新版 京都・観光文化検定試験公式テキストブック




目次

発刊の辞

歴史 史跡

京都の歴史
1 平安京以前の京都
2 平安遷都
3 平安・鎌倉時代の京都
4 室町時代の京都
5 安土桃山から江戸時代の京都
6 近代の京都

京都の史跡
1 古代の史跡
2 中世の史跡
3 近世の史跡
4 幕末維新の史跡
5 近代の史跡

神社 寺院
京都の神社

京都の寺院
1 天台宗
2 真言宗
3 臨済宗
4 曹洞宗
5 黄檗宗
6 浄土宗
7 浄土真宗
8 日蓮宗
9その他の宗派

建築 庭園 美術

京都の建築
1 寺院の建築
2 神社の建築
3 宮殿・邸宅の建築
4 茶室・数寄屋の建築
5 町家の建築
6 近代建築

京都の庭園
1 日本庭園の起源についての諸説
2 平安時代の庭園
3 中世の庭園
4 武家の庭園と書院造庭園
5 露地(茶庭)と回遊式庭園
6 近代の日本庭園

京都の美術
1 京都の絵画
2 京都の彫刻
3 京都の工芸

芸術 文化
伝統工芸
1 工芸
2 染織

伝統文化
1 歌道
2 茶道
3 華道
4 能
5 狂言
6 歌舞伎
7 京舞と井上流

花街
1 花街の歴史
2 花街の行事
3 花街のしきたり

生活 行事

祭と行事
1 京都の三大祭 葵祭 祇園祭 時代祭
2 京都の民俗行事 節分行事 夏越祓 六道まいり 五山の送り火 地蔵盆 松上げ
3 京都三大奇祭 やすらい祭 鞍馬の火祭
京都の主な祭と行事一覧

京料理
1 京料理の歴史
2 行事と京料理
3 京野菜

京菓子
1 京菓子の歴史
2 京菓子の種類と由来

京都のならわし
ことばと伝說
1 京ことば逃
2 京都のことわざ
3 京都の伝説

京都の地名
1 京の通り名・数え歌
2 辻子と路地
3 東山三十六峰
4 難読地名とユニークな町名
5 京の町並み
6 京都の散歩道

付録
京都略年表
京都市内天然記念物一覽表
京都市内地図
京都市街地図
京都府地図

索引

森谷 尅久 (監修), 京都商工会議所 (編集)
淡交社; A5版 (2016/6/28)、出典:出版社HP

発刊の辞

京都は日本文化発祥の地であり、京都の文化は日本の文化そのものであると言っても過言ではありません。我々は、千二百年にわたり脈々と受け継がれてきた文化と歴史を次の世代に伝える使命を担っています。また、日本を代表する文化観光都市として世界中から注目を集める中、訪れる観光客を温かく迎え、一層のサービス向上に努めなければなりません。

京都商工会議所では、京都・観光文化検定試験を実施することにより、世代を超えて京都の文化・歴史を学ぶ機会と環境を提供するとともに、府民・市民の観光に対する意識向上を図っていこうと考えています。さらに、京都の魅力を世界に向けて発信し、京都が持つブランド力を一層高め、次の世代にその価値を伝えていきたいと思っています。

本テキストは、京都・観光文化検定試験の受験を考えておられる方々にはもちろんのこと、京都のことをさらに深く勉強しようと思っておられる方々、京都を愛されている全国の皆様にも活用していただけるように作成いたしました。千二百年の歴史を一冊に収めることはとてもできませんが、伝統工芸・伝統文化など独自の文化や、京料理・京ことばなど、幅広い内容になっています。

京都・観光文化検定試験がきっかけとなり、多くの方に京都の奥深い魅力を新たに発見していただくことを通じて、文化と観光の振興に少しでもお役に立てれば幸いです。

京都商工会議所

凡例
○本書は、京都商工会議所が主催する「京都・観光文化検定試験」の公式テキスト(平成十六年刊行、平成十七年改訂、平成二十二年増補)を改訂・増補したものである。前著の内容を再検討しつつ、必要に応じて修正を施し、項目の増減を行った。

○京都の観光に関する基礎的な情報を主に収録し、社寺については、京都・観光文化検定試験の主旨に従い、京都を訪れる観光客の関心が高いと思われる社寺を中心に選択した。

○京都のエリアは、京都市および宇治市、城陽市、京田辺市、向日市、長岡京市、八幡市、大山崎町を中心とし、社寺、建築、美術、行事、京野菜については一部府内全域から取り上げている。

○各分野の構成は、原則として概説と小項目に分け、概説では全体的な理解と通史をまとめ、小項目では京都を観光する上で、必要と思われる基礎的な項目を掲出した。

○寺院は宗派別に分類し、同一宗派内では京都市の行政区順および京都市外の配列とし、区内では五十音順に配列した。なお、通常拝観できない寺院も含まれている。

○社寺の境内社・塔頭・子院などについては、それぞれ存在する社寺の項に、境外塔頭はその所在する行政区の項に掲載した。

○社寺の由緒・沿革については各社寺の内容確認を得、その記述に従った。また、本尊・祭神をはじめ、固有名詞などの表記・読み方も原則として各社寺の慣用に合わせた。

○文化財は必要に応じて特記したものであり、網羅的に掲載したものではない。また指定文化財の名称についても、必ずしも厳密な指定名称に従ったものではない。

○障壁画などで、文化財保護のために複製に置き換えられていることがある。

○祭礼、年中行事の開催日時等は、主催者の事情により変更されることがある。

○複数の説明が存在する場合、より一般的と思われる説のみを採用した事項もあるが、これは必ずしもその他の解釈・説明を否定するものではない。

○→の記号を「…を見よ」の意味に用いて、参照頁を記した。

○巻末に、京都に対する歴史・地理的な理解を助ける付録として年表、地図を収録した。また、五十音順による索引を掲げた。

○内容については万全を期しておりますが、万一明らかな誤りが見つかった場合は、京都検定公式ホームページに記載します。但し、刊行後に生じた変更などについてはその限りではありません。

○本書の記載内容は原則として、平成二十八年五月現在のものです。

森谷 尅久 (監修), 京都商工会議所 (編集)
淡交社; A5版 (2016/6/28)、出典:出版社HP