医事コンピュータ技能検定の試験概要から出題内容まで詳しくチェック!
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医事コンピュータ技能検定とは
医事コンピュータ技能検定とは、医事コンピュータによるレセプト作成能力と医療事務、コンピュータの知識の習得度を測るものとなっています。3級、2級、準1級があり、2級以上に合格することにより医師事務作業補助技能認定の一つの条件を満すことになります。
また、診療報酬請求事務(レセプト)のコンピュータ化は医療機関に広く普及し、現在の医療活動に欠かせないものとなっています。それに伴い、この検定の出題内容は医療事務の仕事をするのにかかせない内容とも言えます。
今回は、医事コンピュータ技能検定の出題内容や合格率について紹介していきたいと思います。
試験形式や日程は?
解答形式は全てマークとなっています。
試験日程は、毎年6月、11月の年2回実施されます。
出題内容は?
医事コンピュータ技能検定は3級、2級、準1級と分かれていて、級によって出題内容が異なります。当然のことながら、3級の難易度が一番低く、準1級が最も難易度が高いものとなっています。
出題内容は大きく分けると以下の3つの領域があります。
領域1:医療事務の基礎知識
領域2:コンピュータに関連する基礎知識
領域3:医事コンピュータを使用した実技
それぞれの級に応じて当然出題内容も異なってきます。
3級
3級では、医療事務やコンピュータについての基礎的な知識が問われます。また、カルテや診療伝票を基に医事コンピュータを用いて正しいレセプトが作成できるかどうかが問われています。
2級
2級では、医療事務やコンピュータについての一般的な知識が問われます。また、カルテや診療伝票を基に医事コンピュータを用いて正しいレセプトを速やかに作成できるかどうかが問われています。
準1級
準1級では、医療事務やコンピュータについての専門的な知識が問われます。また、やや複雑な幅広い業務をこなせることが求められます。その他にも、DPC制度全般についての正しい理解や深い知識を基にさらに複雑なカルテや専門ソフトを用いてDPCレセプトを速やかに作成できることが要求されます。
準1級ともなると専門的な内容も含まれ、3級と比べて難易度が異なることは出題内容からも明らかでしょう。
詳しい出題内容に関しては、一般法人 医療秘書教育全国協議会のホームページに載っているので参照してください。
http://www.medical-secretary.jp/iji/shinsa/j-1k.html
合格基準は?
3級、2級、準1級も合格基準は全て同じです。先ほど説明した出題内容の3つの領域でそれぞれ60%以上の正解することができれば合格となります。
つまり、点数さえ取れれば資格は取得できると言うことなのです。
受験資格は?
受験資格は特にありません。
誰でも受験することのできる検定となっています。
誰でも受けられるという面で手のつけやすい資格の一つであると言えるでしょう。
合格率は?
合格率は、準1級は60%程、2級は65%程、3級は75%程となっており、難易度が高いほど合格率は下がってきています。
どうやって勉強するの?
勉強方法としては、公式のテキストや問題集を使うことがおすすめです。通信講座を利用することも一つの手段だと言えるでしょう。
この勉強法については他の記事にもう少し詳しくまとめましたのでそちらの方を参考にしていただければと思います。
「医事コンピュータ技能検定 勉強方法」の記事のリンク
まとめ
医事コンピュータ技能検定の内容ついて理解していただけたでしょうか。
受験資格が必要ないと言う大きなメリットを生かして、レセプト業務に携わる方などはこの検定を受験することを考えてみてはいかがでしょうか。