ニュースペックテキスト 基本情報技術者 2021年度




【最新】[合格へ]基本情報技術者試験(FE)のおすすめ参考書・テキスト!も確認する

はじめに

基本情報技術者試験は,テクノロジ分野,マネジメント分野,ストラテジ分野からなる試験で,ITパスポート試験合格者のうち,情報処理技術者を目指す方向けの試験です。コンピュータシステムに関する技術的な知識だけでなく,システム開発におけるプロジェクト管理に関する知識や,コンピュータシステムを活用した企業経営に関する知識まで,幅広く取り上げられます。

このように学習範囲が広い試験ですから,すべてのテーマを一から百まで学習しようとすると多くの時間を要してしまいます。リーズナブルな学習時間で試験に合格するためには「これが正解できれば試験に合格できる」という定番問題のテーマに絞って,内容をしっかり学習することが大切です。こうした学習が実現できるように,本書は次のような執筆・編集方針を採っています。

〇試験合格に必須のテーマだけを取り上げ,わかりやすくていねいに内容を解説しています。また,多くの受験者が苦手とするアルゴリズム(擬似言語)についても,合格に必要な項目だけを抽出し,イメージしやすいように図をふんだんに用いて解説しています。

〇暗記学習だけでは得点しづらい午後試験問題を解くために,学習した知識をどのように適用して問題を考えればよいのかを,実際に出題された問題を使いながらていねいに説明しています。

〇学習項目の全体像をすぐに把握できるように,各セクションに「30秒レクチャー」を設けました。また,本文中の赤色のキーフレーズ,キーワードを追いかけると短時間でテーマの内容を整理することができます。

〇本文のエッセンスを切り出して側注にまとめました。「30秒レクチャー」「本文」「側注」の順に読むことで,予習→詳細学習→復習という黄金ルールの学習を意識せずにできるように構成し,また,試験直前期の総復習にも利用することができます。側注は,試験特有の表現方法に慣れるために,午前試験問題で頻繁に使われる表現を「試験にはこう出る」としてまとめてあることも特徴です。

〇章末には、問題演習を用意しました。掲載問題は,ほとんどが過去の本試験問題です。問題演習をしっかりと行い,学習した知識の定着を図ってください。また,学習した内容が試験でどのように問われるのかの確認にも利用してください。

以上のように,スピーディーかつ効果的に理解を進めるための工夫を随所に施してありますから,お昼休み,移動中,就寝前のちょっとした時間に本書で気軽に学習をすることができます。いつでもどこでも本書を携え学習をして合格を勝ち取ってください。本書が役立つことを望んでいます。

2020年12月

TAC情報処理講座
講師 根岸良征

TAC情報処理講座 (著)
出版社 ‏ : ‎ TAC出版; 2021年度版 (2020/12/18)、出典:出版社HP

特別企画
はじめての基本情報技術者試験
スタートアップ講座
総合ガイダンス
これから皆さんが目指すのは「情報技術を活用した企業経営の戦略立案」や「システムの設計・開発・運用」について,基本的な事柄を理解して,業務に活用できる実践的な力を身につけている人材です。

このような人材は、コンピュータ分野に限らずさまざまな分野で求められています。基本情報技術者試験のいいところは,企業経営からIT技術まで,IT社会に関連するさまざまな知識を、ひと通りコンパクトに学習できることです。本書を使えば本当に重要なところだけをスピーディーに学習できます。

 

TAC情報処理講座 (著)
出版社 ‏ : ‎ TAC出版; 2021年度版 (2020/12/18)、出典:出版社HP

目次

はじめに
はじめての基本情報技術者試験 スタートアップ講座
本書の特徴と利用法
『基本情報技術者試験』はこんな試験ですー受験の手引き

Ⅰテクノロジ系
第1章
コンピュータ科学基礎理論
1整数の表現 2進数と16進数
1 2進数
2 ビットとバイト
3 16進数
4 16進数から10進数に変換する
5 10進数を2進数に変換する
2 負数の表現

2の補数は2進数でマイナスの数を表現するときに使います。自在に2の補数表現の2進数を扱えるようになりましょう。

1負の数を表す方法
2 2の補数の作り方
3 正負の判定
4 10進数値への変換
5 符号付き表現と符号なし表現
6 2の補数での表現範囲
3 小数値の表現
1 固定小数点表現
2浮動小数点表現
3浮動小数点表現の正規化
4 IEEEの浮動小数点表現規格
(IEEE754)

この章では, ディジタルデータとは何か を学習します。文字,画像,音声が全て2進数という数値で表現できることを 学びます。また, 論理演算というコンピ ュータ独自の演算について学びます。

4 計算誤差
小数の計算をすると誤差が出てしまいます。
誤差の種類を覚えましょう。
1 情報落ち
2 桁落ち
5 文字の符号化
1文字コード
2文字コード表から文字コードを読み取る
6 画像の符号化
計算問題として出題されることが多いです。
1 画像データのサイズ
2 画像の圧縮
3 画像フォーマット
7 音声の符号化
1 音声の符号化 (標本化と量子化)
2 音声の圧縮
8 論理演算とシフト演算
ここに注目!
論理演算,シフト演算をしっかり学習しましょう。
1 論理演算
2 シフト演算
9 応用数学
1確率・統計
2機械学習
*午後対策・重点テーマ解説
1 浮動小数点表現
2 論理演算と論理回路
確認問題

学習アドバイス
数学分野は,苦手な人には難しいかもしれません。苦手な人は無理をせず後回しにして, 先に進んでください。


第2章
コンピュータ構成要素とハードウェア
1CPUの動作
1 コンピュータを構成する5大装置
2 CPUの動作
3 CPUの構成要素
2CPUの設計と高速化
1 クロック周波数
2 CISCとRISC
3 パイプライン
4 ハザード
5 マルチコアプロセッサ
3機械語命令とアドレッシングモード
1 機械語命令の種類
2 機械語命令の構成
3 アドレッシングモード
4割り込み
1 割込みの種類
2 割込みの優先順位と禁止
5メモリ
1 ROMとRAM
2 誤り制御
6メモリの高速アクセス
1 キャッシュメモリ
2 実行メモリアクセス時間
3 ライトスルー、ライトバック
4 メモリインタリープ
7 ハードディスク装置
1 ハードディスク装置におけるデータの記録方法
2 データのアクセス時間
3 フラグメンテーションとデフラグメンテーション
4 RAID
5 RAID-0
6 RAID-1
7 RAID-5
8コンピュータの周辺装置とハードウェア
1 入出力インタフェース
2 組込みシステム
3 組込みシステムで利用される装置
組み込みシステムに関する用語,センサの名称を覚えておくと、午前試験で有利です。
確認問題
この章では,ハードウェアについて,特 にコンピュータの頭脳部であるCPUの 動作や高速化技法, メモリや補助記憶 装置の種類としくみを中心に,基本的 な事柄を学びます。

パイプラインとキャッシュメモリは試験に毎回のように出題されるテーマ。まずは,この2つを理解しましょう。

学習アドバイス
日頃パソコンやスマートフォンを使っていても中身までは知らないことが多いだけに、知っていそうで知らない知識が多い分野です。なじみのない言葉も多く出てきますが,しっかり覚えてください。

第3章
ソフトウェア
1基本ソフトウェア
1 オペレーティングシステム(OS)の役割と種類
2 OSの3大機能
3 タスクとジョブ
4 マルチタスク
5 カーネルとシェル
2タスク管理① タスクの状態遷移
1 タスクの3状態
2 実行可能状態.
3 スケジューラとディスパッチ
4 実行状態
5 待ち状態
3タスク管理② スケジューリングアルゴリズムとコンテキスト切替え
スケジューリングアルゴリズム
2 コンテキスト切替え
4記憶管理① 実記憶管理
1 固定区画方式
2 可変区画方式
3 メモリオーバレイ
5記憶管理② 仮想記憶管理
1 ページング方式
2 ページ置換えアルゴリズム
3 スラッシング
6ファイル管理
1 レコードとファイル
2 ファイル編成法
3 ファイルシステム

7ソフトウェア開発に用いるツール
1 プログラミング言語
2 プログラム実行までの流れ
3 言語プロセッサ
4 コンパイルの流れ
5 エラー検出に使うツール
6 テストに使うツール
7 CASEツール
確認問題
タスクの3状態は必ず覚えましょう。


この章でのソフトウェアとは,基本ソフトウェア (OS)のことです。OSは,プログラムを同時に複数実行させるための機能や,実際に搭載されているメモリの量よりも多くの量を利用する機能などを持っています。OSが持つ主要な機能について学びます。
ここに注目!
LRUは,試験に出るランキングの大御所です。
学習アドバイス
CPUを効率よく利用するための機能が「タスク管理」,メモリを効率よく利用するための機能が「記憶管理」です。また,ハードディスクやUSBメモリに効率よくファイルを格納するための機能が「ファイル管理」です。タスク管理と記憶管理は時間をかけてしっかり学習しましょう。

第4章
コンピュータシステムの構成
1システムの形態
1 処理形態での分類
2 分担形態での分類
3 クライアントサーバシステム
4 3層クライアントサーバシステム
5 クラウドシステム
6 仮想化技術
2システムの性能
1 MIPS
2 命令ミックス
3 FLOPS
4 スループット
5 スプーリング
6 レスポンスタイムとターンアラウンドタイム
7 スケールアップとスケールアウト
8 ベンチマークテスト
3 システムの信頼性
1 RASIS
2 MTBFとMTTR
3 稼働率,故障率
4 バスタブ曲線
4複数の装置から構成されるシステムの稼働率
1 直列システムの稼働率
2 並列システムの稼働率
3 直列システムと並列システムの組合せ
5高信頼化技術
1フォールトトレランス
2フォールトトレラントシステムの構成
3フォールトアボイダンス
4 フェールセーフとフェールソフト
5 フールプルーフ
6 フォールトマスキング

確認問題
この章では,全体像からの視点でシステムをとらえます。まず、サーバクライアントやクラウドといったシステムの形態を学習し,システムの性能の測定,システムの信頼性(RASIS)について学習します。最後に,稼働率について学び,システムの信頼性を数値で表せるようにします。
ここに注目!
システムの性能評価指標と,稼働率の計算が中心テーマです。特に稼働率 の計算が注目ポイントです。

MTBF,MTTRはシステムの平均稼働時間,平均修理時間を表す用語です。
ITサービスマネジメントにも登場しますから、しっかり学習しましょう。

学習アドバイス
3層サーバクライアントは,私たちが日頃利用しているオンラインショッピングサイトなどのシステムのことです。正確に知識をつけてください。また,フェールセーフなどの用語も正確に覚えるようにしましょう。

第5章
データベース
1データベースの基礎
1データベースの目的
2 3層スキーマアーキテクチャ
3 関係データベース
4 キーバリューストア(Key-Value Store)
E-R図
1 E-R図の基礎
2 E-R図と関係データベース
3 連関エンティティ
3正規化
1 関数従属
2 非正規形
3 第1正規形
4 第2正規形
5 第3正規形
6 正規化の利点と欠点
4関係演算と集合演算
1 関係演算
2 集合演算
5SQL① 基本的なSELECT文
1 SELECT文の基本
2 ORDER BY
3 DISTINCT
4表の結合
6SQL② グループ集計,副問合せ
1 GROUP BY ~ HAVING句を使った集計
2 副問合せを使ったIN / NOT IN
3 EXISTS / NOT EXISTSと相関副問合せ
ここに注目!
DBMSの障害回復も注目ポイントです。ロールバックとロールフォワードの違いを正確に理解しましょう。
7DBMS
1 ACID
2 2相コミットメント制御
3 同時実行制御
4 デッドロック
5 障害回復
6 チェックポイント
7 ストアドプロシージャ
* 午後対策・重点テーマ解説
●正規化とSELECT文の記述
1 正規化
2 SELECT文の記述

確認問題

この章では,データベースの仕組みについて学習します。初めに,関係データベースとは何かを学習します。その後, データベースの設計にあたって必要となる正規化の知識を学びます。さらに, データベースを操作する言語である SQLや,データベースを管理する機構 であるDBMSについて学びます。
学習アドバイス
正規化については,第2正規形と第3正規形について理解することが大切です。まずは,手が動いて,第2正規形,第3正規形を導出できるようになりましょう。SQLはSELECT文を読んで,導出される結果が分かれは大丈夫です。相関副問合せは,理解が難しければ後回しにしてもよいでしょう。

第6章
ネットワーク
1OSI基本参照モデル
1 OSI基本参照モデル
2 物理層 (第1層,L1)
3 データリンク層(第2層, L 2)
4 ネットワーク層 (第3層, L 3)
5 トランスポート層(第4層, L4)
6 セション層(第5層, L 5)
7 プレゼンテーション層 (第6層,L6)
8 アプリケーション層(第7層,L7)
9 プロトコル
2通信技術の基礎(物理層~データリンク層)
1 通信回線の媒体
2 通信方式
3 伝送時間の計算
4 誤り制御
3LANとWAN(物理層~データリンク層)
1 ネットワークの形態
2イーサネット (有線LAN)
3 無線LAN
4 ハブ (HUB)
5 モバイル通信
4アクセス制御手順(データリンク層)
1 CSMA / CD
2 CSMA / CA

アプリケーション層(第7層)
プレゼンテーション層(第6層)
セッション層(第5層)
トランスポート層(第4層)
ネットワーク層(第3層)
データリンク層(第2層)
物理層(第1層)

この章では, コンピュータネットワークの仕組みについて学習します。初めに,データ通信の基礎を学習します。その後,イーサネットや無線LANなどのLANで利用する技術,インターネットで利用しているTCP/IPについて学びます。
ここに注目!
LANの技術とIPアドレス,ルーティングが学習の中心です。LANで利用する機器の名称と役割,IPアドレスの割り当て方に注目して学習しましょう。
無線LANについて重点的に学習するとよいです。

5IP(ネットワーク層)
1 IPパケット
2 IPアドレスの体系
3 サブネットマスク値
4 サブネット分割
5 特殊な用途のIPアドレス
6 DHCP
7 アドレス変換技術
6ルーティング(ネットワーク層)
1 ルータ
2 ルーティングの仕組み
3 ルーティング方式とルーティングプロトコル
4 IPパケットとイーサネットフレーム
5 LAN間接続装置の分類
6 SDN(Software-Defined Networking)
7 TCP(トランスポート層),アプリケーションプロトコル (アプリケーション層)
1 TCPとUDP
2 ポート番号
3 アプリケーションプロトコル
4 DNS
5 電子メール
*午後対策・重点テーマ解説
IPアドレスの設定とサーバの設置
確認問題

IPアドレス,サブネットマスク値の扱いに慣れてください。2進数の扱いに慣れている必要があります。

ポート番号の役割を理解することが重要です。また,様々なプロトコルの名称と役割も覚えましょう。

学習アドバイス
IPアドレスの学習をするには2進数の知識が必要です。自信がないときには第1部第1章を復習しましょう。また,OS17階層モデルの各層の名称,プロトコルの名称など,覚えることが多いですが,正確に覚えてください。SMTPとSNMPのように見た目が似ているものがあります。
第7章
セキュリティ
1情報セキュリティと暗号技術
1 情報セキュリティ
2 情報セキュリティ活動を行う組織
3 暗号技術
4 鍵の危殆化
2暗号方式
1共通鍵暗号方式
2 公開鍵暗号方式
3 セション鍵暗号方式
3エンティティ認証技術
1パスワード認証
2チャレンジレスポンス認証
3バイオメトリクス認証(生体認証)
4シングルサインオン(SSO)
4メッセージ認証とディジタル署名
1メッセージダイジェスト関数
2ディジタル署名
3公開鍵証明書と認証局(CA)
5ファイアウォール
1ファイアウォールの設置
2パケットフィルタリング型ファイアウォール
3アプリケーションゲートウェイ型ファイアウォール
4 WAF
5 IDS,IPS
6ペネトレーションテスト
7ファジング
6マルウェア,さまざまな攻撃
1 攻撃者の種類と攻撃の動機
2 不正のトライアングル
3 マルウェア
4 ウイルス対策ソフトウェア
5 攻撃の種類
*午後対策・重点テーマ解説
●VPN
確認問題
この章では,情報セキュリティ技術について学習します。情報セキュリティの大部分は暗号技術によって支えられています。そこで、はじめに,暗号方式とその利用法について学びます。次に,ディジタル署名 、ユーザ認証の方法、ネットワークセキュリティについて学びます。また,様々な攻撃についても取り上げ,どのようなシステムが狙われるのか,被害内容は何であるのかなども学びます。

学習アドバイス
午前試験ではこの分野から10問出題されます。午後試験でも必須問題として出題 されます。プログラミング分野と並んで,基本情報技術者試験の二大テーマの一つと言えます。それだけに,この分野の出来具合が 合格に大きく影響します。公開鍵を利用した暗号,署名と,様々な攻撃手法につい て,正確な知識をつけましょう。
webシステムを対象とした攻撃につい て、名称や被害内容,対策を覚えてお きましょう。
第8章
システム開発技術
1システム開発プロセス/開発モデル
1共通フレーム
2共通フレームの開発プロセスにおける活動
3ウォータフォールモデル
4スパイラルモデル
5プロトタイプモデル
6アジャイル開発
7リバースエンジニアリングとリエンジニアリング
2プロセス中心設計とデータ中心設計
1プロセス中心設計
2 DFD
(データフローダイヤグラム)
3プロセスフロー図
4データ中心設計
3オブジェクト指向
1オブジェクト指向の概念
2クラス間の関係
3インヘリタンス(継承)
4オーバライドとポリモルフィズム
5 UML
4モジュール分割技法とモジュールの評価
1 STS分割
2 TR分割
3モジュール強度
4モジュール結合度
5テストの概要
1単体テスト
2結合テスト
3システムテスト
4運用テスト
5退行テスト
6テスト技法と評価
1ブラックボックステスト
2ホワイトボックステスト
3信頼度成長曲線
*午後対策・重点テーマ解説
●プロセスフロー図
1集計処理
2順位付け処理
3ファイル突合わせ処理
4プロセスフロー図の出題例
確認問題

この章では, システム開発の手法について学習します。現在のシステムは複雑ですから,手当たりしだいに開発しても,きちんと動作するシステムは作れません。体系立てたシステム開発をどのように行うのかを学びます。また,プログラムが間違いだらけではシステムは正常に機能しません。間違いを見つけ出すためのテストをキッチリ行うことも大切です。テストの技法についても学習します。
レビューの技法も午前試験によく出題されます。学習し忘れがないようにして ください。
学習アドバイス
午後試験をJava言語で受験する方は,Java言語を先に学習してから,この章のオブジェクト指向を学習するとわかりやすいです。テスト技法については,テストの名称を覚えることと,具体的なテストケースを作成できるようにすることが大切です。
第9章
データ構造,アルゴリズム,プログラミング
1変数と配列
1データ型
2変数
3レコード型の変数
4配列
5二次元配列
2リスト,スタック,キュー
1リスト(線形リスト)
2スタック
3キュー
3木
1二分木と多分木
2完全二分木とヒープ
3二分探索木
4木の巡回
4探索
1時間計算量(オーダ)
2探索アルゴリズム
3線形探索
4二分探索
5ハッシュ法
6ハッシュ法における衝突
5整列
1整列アルゴリズム
2交換法
3選択法
4挿入法
この章では,プログラムの作成に関する技術について学びます。午前対策は,プログラム中でのデータの格納方法についてと,データを探し出す手順,データを並べる手順について具体的に学びます。午後対策では,擬似言語で表記されたプログラムの読解をトレーニングします。
リストの追加,削除,スタックへのPUSH,POPについてしっかり理解することが大切です。
木の巡回では、木に格納してあるデータを順番に見ていくときの「順番」とは何かを学習します。
ここに注目!
午前対策を先に学習して,各アルゴリズムの手順を覚えましょう。
午後対策・重点テーマ解説
1擬似言語プログラム
1代入
2条件分岐
3繰返し
4関数
5文字列
2基本的な処理
1基本パーツ1 交換処理
2基本パーツ2 配列のコピー
3基本パーツ3
配列に空きスペースを作る
4基本パーツ4
配列の空いたスペースを詰める
5基本パーツ5
最大値/最小値を見つける
3二次元配列を利用した処理
1二次元配列の全要素を処理する
2図形を回転させて表示する
4例題演習1
1擬似言語問題を解く流れ
2問題(H23秋問8)
5例題演習2
1問題(H28春問8)
確認問題

基本パーツのプログラムは,自分で書けるようになるまで学習を深めてください。
学習アドバイス
基本情報技術者試験での最難関テーマです。プログラミング経験のない方には大変に難しい分野と言えます。ここで求められていることは 「プログラムの動きを追いかけること」です。これが出来るようになるには地道なトレーニングが2か月以上は必要です。そして,あるとき急に「なんでこんなことが昨日までできなかったのだろう」と感じる瞬間が来ます。そうなるまで、根気よく学習してください。

第10章
表計算
◆午後対策・重点テーマ解説
1 表計算の基礎
1 表とセル
2 セルの範囲指定
3 計算式
4 関数
5 IF関数
6 セルの複写 (相対参照)
7 セルの複写 (絶対参照)
学習Q&A
表計算ソフトの機能・用語
2一歩進んだ関数
1垂直照合
2 水平照合
3 照合検索
4 照合一致
5 条件付合計
6 表引き
3 マクロ
1 セルの絶対表現
2 セルの相対表現
3 マクロプログラムの例
4 例題演習
学習Q&A+
プログラム言語,擬似言語について
この章では,午後試験で出題される表計算問題を解くために必要な知識を学びます。表計算問題では,関数を利用 した集計処理に関する問題とマクロプログラムに関する問題が出題されます。マクロプログラムは第9章で学習した擬似言語を用いて作成します。擬似言語プログラムを読み取る力も必要ですから,第9章とともに学習するとよいです。
ここに注目!
相対参照と絶対参照の使い分けがポイントです。“$”の付け方を確実に理解しましょう。列番号だけに付ける場合,行番号だけに付ける場合,両方に付ける場合の違いを理解することが大切です。

学習アドバイス
表計算問題を解くためには,関数を上手に使いこなせるようになることが重要です。垂直照合,水平照合,照合一致,照合検索などの関数の使い方を練習しましょう。さらに,試験問題では,セルに入力した式を別のセルにコピー(複写)して利用することが多いです。式をコピー(複写)する場合は,相対参照と絶対参照を適切に使い分けなくてはなりません。

6コスト見積りと評価(プロジェクトコストマネジメント)
1 見積りの技法
2 工数を表す単位
3 ファンクションポイント法
4 アーンドバリュー法
*午後対策・重点テーマ解説
1 アーンドバリュー分析
2 ファンクションポイント法
確認問題

システム開発はプロジェクト単位で進めていくことが多いです。プロジェクトチームをどのように管理するのかを知っていれば,プロジェクトのメンバとして仕事をする上でも好都合です。10個ある知識エリアの概要を理解してください。

PERTやアーンドバリュー法,ソフトウェアの品質特性に注目して学習しまし ょう。
学習アドバイス
プロジェクト管理では,納期,予算,品質をバランスよく保ってプロジェクトを遂行することが求められます。タイムマネジメント,コストマネジメント,品質マネジメントについては,しっかり学んでください。

第2章
ITサービスマネジメント
1 ITサービスマネジメントの基礎
1 SLA
2 ITILの概要
2 サービスストラテジ,サービスデザイン
1 財務管理
2 サービスレベル管理
3 キャパシティ管理
4 ITサービス継続性管理
5 可用性管理
3 サービストランジション,サービスオペレーション
1サービス資産及び構成管理
2 変更管理
3 リリース及び展開管理
4サービスデスク
5 インシデント管理
6 問題管理
*午後対策・重点テーマ解説
●サービスデスク
確認問題
ITサービスマネジメントは、安定したシステムの運用を実現するための運用管 理に関するマネジメントです。運用管理 をサービスとしてとらえ, サービスの提供を体系立てて行うための技法を学びます。
学習アドバイス
サービストランジション,サービスオペレーションの各プロセスを理解しましょう。インシデント発生,応急処置,原因調査,根本的 な問題の解決に至る流れをつかむように学習してください。
第3章
システム監査
1 システム監査の基礎
1 システム監査の目的と内容
2 システム監査の種類
3 監査人の独立性
4 監査人の慎重な姿勢と倫理の保持
5 システム監査報告とフォローアップ
6 可監査性
7 監査証跡
8 監査証拠
9 監査調書
10 ITシステムの内部統制
2 システム監査の実施
1 監査計画
2 予備調査
3 本調査
4 評価・結論の形成
5 本調査における監査技法
確認問題

システム監査とは,システムが期待通り動作していて、間違った結果を出していたり、情報漏洩を引き起こしていたりしていないことを,第三者が確認し保証することです。この章では,システム監査の流れ,システム監査人の規範について学びます。
学習アドバイス
システム監査基準に書かれている内容を覚えておくことがポイントになります。監査人の独立性,監査人の義務,監査の流れについて正確に学んでください。
Ⅲ ストラテジ系
第1章
システム戦略
1 情報システム戦略の基礎
1 エンタープライズアーキテクチャ(EA)
2 BPR
3 業務プロセス改善
4 ソリューションビジネス
5 データ活用
2 経営戦略の基礎1
1 競争戦略
2 マーケティング戦略
3 競争地位とマーケティング戦略
4 マーケティング関連用語
3 経営戦略の基礎2
I SWOT分析
2 PPM分析
3 バリューチェーン(価値連鎖)
4 経営戦略手法関連用語
4 ビジネス戦略
1 3C分析
2 ニーズウォンツ分析
3 ビジネス目標と評価

5 経営管理システム
1 SCM
2 CRM
3 SFA
4 ナレッジマネジメント
5 ビジネスシステム
6エンジニアリングシステム
7 e-ビジネス
8 ICタグ
確認問題

ITシステムが企業経営にどのように役立てられるのかを考え,戦略的にITシステムを導入するための知識を学習します。企業経営の観点からは,競争戦略やマーケティング戦略, ビジネス戦略について学びます。また,企業における経営システムについて具体的に学びます。
ここに注目!
SWOT, PPM, CRM, SCMなどの英単語がたくさん出てきます。正確に覚えましょう。
学習アドバイス
SWOT分析, PPM分析, 3C分析, ニーズウォンツ分析などの分析の技法を理解しておくことが大切です。また、専門用語もたくさんありますから,側注を活用しながら確実に覚えてください。

第2章
経営戦略
経営組織
1経営組織の形態
2 企業の責任者
3 コーポレートガバナンス
4 CSR
5 IR
6 BCP
7 研修技法
2 オペレーションズリサーチ(OR)
1 線形計画法の例
2 意思決定の例
3在庫管理
4 品質管理の技法
1 QC 7つ道具
2 新QC 7道具
3 散布図と相関関係
4 パレード図とABC分析
4 財務会計と損益の算出
1 貸借对照表(B/S)
2 損益計算書(P/L)
3 財務指標
4 損益分岐点
5 原価計算

5 知的財産権
1 著作権
2 著作権の帰属
3 インターネット利用における 著作権の問題
4 産業財産権
5 不正競争防止法
6 労働関連の法規
1 業務契約の形態
2 労働者派遣法
3 派遣における留意点
4 労働基準法
7 その他の法規と標準化
*午後対策・重点テーマ解説
●市場の分析
1 バブルチャート
2] 折れ線グラフ
確認問題
INDEX

TAC情報処理講座 (著)
出版社 ‏ : ‎ TAC出版; 2021年度版 (2020/12/18)、出典:出版社HP

この章では,企業経営について学びます。組織の形態, オペレーションズリサーチ財務会計, 法務が主なテーマです。オペレーションズリサーチは,在庫管理や意思決定に関連した分野です。

ここに注目
法務については、派遣労働,著作権を重点的に覚えておきましょう。

学習アドバイス
財務会計と法務については,入門的な知識を持っていれば十分です。苦手な方は,用語を覚えることを目標としてください。
はじめての基本情報技術者試験 スタートアップ講座

午前・午後試験攻略Q&A
CBT方式実施前の情報にもとづいています
午前試験で得点を伸ばすコツはないのかな?
本書に掲載されている過去問に注目してください
午前試験の80問中15~20問程度は,
過去問題から流用した問題が出題されます。
過去に出題された問題と一字一句同じで,正解
の選択肢まで同じ問題が出るんですよ
それは,絶対やらなくちゃ!
本書の各章末に掲載した「確認問題」には,今後の試験において流用される可能性が高い過去問題を抽出してあります。これらにしっかり答えられるようにしておくことが, 得点を伸ばすことにつながります。何度も解いて、必ず正解するようにしてください。
過去問の『間違い選択肢』にも注目しましょう

どういうこと?
本試験では,間違い選択肢の内容を取り上げた問題が出題されることも多いんです
「間違い選択肢」には、正解の選択肢と同じくらい重要な用語が含まれていることが多く,それが設問の要求とは違っていたり,選択肢の記述のどこかを誤ったものにしていたりするため,「間違い」となっているのです。
本書の「確認問題」に正解したかどうかにかかわらず,解答・解説を読んでください。特に,間違い選択肢の記述のどこが違うのかや,間違い選択肢の用語はどのような意味なのかをしっかり理解しておきましょう。
それじゃあ、午後試験で得点を伸ばす学習方法はないのかな?
午後問題は,過去問の答えの暗記ではなく、問題文の読み方と知識の適用のしかたを習得してください
午後試験は「問題文の記述を適切に読みとれるか」がポイントです。
基本情報技術者試験で期待する技術水準として,試験要項に「上位者の指導の下に,各種の担当業務を遂行できる」という趣旨のことが書かれています。そのため、午後試験では,「上位者からの指示」を「理解」し,「指示通りに行動」できる力が試されます。
午後試験の問題文中には,事例の説明のほかに,何をすれば良いのかの指示が埋め込まれています。この指示通りに,考えを進めたり,計算をしたりすると解答が出てくるように作問されています。問題文をていねいに読んで,指示通りに手を動かすことが午後問題で得点を伸ばすことにつながります。
問題文が『上位者からの指示』なんだね
そうです。あと,業務を遂行するにあたって必要 になる資料も問題中に示されます
本書では、問題文のどのような部分に注目して,どのように手を動かしていけばよいのかを午後対策セクションで扱っています。取りあげている問題の答えを暗記するのではなく、問題文の読み方と知識の適用のしかたを習得してください。
それで、午後試験は問題を選択できるよね?
選択のしかたはどうすればいいのかな?
はい,まず下の表を見てください。

問1と問6は必須解答なんだね。
はい,「情報セキュリティ」と「データ構造及びアルゴリズム(疑似言語)」ですね。このほかにも, 問7~11のプログラミング言語の問題(ソフトウェア開発)もどれか一つ解く必要があります。
あれれ。この三分野で70点になるの?合格点は60点だよね。

そうなのです。疑似言語問題とプログラミング言語問題で50点,さらに,情報セキュリティ問題で20点です。疑似言語問題とプログラミング言語問題のどちらも,プログラムを読み取って処理手順を把握する問題です。
この三分野で得点をあげないと合格はできなさそうだね。
その通り! 2020年度からの基本情報技術者試験はプログラミング能力を確かめる試験になった と言えます。プログラムを読解して処理手順を把握する学習は特に力を入れる必要があります。
そういえば、小学校からプログラミング教育を始めることになったのだったね。
そうですね。そういった背景もあってプログラミングの配点が高いのかもしれませんね。プログラミングに必要とされる論理的思考能力がとても重要なので,しっかり身につけてほしいということです。
200
問7~11は,C, Java, Python, CASLII, 表計算の中から一つ選べばいいんだよね。C, Java, Python, CASLIIといったプログラミング言語を知らなくても,表計算問題を選択できるよ。
本書では,表計算問題の対策の章も設けてありますよ。表計算問題と言っても、処理手順を把握 することがメインテーマになっていますので、単なる表計算ソフトの使い方ではないですから、しっかり学習してくださいね。
一方で,問2~5は4問中2問を選べばいいんだね。
そうなのですが,どの分野の問題が出題されるかわからないので,学習には注意が必要です。
問2~4の3問は,ソフトウェア・ハードウェア(I部第2~4章の範囲),データベース(I部第5章の範囲),ネットワーク(I部第6章の範囲), ソフトウェア設計(I部第8章の範囲)のテーマから出題されます。つまり,データベース,ネットワークの二分野で受験しようと思っても,ネットワーク が出題されないということも考えられます。
問5は,プロジェクトマネジメント(II部1章の範囲), ITサービスマネジ メント(II部2章の範囲), システム戦略,経営戦略・企業と法務(III部すべて)の範囲からどれかが出題されます。技術系の分野が苦手な方は問5を選 択すると良いのですが,II部,III部の内容のどこが出題されるのかが分かり ませんから,学習内容としては多くなります。
得点源とする主分野2つと,予備として1分野を学習しておくと良いです。予備は,15点中5~6点程度の得点をとれる程度の演習量で済ませておき,負担を軽くすると良いです。
おすすめ分野は何ですか。
データベースとネットワークは、必ずどちらかは出 題されます。データベースとネットワークを選択することを前提に,午後試験問題を演習しておくと良いと思います。ネットワークは,情報セキュリティとも関連が深いですので特におすすめです。
予備でもう一分野も対策しておくと完璧だね。
一方で,問7~問11は得意な言語を1つ選べばよ いので、自ずと選ぶ問題は決まってきますね。
無理せず 一歩一歩 コツコツと

本書には,105セクションあります。1セクション学習するのに, 30~60分必要です。
一日に1セクションずつ進めたとすると,単純に考えても,105日間は必要です。2セクションずつ進めると52.5日間必要です。生活スタイルと照らし合わせて、無理のない学習計画を立ててください。
基本情報技術者試験は、一生懸命に学習したのに合格できないといったタイプの試験ではありません。学習すれば,合格できる試験です。ですので,合格しようという意思を強く持ち,本書が備えている学習支援機能をフル活用して,合格を勝ち取ってください!

TAC情報処理講座 (著)
出版社 ‏ : ‎ TAC出版; 2021年度版 (2020/12/18)、出典:出版社HP

本書の特徴と利用法

本書の特徴―全体構成

本書は,
・試験合格に必須のテーマを
・オールカラー刷り+学習支援機能をもつデザイン(レイアウト)にのせ
わかりやすくていねいに解説した基本テキストです。

①午前試験と午後試験で,解説方法を分けました
午前知識レベル:午前から午後までの実戦知識全般を,基礎からわかりやすく,かつ,
スピーディーにマスターできる量にまとめています。
午後知識レベル:午後試験で問われる知識レベルまで解説を掘り下げ、事例問題対策用
に,論点の着眼点や解答プロセスを中心にまとめています。

②学習ナビになる側注
側注は,本文より頻出ポイントを、出題形式・表現に則って、切り出しました。
重要ポイント,用語,テクニックのアイテムごと,色分けをしています。また重要度も提示しています。

③確認問題
各章末に過去問題による確認問題を設けています。アウトプット力を着実に高めることができます。

紙面構成と利用法

●午前問題対策―本文
幅広い出題範囲から,合格に必須なテーマだけを取り上げています。ですので,本書を学習すれば、安心して本試験に臨むことができます。

◆午前試験対策―側注 本書の側注は,本文と同じ学習機能を持っています。 この側注を使って,目的,時期に応じた学習が可能です。

側注アイテム

側注の活用法

◆午後試験対策―午後対策重点テーマ
アルゴリズム・擬似言語をはじめ午後問題は,問題文・図表から課題を読み取り,知識を組み合わせて解決策を練り,それを解答という形で導き出す必要があります。これら読解力,課題発見力,解答力が身につくよう,午後問題に必要な知識,解法テクニック,解法プロセスをじっくり解説しています。午後問題重点解説も出題実績をもとにしています。本書を,腰を据えて学習すれば,午後対策も万全です。

◆確認問題
章末に過去問題による確認問題を設けています。それぞれ的を射た簡潔な解説によって,どうして○なのか,×なのかが,よく理解することができます。

「基本情報技術者試験」はこんな試験です一受験の手引き

◆基本情報技術者試験の位置づけ
基本情報技術者試験(略称:FE試験)は,情報処理技術者試験の一区分の試験です。情報処理技術者試験は経済産業省が実施している国家試験で,コンピュータシステムの活用技術やコンピュータシステムの構築技術についての技術レベルを認定する試験です。基本情報技術者試験は,情報処理技術者試験の中で,レベル2に位置づけられていま す。レベル1であるITパスポート試験合格を前提とした,次のレベルです。レベル2は、IT分野で仕事をする人,大学・専門学校の情報系学科を卒業した人の必須レベルであると考えられており,多くの企業や学校が資格の取得を奨励しています。また,IT分野の職種への就職,転職を考えていらっしゃる方にも,大きなアドバンテージとなる資格です。
◆試験体系

◆試験の概要
基本情報技術者試験は,午前試験と午後試験に分かれています。午前試験,午後試験ともに,CBT(Computer Based Testing)方式で実施されます。
●午前試験
80問の短答式の問題です。四肢択一式です。用語の意味を問う問題や,正誤問題,計算問題が主体です。主として知識の有無を問われる試験です。
■午後試験
11問出題されます。5問に答える必要がありますが,2問は必須問題で,3問は選択できます。事例問題が主体で,実践的な問題解決能力やプログラミング能力が問われます。
◆基本情報技術者試験のCBT方式での実施について
基本情報技術者試験は,2019年度まで実施されていた春期/秋期試験が,新型コロナウィルス感染症の影響で中止となり,2020(令和2)年度は,CBT方式にて実施されることになりました。
試験方式のほか,申込日程,申込方法,実施日程,合格発表日程等が,従来とは大きく変更されており,順次,詳細な情報を発表中,または発表予定となっています。そのため,受験をお考えの方は,下記の情報処理推進機構(IPA)のホームページ等で、最新情報・詳細情報を確認されることをお勧めします。
情報処理推進機構ホームページ https://www.jitec.ipa.go.jp/

TAC情報処理講座 (著)
出版社 ‏ : ‎ TAC出版; 2021年度版 (2020/12/18)、出典:出版社HP