました。各項目の冒頭では、「どらお」が試験での出題頻度、重要度を示しています。学習の進度に合わせて、頻出項目から取り組むのも一つの方法でしょう。また、特に気をつけたい項目の見出しには重要、注目のマークを示しています。
1太字とアンダーライン
太字は覚えてほしいキーワードを示し、アンダーラインはキーワードと関連する内容や重要な部分などを表しています。傍点は、注意が必要な用語などにつけられています。
(例)残響とは、音が壁・天井などに反射して、音源が停止した後も室内に音が残る現象。
2コラムの種類
出題パターン その項目の出題パターンの概要と学習のポイントなどをまとめました。
ミニ情報 試験対策、受験時の心構え、過去の傾向から分析した今後の出題情報などをアドバイス。
ひっかけ対策 試験にみられるひっかけ問題のポイントを分析。
覚えておこう 暗記すべき重要キーワードを簡潔に解説しました。
EXERCISE その項目で学んだ事項がチェックできる練習問題。決まったパターンで出題される直球問題、違ったパターンで出題される変化球問題を示しています。
3問題と解答
各ページの下部には、定番問題(左ページ)と解答(右ページ)とは不適当な語句を抜き出したり、適語を入れたり、一問一問取り組めるスタイルにしました
二級建築士試験「学科の試験」
問題
最新3年分の過去問を使いやすいように巻末につけました。模擬テストや、出題傾向の分析などにお役立てください。問題には、各年学科ごとに3回にわたる採点チェック欄を設けています。繰り返しトライし、実力UPに努めてください。各学科25問中、以下の点数が実力の目安です。
8問→まだまだ、顔を洗って出直そう
10問→もう一息、目標をもって前進あるのみ
13問→各学科の最低合格ライン、しかし、4学科ともこの点数ではだめ
16問→4学科合格ライン、この調子でがんばろう。
18問→合格圏内、あとは過去問以外の勉強を進めていこう
解答と解説
まず年度ごとの正解一覧を掲載し、それぞれの正解の理由や解法の手順を簡潔に解説しています。答え合わせや問題を見ながらの復習に便利なよう、切り取り線を入れ、用紙の色を変えましたので、この部分のみ切り取ってご利用いただけます。本書では、よく用いられる法令名等に以下のような省略表記を採用しています。
建築基準法→建基法(学科IIにおいては「法」)
都市計画法→都計法
勞働安全衛生法→劳衛法
建築士法→士法
建設業法→業法
宅地造成等規制法→宅造法
宅地建物取引業法→宅建業法
建築物の耐震改修の促進に関する法律→耐震改修促進法
高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律→ハートビル法
日本建築学会「建築工事標準仕様書」→JASS
各法の施行令、施行規則は、上記省略表記の「法」の字が「令」「則」になります。
(例)建築基準法第2条第二号
建基法2条二号(法2条二号)都市計画法施行令第25条→都計令25条
ページ組見本
目次
はじめに
この本の特徴と使い方
二級建築士試験 受験ガイド
二級建築士試験 出題傾向
学科I 建築計画
1日本建築史
2西洋建築史
3近代・現代建築史
4環境工学用語・単位環境問題
5空気汚染
6温湿度
7換気・通風
8伝熱
9結露
10日照・日射・日影・採光
11音響・吸音・遮音・残響
12光・色彩
13專用住宅
14集合住宅・住宅地の計画
15商業建築・事務所建築
16公共建築1
17公共建築2
18各部の計画
19住宅生産
20設備用語
21空調設備
22冷暖房設備
23給水設備
24排水設備
25電気設備
26照明設備
27防災・消防設備
28省エネルギー設備
29搬送・ガス設備
受験の心得一の巻 建築士試験の出題傾向
学科Ⅱ 建築法規
30用語の定義
31面積・高さの算定
32確認申請
33建築手続き総合
34天井高・床高・階段等
35採光
36建築設備(換気・遮音等)
37構造計算
38構造強度
39耐火建築物等
40防火区画・間仕切壁等
41避難施設等
42内装制限
43道路・敷地
44用途制限
45建ぺい率
46容積率
47高さ制限
48日影規制
49防火・準防火地域
50実体規定総合 集団規定・団体規定
51建築士法
52関係法令総合
受験の心得二の巻 具体的な勉強のコツ
学科Ⅲ 建築構造
53用語と単位・断面の性質
54応力度・許容応力度
55力のモーメント・釣合・合成と分解
56反力
57静定梁
58静定ラーメン
59静定トラスの応力 節点法
60静定トラスの応力 切断法
61座屈・座屈長さ・座屈荷重
62荷重及外力
63地盤及基礎
64木構造
65補強コンクリートブロック造・壁式鉄筋コンクリート造
66鉄筋コンクリート構造
67鉄骨構造
68構造計画
69木材
70コンクリート 材料・強度
71コンクリート 調合
72鋼材・金属材料
73その他の各種材料
74建築材料 用途
75建築材料 全般
受験の心得三の巻 試験での留意点
学科Ⅳ 建築施工
76施工計画・工程管理
77材料管理・安全管理
78各種申請手続き・工事監理
79仮設工事
80地盤調査・地業・基礎工事
81鉄筋工事継手・定着
82鉄筋工事加工・組立て
83型枠工事
84コンクリート工事運搬・打込み
85コンクリート工事全般
86鉄骨工事
87補強コンクリートブロック工事
88木工事
89防水工事・屋根工事
90左官工事
91タイル工事
92塗装
93建具・ガラス工事
94内装工事・断熱工事
95設備工事
96各種工事・総合
97施工用語・施工機械器具
98積算
99測量
100工事請負契約・仕様書・設計図書
二級建築士試験「学科の試験」
【試験問題】
令和元年度
平成30年度
平成29年度
【解答と解説】
令和元年度
平成30年度
平成29年度
二級建築士試験受験ガイド
二級建築士とは、都道府県知事の免許を受け、設計、工事監理等の業務を行う資格を有する者のことである。建築十の種類により業務の範囲が決まっており、二級建築士が設計または工事監理ができる業務の範囲については、建染士法第3条に規定がある。「二級建築士」の名称を用いて仕事をするためには、建築士法第13条に基づきになされている二級建築士試験に合格し、免許登録をしなければならない。(二級建築士登録者数:771246人、平成31年4月1日現在)
資格取得までの流れについてだが、試験科目は、「学科の試験」4科目と「設計製図の試験」1科目であり、学科の試験合格者のみが、製図の試験を受験できる。ただし、学科試験に合格し製図試験に失敗した者は、翌年、翌々年に限り学科試験が免除される。「学科の試験」からの受験と「設計製図の試験」のみの受験では、申込み手続きが異なるので注意が必要である。
受験資格
二級建築士試験及び木造建築士試験の受験資格(建築士法第15条)
平成30年12月14日に公布された「建築士法の一部を改正する法律」により建築士法第4条、第14条及び第15条が改正され、建築士試験の受験資格の要件となっている実務経験が、原則として、建築士免許の登録要件に改められた。この改正は、令和2年3月1日から施行され、令和2年試験から適用される。改正後の二級建築士試験の受験資格は下記の通り。
1学校教育法による大学、高等専門学校、高等学校若しくは中等教育学校、旧大子による大学、旧専門学校令による専門学校又は旧中等学校令による中等学校において、国土交通大臣の指定する建築に関する科目を修めて卒業した者(当該科目を修めて同法による専門職大学の前期課程を修了した者を含む。)
2都道府県知事が前号に掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認める者。
3建築実務の経験を7年以上有する者。
実務経験要件
対象実務は、設計図書・施工図等の図書と密接に関わりをもちつつ、建築物全体を取りまとめる。建築関係法規の整合を確認する又は建築物を調査・評価するような業務で、下記がある。
1建築物の設計に関する実務
2建築物の工事監理に関する実務
3建築工事の指導監督に関する実務
4建築士事務所の業務として行う建築物に関する調査又は評価に関する実務
5工事の施工の技術上の管理に関する実務
6建築基準法第18条の3第1項に規定する確認審査等に関する実務
7消防長又は消防署長が建築基準法第93条第1項の規定によって同意を求められた場合に行う審査に関する実務
8建築行政に関する実務
9住宅行政に関する実務
10都市計画行政に関する実務
11建築教育に関する実務
12建築物に係る研究開発に関する実務
13大学院の課程におけるインターンシップ
なお、今回の見直しにより追加された実務を施行日(令和2年3月1日)前に行っていたとしても、実務経験としてカウントできない。施行日(令和2年3月1日)以後に行われた実務から実務経験年数にカウントされる。
※詳細は(公財)建築技術教育普及センターのホームページでご確認いただくか、問い合わせてください。
試験案内
例年4月に都道府県の建築士会で受験申込書が配布され、住所地の建築士会が指定する場所で受験が受付けられるとともに、インターネットでも受付けられる。現在「学科の試験」は7月上旬、「設計製図の試験」は9月中旬の日曜日に行われている。なお、試験案内は例年3月頃に発表されるので、受験に必要な書類を確認し、事前に必ず準備しておくこと。
合否の通知
「学科の試験」および「設計製図の試験」の受験者には、それぞれ、知事の行った合否判定が通知され(それぞれ9月初旬、12月初旬)、不合格者には試験の成績も併せて通知される。
試験問題の取扱い及び合格基準点等の公表
試験問題は、試験終了まで試験室に在室した受験者に限り、持ち帰りが認められる。また、「学科の試験」「設計製図の試験」とも、試験実施より約1週間後には、建築技術教育普及センター、都道府県建築士会事務所への掲示にて公表される。「学科の試験」では正答、配点、合格基準点が、「設計製図の試験」では採点のト、採点結果の区分、合格基準点が、上記掲示または、(公財)建築技術教育普及や、のホームページにて掲載される。
二級建築士試験結果データ
(1)過去5年間の受験者数・合格者数・合格率
平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 令和元年 | ||||||
受験者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格率 | |
合格者数 | 合格者数 | 合格者数 | 合格者数 | 合格者数 | ||||||
学科 | 19940 | 30.10% | 20057 | 42.30% | 19649 | 36.60% | 19557 | 37.70% | 19389 | 42.00% |
5996 | 8488 | 7197 | 7366 | 8143 | ||||||
製図 | 9456 | 54.00% | 11159 | 53.10% | 10837 | 53.20% | 10920 | 54.90% | 10884 | 46.30% |
5103 | 5920 | 5763 | 5997 | 5037 | ||||||
総合 | 23680 | 21.50% | 23333 | 25% | 23735 | 24.30% | 23533 | 25.50% | 22715 | 22.20% |
5103 | 5920 | 5763 | 5997 | 5037 |
(2)設計製図の試験の課題
平成27年3階に住宅のある貸店舗(乳幼児用雑貨店)〈鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)3階建〉
平成28年景勝地に建つ土間スペースのある週末住宅(木造2階建て)
平成29年家族のライフステージの変化に対応できる三世代住宅(木造2階建て)
平成30年地域住民が交流できるカフェを併設する二世帯住宅(鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)3階建て
令和元年夫婦で営む建築設計事務所を併設した住宅(木造2階建て)
問合わせ先
受験に関する情報は変更されることがあるので、問合わせは、以下の(有)建築技術教育普及センターの本部または、支部へ。最新情報は、同センターのホームページでご確認いただけます。
http://www.jaeic.jp/
本部
102-0094東京都千代田区紀尾井町3-6紀尾井町パークビル03-6261-3310
北海道支部
060-0042札幌市中央区大通西5-11大五ビル011-221-3150
東北支部
980-0824仙台市青葉区支倉町2-48宮城県建設産業会館022-223-3245
関東支部
102-0094東京都千代田区紀尾井町3-6紀尾井町パークビル03-6261-3310
東海北陸支部
460-0008名古屋市中区栄4-3-26昭和ビル052-261-6816
近畿支部
540-6591大阪市中央区大手前1-7-310MMビル06-6942-2214
中国四国支部
1730-0051広島市中区大手町2-11-15新大手町ビル082-245-8055
九州支部
812-0013福岡市博多区博多駅東2-9-1東福第2ビル092-471-6310
二級建築士試験出題傾向
各年度に実施された二級建築士試験問題を、本書の項目別に分類しています。同年度に、○…1問、◎…2問、●…3問出題されていることを表します。
学科1<建築計画>
項目 | R01 | H30 | H29 | H28 | H27 | H26 | H25 | H24 | H23 | H22 | |
1 | 日本建築史 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
2 | 西洋建築史 | ○ | ○ | ○ | |||||||
3 | 近代·現代建築史 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
4 | 環境工学用語·単位と環境問題 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
5 | 空気汚染 | ○ | |||||||||
6 | 温湿度 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
7 | 換気・通風 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
8 | 伝熱 | ○ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
9 | 結露 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
10 | 日照・日射・日影・採光 | ○ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
11 | 音響・吸音・遮音・残響 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
12 | 光・色彩 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
13 | 専用住宅 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
14 | 集合住宅・住宅地の計画 | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
15 | 商業建築・事務所建築 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ |
16 | 公共建築 | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ||
17 | 公共建築2 | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
18 | 各部の計画 | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ● | ● | ○ | ○ | ◎ |
19 | 住宅生産 | ○ | ○ | ○ | |||||||
20 | 設備用語 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ○ |
21 | 空調設備 | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ○ |
22 | 冷暖房設備 | ||||||||||
23 | 給水設備 | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
24 | 排水設備 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
25 | 電気設備 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
26 | 照明設備 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
27 | 防災・消防設備 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
28 | 省エネルギー設備 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
29 | 搬送・ガス設備 |
学科Ⅱ(建築法規)
項目 | R01 | H30 | H29 | H28 | H27 | H26 | H25 | H24 | H23 | H22 | |
30 | 用語の定義 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
31 | 面積・高さの算定 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
32 | 確認申請 | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
33 | 建築手続き総合 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
34 | 天井高・床高・階段など | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ||||
35 | 採光 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
36 | 建築設備(換気遮音など) | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | |||||
37 | 構造計画 | ◎ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | |||
38 | 構造強度 | ○ | ◎ | ◎ | ● | ● | ◎ | ○ | ● | ◎ | ◎ |
39 | 耐火建築物など | ○ | ○ | ||||||||
40 | 防火区画・間仕切壁など | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
41 | 避難施設など | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
42 | 内装制限 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
43 | 道路・敷地 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
44 | 用途制限 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
45 | 建ぺい率 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
46 | 容積率 | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ◎ |
47 | 高さ制限 | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
48 | 日影規制 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
49 | 防火・準防火地域 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
50 | 実態規定総合(集団規定・単体規定) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
51 | 建築士法 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
52 | 関係法令総合 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ◎ | ○ |
学科Ⅲ(建築構造)
項目 | R01 | H30 | H29 | H28 | H27 | H26 | H25 | H24 | H23 | H22 | |
53 | 用語と単位 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
54 | 応力度・形容応力度 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
55 | 力のモーメント・釣合・合成と分解 | ○ | ○ | ||||||||
56 | 反力 | ||||||||||
57 | 静定梁 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ |
58 | 静定ラーメン | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
59 | 静定トラスの応力(節点法) | ○ | ○ | ○ | |||||||
60 | 静定トラスの応力(切断法) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
61 | 座屈(座屈長さ・座屈荷重) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
62 | 荷重および外力 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
63 | 地盤およびきそ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
64 | 木構造 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
65 | 補強コンクリートブロック造・ 壁式鉄筋コンクリート造 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
66 | 鉄筋コンクリート構造 | ◎ | ● | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
67 | 鉄骨構造 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
68 | 構造計画 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
69 | 木材 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
70 | コンクリート(材料・強度) | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
71 | コンクリート(調合) | ○ | ○ | ○ | |||||||
72 | 鋼材・金属材料 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
73 | その他の各種材料 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
74 | 建築材料(用途) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
75 | 建築材料(全般) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
学科Ⅳ(建築施工)
項目 | R01 | H30 | H29 | H28 | H27 | H26 | H25 | H24 | H23 | H22 | |
76 | 施工計画・工程管理 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
77 | 材料管理・安全管理 | ● | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
78 | 各種申請手続き・工事監理 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
79 | 仮設工事 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
80 | 地盤調査・地業・基礎工事 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
81 | 鉄筋工事(継手・定着) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
82 | 鉄筋工事(加工・組み立て) | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ||||
83 | 型枠工事 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
84 | コンクリート工事(運搬・打込み) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
85 | コンクリート工事(全般) | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
86 | 鉄骨工事 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
87 | 補強コンクリートブロック工事 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
88 | 木工事 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
89 | 防水工事・屋根工事 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
90 | 左官工事 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
91 | タイル工事 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
92 | 塗装 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
93 | 建具・ガラス工事 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
94 | 内装工事・断熱工事 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
95 | 設備工事 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
96 | 各種工事・改修工事・総合 | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
97 | 施工用語・施工機械器具 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
98 | 積算 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
99 | 測量 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
100 | 工事請負契約・仕様書・設計図書 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
二級建築士 はじめの一歩 学科対策テキスト
はじめに
広く、そして奥が深い建築の世界
歴史に名を残すほどの有名な建築物を手掛ける。そんな機会にはなかなか恵まれないかもしれませんが、建築って、その建築物を見たり利用したりする人に刺激や感動を与え、住宅であれば住む人の生活や人生に大きな影響を与えたりします。
そんなとても大きなやりがいのある建築という世界に、これから足を踏み入れる人のために、少しでも早く建築というものに馴染んで頂きたい、また、わかりやすく理解して頂きたい、そんな思いでこの本を書かせて頂くことになりました。
建築という世界は、その中にも意匠(デザイン)や構造、設備、施工(現場)など、いくつか専門の分野に分かれ、さらにその専門分野一つとってみても幅が広く、また奥が深いと言えます。これから建築を学んでいく人にとっては、どこから勉強を始めたらいいかわからないでしょう。そんな中、全然興味がないところで深みにはまってしまうと、一気に「建築って面白くないな」と思ってしまう可能性があるのです。
そうならないために
まずは建築業界にいる人ならほとんどの人が知っている基本的な部分、また、最低限知っておきたい部分について、この本でしっかりと理解して頂きたいと思います。そして、建築の全体像がなんとなくつかめたら、自分の好きな分野、興味が湧きそうな分野について詳しく勉強していくようにしてください。
医療の世界でも、外科や内科など、専門の分野に分かれていますよね、医療のすべてにおいて専門家になる必要はないのです。まずは、各分野の基本的なこと、また、最低限知っておきたい部分を学んでください。専門家になるほど、一つの分野に特化して活躍しています。
これから二級建築士試験に挑戦し、建築士になるという人へ
三角形の面積の求め方がわからないのに、台形の面積を求めることはできません。でも、初めて建築士試験の勉強をする人は、そこを教えてくれる人がいないので、いきなり台形の面積を求めることから始めようとすることがあります。そして、自分には無理だと苦手意識を持ってしまう人が多いです。この1冊で学科試験のすべての範囲を網羅することはできませんが、いきなり分厚い参考書を手にする前に、まずはこの本で基本的なことを身に付けください、
そして、次のステップとして、他の参考書や問題集に取り組んで頂くと、よりスムーズに学習を進めていくことができ、効率良くレベルアップを図ることができます。この本を有効に活用して頂き、あなたの夢を叶える手助けに、少しでもお役に立つことができれば幸いに思います。
最端製図.com神無修二
二級建築士試験について
一級建築士とは、建築物の質の向上に寄与するため、建築士法によって定められた。家資格です。取得することによって、一定規模の建築物の設計や工事監理をすることができます。試験は、一次試験の学科と二次試験の実技(設計製図)があり、一次試験に合格すれば、二次試験を受験することができます。したがって、まずは一次試験の学科を突破する必要があります。
試験の日程
3月~4月受験申込み
7月一次試験
8月一次試験の合格発表
9月二次試験(設計製図)
12月二次試験の合格発表
試験科目と試験時間
一次試験の学科には、I計画_I法規皿構造IV施工の4科目があり、それぞれ25問で合計100問あります(1問1点で100点満点です)。試験時間は、午前中3時間でI計画とⅡ法規、お昼休憩を挟んで、午後3時間でⅢ構造とⅣ施工の試験が行なわれます。なお、学科Ⅱの法規の問題を解くときに限り法令集の使用が認められています。法令集は1冊のみ、また使用が認められないものもありますので注意が必要です。
受験資格
建築士試験を受けるには、建築に関する学歴や建築実務経験などの受験資格が必要です。受験申込時に、卒業証明書や実務経歴書などを申込書と一緒に提出します。
合格ラインと合格率
学科試験の合格点は、各科目13点、合計60点とされていますが、年度によって試験後に多少変更になる場合があります。各科目に点数(足切り点と言います)が定められていますので、万遍なく学習を行なう必要があると言えます。合格率は、概ね30%前後から35%くらいとなっています。ちなみに、二次(設計製図)試験の合格率は、50%から55%くらいです。
二次(設計製図)試験
一次試験に合格すると次は二次(設計製図)試験です。6月にその年の設計課題(建物用途や構造、階数など)が発表され、9月に行なわれます。試験時間は5時間です。5時間の間に設計(エスキース)と製図を行ないます。学科試験に合格すると、その年と翌年、またその次の年と、計3回製図試験にチャレンジすることができます。
二級建築士の業務範囲(建築士法第3条の2)
二級建築士が設計・工事監理できる範囲は、概ね以下の通りです。
・学校、病院、映画館、百貨店などの特殊建築物で、延べ面積が500m以下のもの
・木造の建築物又は建築物の部分で、高さが13m又は軒の高さが9m以下のもの
・木造の建築物で延べ面積が1,000m以下のもの(階数が1の場合は面積の制限なし)
・木造以外の建築物で延べ面積が300m、高さが13m又は軒の高さが9m以下のもの
建築技術教育普及センター(http://www.jaeic.or.jp/)
試験を行なっています。建築技術教育普及センターのホームページでは、試験に関する詳細を調べることができます。
●試験日程
●受験資格要件
●出題科目
●学科試験で使用できる法令集
●製図試験で使用できる製図道具
●過去の試験のデータなど
詳しいことは、ホームページで調べてみてください。
もくじ
はじめに
二級建築士試験について
第一章 快適に住まう編 計画
建築環境
1気候 日本は四季を楽しむことができる国
2日照・採光 日本と赤道付近、夏に暑いのはどっち!?
3通風・換気・空気汚染 健康で快適に暮らすために
4温度・湿度 空気線図ってなに?
5伝熱 熱を伝えやすい材料とは?
6結露 温度差に注意!
7音 音でこんなに変わる生活環境
8日光・色彩 光や色が持つ効果とは
建築計画
9住宅の計画 住宅の設計が建築の中で一番奥が深い
10住宅の計画 快適な住まいづくり
11集合住宅 タイプ別の特徴を知ろう
12都市計画 暮らしやすいまちづくり
13建築生産 より効率良く、より合理的に
14公共施設1 美術館・博物館・図書館
15公共施設2 学校・幼稚園
16公共施設3 医療施設・社会福祉施設
17商業建築 利便性と収益性
18事務所 快適な執務空間をつくるために
19各部計画 スケール感覚を養おう!
建築設備
20給水・給湯設備 生活に欠かせない水
21排水・衛生設備 使った水はどこへ行く?
22電気設備・照明設備 明かり一つでも考えることはたくさん
23空調設備 目的に応じて効率良く
24日防災・消防設備 いざというときのために
25超省エネルギー 地球のために考えるエコ
第二章 建築の決まりごと編 法規
建築基準法集団規定
26用語の定義 建築って、そもそも何だろう?
27建築手続き・確認申請 家を建てるにはいろいろな手続きが
28面積・高さ どうやって求めるの?
29用途地域 地域によって建てられないものがある?
30建ぺい率 敷地いっぱいに建てられない!?
31容積率 延べ面積にも限度が!?
32高さ制限1 いろいろな条件を複合チェック!
33高さ制限2 ご近隣への配慮も必要です
34日影規制 まだまだあります近隣配慮
35国防火地域・準防火地域 防災機能をより高く
36敷地・道路 敷地と道路との関係
建築基準法単体規定
37採光 窓の大きさにも決まりがあります
38換気 便所からシックハウス対策まで
39一般構造 遮音・天井の高さ・床の高さ
40階段に関する規定 当然あります。階段の決まりごと
41構造計算 建物に影響する力(荷重)には何がある?
42木造の決まり 軸組(耐力壁)は、種類によって強さが違います
43RC造・S造の決まり コンクリートは寒いのが苦手
44防火区画 少しでも燃え広がらないように
45耐火・準耐火建築物 火災に強い建築物に
46避難施設 廊下や階段、実は避難施設です
47内装制限 自由に選びたい仕上材料
その他の法律
48建築士法 建築士の役割と責務
49関連法規 他にもたくさんあります
第三章 丈夫な建物づくり編 構造
一般構造
50木造・補強コンクリートブロック造 日本が世界に誇る木造建築
51鉄筋コンクリート造 鉄骨造高層建築物に適する構造
52荷重・外力 耐震はもちろん重要ですが
53地震力 想像できないほどのエネルギー
54地盤・基礎 まずは足元から
55木造の特徴 日本に適した構造
56木造の建物に必要な壁 実は壁で地震に抵抗しています
57鉄筋コンクリート造の特徴 鉄筋とコンクリートはとても仲良し
58鉄筋コンクリート造の計画 部材の特徴を知って効率良く配置
59鉄骨造の特徴 なんといっても粘り強い!
60鉄骨造(接合) 締めるか固めるか
61構造計画 建物を安全な構造体にするために
建築材料
62木材 木は最もぬくもりのある材料
63コンクリート 自由な形につくれる優れた材料
64鋼材・金属材料 鉄は強いが錆と熱には要注意!
65その他の材料 建築材料は千差万別
構造力学
66力のつり合い 部材は動いちゃいけない!!
67静定梁の応力 いろいろな荷重を支える梁
68力のおきかえと反力の求め方 力のつり合いを具体的に考えてみよう
69曲げモーメントとせん断力の求め方 梁に生じる応力
70トラス 部材の性質を活かした効率の良い形
71断面の性質 部材の力を活かす使い方
72応力度 コンクリートとわら、強いのはどっち?
73座屈 撓んではいけない、材料も、気持ちも
第四章 実際に建てるには編 施工
施工計画
74施工計画 計画なしでは工事は進みません
75工事準備と工事かんり 言われなくても安全第一!
各部工事
76仮設工事 脇役、でも重要な存在
77地盤調査 砂上の楼閣では意味がない
78地業・基礎工事 丈夫な家づくりは足元が大事!
79鉄筋工事 工場で加工、現場で組み立てる
80型枠工事 丈夫に、でも解体しやすいように
81コンクリート工事(運搬から打込み) 時間との勝負!
82コンクリート工事(養生と欠陥) 安心はまだできない
83鉄骨工事 ボルトで留めるか溶接か
84木工事 建材として生き続ける木
85防水工事 雨漏りしては意味がありません
86屋根工事 建物を守る重要な役割
37左官工事 ただ塗るだけではありません
88タイル工事 見た目だけではない、建物を保護する役割も
89塗装工事 種類も目的もいろいろあります
90建具・ガラス工事 玄関扉は内開き?それとも外開き?
91内装・断熱工事 内装一つで部屋の雰囲気は大きく変わる
92設備工事 ガス感知器はどこに付ける?
施工機械・その他
93施工機械 いろいろあります建築機材
94測量 実は建築って測量から始まる
95積算 もちろん重要、お金の管理
96契約・設計図書 もめごとが発生しないように
おわりに
2級建築士受験 スーパー記憶術