ガス溶接作業主任者試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)
ガス溶接作業主任者の概要
ガス溶接作業主任者は、アセチレン溶接装置またはガス集合溶接装置を用いて行う金属の溶接、溶断、加熱の作業を行うときに必要な作業主任者です。労働安全衛生法によってガスを使用して溶接作業を行う場合には、ガス溶接作業主任者免許を受けた者の中からガス溶接作業主任者を選定する必要があります。選定された作業主任者は、爆発などの災害をなくすために安全な作業方法の決定や指揮を行います。もちろん、本資格は厚生労働省が認定する国家資格です。
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ガス溶接作業主任者試験の公式テキストは?
公式テキストはありません。専用の対策テキストと問題集が販売されているので活用しましょう。
ガス溶接作業主任者のおすすめテキスト
1.「ガス溶接作業主任者テキスト」(中央労働災害防止協会)
ガス溶接作業主任者として知っていなければならない事項を網羅したテキスト。免許試験用のみならず、ガス溶接等作業の安全を確保する上で広く役立つ1冊。
2.「ガス溶接作業主任者 過去問題・解答解説集 2018年10月版」(TAKARA license)
ガス溶接作業主任者 資格試験の最新平成30年10月(2018年10月)公表の過去問題から過去10回分を収録し、解答解説しています。出題された、「労働安全衛生規則」「労働安全衛生法」「労働安全衛生法施行令」等を収録。
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目次 – ガス溶接実習書―付・ガス溶接作業主任者受験案内/練習問題
はじめに
現在は、工作機械のベースも大きな船舶も溶接で製作します。製作工場では必ずと言っていいほどガス溶接器や電気溶接機が設置されています。したがって、それらを使用する何万、何十万の溶接作業者が活躍しています。
溶接構造物の設計、関連作業の施工と管理、試験、検査、購買、流通などに関係する人々は極めて多数にのぼります。この傾向は、生産活動が続く限り今後もますます盛んになるでしょう。溶接作業や切断作業は加工工程の基本です。したがって、現在、溶接作業に従事している技術者も、これから機械関係の技術者を志している人々も、溶接技術を身につける必要があります。
本書は、1968年に発行されてから1990年までに7版9刷を重ねて来た「ガス溶接実習書」を全面的に見直し、ここに改定したものです。
本書は、初級溶接技術を実際に身に付けたいと考えている人や、溶接指導者などを対象に、なるべく具体的に、分かりやすく解説することを心がけました。また、ガス溶接の講習会にも利用できるように編集してあります。溶接作業は危険を伴いますので、本の内容をよく理解するとともに、安全に注意し、指導者の指導の元に十分に技術を磨いて、溶接技術を身につけていただければと思います。そのために本書がいささかでも、お役に立つことを念じています。
1999年1月
編者 塩ノ谷幸造
溶接装置
ガス溶接作業のいろいろ
第2版の発行にあたって
パワー社の編集部よりのたっての依頼を受け、長年に渡ってガス溶接やアーク溶接の実習教育にたずさわってきた経験を生かし、本文、問題の見直し、また溶接作業のところには写真を配し、初心者でもより分かりやすくなるように心がけました。
2005年1月
第2版編者 辻口孝治
目次
No.1アセチレン溶接装置-1(溶解アセチレン)
No.2アセチレン溶接装置-2(ガス溶接作業主任者のみが使用可)
No.3酸素容器の取扱い方
No.4圧力調整器の取付け方
No.5溶解アセチレンの取扱い方
No.6溶解アセチレン容器と調整器
No.7ホース
No.8溶接器(吹管またはトーチ)の使用法
No.9炎の調整
No.10切断器の使用法
No.11切断作業
No.12溶接器(吹管)の動かし方
No.13ビードの置き方
No.14下向前進突合せ溶接
No.15下向後退突合せ溶接
No.16下向前進重ね溶接
No.17下向水平すみ肉溶接
No.18立向上進突合せ溶接
No.19横向前進突合せ溶接
溶接作業を行う時の注意
まとめ
付録1.ガス溶接作業主任者免許受験案内
付録2.ガス溶接技能講習修了証取得要領案内
付録3.関係法令
ガス溶接問題集と解答