受けるならどちら? 「処理技能認定試験」と「MOS」について- おすすめは?
ワード、エクセル、パワーポイントでのマイクロソフトオフィス関連の資格を考えている人がマイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)とサーティファイの処理技能認定試験資格(Word文書処理技能認定試験、Excel表計算処理技能認定試験、PowerPointプレゼンテーション技能認定試験)ではないかと思います。これらについて、どの辺りに違いがあるのかを見ていきましょう。
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認知度の違い – 人事担当も知らないときもある処理技能認定試験
世間一般の認識の程度から言うと、処理技能認定試験とMOSでは資格・検定の冠にマイクロソフト オフィス スペシャリストという名前の覚えやすさもあり、MOSの方が認知度があるようです。人事担当者もワード、エクセル、パワーポイントの資格といえばMOSを圧倒的に言及し、処理技能認定試験資格はWord文書、Excel表計算、PowerPointプレゼンテーションを含めず処理技能認定試験資格というだけでは伝わらずいたりします。
試験そのものが実務的・有意義なのはどちら?
処理技能認定試験では知識試験 (1・2級のみ)があります。内容は文書処理、およびMicrosoft Wordに関する知識でコンピューターに表示される多肢選択式の試験問題に解答する形式となります。1級になると問題は非常に困難なので、ここを受からないにしても勉強するだけでかなりの知識をつけることはできます。実技試験は、MOSと処理技能認定試験ともにありますが、テスト会場で出された用紙(見本)に記載されている作業に従って、1つのWordファイルまたはExcelファイルを完成させるフォームがテストの流れです。
一方、MOSは実際の操作をするテストという意味では変わりませんが、最終的にしたい(完成に近い)ファイルが既に表示されており、「このファイルフォーマットに(テスト指示に従った)編集を追加してください」などの質問に従い行うので一からという作業ではありません。ファイルごとにいくつかの質問が与える大問をこなす作業となります。
実際の試験から考える「処理技能認定試験」と「MOS」
MOSは多くのWordやExcelでどのような機能があるのかを知るには適しています。一方、例えば会社なので、上司に「○○」の資料を「△△」のような感じで作っておいて!などと言われた時、雛形がなければ最初のまっさらなファイルから頼まれた時に役に立ちそうなのは、試験方式がそのような形式である処理技能認定試験となります。もちろんMOSもスペシャリストレベル(一般)とエキスパートレベル(上級)がありさらにその上になるとマイクロソフト オフィス スペシャリスト マスターというカテゴリーがあり、そこまでになるとオフィスで知らないことないという次元になりますが。
よって、白紙からファイルを作成する処理技能認定試験は実用的と評価されているという声は少なくありませんが、上記にも書いたように認知度のところではやや劣るところがあります。またMOSのような試験形式ではどちらかというと事務職での部分的なポイントのところでの作業が多い場合での仕事の場合MOSが適する場合もあるように見受けられます。
MOS概要(Excel)
Excel®表計算処理技能認定試験