キャリアコンサルタント資格の難易度はどれくらい?受験資格や合格率まで




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転職や在宅勤務、副業などをする人の増加により、キャリアプランについて悩む人が増えています。それに伴い、キャリア支援や開発を行うキャリアコンサルタントの需要も増加しています。

今回は、キャリアコンサルタント試験の難易度について紹介していきます。

東京リーガルマインド LEC総合研究所 キャリアコンサルタント試験部 (著)
出版社: 東京リーガルマインド、出典:出版社HP

 

キャリアコンサルタントの概要

キャリアコンサルタントとは、労働者の職業の選択、職業生活設計に関する相談に応じ、助言や指導を行う人のことを言います。2016年からは国家資格となりより注目が集まっている資格です。

学科試験、実技論述、実技面接と3つの試験に合格して、名簿に登録するとキャリアコンサルタントとして働くことができます。実務経験者または講習受講者、キャリアコンサルティング技能検定合格者が受験対象になっているので、誰もが受験できるわけではありません。

合格率は学科と実技それぞれ60〜70%で推移しており、学科・実技同時合格率は55%ほどになります。一度に合格するのはやや難しいですが、しっかりと学習すれば合格できない試験ではありません。

キャリアコンサルタントの試験概要

【受験資格】
以下のいずれか
・講習の修了者
・3年以上の実務経験者
・技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験または実技試験合格者

【試験日】
年3回

【受験料】
学科試験:8,900円
実技試験:29,900円

学科 実技
試験時間 100分 論述50分、面接20分
出題形式 筆記試験 論述式

面接(ロールプレイ、口頭試問)

合格基準 100点中70点以上 150点中90点以上
受験者数 1,874人(第16回) 2,084人(第16回)
合格率 63.9%(第16回) 63.6%(第16回)

【出題範囲】→ こちら

・学科
Ⅰキャリアコンサルティングの社会的意義
Ⅱキャリアコンサルティングを行うために必要な知識
Ⅲキャリアコンサルティングを行うために必要な技能
Ⅳキャリアコンサルタントの倫理と行動

・実技
Ⅰキャリアコンサルティングを行うために必要な技能
基本的技能
相談過程において必要な技能

キャリアコンサルタント試験の難易度

キャリアコンサルタント試験の難易度は「やや難」です。

1.学科試験と実技試験について

試験は学科と実技の2つに分けられています。実技には論述試験と面接試験があり、合計点で合否を判断しています。

学科の出題形式は、四肢択一のマークシート方式です。
キャリアコンサルティングの役割理解のような基礎的な内容から、相談者の意思決定の支援のような実践的な内容まで幅広く出題されます。記述式はなく全て選択式なので、しっかりと勉強しておけば迷わず解くことができる問題が多いです。

実技の論述試験は、逐語記録を読み設問に回答する方式です。
問題数は1〜2問で50分かけて解答を作成します。面接試験は、受験者がキャリアコンサルタント役となりロールプレイを20分間行い、その後は試験官からの質問に答える口頭試問が5分間行われます。
この実技試験の得点率は、学科試験よりも10%程度低いです。学科に合格しても気を抜かずに実技の対策を行うことが必要です。

2.合格基準から見る難易度

学科試験の合格基準は、100点満点で70点以上です。例年、平均点が70点を超えることが多いので、そこまで高い基準ではありません。

実技試験の合格基準は、150点満点で90点以上です。ただし、論述試験の40%以上かつ面接試験の3つの評価区分で40%以上の得点が必要です。得点率で見ると学科より合格基準が低くなっていますが、その分平均点が下がっているので学科と同じレベルの合格基準となっています。

3.合格率について

第16回(2021年3月実施)の合格率は学科・実技ともに60%を超えており、学科・実技同時合格率は50%を超えています。この結果を見ると、誰でも合格に手が届くレベルの試験だとわかると思います。

合格率が高めである要因として、受験資格で実務経験や講習の受講が求められていることがあると考えられます。しっかり勉強して知識をつけている人しか受験できない試験であり、合格基準が絶対評価であることから合格率も高くなっているのではないでしょうか。

学科と実技の試験結果を見ると、どちらも講習修了者の合格率が最も高いです。確実に合格したいという人は、講習を受講して勉強することをお勧めします。

4.試験実施団体2つの違いについて

キャリアコンサルタントの試験は、「キャリアコンサルティング協議会」と「日本キャリア開発協会」という2つの機関で実施しています。

学科試験はどちらの団体で受けても試験の内容・合格基準に違いはないので、難易度にも違いはありません。

実技試験の面接では、2つの団体で評価基準が異なるので紹介します。
キャリアコンサルティング協議会では、「態度」「展開」「自己評価」の3つが評価基準になっています。
日本キャリア開発協会では、「主訴・問題の把握」「具体的展開」「傾聴」の3つが評価基準になっています。

どちらを受験するかは自由なので、得意な方を選ぶことをおすすめします。

まとめ

今回は、キャリアコンサルタント試験の難易度について紹介しました。

この資格はしっかりと学習をしていれば合格できる試験です。また、2つの団体で面接の評価基準が異なり、自分の得意分野を活かして受験を行うことができます。キャリア支援・開発の仕事をしたいという人はぜひ取得してみてください。