社会人常識マナー検定試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)
社会人常識マナー検定試験の概要
社会人常識マナー検定とは、全国経理教育協会が主催する『社会常識』『コミュニケーション』『ビジネスマナー』の3つの領域の力をはかる試験です。この検定の勉強をすることで就職活動やビジネス界でさらに活躍するために必要な知識を習得し、自信をつけることができるでしょう。
最新の社会人常識マナー検定テキストを確認する
Amazon Rakuten
参照: 社会人常識マナー検定おすすめ問題集・テキスト・参考書ランキング https://uguide.jp/5036/
社会人常識マナー検定試験公式テキストは?
公式テキストが産学社より発売されております。
社会人常識マナー検定試験のおすすめテキスト
1.「社会人常識マナー検定テキスト2・3級」(産学社)
文部科学省が後援する注目の検定試験の公式テキストが新発売! 就職を志望する若者、就職活動中の学生はもちろん、企業の新人研修や若手企業人のキャリアアップにも幅広く活用できる全国経理教育協会発行のテキストです。
2.「社会人常識マナー検定試験 第18回~第25回 過去問題集 2級 (全経過去問題シリーズ)」(産学社)
文部科学省後援 社会人常識マナー検定試験の公式過去問題集です。第18回~第25回までの試験問題が収録され、丁寧な解説が付いているので、検定試験に合格できるだけの実力を確実に養成できます。
3.「社会人常識マナー検定試験 第18回~第25回 過去問題集 3級 (全経過去問題シリーズ)」(産学社)
文部科学省後援 社会人常識マナー検定試験の公式過去問題集です。第18回~第25回までの試験問題が収録され、丁寧な解説が付いているので、検定試験に合格できるだけの実力を確実に養成できます。
最新の社会人常識マナー検定テキストを確認する
Amazon Rakuten
目次 – 社会人常識マナー検定テキスト1級 (全経公式テキスト)
はじめに
本書は、公益社団法人 全国経理教育協会が主催する「社会人常識マナー検定」1級を対象とした学習教材です。
社会人常識マナー検定は、社会人として必要な知識、コミュニケーション力およびマナーの習得を促す検定です。
中でも1級は、幅広い社会常識を十分に理解し、高度な業務を処理できる知識やビジネスマナーを活用し、リーダーシップなどさまざまなビジネスの場面で発揮できるコミュニケーション能力の習得を促しています。
この検定の合格へ導くテキストとして、本書は以下のポイントを踏まえて作成されました。
■検定試験を作問する先生方による丁寧な解説
■イラストや図表を多用した分かりやすい内容
■現場や時代に即した実践的内容
また、社会人常識マナー検定1級の出題内容は、「社会人常識マナー検定テキスト2・3級」の要素を発展させたものとなってもいます。したがって、本書は1級を受験される方はもちろん、2・3級取得者のさらなる学習教材としても活用できます。また、企業の研修や企業人のキャリアアップにも役立てていただけることと思います。
本書をもとに学びを深めて、一人でも多くの方が社会人常識マナー検定1級に合格し、ビジネスの世界で活躍していかれることを期待しております。
2019年3月
編者
目次
はじめに
社会人常識マナー検定試験について
学習方法
第1編 社会常識
第1章 社会と組織
キャリア形成
1. ビジネスパーソンとしてのキャリア形成
会社と組織
1. 組織の役割とマネジメント
社会変化と働き方
1. 社会の変化と多様化する雇用形態
2. 働き方改革
第2章 企業と経営
目標設定と成果・振り返り
1. プロフェッショナルのチームワークカ
2. 業務マネジメントカ
3. PDCAサイクルの実践
企業の社会的責任
1. 企業の社会的責任
リスクマネジメント
1. リスクの予見
2. リスクマネジメント
第3章 一般知識
ビジネスにおける基礎用語
1. 政治・経済・国際に関する基礎用語
2. 社会・文化に関する基礎用語
3. 企業経営に関する基礎用語
日本語の常識
1. 漢字の常識
その他の基礎用語
1. カタカナ用語の常識
2. 欧文略語の常識
第2編 コミュニケーション
第1章 仕事の成果と人間関係
職場を円滑にするコミュニケーション
1. コミュニケーションの重要性
2. 信頼関係を築くアクティブリスニング
3. コミュニケーションにおけるストロークとは
4 リーダーシップに生かすファシリテーション
顧客満足コミュニケーション
1. 接遇とホスピタリティ
2. 商談で好感をもたれる4要素
3. 相手の心に響くプレゼンテーション
4. クレーム対応
第2章 ビジネスでの対話力
ワンランクアップの言葉遣い
1. 言葉遣いは心遣い
2. 不明感、不安感、不信感をなくす敬語の使い方
3. 来客応対、商談での言葉遣い
4. 英語での電話応対
目的に合った効果的な話し方
1. 相互理解のための分かりやすい話し方・上手な聞き方
2. 相手が納得する説明の仕方
3. 正確に情報伝達ができる報告の仕方
4. 相手を動かす注意の仕方
5. 相手を不快にさせない断り方
6. 協働関係を築く依頼の仕方
7. 話を引き出す上手な質問の仕方 ~オープン・クエスチョン
第3章 取引を成功させるビジネス文書
確実な情報共有と円滑な情報伝達
1. 相手目線の迅速、簡潔なビジネスメール
2. 英語での基本ビジネスメール
3. ビジネス文書の形式と作成の留意点
企業間の良好な関係に必要な社交文書
1. 社交文書の形式と作成の留意点
第3編 ビジネスマナー
第1章 職場のマナー
信頼を得られる職場のマナー
1. 豊かな人間関係構築の心得
2. 人材育成と後輩指導
3. 社内の付き合いマナー
第2章 お客様応対
来客応対
1. 来客応対の流れ
訪問のマナー
1. 訪問準備
2.面談時
3. 社外での打ち合わせ
接待のマナー
1. 目的に合わせたおもてなし
2. 相手に喜ばれる接待
3. 接待を受けるときの心得
第3章 電話応対
電話応対
1. 好印象を与える電話の受け方・取り次ぎ方
2. 分かりやすい伝言メモの残し方
3. 相手に配慮した電話の掛け方
4. 状況に応じた電話応対
第4章 交際業務
冠婚葬祭のマナー
1. 慶事のマナー
2. 弔事のマナー
付き合いのマナー
1. 食事のマナー
2. お見舞いのマナー
3. 贈答と上書き
第5章 文書類の受け取りと発送・他
情報の扱い方
1. 情報とは
2. 情報セキュリティの重要性
情報モラル
1. 情報モラルとは
2. 電子メールのネチケット
3. その他 SNS 使用のネチケット
第6章 会議
会議の運営と進め方
1. 理想的な会議を進めるために
2. 会議の種類
3. 会議用語
4. 会議参加の心得
5. 会議の事前準備から片付けまで
6. 会議進行のポイント
第7章 ファイリング・他
情報の収集・管理と整理法
1. 情報収集の仕方
2. データの管理
3. 書類のファイリング方法
プロジェクト管理/仕事管理
1. プロジェクト管理とは
2. プロジェクトの流れ
3. プロジェクトをチームで行う際の日程管理
4. プロジェクト業務実施の留意点
5. 個人の日程管理
チャレンジテスト問題/解答・解説
索引
参考文献・資料
社会人常識マナー検定試験について(受験要項より抜粋)
社会人常識マナー検定試験問題は、この基準により作成する。
3級
社会・組織の一員として必要不可欠な社会常識を理解し、初歩的な仕事を処理するために必要な知識やビジネスマナーを学び、社内外の人と良好な関係を築くために求められるコミュニケーション能力を習得している。
2級
企業・社会のしくみと一般的な社会常識を理解し、仕事を処理するために必要な知識やビジネスマナーを身に付け、自ら築いた人間関係を良好に保つために必要なコミュニケーション能力を習得している。
1級
企業・社会のしくみと幅広い社会常識を十分に理解し、目標達成のために自ら率先して高度な業務を処理できる知識やビジネスマナーを活用し、後輩指導・グループをまとめるリーダーシップ・トラブル対応などさまざまなビジネス場面で発揮できるコミュニケーション能力を習得している。
各級の出題範囲は次の社会人常識マナー検定試験問題出題範囲とする。ただし、下級の範囲を包含し、同一項目、同一範囲については級の上昇に応じて問題内容が高度化するものとする。
試験の形式は、3・2級はマークシートを使用した多肢選択式、1級は記述式。
項目 | 本テキスト対象外 | 本テキスト対象 | |
3級 | 2級 | 1級 | |
Ⅰ社会常識 | 1.社会と組織 社会人の自覚 キャリアを理解する 会社組織の成り立ち スキルと能力 雇用形態の多様化 |
キャリアを形成する リーダーシップとフォロワーシップ 社会変化とその対応 |
1.社会と組織 組織の役割とマネジメント 働き方改革 |
2.仕事と成果 目標の重要性 組織目標と個人目標 主体性の発揮 組織の活性化 企業と経営資源 |
仕事と成長 モチベーション 企業の社会的責任 |
2.仕事と成果 業務マネジメント リスクの予見 リスクマネジメント |
|
3.一般知識 政治や経済に関連する基礎用語 ビジネスの基礎は日本語(漢字の読み書き、類義語と対義語、同音異義語と同訓異字語) カタカナ用語 都道府県名・県庁所在地・都道府別関連情報 |
税金や社会保障制度に関連する基礎用語 労働環境・経営意識に関連する基礎用語 四文字熟語とことわざ・慣用句 欧文略語 世界の国名と首都 |
3.一般知識 政治・経済・国際に関する基礎用語 社会・文化に関する基礎用語 企業経営に関する基礎用語 |
|
4.ビジネス計算 ビジネスにおける計算力 数式を元にした課題の解決 |
|||
Ⅱ コミュニケーション | 1.ビジネスコミュニケーション 傾聴の重要性とポイント 職場のコミュニケーション 組織と人間関係 良い人間関係のためのコミュニケーション 第一印象の重要性、立ち居振る舞い、身だしなみ、表情、お辞儀と挨拶 基本の挨拶言葉 |
社外の人とコミュニケーション 顧客満足、社外交流のエチケット 上手なコミュニケーション 効果的な伝え方、分かりやすい話の組み立て方、説得力ある話し方 |
1.ビジネスコミュニケーション 信頼関係を築くアクティブリスニング コミュニケーションにおけるストローク ファシリテーション プレゼンテーション クレーム対応 |
2.社会人にふさわしい言葉遣い 敬語の種類、尊敬語・謙譲語の適切な使い方 職場での言葉遣い 話し方と聞き方 指示の受け方、報告の仕方、連絡の仕方、相談の仕方 |
社外の人への言葉遣い 状況に合わせた来客応対、電話応対の言葉遣い好感を持たれる話し方説明、説得の仕方、注意・忠告の仕方・受け方、断り方、苦情の受け方 |
2.社会人にふさわしい言葉遣い 来客応対、商談での言葉遣い 英語での電話応対 協働関係を築く以来の仕方 話を引き出す上手な質問の仕方 |
|
3.ビジネス文書 ビジネス文書の書き方と留意点 社内文書の種類、形式 社内文書作成 報告書、議事録、通知文 グラフの種類と特徴 |
社外文書の種類、形式 社外文書作成 案内状 社交文書の種類、形式 社交文書作成 礼状 宛名の書き方 ビジネスメールの特徴 ビジネスメールの書き方 |
3.ビジネス文書 英語での基本ビジネスメール 社交文書の形成と作成(応用) |
|
Ⅲ ビジネスマナー | 1.職場のマナー 出勤時から終業時 公私、機密のけじめ |
1.職場のマナー 豊かな人間関係構築の心得 人材育成と後輩指導 |
|
2.来客応対 上司や担当者と約束がある来客への応対 受付から見送り 約束のない来客への応対 |
約束がある来客 担当者が応対する 訪問・紹介のマナー 約束から訪問後 |
2.来客応対 目的に合わせたおもてなし 相手に喜ばれる接待 接待を受けるときの心得 |
|
3.電話応対 受け方の基本手順 名乗り方から切り方 特別な電話の受け方 伝言メモ FAXの送信、電話の掛け方と携帯電話の心得 |
電話を掛ける 基本的な掛け方 特別な電話、携帯電話 |
3.電話応対 状況に応じた電話応対(応用) |
|
4.交際業務 慶事のマナー・結婚、弔事のマナー 病気見舞い |
さまざまな慶事のマナー、会食とパーティ 贈り物と上書き |
4.交際業務 食事のマナー |
|
5.文書類の受け取りと発送・他 文書の取り扱い、郵便の役割、さまざまな配送サービス オフィス環境と事務機器 |
5.文書類の受け取りと発送・他 情報とは 情報セキュリティの重要性 電子メールのSNS使用ネチケット |
||
6.会議 会議の種類・形式・用語、会議の準備から後始末 |
6.会議 会議進行のポイント |
||
7.ファイリング・他 文書類の保管、秘文書の取り扱い、名刺・カタログの保管、日程管理、押印の知識 |
7.ファイリング・他 情報収集の仕方 データの管理 プロジェクト管理 |
学習方法
本書は、社会人常識マナー検定1級の出題範囲に合わせた全3編(社会常識・コミュニケーション・ビジネスマナー)、13の大項目(章)、27の中項目、77の小項目から成っています。
学ぶべき事柄は広範囲にわたりますが、どの項目からでも学ぶことが可能なように編集されています。
本文での解説は、できるだけわかりやすい言葉を使用しています。また、必要に応じて表や箇条書きを用いています。留意したい箇所にマーカーを引くなどしておくと、ポイントを絞って効率的に学習することができます。
効率的な学習法
1.繰り返し読む
最初は難しく感じた言葉や事柄も、読み返していくうちに理解が深まります。繰り返し読む、ときには声に出して読むことも効果的です。
2.書いて覚える
1級試験は記述式ですので、留意したい箇所などは実際に書いていきましょう。特に、社会常識の一般知識の各用語は正確に書く必要があります。
また、コミューケーションの言葉遣いや話し方、ビジネスマナーのさまざまな応対の仕方などは、理解しているつもりでもいざ書いてみると曖昧だったりします。実際に書いて、しっかり習得していくことが特定合格につながります。
3.実力チェック
巻末に過去問題が掲載されていますので、全学習が終了したら挑戦してみましょう。間違えた箇所や弱点部分を自身でチェックして、再度各項目のページや「社会人常識マナー検定テキスト2・3級」の該当項目箇所に戻り、重点的に学習し直しましょう。
目次 – 社会人常識マナー検定テキスト2・3級
はじめに
本書は、公益社団法人 全国経理教育協会が主催する「社会人常識マナー検定」2・3級を対象とした学習教材です。
社会人常識マナー検定は、社会人として必要な知識やマナーの習得を促す検定試験です。ビジネスマナーの基本である適切な言葉遣い、動作、たしなみを身に付けることで、仕事を円滑に進め、周囲の人々に良い印象を与えることができます。
この検定への合格を導くテキストとして、本書は以下のポイントを踏まえて作られました。
■検定試験を作問する先生方による丁寧な解説
■イラストや図表を多用した分かりやすい内容
■ケーススタディによる具体的な事例研究
社会人常識マナー検定1級の出題内容は、2・3級の要素を発展させたものです。したがって、本書は2・3級を受験される方はもちろん、1級の受験者にも有効に活用していただくことができます。また、就職を志望する若者、就職活動中の学生、企業の新人研修や若手企業人のキャリアアップにも役立てていただけることでしょう。
本書を元に学びを深めて、1人でも多くの方が社会人常識マナー検定に合格し、ビジネスの世界で活躍していかれることを祈ります。
平成27年9月
編者 公益社団法人 全国経理教育協会
目次
はじめに
社会人常識マナー検定試験について
本書の使い方
第1編 社会常識
第1章 社会と組織
社会人としての自覚
3級 社会人の自覚
1 社会人・ビジネスパーソンとしての自覚
3級 キャリアを理解する
1 キャリアは自分のもの
2級 キャリアを形成する
1「目指す自分」になるための挑戦
組織と役割
3級 会社組織の成り立ち
1組織と役割
3級 スキルと能力
1仕事をするためのカ
2級 リーダーシップとフォロワーシップ
1 リーダーとフォロワーに必要なもの
社会の変化
3級 変動する社会
1多様な変化
3級 雇用形態の多様化
1働き方と価値観
2級 社会変化とその対応
1 ボーダーレス社会の到来
CASE STUDY1
第2章 仕事と成果
仕事と目標
3級 目標の重要性
1目標が持つ意味
3級 組織目標と個人目標
1 連動する目標
2級 仕事と成長
1経験を力に変える
2級 モチベーション
1行動の源泉
主体性と組織運営
3級 主体性の発揮
1目的意識を持つ
3級 組織の活性化
1活性化のための条件
3級 企業と経営資源
1一人ひとりが企業を支える当事者
2級 企業の社会的責任(CSR)
1 社会の一員として
CASE STUDY 2
第3章 一般知識
幅広い社会常識
3級 政治や経済に関連する基礎用語
1 社会常識の軸となる用語を理解する
2級 税金や社会保障制度に関連する基礎用語
1 公共経済にまつわる基礎用語を学ぶ
2級 労働環境・経営意識に関連する基礎用語
1 ビジネス領域の基礎用語
日本語の意思伝達
3級 ビジネスの基礎は日本語
1漢字の「読み」「書き」
2級 四文字熟語とことわざ・慣用句
1 社会人の共通用語
その他の基礎用語・基礎知識
3級 日常生活に浸透するカタカナ用語
1日本語化するカタカナ用語
3級 日本を知る
1各都道府県に関連する基本情報
2級 社会常識としての欧文略語
1 社会人にとってのキーワード
2級 世界の国名と首都
1主要国名と首都
第4章 ビジネス計算
計数センスを磨く
3級 ビジネスにおける計算力の重要性
1 数字の確かさを判断する
3級 数式を元に課題を解決する
1 分析力、思考力、応用力の重要性
Column-「やる気・元気・本気」で周囲の人の心をつかむ!.
第2編 コミュニケーション
第1章 ビジネスコミュニケーション
仕事の成果と人間関係
3級 コミュニケーションとは
1 ビジネスにおけるコミュニケーションとは
2意思疎通の重要性
3 職場のコミュニケーション
3級 良い人間関係のためのコミュニケーション
1コミュニケーション力向上のポイント
2 第一印象の重要性
3好感を持たれる立ち居振る舞い
4挨拶と美しいお辞儀
2級 社外の人とのコミュニケーション・
1 顧客満足を考える
2 社外交流のエチケット
3上手なコミュニケーションのコツ
CASE STUDY 3
第2章 社会人にふさわしい言葉遣い
敬語を使いこなす
3級 敬語の種類と適切な使い方
1尊敬語、丁寧語、謙譲語を使い分ける
2 職場での言葉遣い
効果的に伝える
3級 状況に合わせた話し方①
1 分かりやすい話し方と上手な聞き方
2指示の受け方、報告の仕方
2級 状況に合わせた話し方②
1話し方・聞き方の応用
2級 社外の人への言葉遣い
1 状況に合わせた適切な敬語
2級 好感を持たれる話し方
1 コミュニケーションをより円滑に
2 ワンランクアップの話し方
CASE STUDY 4
第3章 ビジネス文書の活用
確実な情報共有のために
3級 ビジネス文書の特徴と重要性
1 ビジネス文書の書き方と留意点
3級 社内文書の種類と形式
1 ビジネス文書の種類
2 社内文書の形式と作成のポイント
3級 分かりやすいグラフ
1 グラフの種類と作成のポイント
2級 ビジネスメール
1 ビジネスメールの特徴
社外への発信
2級 社外文書の種類と形式
1さまざまな社外文書とその目的
2 社外文書の書き方
3 社外文書の作成
2級 社交文書の種類と形式
1 さまざまな社交文書とその形式
CASE STUDY5
Column――相手に満足、自分に誇りをもたらすコミュニケーションとは
第3編 ビジネスマナー
第1章 職場のマナー
組織の一員として
3級 出勤から終業までのマナー
1職場のマナーの重要性
3級 「公私」「機密」のけじめ
1 公私の区別
2機密保持の心得
第2章 来客応対
心からもてなす
3級 心構え・七大基本用語
1 来客応対の重要性
3級 基本手順予約客 受付~見送り
1名指し人との面談約束がある来客への応対
2級 面談約束のある来客の応対
1 担当者が応対する
状況に応じてスマートに
3級 面談約束のない来客の応対
1 上司・名指し人へ不意の来客が見えたら
2級 訪問・紹介のマナー
1訪問のマナーの重要性
2紹介の重要性
CASE STUDY 6
第3章 電話応対
丁寧に、歯切れよく
3級 電話応対の重要性・特性・心構え
1「会社を代表する」気持ちで応対
3級 電話を受ける
1 電話の受け方の基本手順
2 メモの取り方
2級 電話を掛ける
1 相手への配慮が重要
通信手段別の応対
3級 FAXの送信、電話の掛け方の心得
1 FAXは送り状を添える
2 電話の掛け方の心得
3 携帯電話のマナーの心得
2級 特別な電話応対、携帯電話の利用
1 状況に応じた電話応対
2 携帯電話の効用
CASE STUDY 7
第4章 交際業務
お祝いの気持ちを表す
3級 慶事のマナー・結婚
1 ビジネスにおける交際業務の重要性
2級 さまざまな慶事のマナー
1 人生の節目を祝う際の対応
2級 パーティーのマナー
1 会食・ビジネスパーティーの作法
TPOやしきたりを踏まえる
3級 弔事のマナー
1 哀悼の意を伝える作法とは
3級 病気見舞い
1 入院中の体と心を思いやる
2級 贈り物と上書き
1 状況を踏まえつつ、相手に気持ちを伝える
第5章 文書類の受け取りと発送・他
受発信文書の適切な取り扱い
3級 文書類の受け取りや発送について
1 文書の取り扱い
2 ビジネスにおける郵便の役割
3級 さまざまな配送サービス
1 特殊郵便物・大量郵便物・宅配便
職場環境を整える
3級 オフィス環境と事務機器
1 環境整備・事務機器・物の数え方・コピーの取り方
第6章 会議
実りある話し合いのために
2級 会議の種類・形式・用語
1 目的によって会議の形は変わる
2級 準備から後始末まで
1 入念な下準備が会議を成功に導く
第7章 ファイリング・他
情報を適切に管理する
2級 文書類の保管
1 ファイリングの重要性
2級 秘文書の取り扱い、名刺やカタログの保管
1 厳重な管理が必要な秘文書
2 名刺やカタログの保管は検索性も重視
2級 日程管理、押印の知識
1 確かな日程管理は社会人の基本
2 押印の重要性
索引
参考文献・資料
執筆者略歴
社会人常識マナー検定試験について(受験要項より抜粋)
問題出題範囲(平成 28年4月改正)
社会人常識マナー検定試験問題は、この基準により作成する。
3級
社会・組織の一員として必要不可欠な社会常識を理解し、初歩的な仕事を処理するために必要な知識やビジネスマナーを学び、社内外の人と良好な関係を築くために求められるコミュニケーション能力を習得している。
2級
企業・社会のしくみと一般的な社会常識を理解し、仕事を処理するために必要な知識やビジネスマナーを身につけ、自ら築いた人間関係を良好に保つために必要なコミュニケーション能力を習得している。
1級
企業・社会のしくみと幅広い社会常識を十分に理解し、目標達成のために自ら率先 して高度な業務を処理できる知識やビジネスマナーを活用し、後輩指導・グループ をまとめるリーダーシップ・トラブル対応などさまざまなビジネス場面で発揮できるコミュニケーション能力を習得している。
各級の出題範囲は次の社会人常識マナー検定試験問題出題範囲とする。ただし、下級の範囲を包含し、同一項目、同一範囲については級の上昇に応じて問題内容が高度化するものとする。
試験の形式は、3・2級はマークシートを使用した多肢選択式、1級は記述式。
項目 | 本テキスト対象 | 本テキスト対象外 | |
3級 | 2級 | 1級 | |
Ⅰ社会常識 | 1.社会と組織 社会人の自覚 キャリアを理解する 会社組織の成り立ち スキルと能力 雇用形態の多様化 |
キャリアを形成する リーダーシップとフォロワーシップ 社会変化とその対応 |
|
2.仕事と成果 目標の重要性 組織目標と個人目標 主体性の発揮 組織の活性化 企業と経営資源 |
仕事と成長 モチベーション 企業の社会的責任 |
リスクマネジメント リスクを予見・想定 対策と行動計画の策定 リスクの分析・活用 |
|
3.一般知識 政治や経済に関連する基礎用語 ビジネスの基礎は日本語(漢字の読み書き、類義語と対義語、同音異義語と同訓異字語) カタカナ用語 都道府県名・県庁所在地・都道府別関連情報 |
税金や社会保障制度に関連する基礎用語 労働環境・経営意識に関連する基礎用語 四文字熟語とことわざ・慣用句 欧文略語 世界の国名と首都 |
||
4.ビジネス計算 ビジネスにおける計算力 数式を元にした課題の解決 |
|||
Ⅱ コミュニケーション | 1.ビジネスコミュニケーション 傾聴の重要性とポイント 職場のコミュニケーション 組織と人間関係 良い人間関係のためのコミュニケーション 第一印象の重要性、立ち居振る舞い、身だしなみ、表情、お辞儀と挨拶 基本の挨拶言葉 |
社外の人とコミュニケーション 顧客満足、社外交流のエチケット 上手なコミュニケーション 効果的な伝え方、分かりやすい話の組み立て方、説得力ある話し方 |
リーダーシップ |
2.社会人にふさわしい言葉遣い 敬語の種類、尊敬語・謙譲語の適切な使い方 職場での言葉遣い 話し方と聞き方 指示の受け方、報告の仕方、連絡の仕方、相談の仕方 |
社外の人への言葉遣い 状況に合わせた来客応対、電話応対の言葉遣い好感を持たれる話し方説明、説得の仕方、注意・忠告の仕方・受け方、断り方、苦情の受け方 |
上司への報告、来客応対の言葉遣い(応用) | |
3.ビジネス文書 ビジネス文書の書き方と留意点 社内文書の種類、形式 社内文書作成 報告書、議事録、通知文 グラフの種類と特徴 |
社外文書の種類、形式 社外文書作成 案内状 社交文書の種類、形式 社交文書作成 礼状 宛名の書き方 ビジネスメールの特徴 ビジネスメールの書き方 |
社交文書作成 議事録作成 |
|
Ⅲ ビジネスマナー | 1.職場のマナー 出勤時から終業時 公私、機密のけじめ |
状況応用 | |
2.来客応対 上司や担当者と約束がある来客への応対 受付から見送り 約束のない来客への応対 |
約束がある来客 担当者が応対する 訪問・紹介のマナー 約束から訪問後 |
状況応用 | |
3.電話応対 受け方の基本手順 名乗り方から切り方 特別な電話の受け方 伝言メモ FAXの送信、電話の掛け方と携帯電話の心得 |
電話を掛ける 基本的な掛け方 特別な電話、携帯電話 |
状況応用 | |
4.交際業務 慶事のマナー・結婚、弔事のマナー 病気見舞い |
さまざまな慶事のマナー、会食とパーティ 贈り物と上書き |
状況応用 | |
5.文書類の受け取りと発送・他 文書の取り扱い、郵便の役割、さまざまな配送サービス オフィス環境と事務機器 |
状況応用 | ||
6.会議 会議の種類・形式・用語、会議の準備から後始末 |
状況応用 | ||
7.ファイリング・他 文書類の保管、秘文書の取り扱い、名刺・カタログの保管、日程管理、押印の知識 |
状況応用 |
本書の使い方
①…章
②…テーマ
③…検定の級レベル
④…節
⑤…項
⑥…<Point>項で学ぶ内容を簡潔にまとめています
⑦…<用語解説>本文にある用語のうち、アスタリスク(※)の付いているものには節の終わりに解説があります。
⑧…編
社会人に求められる対応は状況に合わせて変わります。どのような振る舞いや言葉遣いがもっともふさわしいか、ケーススタディのページで具体的な事例を元に考えてみましょう。
目次 – 社会人常識マナー検定 Japan BASIC (ZENKEI公式テキスト)
はじめに
このテキスト、公益社団法人全国経理教育協会が主催する「社会人マナー検定 Japan Basic」の受験者を対象とした学習教材です。社会人常識マナー検定は、次の三つの基本を学び、身につけるための試験です。
① 日本の会社で働くときに知っておいたほうがよい社会常識
② 人と接するときに、良い印象を持ってもらえる言葉づかいや態度などのコミュニケーション能力
③ 仕事をするときに知っておいたほうがよいビジネスマナー
日本には、魅力や良い点がたくさんあります。商品の技術レベルはとても高いですし、サービスやおもてなしは世界一といわれます。みなさんが日本の会社で働くと、こうした高いレベルの技術やノウハウを学ぶことができます。日本で働くことは、みなさんにとって、非常に良い学習の機会になるはずです。
ただ、みなさんの国とはルールや習慣に違いがあるため、日本の会社で働きはじめると、困ったり、とまどったりすることが出てくると思います。とくにビジネスマナーは、日本特有のやり方が多く、外国人の方がすぐに理解するのは難しいといわれます。
その点、『社会人常識マナー検定Japan Basic」はわかりやすくポイントを解説していますので、このテキストを使って学習すれば、すぐに内容を理解できるようになるはずです。外国人の方が日本のビジネスマナーを学ぶには、最良の教材だと思います。
このテキストで、日本で必要とされるビジネスマナーをしっかりと理解し、一人でも多くの人に、日本の会社で活躍してもらえることを心から期待しています。
CONTENTS 目次
はじめに
本書の使い方
第1編 社会常識
第1章 日本人の考え方
1. 和の精神
(1) 相手のことを考える/ (2) 約束を守る・時間を守る
(3) 人に好感(良い印象)を与える/ (4) 人を尊重する(大切に思う)
(5) 感謝の気持ちを持つ、
2. おもてなしの心
(1) おもてなしとサービスの違い/ (2)お客様を大切にする
(3) 相手の期待を上回る
第2章 日本の生活と文化
1. 日本の年中行事
(1) お正月/ (2) ひな祭り/ (3) こどもの日
(4) ゴールデンウィーク/ (5) 母の日/父の日 / (6) お盆
(7) 七五三/ (8) クリスマス/ (9) 大晦日
2. 就職活動(留学生向け)
(1) 日本の就職活動の特徴 / (2) 求められる能力
(3) 提出する書類 / (4) 面接 / (5) 役に立つウェブサイト
3. 在留資格(留学生向け)
(1) 在留資格の変更の必要性/ (2)在留資格の変更の手続き
(3) 在留資格が変更されないケース
(4) そのほかに注意すること / (5) 役に立つウェブサイト
第2編 コミュニケーション
第1章 良い人間関係を築くコミュニケーション
1. コミュニケーションの基本
(1) コミュニケーションとは / (2) コミュニケーションの大切さ
(3) コミュニケーションの方法
2. 印象の良い身だしなみ
(1) 第一印象は重要/ (2) 身だしなみに気をつける
(3) 身だしなみチェックポイント
3. 気持ちの良いあいさつ
(1) チームワーク向上のポイント / (2) あいさつのポイント
(3) 笑顔の重要性 / (4) 基本的なあいさつの言葉
4. お辞儀の基本
(1) お辞儀の種類と使い方 / (2) お辞儀の注意点
5. 敬語の種類と使い方
(1) 敬語の重要性 / (2) 敬語の種類 / (3) ビジネスでよく使う敬語
第2章 社内外の人とのコミュニケーション
1. 社内の人とのコミュニケーション
(1) 上司とのコミュニケーション / (2) 先輩とのコミュニケーション
(3) 言葉づかい・態度
2. 社外の人とのコミュニケーション
(1)お客様とのコミュニケーション (2) お客様の満足度を上げるために
(3) 取引先とのコミュニケーション / (4) 言葉づかい・態度
第3章 文書によるコミュニケーション
1. ビジネス文書の基本
(1) ビジネス文書の種類/(2)ビジネス文書の書き方の基本
(3) 文書のチェック
2. ビジネスメールの注意点
(1) ビジネスメールを書くときの注意点
(2) 本文は形式にそってわかりやすく書く / (3) ビジネスメールの例
第3編 ビジネスマナ
第1章 職場のルールとトラブル
1. 社会人のタブー
(1) 遅刻をしない / (2) 無断欠勤をしない
(3) 仕事と関係のない行動をしない
2. 時間を守る。
(1) 日本人の時間に対する考え方 / (2) 時間を守れない人への評価
(3) 電車やバスが遅れたときの対応
3. 機密保持の重要性
(1) 機密情報とは / (2) 情報が漏れるとどうなるか
(3) 機密情報を外に漏らさないために
4. ハラスメント
(1) ハラスメントとは / (2) ハラスメントの種類
(3) ハラスメントを受けたとき
5. トラブルへの対応
(1) 会社での指示の出し方 / (2) 報告する相手
(3) 初期対応が重要 / (4)再発を防ぐために
第2章 仕事をスムーズに行うためのビジネスマナー
1. パソコンや携帯電話の取り扱い
(1) 仕事中に私用でメールをしない
(2) 仕事に関係のないウェブサイトを見ない
(3) 会議中は携帯電話をマナーモードにする
2. 電話のマナー
(1) 電話をかけるときの注意 / (2) 電話を受けるときの注意
(3) 電話中にしてはいけないこと / (4) 社内の電話応対の例
3. 名刺交換
(1) 名刺交換の目的 / (2) 名刺を受け取るときの注意
(3) 名刺を渡すときの注意
4. 上座と下座
(1) 上座と下座とは / (2) 会議室の席次
(3) 応接室の席次 / (4) タクシーの席次
5. 郵便物
(1) はがき・手紙 / (2) 宅配種
(3) 現金書留 / (4) レターパック
6. 提出書類の知識
(1) 会社の提出書類 / (2) 日常生活の提出書類
(3) 提出書類の注意 / (4) 書き方がわからないとき
第3章 日常生活のマナー
1. 食事のマナー
(1) 食事のマナーの重要性 / (2)「はし」のマナー
(3) 食事中にしてはいけないこと
2. 近隣住民へのマナー
(1) 騒音を立てない / (2) ゴミ出しのルールを守る
(3)悪臭を出さない
3. 公共のマナー
(1)「歩きタバコ」をしない / (2) ゴミの「ポイ捨て」をしない
(3) 行列に割り込まない / (4) エスカレーターでは列を乱さない
(5)「歩きスマホ」をしない。
(6) 自転車に乗ってスマートフォンを操作しない
4. 交通機関でのマナー
(1) 電話で話をしない / (2) 食事や化粧をしない / (3) 席を譲る
(4) イヤホンの音量に気をつける
本書の使い方
① 章の番号と、テーマ
② 節の番号と、この節で学ぶテーマ
③ 「Point」: この節で学ぶ内容を簡単にまとめています。
④ この節の中で学ぶ、細かいテーマ
⑤ 「確認問題」:この節で学んだことが身についたかを確認するためのテストです。解答は、次の節の最後のページにあります。
⑥ 出てきたことばの意味」:本文に出てきた、少し難しい言葉の意味を説明しています。
⑦ 編の番号と、テーマ
⑧ 前の節の「確認問題」の答え