貸金業務取扱主任者の気になる年収は一体どれくらい? – 企業・仕事内容ごとの年収がわかる!
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貸金業には欠かせない国家資格である「貸金業務取扱主任者」。クレジット会社や信販会社などで仕事をしている人の中には、この資格を取得し、貸金業務取扱主任者になられている方もいるかもしれません。この記事では、そんな貸金業務取扱主任者の年収について詳しく説明していこうと思います。
貸金業務取扱主任者とはなにか
とは言っても、貸金業務取扱主任者についてあまり知らない人も多いかもしれませんので、ここでは貸金業務取扱主任者の詳細について説明していきます。
まず、貸金業務取扱主任者は、貸金業法で定められている資格で、貸金業務に関する法令の順守と適正な業務に必要なもの全てについて助言・指導などをする貸金業務のエキスパートのことです。貸金業務取扱主任者は貸金業者の従業員に対して法令順守を徹底させるのを目的としています。
そして、貸金業務取扱主任者の制度は、2009年の貸金業法3条施行により日本貸金業協会が実施する国家資格となり、貸金業務取扱主任者資格試験が開始されました。
貸金業務取扱主任者になるために
次に、貸金業務取扱主任者になるためにはどうすればよいのか説明していきます。
まず、貸金業務取扱主任者になるためには、貸金業務取扱主任者資格試験に合格しなければいけません。試験に合格し、登録の拒否要件に該当しない方は、申請を行うことにより主任者登録を受け、そこで初めて貸金業務取扱主任者となることができる、という仕組みです。このように、まずはこの試験に合格するよう勉強する必要があります。
簡単に貸金業務取扱主任者資格試験について説明しますと、年に1回(毎年11月)全国17の地域で開催されており、年齢・性別・学歴等に関係なく誰でも受験できる試験です。試験方法は筆記試験で全50問あり、4肢択一のマークシート方式です。
貸金業務取扱主任者の年収
それではここで本題の、貸金業務取扱主任者の年収について説明していきます。
ずばり、貸金業務取扱主任者の平均年収は、350万円~800万円ほど(大卒初任給だと280万円~300万円ほど)です。
貸金業務取扱主任者は、信販会社や消費者金融などを営んでいる貸金業者になくてはならない存在なので、求人サイトなどを見てみると登用条件として「貸金業務取扱主任者の資格保有」について条件が記載されている場合も多いです。そのため、一般の事務員よりも若干年収は高い傾向にあると言えます。
また、貸金業務取扱主任者として経験があれば800~1500万円といった求人も多く、経験を積めば年収1,000万円超えを目指すことも可能です。
参考までに、以下に、実際に出されている求人サイトの中で、代表的な月収や年収についてピックアップして載せておきます。
募集企業・仕事内容 | 年収 |
株式会社セブン・カードサービス 債権回収担当 | 年収370~750万円 |
住宅ローン取り扱い業者 住宅ローン営業 | 年収400~750万円 |
大手貸金業 住宅ローン事務 | 年収300~400万円 |
まとめ
いかがでしたでしょうか。以上が、貸金業務取扱主任者の年収についてでした。
試験に合格するためにはある程度勉強をしなければなりませんが、合格し、貸金業務取扱主任者になることで高い年収をもらえる可能性もあります。
是非、この機会に貸金業務取扱主任者を目指してみてはいかがでしょうか。