パンシェルジュ検定試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)
パンシェルジュ検定の概要
パンシェルジュとは、「奥深いパンの世界を迷うことなく案内できる幅広い知識を持った人」という意味。パンシェルジュ検定は、パンの製法、器具、材料の知識だけでなく、歴史・いろいろな国のパンや衛生に関する知識、マナーなど幅広い知識を問う検定試験です。
3級はパンの歴史・材料・器具・文化・マナー・衛生に関する基本的な知識を、2級はさらにマーケット・トレンド・コンビネーションなどを加え、より実践的な知識を、1級はさらに健康・未来学・サービス学などを加え、高度で専門的な知識を問います。
受験資格に制限はありませんが、1級は2級合格者のみ受験が可能です。
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パンシェルジュ検定試験の公式テキスト
1.「パンシェルジュ検定 3級公式テキスト 新装版」(実業之日本社)
この本で「パンシェルジュ検定3級」を目指し学ぶことで、パン全般についての知識が着実に身につくはずです。実際の問題をそのまま縮小して収録した「模擬問題」つき。
2.「パンシェルジュ検定 2級公式テキスト 新装版」(実業之日本社)
初級編の3級よりさらに幅広く、実践的なパンの知識が要求される2級試験に対応。パンのマーケット、トレンドから小麦粉についての知識、本格的なパンづくりの工程など、パンに関する情報と深い理解力が身につく解説&問題集です。
3.「パンシェルジュ検定1級(マスター)公式テキスト 改訂版」(実業之日本社)
入門編の3級、実践編の2級のさらに上をいく、まさにパンシェルジュのマスターを目指すための1冊。1級の検定では、マークシート方式の問題に加えてレポート試験が行われるため、このテキストにはレポート試験に役立つオリジナルノートが付いています。
訪れたパンショップで味わったパンについてメモしたり、自分で作ったオリジナルパンのレシピを書きとめたりするのに重宝します。パンと料理の関係、本格的なパンづくりの工程、サービス学や経営学など、パンに関する専門的な知識が試される1級試験に対応した1冊です。
4.「おうちで作る世界のパン―世界10カ国の人気パン簡単レシピ」(実業之日本社)
世界の人気パンをおうちで簡単に作ってみよう。はじめてでも上手に作れる親切レシピとプロセス写真が満載。そして、パンシェルジュがおすすめするパン屋さん、パンの友のご紹介も。
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目次 – パンシェルジュ検定 1級公式テキスト 新装版
はじめに
この本をご覧になる皆さんは、これまでに3級の「入門編」から始まり、2級の「実践編」までパンに関する多くのことを学んでこられたことと思います。
今回、いよいよ「専門編」となる1級に挑戦されるわけですが、パンシェルジュの資格はパンを作るプロや、売る人のための条件となるわけではありません。
しかし、これまで身につけた歴史や市場、材料、作り方から発酵のメカニズムの知識、そして今回学ぶ経営やマナーまでの幅広い知識はパンシェルジュとしての素養を十分満たしてくれるでしょう。また、専門編としての1級はこれら知識・技術の総仕上げとして「おいしさ、楽しさを伝えるパンの伝道師」としての表現方法や姿勢をも学ぼうという段階です。
そのため検定の要項も従来のマークシート方式だけでなく、レポートの作成という課題が設けられます。これまで学んだことを皆さん自身の言葉や文章などで表現することが求められるわけですが、テーマについては事前に通知されるので、準備さえ怠らなければ合格は間違いなし。
合格後の御活躍を期待します。
もくじ
はじめに
本書の使い方
第1章 パンと料理
1.主食としてのパン
2.西洋料理とパン
3.その他の地域の西洋料理とパン
4.東欧料理とパン
5.中近東料理とパン
6.アジア料理とパン
7.パンと料理の新しい出合い
第1章練習問題
第1章解答解説
第2章 パンと健康
1.パンに含まれる栄養素
2.パンと健康
3.パンとアレルギー
4.パンと美容
5.パンと食品添加物
6.バランスよく食べる
第2章練習問題
第2章解答解説
第3章 パンづくりの工程1級編
1.フランスパン
2.クロワッサン
3.ライ麦パン
4.パンづくりで大切なこと
5.機械を活用する
6.ベーカリーで使う道具
第3章練習問題
第3章解答解説
第4章 パンの未来学
1.世界の小麦事情
2.小麦の価格変動
3.深刻化する食糧問題
4.食糧問題の対策
5.パンの未来
第4章練習問題
第4章解答解説
第5章 パンの経営学
1.パンショップの経営形態
2.ショップの開店にあたって
3.ショップ開店の初期費用
4.開店に必要な届け
5.経営に関する数値
6.ショップの経営デザイン
7.多店舗経営への発展
第5章練習問題
第5章解答解説
第6章パンのサービス学
1.コンシェルジュは「おもてなし」の達人
2.サービスとホスピタリティ
3.ホスピタリティの大切なマナー(5つのポイント)
4.ホスピタリティの実行
5.場面で活躍するパンシェルジュ
第6章練習問題
第6章解答解説
最終章 パンシェルジュに期待すること
1 特別インタビュー
ホテルベーカリーシェフ・本田修一さん
ソムリエ・丸山宏人さん
料理評論家・山本益博さん
プレジデント社編集部長・町田成一さん
天使のパン・ケーキ・多以良泉己さん、宇佐美総子さん
2パンシェルジュを実践
レポート作成について
巻末付録
過去問題
解答解說
索引
本書の使い方
本書の構成
各章 テキスト
1級(マスター)の検定試験に出題される範囲をテーマごとにまとめています。
↓
各章 練習問題
各草で学んだ内容の基礎的な問題。学んだらすぐに復習することで知識が身につきます。
↓
各章 解答解説
練習問題の解答、その解説と該当のページも記載しています。
↓
過去問題
これまでに1級(マスター)検定試験に出題された問題を50問掲載しています。
↓
解答解説
過去問題の解答、その解説と該当のページも記載しています。
受験のヒント
1級(マスター)の受験資格は2級(プロフェッショナル)合格が条件です。この本の過去問題では1級に関する問題のみを取り上げていますが、検定においては3級(ベーシック)、2級レベルの問題も出題されることが想定されます。また、テキスト本文だけでなく本書に掲載されているコラムや問題の解説からも出題される可能性がありますので十分に勉強し、理解することをおすすめします。
目次 – パンシェルジュ検定 2級公式テキスト 新装版
はじめに
「奥深いパンの世界を迷うことなく案内できる幅広い知識を持った人」という「パンシェルジュ検定」はパン業界やパンフリークの方で話題となり、多くのパン好きの方が受験されています。
3級(ベーシック)では入門編としてコンの製法・道具・材料の知識、歴史や世界のパンの紹介、衛生に関する知識、マナーなど、幅広い分野から基本的な問題が出題されました。2級(プロフェッショナル)はパンのマーケット、トレンドから小麦粉に関する理解や本格的なパンづくりの工程と、天然酵母のおこし方など、それぞれをさらに深く追求し、「パンシェルジュ」にふさわしい知識といろいろなパンづくりのコツを学んでいく「実践編」です。
2級の試験は3級に比べ、より難易度の高い問題となっています。本書はパンシェルジュ検定の2級に準拠した対策本ですが、3級の内容も含め、高いレベルに挑戦する気持ちを持って、本書をしっかり理解し、勉強していただければ必ず合格されるはず。また、学んだ知識はこれからのパン人生に大きな潤いも与えてくれることでしょう。皆さんの合格をお祈りいたします。
もくじ
はじめに
この本の使い方
第1章 パンのマーケット
1. パンの市場規模
2. パンの生産量と私たちの暮らし
3. パン原料の自給な
4. 大手パンメーカーいろいろ
5. チェーンベーカリーのいろいろ
6. 新しいかたちのブーランジェリーたち
第1章練習問題
解答解説
第2章 パンのトレンド
1. 時代を反映するパン
2. 戦後間もない時代のパン
3. 1950年代
4. 1960年代
5. 1970年代
6. 1980年代
7. 1990年代
8. 2000年代
9. 最近の商品~多様化の時代
10. 世界各国のパンの流行
第2章練習問題
解答解説
第3章 小麦を学ぶ
1. 植物としての小麦
2. 小麦の品種
3. 小麦から小麦粉へ
4. 部位ごとの栄養比較
5. 他の粉との成分比較
6. 小麦から生地へ
7. 生地からパンへ
第3章練習問題
解答解説
第4章 パンの世界が広がる材料
1. フィリング・トッピング
2. 仕上げ材料
3. スプレッド他
第4章練習問題
解答解説
第5章 パンづくりの工程2級編
1. 工程前の予備知識
2. イギリスパン
3. ブリオッシュ
4. ナン
5. 蒸しパン
第5章練習問題
解答解説
第6章 パンとのコンビネーション
1. コーヒー
2. 紅茶
3. ワイン
4. その他の飲み物
第6章練習問題
解答解説
第7章 天然酵母を知る
1. 酵母とは
2. 発酵のメカニズム
3. 酵素について
4. いろいろな天然酵母
5. 自家製酵母を作る
6. 自家製酵母でパンを作る
第7章練習問題
解答解説
巻末付録
模擬問題
解答
索引
本書の使い方
本書の構成
各章 テキスト
2級に出題される範囲をテーマごとにまとめています。
↓
各章 練習問題
定的な問題。学んだらすぐに復習されることで知識が身につきます。
↓
各章 練習問題解答解說
練習問題の解答、その解説と該当のページも記載しています。
↓
模擬問題
実際の検定レベルを想定し、各章で学んだ内容の基礎と詳細・応用の問題をまとめています。
↓
模擬問題解答
過去問題の解答と該当する記述があるページも記載しています。
受験のヒント
2級の受験資格は3級合格が条件です。この本の過去問題では2級に関する問題のみを取り上げていますが、検定においては3級レベルの問題も出題されることが想定されます。
また、テキスト本文だけでなく本書に掲載されているコラムや問題の解説から出題される可能性がありますので十分に勉強され、理解されることをお勧めします。
目次 – パンシェルジュ検定 3級公式テキスト 新装版
はじめに
朝のトースト、お昼のサンドイッチ、おやつのあんパンやディナーにいただくフランスパン。そして、街には多くのパン屋がみられるようになり、今やパンはご飯とともに、日本人の生活に欠かせない存在となっています。そんなパンのことをもっと知りたい、あるいは自分で作ってみたいという方のために、「パンシェルジュ検定」はスタートしました。
パンシェルジュとは「パン」+「コンシェルジュ」の造語です。つまり『奥深いパンの世界を迷うことなく案内できる幅広い知識を持った人」という意味。3級の入門編から2級の実践編、そして1級の専門編に分けられたこの検定は、パンを知りたい人、パンの専門家を目指す人にとって着実に身につく知識となるはずです。
入門編の3級試験では、パンの製法・器具・材料の知識はもちろん、歴史・いろいろな国のパン・衛生に関する知識・マナーなど、幅広い分野から基本的な問題が出題されます。この本はパンシェルジュ検定の3級に準拠した対策本であり、また教科書でもあります。内容をしっかり理解し、勉強することと「パンが好き」の気持ちがあれば、きっと合格するはずです。
ぜひ、合格できるよう、ご健闘をお祈り致します。
もくじ
はじめに
パンの各部分の名称
第1章 パンの歴史
1.誕生から世界へ
2.日本のパンの歴史
第1章練習問題
解答解説
第2章 パンの種類と分類
1.フランスのパン
2.イタリアのパン
3.ロシアのパン
4.ドイツのパン
5.イギリスのパン
6.その他のヨーロッパ地域のパン
7.アフリカのパン
8.アメリカのパン
9.中南米のパン
10.中近東のパン
11.インドのパン
12.中国のパン
13.日本のパン
14.パンの分類
第2章練習問題
解答解説
第3章 パンの材料と道具
1.小麦粉(主材料)
2.酵母(主材料)
3.水(主材料)
4.塩(主材料)
5.砂糖(副材料)
6.油脂(副材料)
7.乳製品(副材料)
8.卵(副材料)
9.その他の材料
10.パンづくりの道具
第3章練習問題
解答解説
第4章 パンの製法
1.ストレート法
2.中種法(発酵種法)
3.サワー種法(発酵種法)
4.ポーリッシュ法(発酵種法)
5.その他の発酵種法
第4章練習問題・解答解説
第5章 パンづくりの工程
1.正確な計量
2.生地作り
3.一次発酵
4.ガス抜き(パンチ)・二次発酵
5.分割・丸め
6.ベンチタイム
7.成形(型)
8.最終発酵
9.焼成
10.その他
第5章練習問題
解答解説
第6章 パンをおいしく食べよう
1.家庭でおいしく食べる
2.パンと飲み物のマリアージュ
3.おいしさを引き立てるスプレッド
4.パンのマナー
第6章練習問題
解答解説
第7章 食品衛生
1.食中毒の原因と予防
2.食品変質上防止法
3.殺菌
第7章 練習問題
解答解説
巻末付録
過去問題
解答解説
索引
パンの各部分の名称
本文に入る前に、パンの各部分の名称を理解しておきましょう。
クラスト
パンの表面の焼き色がついた部分。外皮、皮ともいう。
クラム
パンの内側の中身の部分。内相ともいう。
すだち
クラム内に生じる気泡のこと。きめともいう。
骨格
クラストの強度のこと。グルテンの生成が多いほど骨格はしっかりする。骨格が弱くて、焼き上がったパンが折れてしまうことを「腰折れ」という。