地方初級・国家一般職(高卒者)テキスト 国語・文章理解 第2版 (公務員試験)
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はじめに
地方初級・国家一般職(高卒者)試験は、各試験によって多少の違いはあるものの、おおむね高校卒業~20代前半の人を対象として行われ、難易度は高校卒業程度とされています。
近年は少子化や「全人時代」ともいわれる大学進学率の増加によって受験者数は減少していますが、公務員制度改革や財政難などの理由で採用予定者数も減少しており、国家系の試練で最終合格率は10%程度、地方系だとそれ以下という難関試験であることにかわりはありません。
この試験は、主要5科目+公務員試験独特の科目が出題されるため、付け焼き刃の勉強で太刀打ちできるものではありません。その一方で、「何から手をつければよいのか分からない」、「問題集を購入したが最初からつまずいてしまい、勉強するのが嫌になった」などの声もよく聞きます。公務員試験に限ったことではありませんが、勉強において最も重要なのは、「基礎力を身につける」ことです。基礎を理解せずに勉強を進めても高い学力は身に付きませんし、分からない部分が出てきたときに「どこでつまずいているのか?」を自分自身で判別することができません。
本シリーズは、基礎学力の向上を目的として、地方初級・国家一般職(高卒者)試験に挑む方々のために作られました。まず、各科目を分野別に分け、そこで覚えてほしいことや基本的な解き方を示すことで基礎的な知識を身につけ、代表的な問題を解くことで理解を深めていくという形で構成されています。迷ったときや分からなくなってしまったときは、解説部分をもう一度見直してみてください。何らかの道しるべとなるはずです。
皆さんと私たちの望みは1つです。「憧れの公務員になること」
この本を手にした皆さんが、念願の職に就けることを心から願っております。
2017年2月 TAC出版編集部
本シリーズの特長
①科目別の6分冊
地方初級・国家一般職(高卒者)の教養試験で問われる学習範囲を、分野ごとに編集]「数学・数的推理「判断推理・資料解釈「国語・文章理解」「社会科学」「人文科学」目然科学の6冊にまとめました。
②基礎的な分野から段階を追った学習が可能です。
各テーマの記述は、まず、基礎的な解説。ぜひ覚えたい事項の整理からスタートします。ここでしっかり解き方や知識のインプットを行いましょう。続いて、演習問題を掲載しています。学んだ解き方や知識のアウトプットを行いましょう。演習問題は、比較的やさしい問題から少し応用的な問題までが含まれていますので、本試験へ向けた問題演習をしっかり行うことができます。
本書のアイコンについて
・解法のポイント
ただ文章を読んでいってもなかなか重要なことを読み取れません。文章を読み始める前に、身に付けておくと便利な文章読解のポイントを明示しています。
・注意点
問題を解く際に注意すべき点を説明しています。ここを押さえれば、自信を持って例題にチャレンジできるはずです。
・ヒント
各例題の文章を正しく読み取るためのポイント、文法や言葉の言い回し等を整理しています。また出典も明示していますので、気になった作家の他の作品を読んでみるのもよいでしょう。
・参考
例題としてとりあげた問題について、参考となる情報を補足として付しています。
目次
第1編 国語
概説
第1章 漢字
第2章 四字熟語
第3章 ことわざ·故事
第4章 現代文·古文)重要語句
第2編 文章理解(国語)
概説
第1章 現代文内容把握
第2章 古文内容把握
第3章 漢文内容把握
第4章 空欄補充
第5章 文章整序
第3編 文章理解(英文)
第1章 内容把握
第2章 空欄補充