ビジネス心理検定試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)

ビジネス心理検定の概要
ビジネス心理検定は日本ビジネス心理学会が主催する、マネジメント(経営・人材育成・組織改善)、及びマーケティング(消費者行動・営業・販売・販促・宣伝・商品開発)の心理ノウハウを実務に応用するプロフェショナルを目指す民間試験です。初級・中級・上級を基本とし、上級特別コースも案内されています。
最新のビジネス心理検定テキストを確認する
Amazon Rakuten
ビジネス心理検定公式テキストは?
中央経済社から公式テキストが販売されています。あわせて、日本ビジネス心理学会では第1巻〜第3巻に対応した公式オンライン講座も案内されています。
ビジネス心理検定のおすすめテキスト
1.「ビジネス心理検定試験公式テキスト <1>基礎心理編」(中央経済社)
心理学をビジネスに応用し、社員や顧客の満足を高める“心理学のMBA”ともいえる検定試験の教材。「基礎心理編」は初級受験者を対象に、ビジネス心理学の基礎知識を解説。
2.「ビジネス心理検定試験公式テキスト <2>マネジメント心理編」(中央経済社)
心理学をビジネスに応用し、社員や顧客の満足を高める“心理学のMBA”ともいえる検定試験の教材。「マネジメント心理編」は、中級受験者を対象に人と組織の活性策を解説。
3.「ビジネス心理検定試験公式テキスト <3>マーケティング心理編」(中央経済社)
心理学をビジネスに応用し、社員や顧客の満足を高める“心理学のMBA”ともいえる検定試験の教材。「マーケティング心理編」は中級受験者を対象に営業と広告の知識を解説。
最新のビジネス心理検定テキストを確認する
Amazon Rakuten
目次 – ビジネス心理検定試験公式テキスト <1>基礎心理編
『ビジネス心理検定試験公式テキスト(全3巻)』の刊行にあたって
■“心理学のMBA”にふさわしい認定資格をめざして
本シリーズ全3巻は、日本ビジネス心理学会が認定する「ビジネス心理マスター」資格の公式テキストとして企画編集されたものですが、同時に、現代のビジネス現場に求められる、人材を育てビジネスの現場をカイゼンするための「ビジネス心理」の本格的な専門書として執筆されたものです。
ビジネス心理は、たんに従来の“心理学”をビジネスに応用したものではありません。ビジネス心理で扱う領域を、大きくマネジメント領域(経営と人事)とマーケティング領域(営業と広告)の2つに分け、そこで求められる能力や解決策を「心の科学」として理解できるようにしたものです。脳科学、社会学、言語学、認知科学、行動経済学など「心の科学」全般を実務に応用できるようにすることを重視しているためです。
そこで本シリーズは、「ビジネス心理マスター」の認定資格を受けるための共通教養としての第1巻、マネジメント領域の第2巻、マーケティング領域の第3巻という構成になっています。
各章の内容は、専門性の高いものからビジネスノウハウとしてすぐに活用できる実践的なものまで多様ですが、その内容を無理に統一的なひとつの理論で固定化するようなことはしていません。それぞれの理論的な背景が異なることを前提としながら、その内容がビジネスの現場で役に立つことを期待しているからです。
心理カウンセラーや産業カウンセラー、キャリアコンサルタントなど、心理系の資格は多様化していますが、総合的な科学として人の心と行動を捉えようとする視点に基づいて、ビジネスの課題に正面から応える心理系資格は他に類例がなく、その意味で「ビジネス心理マスター」は日本初の「心理学のMBA」ともいえるでしょう。
■各巻の内容紹介
第1巻は、初級コースのテキストとして、基本的な心の科学の考え方や基礎概念の理解を促すため、発達、学習、動機、能力、対人コミュニケーション心理などを解説しています。
第2巻は、中・上級コースのテキストとして、マネジメント系の心理を対象とし、組織心理、リスク管理、人材開発、交渉・リーダーシップ、ストレスマネジメントなどを中心に解説しています。
ここでは、よりビジネス実践に即したものとなり、カウンセリング的な「治療のための心理学」とは異なり、本来のビジネス心理に求められる内容となっています。昇進・昇格をめざすマネージャーや、中小企業診断士の資格に関心がある方にも学ぶ価値があるものといえます。
そして、第3巻は、中・上級コースのテキストとして、マーケティング系の心理を対象とし、営業の仕方から顧客満足・購買心理、広告心理などを解説しています。とくに最後の章では、実験事例をまとめて解説し、心理分析の仕方も紹介しています。
第2巻では、社員の心理をテーマにしていますが、第3巻では、顧客の心理が中心になります。一般に、「顧客満足度」などはかなり誤解されていますが、その調査や分析の仕方も含めてビジネスの場面での実践的な応用について紹介しています。
各巻の各章ともに、章末に事例や演習問題を設けて、試験をイメージしやすいようにしています。事例は、対話式に状況を設定してその中でどんな心理課題があるかを示しています。また、演習問題は、試験で出題されるような形に統一していますので、この問題のスタイルを練習することが試験対策の眼目となります。このような演習問題は、日本ビジネス心理学会のWEBサイトにも随時、追加で掲載されるので参考にするとよいでしょう。
■新しい認定試験を目指して
資格試験の勉強というと、専門用語を覚えることが中心になり、テキストの内容を理解するよりも暗記型の学習になりがちです。しかし、ビジネス心理の中核である「心の科学」は、固定的なメソッドや理論ではなく、他分野からも学ぶ姿勢を重視しています。
そのために、ビジネス心理検定試験では、多様な専門家の講座を用意して、その受講者に「ポイント」を付与し、それを試験の得点に追加できるようにしているのです。
ただし、意見や価値の多様性を認めるとしても、実証性も追求していくことが重要です。根拠がない理論ではなく、現場や実験でのエビデンスを重視する姿勢です。これは“心”が視えないものであるため難しい面もありますが、認知科学や行動経済学をはじめとする新しい科学が日々追求してきていることです。
このような特徴を持つ「ビジネス心理マスター」の資格は、当然ながら認定する側の能力も問われるものといえます。
そこで、日本ビジネス心理学会を創設し、実務者と大学研究者らの産学協働による支援体制を設置し、会員制で「継続した学び」をできるようにしました。
「ビジネス心理マスター」の資格で得られる知見を、ビジネスの専門職に活かしたい方、企業のマネージャー職で昇進を目指す方、また就職活動のために専門性を持ちたい方など多くの方に、積極的にチャレンジいただければ幸いです。
日本ビジネス心理学会編集委員会
はしがき
本書(第1巻)は、「ビジネス心理初級マスター」の資格認定のテキストとして編集されたものであり、基本的な心の科学の考え方や基礎概念を理解できるよう解説してあり、「ビジネス心理マスター」資格の共通教養が身につく内容となっています。
本シリーズは、経済大国であった日本が東日本大震災後、心の絆を問題にするようになった激変の時代の中で、生まれるべくして生まれました。
ビジネスに対する心理学的アプローチは、心理学が発展した欧米において現場に応用され、多くの実績と高い評価を受けるようになっています。
一方、日本では、心理学的アプローチは、バブルがはじけるまで、ビジネスの現場でほとんど評価されませんでした。「飲みニケーション」のような、昔ながらのやり方でよいとされてきたからです。
しかし、最近では経済心理学(行動経済学)の急速な発展などもあり、ビジネス界における心理学への評価も大きく変わってきました。
これまでの心理学は、カウンセリングを中心にうつ病やストレスへの対処など「悪い心を治療するもの」という考え方が主流でした。
しかし、ビジネスにとって必要なのはマイナスをゼロにする治療的なことではなく、もっとプラスの要素を創りだしていくことにあります。その対象は、ビジネスそのものに役に立つリーダー育成や組織改革など、広範囲に及ぶものです。
こうした目的から、「ビジネス心理マスター」という資格認定のテキストを兼ねる本シリーズが刊行の運びとなりました。とりわけ、本書(第1巻)は、主に発達、学習、動機、能力、対人コミュニケーション心理といった基本的な心の科学の考え方や基礎概念を扱っており、第2巻、第3巻の土台ともなるものです。
本シリーズの刊行によって、日本のビジネス心理学の集大成を世に問うことができるのは、大変意義のあることと考えています。
最後に、執筆者各位、ならびに中央経済社のご担当の方々、またご助言協力いただきました関係各位に深く感謝するものです。
監修者 齊藤勇
匠英一
ビジネス心理マスターの資格を取得するためには
ビジネス心理の学び方と認定資格を取得するためのポイントを解説しておきます。
【目的】心理学の“MBA”をめざそう!
「ビジネス心理」は、従来の心理学をビジネスに応用したものではありません。
総合的な「心の科学」として、社会学や認知科学など学際的な知見を取り入れています。
心理カウンセリングは主に“個人”への“治療”が基本であり、コーチングは主に“個人”の特定スキル向上を指導するものです。
それに比べて「ビジネス心理」は、個人だけでなくチームや組織、顧客も対象となるものです。そこでは、経営、リーダーシップ、営業、広告、顧客満足や消費者行動といったビジネス上の心理が問われることになるからです。
また、資格名称は特別コースを除きすべて「ビジネス心理マスター」としています。ただし、専門分野として「ビジネス心理」をマネジメント分野の「経営心理部門」「人事心理部門」と、マーケティング分野の「営業心理部門」「広告心理部門」に区分しています。
たとえるならば、「MBA」が経営学のビジネス資格であるように、心理学のビジネス資格に相当するものといえます。
もちろん、一般にMBAは大学院でなくては取得できません。そのため、産学共同の学会として「日本ビジネス心理学会」が創設され、資格認定の事業を行っています。そのテキストとして本シリーズ全3巻が刊行されることになったのです。
【内容】主なコース構成
ビジネス心理マスターの資格には、初級・中級・上級の3段階のコースがあります。基礎となる初級から、段階的に中級、上級へとステップアップする昇格型の資格です。加えて、一定の実務経験者向けに「上級特別コース」も案内されています。
(1)初級コース⇒名称・ビジネス心理初級マスター
(2)中級コースA⇒名称・ビジネス心理マスター(経営心理部門)
(3)中級コースB⇒名称・ビジネス心理マスター(人事心理部門)
(4)中級コースC⇒名称・ビジネス心理マスター(営業心理部門)
(5)中級コースD⇒名称・ビジネス心理マスター(広告心理部門)
(6)上級コースA⇒名称・ビジネス心理上級マスター(経営心理部門)
(7)上級コースB⇒名称・ビジネス心理上級マスター(人事心理部門)
(8)上級コースC⇒名称・ビジネス心理上級マスター(営業心理部門)
(9)上級コースD⇒名称・ビジネス心理上級マスター(広告心理部門)
(注1)初級コースは本書の第1巻、中・上級コースのA・B(経営心理部門と人事心理部門)は第2巻、中・上級コースのC・D(営業心理部門と広告心理部門)は第3巻の内容と対応しています。
受験者は第1巻が初級取得に必須であり、中・上級では第2巻または第3巻を選ぶ形で必須となります。
(注2)中級コースと上級コースの資格名称については、肩書の後に(○○心理部門)のように部門領域名称を入れる形で4分類しています。
(注3)初級コースの受験条件は、18歳以上とします。
中級コースの受験条件は、初級の合格者を基本としますが、案内上は初級と中級の同日W受験も可能です。
上級コースの受験条件は、中級の合格者が基本です。
上級特別コースは、一定の実務経験者向けの飛び級型コースとして案内されています。
【試験】資格認定の試験の特徴
試験方式は初級⇒中級⇒上級という積上げ方式を基本としています。現在の案内ではネット式試験が採用されており、同日に初級と中級の両方を受けるW受験も可能とされています。
出題内容は各テキストの内容に合わせています。初級は4択式問題を中心とし、中級は下線部の説明や穴埋めを中心とした記述式、上級は記述式とZOOM式面接を組み合わせた方式です。とくにテキストにある「演習問題」の形式に準じるものが多いため、この問題スタイルを練習することが試験対策の眼目となります。
(1)初級コース⇒ネット式試験(四択式50問)+(任意)公式オンライン講座等の得点付与
(2)中級コース⇒ネット式試験(下線説明・穴埋め等の記述式)+(必修)公式オンライン講座
(3)上級コース⇒記述式試験+ZOOM式面接+(任意)ZOOM式個別指導
(4)上級特別コース⇒面接式を中心とした飛び級型コース+(必修)ZOOM式個別指導等
(注1)認定講座・個別指導・公式オンライン講座などは、コースにより任意または必修です。得点付与や事前受講条件の有無はコースごとに異なるため、受験前に最新の案内をご確認ください。
(注2)受験方法・申込方法・日程・必要書類などの詳細は、日本ビジネス心理学会のWEBサイトをご参照ください。
(注3)特別コースの検定試験としては「上級特別」が案内されています。一般のコースとは別に、実務経験者向けの専門特化型コースとして位置づけられています。
【準備】
「日本ビジネス心理学会」では、WEBサイト上で会員制の学びの場を設置しています。より継続した学習ができるように、オンライン講座、動画、教材資料、ZOOM式研究会などを活用できます。
法人会員と個人会員で区分がありますが、法人でまとめて複数受講することも可能で、受験学習の継続にも役立ちます。
資格取得のために学ぶ場合は、まず公式テキストである第1巻と、自分の専門としたい領域の第2巻(マネジメント心理編)、または第3巻(マーケティング心理編)を購入してください。
資格試験では、各コースに応じてテキストの内容から主に出題されるからです。
出題の形式なども、各テキストの章末にある問題形式(四択式など)に準じます。そのため、自分の専門分野に応じてテキストをよく学習しましょう。
章によってレベルや内容は多岐にわたりますが、書かれたコトバそのものを覚えるというよりも、考え方や視点の置き方などを理解することが重要です。
日本ビジネス心理学会のWEBサイト上で、その他の「指定参考書」も紹介しているので、より深く理解するためにそれらも参考にしてください。
試験の合格率の目安としては、初級=70%、中級=60%、上級=50%です。
まずはチャレンジすることが大切です。「ビジネス心理初級マスター」を取得してみましょう!
第1巻各章の心理分野と難易度
本書(第1巻)各章の「心理分野」と「難易度」は下表のとおりです。
難易度を知っておくと学習を効率よく進めることができます。最も難易度が高いのが5つ星ですが、それらの章は、あまり細かい内容に捉われず、全体を理解するようにしておきましょう。
ただし、上級コースの検定試験では、5つ星レベルの出題率が高くなります。中級コースの試験では、3つ星レベルのところが主な出題範囲となりますので、難しいからと時間をかけるよりも考え方などを重点的に学ぶようにしておけばよいでしょう。
逆に、難易度の低い2つ星レベルでは、具体的な実践でのポイントをよく理解しておくことが大切です。難易度が低いからといって、出題が多いということではありません。わかりやすいからと適当に済ませるのではなく、根拠となる理論と事例を関連させて理解しておくようにしましょう。
| 章タイトル | 心理分野 | 難易度 | 頁 |
| 第1章 「ビジネス心理」とは何か | 初級(一般概要) | ★★★ | p.3 |
| 第2章 状況的学習から見た心理の働き | 初級(活動) | ★★★★ | p.29 |
| 第3章 言語コミュニケーションから見た心理の働き | 初級(言語) | ★★★★ | p.57 |
| 第4章 自己とは何か | 初級(性格) | ★★★ | p.81 |
| 第5章 記憶と知識 | 初級(思考) | ★★★ | p.102 |
| 第6章 動機と動機づけ・感情 | 初級(動機) | ★★★ | p.123 |
| 第7章 ビジネスにおける社会的影響力 | 初級(対人) | ★★★ | p.147 |
| 第8章 意思決定の心理 | 初級(意思決定) | ★★★★ | p.168 |
| 第9章 ポジティブな認知の形成と解決志向アプローチ(SFA) | 初級(解決志向) | ★★★★ | p.189 |
| 第10章 学習と発達の心理 | 初級(学習) | ★★★★ | p.213 |
| 第11章 心理療法・カウンセリングの方法における心理学 | 初級(カウンセリング) | ★★ | p.237 |
| 第12章 成長を支援するメンタリング | 初級(メンタリング) | ★★★ | p.255 |
| 第13章 創造性と自己表現 | 初級(表現・創造) | ★★★ | p.279 |
| 第14章 コーチングによる組織活性化の心理と方法 | 初級(コーチング) | ★★ | p.301 |
*5つ星の難易度が最も高い。
CONTENTS
「ビジネス心理検定試験公式テキスト (全3巻)」の刊行にあたって
はしがき
ビジネス心理マスターの資格を取得するためには
第1巻 各章の心理分野と難易度
第Ⅰ部 現代における「ビジネス心理」の意義と心理の働き
第1章 「ビジネス心理」とは何か
人+組織+顧客のための“心の科学”へ
①ビジネス心理の定義と課題
②ビジネス心理の学び方と理論
③ビジネス心理の基本アプローチ
④「心の科学」としてのビジネス心理とその発展
⑤まとめ
ケース・スタディ 上司による部下への期待とメタファーによる助言の効果
演習問題
第2章 状況的学習から見た心理の働き
組織分析と改革の学習論
①状況的学習
②状況とは何か
③学習の転移
④正統的周辺参加
⑤越境:異なる共同体をまたぐ学習
⑥まとめ
ケース・スタディ 越境的対話の場づくり
演習問題
第3章 言語コミュニケーションから見た心理の働き
会話や文章はいかにして理解されるのか
①言語コミュニケーションとは
②コミュニケーションの記憶
③コミュニケーションにおける認知資源と思考
演習問題
第Ⅱ部 “自己”を理解する
第4章 自己とは何か
性格と能力
①個人差
②自己
ケース・スタディ 自分探し
演習問題
第5章 記憶と知識
思考の認知プロセスを理解するために
①記憶の種類―短期記憶と長期記憶
②記憶の種類―作動記憶
③記憶の種類―エピソード記憶と意味記憶
④メタ記憶
⑤忘却
⑥宣言的知識と意味
⑦スキーマとスクリプト
⑧手続き的知識と技能学習
演習問題
第6章 動機と動機づけ・感情
行動を引き起こすもの
①動機と動機づけ―行動を引き起こすもの
②内容理論―何が人を動機づけるのか
③過程理論―動機づけのメカニズム
④動機づけと感情
ケース・スタディ 新人のやる気を高める
演習問題
第Ⅲ部 他者・集団の心理と意思決定
第7章 ビジネスにおける社会的影響力
対人心理学からのアプローチ
①態度と行動との関係
②対人的影響力
③社会的影響力
ケース・スタディ ①譲歩的要請法 ②段階的要請法
演習問題
第8章 意思決定の心理
個人と集団の意思決定
①意思決定とは
②原因帰属の心理
③集団の意思決定
④感情と意思決定
ケース・スタディ 会議における「隠れたプロフィール」の回避
演習問題
第9章 ポジティブな認知の形成と解決志向アプローチ (SFA)
長所(強み)と資源の活用から
①ポジティブな認知の定義と意義
②SFAの基礎
③SFAの2つの目標と活動
④クライエントと共に、「例外」にもとづいた「解決」を創り展開すること
⑤ウェルフォームド・ゴール(役に立つ目標)の7つの特徴
⑥ポジティブな認知を形成する際の課題と対応
⑦おわりに
ケース・スタディ 悩みをもつ後輩との対話
演習問題
第Ⅳ部 発達と学習・カウンセリングの心理
第10章 学習と発達の心理
①学習および発達の定義と課題
②発達の心理
③学習の脳科学的アプローチ
④現場における問題解決の心理
⑤まとめ
ケース・スタディ 研修講師が教える学習内容の“基礎”とは何か?
演習問題
第11章 心理療法・カウンセリングの方法における心理学
①心理療法・カウンセリングの活用
②カウンセリングにおけるラポール
③心理療法
ケース・スタディ 問題解決のための心理療法・カウンセリングの活用
演習問題
第12章 成長を支援するメンタリング
対話と行動変革による企業内教育の革新策
①メンタリングとは
②活用目的と導入状況
③人材育成活動としてのポイント
④対話の重要性
⑤人材育成効果の実際
⑥振り返り(リフレクション)
⑦メンターシップ
⑧活動プログラム―メンタリングの活用
⑨メンター
⑩行動変革
⑪まとめ―学習するとは?
ケース・スタディ メンターシップの効用
演習問題
第Ⅴ部 多様な能力を活かす心理的アプローチと分析事例
第13章 創造性と自己表現
創造的思考と美的感覚
①創造性―ひらめく思考を身につけてアイディア力をつける。
②知的好奇心―モチベーションを持続させる原動力
③美的感覚―豊かな表現力を身につけるためのマインドとナレッジ
④筆跡心理―自己理解・他者理解のスキル
⑤造語―成功のための自己表現のスキル
ケース・スタディ ビジネスにおける創造的思考の活かし方
演習問題
第14章 コーチングによる組織活性化の心理と方法
主体的に動く組織に育てていくには?
①コーチングの位置づけ
②結果を出すためのコーチングマインド
③具体的なコーチングの方法
④チームコーチング
ケース・スタディ 効果的・非効果的なコーチング
演習問題
◎Key Wordの解説
索引
目次 – ビジネス心理検定試験公式テキスト <2>マネジメント心理編
『ビジネス心理検定試験公式テキスト(全3巻)』の刊行にあたって
■“心理学のMBA”にふさわしい認定資格をめざして
本シリーズ全3巻は、日本ビジネス心理学会が認定する「ビジネス心理マスター」資格の公式テキストとして企画編集されたものですが、同時に、現代のビジネス現場に求められる、人材を育てビジネスの現場をカイゼンするための「ビジネス心理」の本格的な専門書として執筆されたものです。
ビジネス心理は、たんに従来の“心理学”をビジネスに応用したものではありません。ビジネス心理で扱う領域を、大きくマネジメント領域(経営と人事)とマーケティング領域(営業と広告)の2つに分け、そこで求められる能力や解決策を「心の科学」として理解できるようにしたものです。脳科学、社会学、言語学、認知科学、行動経済学など「心の科学」全般を実務に応用できるようにすることを重視しているためです。
そこで本シリーズは、「ビジネス心理マスター」の認定資格を受けるための共通教養としての第1巻、マネジメント領域の第2巻、マーケティング領域の第3巻という構成になっています。
各章の内容は、専門性の高いものからビジネスノウハウとして、すぐに活用できる実践的なものまで多様ですが、その内容を無理に統一的なひとつの理論で固定化するようなことはしていません。それぞれの理論的な背景が異なることを前提としながら、その内容がビジネスの現場で役に立つことを期待しているからです。
心理カウンセラーや産業カウンセラー、キャリアコンサルタントなど、心理系の資格は多様化していますが、総合的な科学として人の心と行動を捉えようとする視点に基づいて、ビジネスの課題に正面から応える心理系資格は他に類例がなく、その意味で「ビジネス心理マスター」は日本初の「心理学のMBA」ともいえるでしょう。
■各巻の内容紹介
第1巻は、初級コースのテキストとして、基本的な心の科学の考え方や基礎概念の理解を促すため、発達、学習、動機、能力、対人コミュニケーション心理などを解説しています。
第2巻は、中・上級コースのテキストとして、マネジメント系の心理を対象とし、組織心理、リスク管理、人材開発、交渉・リーダーシップ、ストレスマネジメントなどを中心に解説しています。
ここでは、よりビジネス実践に即したものとなり、カウンセリング的な「治療のための心理学」とは異なり、本来のビジネス心理に求められる内容となっています。昇進・昇格をめざすマネージャーや、中小企業診断士の資格に関心がある方にも学ぶ価値があるものといえます。
そして、第3巻は、中・上級コースのテキストとして、マーケティング系の心理を対象とし、営業の仕方から顧客満足・購買心理、広告心理などを解説しています。とくに最後の章では、実験事例をまとめて解説し、心理分析の仕方も紹介しています。
第2巻では、社員の心理をテーマにしていますが、第3巻では、顧客の心理が中心になります。一般に、「顧客満足度」などはかなり誤解されていますが、その調査や分析の仕方も含めてビジネスの場面での実践的な応用について紹介しています。
各巻の各章ともに、章末に事例や演習問題を設けて、試験をイメージしやすいようにしています。事例は、対話式に状況を設定してその中でどんな心理課題があるかを示しています。また、演習問題は、試験で出題されるような形式に統一していますので、この問題のスタイルを練習することが試験対策の眼目となります。
このような演習問題は、日本ビジネス心理学会のWEBサイトにも随時、追加で掲載されるので参考にするとよいでしょう。
■新しい認定試験を目指して
資格試験の勉強というと、専門用語を覚えることが中心になり、テキストの内容を理解するよりも暗記型の学習になりがちです。しかし、ビジネス心理の中核である「心の科学」は、固定的なメソッドや理論ではなく他分野からも学ぶ姿勢を重視しています。
そのために、ビジネス心理検定試験では、多様な専門家の講座を用意して、その受講者に「ポイント」を付与し、それを試験の得点に追加できるようにしているのです。
ただし、意見や価値の多様性を認めるとしても、実証性も追求していくことが重要です。根拠がない理論ではなく、現場や実験でのエビデンスを重視する姿勢です。これは“心”が視えないものであるため難しい面もありますが、認知科学や行動経済学をはじめとする新しい科学が日々追求してきていることです。
このような特徴を持つ「ビジネス心理マスター」の資格は、当然ながら認定する側の能力も問われるものといえます。
そこで、日本ビジネス心理学会を創設し、実務者と大学研究者らの産学協働による支援体制を設置し、会員制で「継続した学び」をできるようにしました。
「ビジネス心理マスター」の資格で得られる知見を、ビジネスの専門職に活かしたい方、企業のマネージャー職で昇進を目指す方、また就職活動のために専門性を持ちたい方など多くの方に、積極的にチャレンジいただければ幸いです。
日本ビジネス心理学会編集委員会
はしがき
本書(第2巻)は、「ビジネス心理マスター」の中級コースの認定資格のテキストとして編集されたものであり、「マネジメント心理」分野を「経営心理部門」と「人事心理部門」という2つの分野に分けて理論と事例を解説しています。
組織を構成するのは人です。そのために、組織構造や制度などのマクロ的視点のマネジメントだけでなく、人の心理的側面に焦点を当てるミクロ的視点からの人材マネジメントが求められています。すぐれた組織マネジメントは、働く人々の心理的ダイナミクスを十分理解して策定されるものだからです。
現代の多様なビジネスパーソンの心理状態に対応できるコンピテンシー(能力)が、組織のリーダーには必須です。それだけでなく、多様なメンバーの相互作用を通して組織は発展していくのですから、その心理がダイナミックに変化することも理解する必要があります。
そういった活動のプロセスで生じるコンフリクト(対立)や新たな視点をうまくマネジメントできれば、学習のシナジー効果が生まれます。現代では、従業員の自律性の尊重・権限移譲、協働を促すチームマネジメント、ビジネスのグローバル展開、異文化も含めた多様性マネジメントなどが必須の課題といえるでしょう。
本書では、そうした課題に応えるように、人材育成のあり方や経営管理に係る能力・スキルを網羅しています。また、最新の「組織心理学」や「ポジティブ心理学」の内容を重視し、他の心理系の資格との違いを明確にしています。
組織を活性化させ、カイゼンする風土・文化創り、チームワークやミッションを意識した目標管理など、「経営心理」と「人事心理」の専門家をめざしたい方、または実務のマネージャーとして昇進等で悩む方にも最適な内容です。
本書は企画から刊行に至るまで長い準備期間を要しましたが、執筆者各位、ならびに中央経済社のご担当の方々、またご助言・ご協力いただきました関係各位に心より感謝申し上げます。
監修者 山口生史
匠英一
ビジネス心理マスターの資格を取得するためには
ビジネス心理の学び方と認定資格を取得するためのポイントを解説しておきます。
【目的】心理学の“MBA”をめざそう!
「ビジネス心理」は、従来の心理学をビジネスに応用したものではありません。
総合的な「心の科学」として、社会学や認知科学など学際的な知見を取り入れています。
心理カウンセリングは主に“個人”への“治療”が基本であり、コーチングは主に“個人”の特定スキル向上を指導するものです。
それに比べて「ビジネス心理」は、個人だけでなくチームや組織、顧客も対象となるものです。そこでは、経営、リーダーシップ、営業、広告、顧客満足や消費者行動といったビジネス上の心理が問われることになるからです。
また、資格名称はすべて「ビジネス心理マスター」としています。ただし、専門分野として「ビジネス心理」をマネジメント分野の「経営心理部門」「人事心理部門」と、マーケティング分野の「営業心理部門」「広告心理部門」に区分しています。
たとえるならば、「MBA」が経営学のビジネス資格であるように、心理学のビジネス資格に相当するものといえます。
もちろん、一般にMBAは大学院でなくては取得できません。そのため、産学共同の学会として「日本ビジネス心理学会」が資格認定の事業を行っています。そのテキストとして本シリーズ全3巻が刊行されることになったのです。
【内容】主なコース構成
ビジネス心理マスターの資格には、初級・中級・上級の3段階のコースがあります。基礎となる初級から、段階的に中級、上級へとステップアップする昇格型の資格です。加えて、一定の実務経験者向けに「上級特別コース」も案内されています。
(1)初級コース ⇒ 名称・ビジネス心理初級マスター
(2)中級コースA ⇒ 名称・ビジネス心理マスター(経営心理部門)
(3)中級コースB ⇒ 名称・ビジネス心理マスター(人事心理部門)
(4)中級コースC ⇒ 名称・ビジネス心理マスター(営業心理部門)
(5)中級コースD ⇒ 名称・ビジネス心理マスター(広告心理部門)
(6)上級コースA ⇒ 名称・ビジネス心理上級マスター(経営心理部門)
(7)上級コースB ⇒ 名称・ビジネス心理上級マスター(人事心理部門)
(8)上級コースC ⇒ 名称・ビジネス心理上級マスター(営業心理部門)
(9)上級コースD ⇒ 名称・ビジネス心理上級マスター(広告心理部門)
(注1)初級コースは本書の第1巻、中・上級コースのA・B(経営心理部門と人事心理部門)は第2巻、中・上級コースのC・D(営業心理部門と広告心理部門)は第3巻の内容と対応しています。
受験者は第1巻が初級取得に必須であり、中・上級では第2巻または第3巻を選ぶ形で必須となります。
(注2)中級コースと上級コースの資格名称については、肩書の後に(○○心理部門)のように部門領域名称を入れる形で4分類しています。
(注3)初級コースの受験条件は、18歳以上の成人とします。
中級コースの受験条件は、初級の合格者を基本としますが、案内上は初級と中級の同日W受験も可能です。
上級コースの受験条件は、中級の合格者が基本です。
上級特別コースは、一定の実務経験者向けの飛び級型コースとして案内されています。
【試験】資格認定の試験の特徴
試験方式は初級⇒中級⇒上級というように、飛び級のできない積上げ方式を基本としています。
出題内容は各テキストの内容に合わせています。現在の案内では、初級は4択式のネット式試験、中級は記述式、上級は記述式とZOOM式面接、上級特別は面接式を中心とした方式です。
(1)初級コース ⇒ ネット式試験(四択式50問)+(任意)公式オンライン講座等
(2)中級コース ⇒ ネット式試験(下線説明・穴埋め等の記述式)+(必修)公式オンライン講座
(3)上級コース ⇒ 記述式試験+ZOOM式面接+(任意)ZOOM式個別指導
(4)上級特別コース ⇒ 面接式を中心とした飛び級型コース+(必修)ZOOM式個別指導等
(注1)認定講座・公式オンライン講座・個別指導などは、コースにより任意または必修です。受験前に最新の案内をご確認ください。
(注2)申込方法・受験方法・日程・必要書類等の詳細は、日本ビジネス心理学会のWEBサイトをご参照ください。
【準備】
「日本ビジネス心理学会」では、WEBサイト上で会員制の学びの場を設置しています。より継続した学習ができるように、動画・教材資料・オンライン講座・ZOOM式研究会などが活用できます。
法人会員と個人会員で区分がありますが、法人でまとめて複数受講することも可能で、受験学習の継続にも役立ちます。
資格取得のために学ぶ場合は、まず公式テキストである第1巻と、自分の専門としたい領域の第2巻(マネジメント心理編)、または第3巻(マーケティング心理編)を購入してください。資格試験では、各コースに応じてテキストの内容から主に出題されるからです。
出題の形式なども、各テキストの章末にある問題形式(四択式など)に準じます。そのため、自分の専門分野に応じてテキストをよく学習しましょう。
章によってレベルや内容は多岐にわたりますが、書かれたコトバそのものを覚えるというよりも、考え方や視点の置き方などを理解することが重要です。
日本ビジネス心理学会のWEBサイト上で、その他の「指定参考書」も紹介しているので、より深く理解するためにそれらも参考にしてください。
試験の合格率の目安としては、初級=70%、中級=60%、上級=50%です。まずはチャレンジすることが大切です。「ビジネス心理初級マスター」を取得してみましょう!
第2巻各章の心理分野と難易度
本書(第2巻)各章の「心理分野」と「難易度」は下表のとおりです。
難易度を知っておくと学習を効率よく進めることができます。最も難易度が高いのが5つ星ですが、それらの章は、あまり細かい内容に捉われず、全体を理解するようにしておきましょう。
ただし、上級コースの検定試験では、5つ星レベルの出題率が高くなります。中級コースの試験では、3つ星レベルのところが主な出題範囲となりますので、難しいからと時間をかけるよりも考え方などを重点的に学ぶようにしておけばよいでしょう。
逆に、難易度の低い2つ星レベルでは、具体的な実践でのポイントをよく理解しておくことが大切です。難易度が低いからといって、出題が多いということではありません。わかりやすいからと適当に済ませるのではなく、根拠となる理論と事例を関連させて理解しておくようにしましょう。
※下記の表で、心理分野の「共通」というのは、その巻の中で経営部門と人事部門に共通する内容だということです。
| 章タイトル | 心理分野 | 難易度 | 頁 |
| 第1章 「マネジメント心理」とは何か | 共通(一般概要) | ★★★ | p.3 |
| 第2章 組織コミュニケーションと人材開発の心理 | 人事(人材開発) | ★★★ | p.25 |
| 第3章 高信頼性組織の構築 | 経営(リスク管理) | ★★★ | p.47 |
| 第4章 組織コミットメントと組織文化の改革 | 経営(組織風土) | ★★★ | p.71 |
| 第5章 交渉・会議の心理 | 経営(交渉) | ★★★ | p.96 |
| 第6章 組織科学とナレッジ・マネジメントの心理 | 経営(知識管理) | ★★★★★ | p.117 |
| 第7章 セクシュアルハラスメントと”職場いじめ”の心理 | 人事(ハラスメント) | ★★ | p.147 |
| 第8章 職場におけるストレス対策の心理 | 人事(ストレス) | ★★★ | p.168 |
| 第9章 メンタル・タフネスの理論と実践 | 人事(ストレス) | ★★★ | p.189 |
| 第10章 チームのモチベーションと組織の活性化 | 経営(組織開発) | ★★★ | p.213 |
| 第11章 リーダーシップ | 人事(リーダー育成) | ★★★★ | p.232 |
| 第12章 人材開発と組織における人材マネジメント | 人事(人材開発) | ★★★★ | p.252 |
| 第13章 キャリア心理学からキャリア・カウンセリングへ | 人事(キャリア) | ★★★ | p.275 |
| 第14章 多様性マネジメント | 人事(多様性) | ★★★ | p.298 |
| 第15章 自己ブランディングによる自己実現 | 人事(自己管理) | ★★★ | p.317 |
| 第16章 ポジティブ心理学の意義と可能性 | 人事(人材開発) | ★★★ | p.341 |
| 第17章 ポジティブ心理学の考え方 | 人事(自己管理) | ★★★ | p.359 |
| 第18章 文化心理学から見た心理の働き | 共通(組織文化) | ★★★★ | p.380 |
*5つ星の難易度が最も高い。
CONTENTS
『ビジネス心理検定試験公式テキスト(全3巻)』の刊行にあたって
はしがき
ビジネス心理マスターの資格を取得するためには
第2巻各章の心理分野と難易度
第Ⅰ部 現代における「マネジメント心理」の意義と課題
第1章 「マネジメント心理」とは何か
個と組織の活力を創る心理に向けて
①マネジメント心理の定義と課題
②マネジメント心理の学び方と理論
③人材変革型のマネジメント心理
④仕組み変革型のマネジメント心理
⑤目標変革型のマネジメント心理
⑥「心の科学」としてのマネジメント心理とその発展
⑦まとめ
ケース・スタディ 営業力のコンピテンシーを調査するにはどうするか?
演習問題
第2章 組織コミュニケーションと人材開発の心理
アクション・ラーニングによる組織力強化策
①組織の本質と現代組織の課題
②組織学習
③アクション・ラーニング(AL)のコンセプト
④アクション・ラーニング(AL)の活用
⑤組織コミュニケーションを支えるリーダーシップ
ケース・スタディ 対話としての組織コミュニケーション
演習問題
第3章 高信頼性組織の構築
不測の事態に強い組織になるには
①高信頼性組織とは
②高信頼性組織の行動に見られる5つの特徴
③気づきにあふれる「鋭敏さ」
④「正直さ」が危機を救う
⑤多様性を活かす「慎重な」組織
⑥「機敏な」対応で、問題解決に全力を尽くす
⑦組織の「柔軟さ」
⑧マインドフルな組織へ
ケース・スタディ 不測の事態に強くなるための日常の努力
演習問題
第Ⅱ部 組織コミュニケーション①
―価値目的・知識・情報をどう共有するか
第4章 組織コミットメントと組織文化の改革
組織変革における組織文化に着目し、心理的抵抗の予知と対応を学ぶ
①経営理念
②組織文化
③インターナル・マーケティング
④組織文化の機能と共有
⑤組織変革
⑥組織変革のプログラム
⑦組織変革におけるソフト構造の重要性
⑧組織変革における組織文化の問題、望ましい組織文化
⑨組織変革を阻害する組織文化(組織のくせ・思考行動)の問題と改善
⑩組織変革プロセスにおける心理的抵抗の予知
⑪組織変革における心理的抵抗やコンフリクトに対するリーダーシップの役割
⑫組織変革における内発的意欲の維持と向上
⑬まとめ―実質的な組織変革に必要なのは
ケース・スタディ 内発的意欲向上への取り組みで時間の有効活用策が見つかった
演習問題
第5章 交渉・会議の心理
交渉戦略、説得と納得の認知プロセス
①交渉の全体像
②交渉前の心構え
③交渉のメカニズム
④交渉における3つの戦術
⑤交渉は準備が命
⑥まとめ
ケース・スタディ Win-Win型交渉とWin-Lose型交渉の判断の意義
演習問題
第6章 組織科学とナレッジ・マネジメントの心理
認知的組織科学のアプローチより
①組織をどのように見るか
②組織学習論
③初期のナレッジ・マネジメント―知識共有のナレッジ・マネジメント
④情報技術を用いたナレッジ・マネジメント―知識共有から知識発見へ
⑤「認知的組織科学」とは何か
ケース・スタディ 個人と組織の関係についての考え方の違いを分析する
演習問題
第Ⅲ部 組織コミュニケーション②―いじめとストレス対策の心理
第7章 セクシュアルハラスメントと“職場いじめ”の心理
職場のハラスメント防止
①ハラスメント
②ハラスメントの影響と発生の背景
③ハラスメント防止
ケース・スタディ
①セクシュアルハラスメントの相談があったとき
②これはパワハラか?
演習問題
第8章 職場におけるストレス対策の心理
メンタルヘルスケアの意義とポイント
①メンタルヘルスケアの意義
②メンタルヘルス指針について
③まとめ
ケース・スタディ メンタルヘルス不調が気になる部下への対処法
演習問題
第9章 メンタル・タフネスの理論と実践
ストレス耐性とリラクセーション、ワーク・ライフ・バランスを学ぶ
①メンタル・タフネスの重要性と理論
②メンタフ・ダイアリーの活用
③テクノ・ストレス
④ストレスケアと「4つのR」
⑤ワーク・ライフ・バランスとメンタル・タフネス
演習問題
第Ⅳ部 人材開発―組織と個人の目的の調整・人材の価値を高める
第10章 チームのモチベーションと組織の活性化
①エンゲージメント
②360度フィードバック
③達成動機
④モチベーション3.0
ケース・スタディ 金銭的報酬による動機づけは有効か
演習問題
第11章 リーダーシップ
スタイル、倫理性、育成
①リーダーシップ・スタイル
②変革型リーダーシップに必要なスキル
③リーダーシップの倫理性
④リーダーの育成
ケース・スタディ
変革型リーダーの影響戦術とコミュニケーション
演習問題
第12章 人材開発と組織における人材マネジメント
①現代の人材開発
②人材開発の推進
ケース・スタディ 職場(部門)ビジョンの設定
演習問題
第Ⅴ部 キャリア開発と仕事を通じた自己実現の心理
第13章 キャリア心理学からキャリア・カウンセリングへ
①キャリア・カウンセリング
②自己概念の成長とキャリア・アンカー
ケース・スタディ キャリア・カウンセリングの場面で実際に聞かれた会話を分析する
演習問題
第14章 多様性マネジメント
文化・性差を認め、活かし合う組織の在り方とは?
①多様性マネジメントの理解
②多様性マネジメントの主な視点
③集団における認知カテゴリー化、類似性と異質性
④違いを活かしてプラス効果を引き出すには
ケース・スタディ 「違いを認め、活かす」組織であるための条件とは
演習問題
第15章 自己ブランディングによる自己実現
成熟社会における自律的キャリア開発を考える
①自己ブランディングの時代
②自己ブランディングの特徴
③自己ブランディングの実践
④真の自己実現と自己ブランディングの推進
ケース・スタディ 組織内の相互支援による自己ブランディングの推進
演習問題
第Ⅵ部 希望と成功のためのポジティブ心理学へ
第16章 ポジティブ心理学の意義と可能性
①ポジティブ心理学とは
②ポジティブ心理学から見た働く人の幸せ
ケース・スタディ 幸せや主観的人生満足度の視点とモチベーション
演習問題
第17章 ポジティブ心理学の考え方
①ポジティビティ
②楽観と悲観
③フロー理論
ケース・スタディ 組織における対話的なコミュニケーションの意義と方法
演習問題
第18章 文化心理学から見た心理の働き
文化によって「幸せ」の意味がどう異なるのか
①ポジティブ心理学と文化
②「幸せ」の意味
③「幸せ」の重要性
④「幸せ」を促進する要因
⑤まとめ
ケース・スタディ キャリア・カウンセリングにおける文化の影響の検討
演習問題
Key Wordの解説
索引
目次 – ビジネス心理検定試験公式テキスト <3>マーケティング心理編
『ビジネス心理検定試験公式テキスト(全3巻)』の刊行にあたって
■“心理学のMBA”にふさわしい認定資格をめざして
本シリーズ全3巻は、日本ビジネス心理学会が認定する「ビジネス心理マスター」資格の公式テキストとして企画編集されたものですが、同時に、現代のビジネス現場に求められる、人材を育てビジネスの現場をカイゼンするための「ビジネス心理」の本格的な専門書として執筆されたものです。
ビジネス心理は、たんに従来の“心理学”をビジネスに応用したものではありません。ビジネス心理で扱う領域を、大きくマネジメント領域(経営と人事)とマーケティング領域(営業と広告)の2つに分け、そこで求められる能力や解決策を「心の科学」として理解できるようにしたものです。脳科学、社会学、言語学、認知科学、行動経済学など「心の科学」全般を実務に応用できるようにすることを重視しているためです。
そこで本シリーズは、「ビジネス心理マスター」の認定資格を受けるための共通教養としての第1巻、マネジメント領域の第2巻、マーケティング領域の第3巻という構成になっています。
各章の内容は、専門性の高いものからビジネスノウハウとして、すぐに活用できる実践的なものまで多様ですが、その内容を無理に統一的なひとつの理論で固定化するようなことはしていません。それぞれの理論的な背景が異なることを前提としながら、その内容がビジネスの現場で役に立つことを期待しているからです。
心理カウンセラーや産業カウンセラー、キャリアコンサルタントなど、心理系の資格は多様化していますが、総合的な科学として人の心と行動を捉えようとする視点に基づいて、ビジネスの課題に正面から応える心理系資格は他に類例がなく、その意味で「ビジネス心理マスター」は日本初の「心理学のMBA」ともいえるでしょう。
■各巻の内容紹介
第1巻は、初級コースのテキストとして、基本的な心の科学の考え方や基礎概念の理解を促すため、発達、学習、動機、能力、対人コミュニケーション心理などを解説しています。
第2巻は、中・上級コースのテキストとして、マネジメント系の心理を対象とし、組織心理、リスク管理、人材開発、交渉・リーダーシップ、ストレスマネジメントなどを中心に解説しています。
ここでは、よりビジネス実践に即したものとなり、カウンセリング的な「治療のための心理学」とは異なり、本来のビジネス心理に求められる内容となっています。昇進・昇格をめざすマネージャーや、中小企業診断士の資格に関心がある方にも学ぶ価値があるものといえます。
そして、第3巻は、中・上級コースのテキストとして、マーケティング系の心理を対象とし、営業の仕方から顧客満足・購買心理、広告心理などを解説しています。とくに最後の章では、実験事例をまとめて解説し、心理分析の仕方も紹介しています。
第2巻では、社員の心理をテーマにしていますが、第3巻では、顧客の心理が中心になります。一般に、「顧客満足度」などはかなり誤解されていますが、その調査や分析の仕方も含めてビジネスの場面での実践的な応用について紹介しています。
各巻の各章ともに、章末に事例や演習問題を設けて、試験をイメージしやすいようにしています。事例は、対話式に状況を設定してその中でどんな心理課題があるかを示しています。
また、演習問題は、試験で出題されるような形式に統一していますので、この問題のスタイルを練習することが試験対策の眼目となります。このような演習問題は、日本ビジネス心理学会のWebサイトにも随時、追加で掲載されるので参考にするとよいでしょう。
■新しい認定試験を目指して
資格試験の勉強というと、専門用語を覚えることが中心になり、テキストの内容を理解するよりも暗記型の学習になりがちです。しかし、ビジネス心理の中核である「心の科学」は、固定的なメソッドや理論ではなく、他分野から学ぶ姿勢を重視しています。
そのために、ビジネス心理検定試験では、多様な専門家の講座を用意して、その受講者に「ポイント」を付与し、それを試験の得点に追加できるようにしているのです。
ただし、意見や価値の多様性を認めるとしても、実証性も追求していくことが重要です。根拠がない理論ではなく、現場や実験でのエビデンスを重視する姿勢です。これは“心”が視えないものであるため難しい面もありますが、認知科学や行動経済学をはじめとする新しい科学が日々追求してきていることです。
このような特徴を持つ「ビジネス心理マスター」の資格は、当然ながら認定する側の能力も問われるものといえます。
そこで、日本ビジネス心理学会を創設し、実務者と大学研究者らの産学協働による支援体制を設置し、会員制で「継続した学び」をできるようにしました。
「ビジネス心理マスター」の資格で得られる知見を、ビジネスの専門職に活かしたい方、企業のマネージャー職で昇進を目指す方、また就職活動のために専門性を持ちたい方など多くの方に、積極的にチャレンジいただければ幸いです。
日本ビジネス心理学会編集委員会
はしがき
本書(第3巻)は、「ビジネス心理マスター」の中級コースの認定資格のテキストとして編集されたものであり、「マーケティング心理」分野を「営業心理部門」と「広告心理部門」という2つの分野に分けて理論と事例を解説しています。
マーケティングは、企業主導から消費者主導へと変化しています。そのため現在では、社会の変化、生活の変化、人々の心理の変化を捉えつつ、「マーケティング心理」について考えていかなければなりません。経験や勘のみに頼るのではなく、マーケティング心理の理論について理解し、両者を融合できることが新たなアイディアにつながっていくといえます。
モノやサービスを生み出す人、売る人、利用する人、それらを研究する人、あらゆる立場の人に興味を持っていただける内容になっています。
こうした分類の仕方は、顧客の心理を対面型か非対面型かという基準で分けたもので、対面営業と一般の広告では心理的な内容は違うものだからです。
ここ十数年ほどの間に、脳科学を応用した「ニューロ・マーケティング」が注目されるようになってきています。ただし、これらの専門書などはまだ少なく、また現場の感覚とは遠いようなイメージもあり、今後の課題だといえます。
本書は、このような脳科学や消費行動理論の新しい成果もふまえて、営業、販売、広告の業務に応用できるよう編集したものです。
これらを学習することで、実践場面を振り返り、どういったことが購買に影響を及ぼしているのかが、よく理解できるようになるでしょう。
言語化できるということは、他者にそのメカニズムやプロセスを説明し、教えることもできるということです。さらには、どこが問題で、何を改善すべきかの判断もできるようにもなるはずです。こうしたスキルを身につけるための一助となるように、本書の内容は構成されています。
資格取得のためのテキストとしての位置づけではありますが、新たな知識を得ることで、経験的な事柄の理解や、アイディアのヒントが得られるでしょう。
ご尽力いただいた執筆者各位、ならびに中央経済社のご担当の方々、またご助言・ご協力いただきました関係各位には心より感謝申し上げます。
監修者 戸梶亜紀彦
匠英一
ビジネス心理マスターの資格を取得するためには
ビジネス心理の学び方と認定資格を取得するためのポイントを解説しておきます。
【目的】心理学の“MBA”をめざそう!
「ビジネス心理」は、従来の心理学をビジネスに応用したものではありません。
総合的な「心の科学」として、社会学や認知科学など学際的な知見を取り入れています。
心理カウンセリングは主に“個人”への“治療”が基本であり、コーチングは主に“個人”の特定スキル向上を指導するものです。
それに比べて「ビジネス心理」は、個人だけでなくチームや組織、顧客も対象となるものです。そこでは、経営、リーダーシップ、営業、広告、顧客満足や消費者行動といったビジネス上の心理が問われることになるからです。
また、資格名称はすべて「ビジネス心理マスター」としています。ただし、専門分野として「ビジネス心理」をマネジメント分野の「経営心理部門」「人事心理部門」と、マーケティング分野の「営業心理部門」「広告心理部門」に区分しています。
たとえるならば、「MBA」が経営学のビジネス資格であるように、心理学のビジネス資格に相当するものといえます。
もちろん、一般にMBAは大学院でなくては取得できません。そのため、産学共同の学会として「日本ビジネス心理学会」が資格認定の事業を行っています。そのテキストとして本シリーズ全3巻が刊行されることになったのです。
【内容】主なコース構成
ビジネス心理マスターの資格には、初級・中級・上級の3段階のコースがあります。基礎となる初級から、段階的に中級、上級へとステップアップする昇格型の資格です。加えて、一定の実務経験者向けに「上級特別コース」も案内されています。
(1)初級コース ⇒ 名称・ビジネス心理初級マスター
(2)中級コースA ⇒ 名称・ビジネス心理マスター(経営心理部門)
(3)中級コースB ⇒ 名称・ビジネス心理マスター(人事心理部門)
(4)中級コースC ⇒ 名称・ビジネス心理マスター(営業心理部門)
(5)中級コースD ⇒ 名称・ビジネス心理マスター(広告心理部門)
(6)上級コースA ⇒ 名称・ビジネス心理上級マスター(経営心理部門)
(7)上級コースB ⇒ 名称・ビジネス心理上級マスター(人事心理部門)
(8)上級コースC ⇒ 名称・ビジネス心理上級マスター(営業心理部門)
(9)上級コースD ⇒ 名称・ビジネス心理上級マスター(広告心理部門)
(注1)初級コースは本書の第1巻、中・上級コースのA・B(経営心理部門と人事心理部門)は第2巻、中・上級コースのC・D(営業心理部門と広告心理部門)は第3巻の内容と対応しています。
受験者は第1巻が初級取得に必須であり、中・上級では第2巻または第3巻を選ぶ形で必須となります。
(注2)中級コースと上級コースの資格名称については、肩書の後に(〇〇心理部門)のように部門領域名称を入れる形で4分類しています。
(注3)初級コースの受験条件は、18歳以上の成人とします。
中級コースの受験条件は、初級の合格者を基本としますが、案内上は初級と中級の同日W受験も可能です。
上級コースの受験条件は、中級の合格者が基本です。
上級特別コースは、一定の実務経験者向けの飛び級型コースとして案内されています。
【試験】資格認定の試験の特徴
試験方式は3タイプあり、初級⇒中級⇒上級というように、飛び級のできない積上げ方式を基本としています。
出題内容は各テキストの内容に合わせています。現在の案内では、初級は4択式問題を中心としたネット式試験、中級は記述式、上級は記述式とZOOM式面接、上級特別は面接式を中心とした方式です。
(1)初級コース ⇒ ネット式試験(四択式50問)+(任意)公式オンライン講座等
(2)中級コース ⇒ ネット式試験(下線説明・穴埋め等の記述式)+(必修)公式オンライン講座
(3)上級コース ⇒ 記述式試験+ZOOM式面接+(任意)ZOOM式個別指導
(4)上級特別コース ⇒ 面接式を中心とした飛び級型コース+(必修)ZOOM式個別指導等
(注1)認定講座・公式オンライン講座・個別指導などは、コースにより任意または必修です。受験前に最新の案内をご確認ください。
(注2)申込方法・受験方法・日程・必要書類等の詳細は、日本ビジネス心理学会のWEBサイトをご参照下さい。
【準備】
「日本ビジネス心理学会」では、WEBサイト上で会員制の学びの場を設置しています。より継続した学習ができるように、動画・教材資料・オンライン講座・ZOOM式研究会などが活用できます。
法人会員と個人会員で区分がありますが、法人でまとめて複数受講することも可能で、受験学習の継続にも役立ちます。
資格取得のために学ぶ場合は、まず公式テキストである第1巻と、自分の専門としたい領域の第2巻(マネジメント心理編)、または第3巻(マーケティング心理編)を購入してください。
資格試験では、各コースに応じてテキストの内容から主に出題されるからです。
出題の形式なども、各テキストの章末にある問題形式(四択式など)に準じます。そのため、自分の専門分野に応じてテキストをよく学習しましょう。
章によってレベルや内容は多岐にわたりますが、書かれたコトバそのものを覚えるというよりも、考え方や、視点の置き方などを理解することが重要です。
日本ビジネス心理学会のWEBサイト上でその他の「指定参考書」も紹介しているので、より深く理解するためにそれらも参考にしてください。
試験の合格率の目安としては、初級=70%、中級=60%、上級=50%です。
まずはチャレンジすることが大切です。「ビジネス心理初級マスター」を取得してみましょう!
第3巻各章の心理分野と難易度
本書(第3巻)各章の「心理分野」と「難易度」は下表のとおりです。
難易度を知っておくと学習を効率よく進めることができます。最も難易度が高いのが5つ星ですが、それらの章は、あまり細かい内容に捉われず、全体を理解するようにしておきましょう。
ただし、上級コースの検定試験では、5つ星レベルの出題率が高くなります。中級コースの試験では、3つ星レベルのところが主な出題範囲となりますので、難しいからと時間をかけるよりも考え方などを重点的に学ぶようにしておけばよいでしょう。
逆に、難易度の低い2つ星レベルでは、具体的な実践でのポイントをよく理解しておくことが大切です。難易度が低いからといって、出題が多いということではありません。わかりやすいからと適当に済ませるのではなく、根拠となる理論と事例を関連させて理解しておくようにしましょう。
※下記の表で、心理分野の「共通」というのは、その巻の中で営業部門と広告部門に共通する内容だということです。
| 章タイトル | 心理分野 | 難易度 | 頁 |
| 第1章 「マーケティング心理」とは何か | 共通(一般概要) | ★★★ | p.3 |
| 第2章 消費者行動と購買における意思決定プロセス | 共通(購買心理) | ★★★★ | p.30 |
| 第3章 定量・定性的なマーケティング心理の分析と活用 | 共通(統計分析) | ★★★★★ | p.53 |
| 第4章 商品企画の心理 | 広告(商品企画) | ★★★ | p.81 |
| 第5章 広告の心理 | 広告(広告戦略) | ★★★★ | p.108 |
| 第6章 販売・営業・サービスの心理 | 営業(販促・販売) | ★★★ | p.143 |
| 第7章 プロジェクト・マネジメントの心理 | 共通(プロジェクト) | ★★ | p.168 |
| 第8章 リスク管理 | 共通(クレーム) | ★★ | p.195 |
| 第9章 顧客心理とマーケティング | 広告(サービス) | ★★★★★ | p.221 |
| 第10章 顧客感動を重視したサービス | 営業(接客) | ★★★★ | p.244 |
| 第11章 心理実験の事例研究 | 共通(実験事例) | ★★★ | p.269 |
*5つ星の難易度が最も高い。
CONTENTS
『ビジネス心理検定試験公式テキスト(全3巻)』の刊行にあたって
はしがき
ビジネス心理マスターの資格を取得するためには
第3巻各章の心理分野と難易度
第Ⅰ部 マーケティング心理を学ぶポイント
第1章「マーケティング心理」とは何か
顧客コミュニティを理解するために
①マーケティング心理の定義と課題
②マーケティング心理の学び方と理論
③購買動機と販売・広告
④営業プロセスの心理
⑤「心の科学」としてのマーケティング心理とその発展
⑥まとめ
ケース・スタディ 消費者の自覚されていない自己実現の欲求を理解する
演習問題
第2章 消費者行動と購買における意思決定プロセス
①消費者の購買意思決定とは
②製品関与による購買意思決定への影響
③商品知識による購買意思決定への影響
ケース・スタディ 消費者の知識構造と購買行動への影響を考える
演習問題
第3章 定量・定性的なマーケティング心理の分析と活用
①マーケティングにおけるデータ分析の重要性
②定量分析の基本記述統計
③さまざまな定量分析と活用法
④定性分析の手法と活用法
ケース・スタディ 定量分析の落とし穴
演習問題
第Ⅱ部 マーケティング実践の各プロセスでの心理と応用
第4章 商品企画の心理
消費者向けの商品開発に心理学はどのように活用されているか
①商品開発とは
②消費者ニーズからの商品開発プロセス
③感性的な品質と五感の活用
④購買につながる心理
⑤より高い顧客価値の創造へ
ケース・スタディ 「顧客視点から商品を見る」
演習問題
第5章 広告の心理
好意的な態度のもと反復購入を実現する
①広告の認知的決定過程
②広告の認知的決定過程の特徴と課題
③広告のコミュニケーション効果について
④メッセージの呈示の方法
⑤広告の訴求方法―広告表現の組み立て方
⑥顧客満足度の調査とその活用
ケース・スタディ 売上増に結びつく広告を作成する
演習問題
第6章 販売・営業・サービスの心理
営業の役割・プロセスと顧客心理
①販売・営業・サービスの役割と対象
②販売・営業・サービスのイメージとコミュニケーション
③販売・営業・サービスのプロセスと顧客心理
ケース・スタディ 顧客の心理を理解して対応する
演習問題
第7章 プロジェクトマネジメントの心理
プロジェクトを成功に導く心理学
①プロジェクトとは
②プロジェクトマネジメントとは
③集団での議論・意思決定の難しさ
④集団の活動を円滑に進めるスキル
⑤葛藤をマネジメントするスキル
⑥プロジェクトに対する外部支援
ケース・スタディ 集団思考を防ぎ、メンバーに活力を与えるマネジメント
演習問題
第Ⅲ部 情報化社会における顧客中心のマーケティングへ
第8章 リスク管理
クレームや風評問題
①クレームの発生
②リスク・マネジメントによる再発防止・未然防止
ケース・スタディ 顧客の心理状態の変化と企業のクレーム防止対策
演習問題
第9章 顧客心理とマーケティング
利用者によるサービス評価、消費者の価値観など
①顧客心理を理解することの重要性
②サービス評価の基本的な考え方
③サービスのプロセスを分析した例
④消費者の価値観とマーケティング
ケース・スタディ 科学的アプローチの意義とその限界
演習問題
第10章 顧客感動を重視したサービス
ホスピタリティ・マーケティングの心理学的アプローチ
①顧客満足とは
②サービス品質の向上と測定
③サービス・エンカウンター
④ホスピタリティとは
⑤サービスおよびホスピタリティのマネジメント
⑥顧客感動とは
ケース・スタディ サービス、ホスピタリティ、顧客感動について考える
演習問題
第Ⅳ部 心理学の実験的な見方と理解
第11章 心理実験の事例研究
実験事例研究①
頭の中には用途ごとに異なる財布がある:心理的財布
実験事例研究②
どこを強調して伝えるか、それが問題:フレーミング効果
実験事例研究③
今のままが好き:現状維持バイアス
実験事例研究④
量的価値判断に及ぼす無関係な先行情報の影響:アンカリング効果
実験事例研究⑤
「やってしまった」の後悔と「やっておけばよかった」の後悔:後悔回避性の2側面
実験事例研究⑥
確率判断に及ぼす自己選択の効果
実験事例研究⑦
説得の成功の鍵は何か:スリーパー効果
実験事例研究⑧
自分に関係あるメッセージは中身が重要:精緻化見込みモデル検証実験
実験事例研究⑨
ブランドを人にたとえて理解するブランド・パーソナリティ
実験事例研究⑩
人は行動を正当化する理由を求める:「認知的不協和」による態度の変容
実験事例研究⑪
説得に失敗すると人は頑なな態度をとるようになる:ブーメラン効果
実験事例研究⑫
お願いは小出しにするほうが良い:フットイン・ザ・ドアテクニック
実験事例研究⑬
少しずつ条件を悪くしていく:ローボール・テクニック
実験事例研究⑭
相手の譲歩を説得に利用する:ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック
実験事例研究⑮
単純な接触の繰り返しをする単純接触効果による態度変容
実験事例研究⑯
無名なブランドほど風評にさらされる:口コミ情報の種類とブランド知名度の相互作用
実験事例研究⑰
遅い音楽は消費を助長する:消費行動と音楽の種類の関係
Key Wordの解説
索引
関連記事
電話応対技能検定(もしもし検定)のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策...
公式テキスト 1,2,3,4級と各級で公式テキストが出ております。 現在は、1・2級公式問題集、3・4級公式問題集、クイックマスター 電話応...
産業カウンセラー®試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)
産業カウンセラー試験の概要 産業カウンセラーは、日本産業カウンセラー協会が認定している民間資格です。職場で働く人を支援するカウンセラーとして...
海事代理士のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)
海事代理士の概要 海事代理士は、海に関する法律と実務手続を専門とする国家資格です。船舶、船員、海上運送、船舶安全、海洋汚染防止などの海事関係...
ブライダルプランナー検定試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)
ブライダルプランナー検定の概要 近年ブライダル業界では、お客様の多様な要望に応えられる提案力、コミュニケーション力、段取り力、そして婚礼全体...
技能士試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)
技能士の概要 技能士とは、園芸、機械、電気、建築、工業化学など幅広い分野で、働くうえで必要とされる技能の習得レベルを証明できる国家資格です。...









