医事コンピュータ技能検定のおすすめの勉強方法とは?どのような試験対策が良い?
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医事コンピュータ技能検定とは
医事コンピュータ技能検定試験は、医療事務・医事コンピュータについての基礎的な知識やカルテや診療伝票をみて医事コンピュータを使い、正しいレセプトを作成する能力を評価する検定です。
医事コンピュータ技能検定には3級、2級、準1級がありますが3級が一番難易度が低く、準1級が一番難易度の高いものとなっています。
また、2級以上に合格することにより、医師事務作業補助技能認定の一つの条件を満すことになります。
この検定はどのように勉強すれば合格できるのでしょうか。今回は試験対策についてご紹介したいと思います。
どうやって試験対策するの?
出題範囲
医事コンピュータ技能検定は3級、2級、準1級に分かれていますが、それぞれの級で出題範囲も少々異なります。
試験は大きく分けて3つの領域があります。
領域1:医療事務
領域2:コンピュータ関連知識
領域3:実技(オペレーション)
それぞれの級の到達目標についてみていくことにしましょう。
以下は、一般社会法人 医療秘書教育全国協議会のホームページから引用したものです。
http://www.medical-secretary.jp/iji/shinsa/j-1k.html
【3級 到達目標】
医療事務及び医事コンピュータについての基礎的な知識を有し、カルテ及び診療伝票を基に医事コンピュータを用いて正しいレセプトを作成することができる。
【2級 到達目標】
医療事務及び医事コンピュータについての一般的な知識を有し、カルテ及び診療伝票を基に医事コンピュータを用いて正しいレセプトを速やかに作成することができる。
【準1級 到達目標】
医療事務及び医事コンピュータに関する専門的な知識を有し、やや複雑多岐な業務を遂行することができる。併せてDPC制度全般についての正しい理解と深い知識を有し、やや複雑なカルテより、専用ソフトを用いて、DPCレセプトが作成できる。
それぞれの到達目標を見ると級が上がるにつれ、より専門的な知識が要求されていることがわかります。
合格基準
まず合格基準としてはどの級も共通です。
領域1:医療事務
領域2:コンピュータ関連知識
領域3:実技(オペレーション)
それぞれの領域で60%以上取ることができれば合格となります。
では、どのようにしたらこの合格基準を満たすのでしょうか。
勉強方法
医事コンピュータ技能検定には受験資格がありません。誰でも受験できるため独学でも合格することは可能だと言えます。
勉強方法としては大きく分けて二つあります。
①通信講座など外部の授業を受講する。
②テキストなどを使用して独学で勉強する。
この2つについて詳しく紹介していきたいと思います。
通信講座などの利用
先ほども言いましたが、医事コンピュータ技能検定は誰でも受験することができます。自力で勉強して合格するという方ももちろん多いでしょう。
しかし、医療事務の知識が全くない方は、プロの授業を聞きながら勉強をした方が理解が深まるでしょうし、楽だと思います。
医事コンピュータ技能検定試験対策の通学・通信講座を開催しているところを探してみるのも一つの手です。
独学での勉強法
独学の最大のメリットは、自分の都合に合わせ好きな時間に勉強できると言うところです。忙しいから隙間時間に勉強したい、自分のペースに合わせてゆっくり勉強したいと言う方も多いと思います。
おすすめのテキストなどの紹介も交えて勉強法について説明していきたいと思います。
おすすめのテキスト
医事コンピュータ技能検定試験のテキストは3種類あります。以下のものはいずれも建帛社が出版しているもので、医事コンピュータ技能検定の公式テキストです。
・医療事務[第2版]
・改訂医事コンピュータ関連知識
・医事コンピュータ実技
出題範囲の3つの領域に対応しているテキストとなっています。これらのテキストを使用し、どこが大事なのかマーカーなどでチェックをつけたりしながら勉強を進めていくと良いでしょう。
おすすめの問題集
テキストの他にも問題集というものがあります。以下のものはいずれもつちや書店が出版していて、過去4回分の試験問題の試験問題も載っています。こちらも医療秘書教育全国協議会のホームページに掲載されているものとなっております。
・医事コンピュータ検定問題集3級 (1) コンピュータ関連知識
・医事コンピュータ検定問題集3級 (2) 医療事務・実技(オペレーション)
テキストを使用しながら問題集で演習を積み重ねたり、過去問で出題傾向を掴みながら勉強を進めていくと良いでしょう。
しかし、問題集は3級のみの発売のため、2級、準1級を受験しようと考えている方は少し勉強しにくいかもしれず、注意が必要です。
いくつか参考書をあげましたが、もちろん自分に合った参考書を使用するという方法も良いと思います。
まとめ
今回は医事コンピュータ技能検定の試験対策方法について紹介しました。
独学で勉強するという方もいれば通信講座などを利用するという方もいると思います。
一番の方法は自分にあった勉強方法を見つけるということです。それが合格への近道につながることでしょう。