マルチメディア検定とは?試験概要からおすすめの対策勉強法まで




あまり耳にしたことのない「マルチメディア検定」とはどういった資格かご存じですか。

ここでは、マルチメディア検定とはどのような資格か、そして独学で合格するためのおすすめの勉強法についてご紹介いたします。

マルチメディア検定ってどんな資格?

マルチメディア検定とは、ビジネスに使われるマルチメディアやICTの知識の習得を評価するための検定です。CG-ARTS協会が実施している検定試験で、民間資格となっています。CG-ARTSでは他にもCGクリエイター検定やWebデザイナー

この検定試験の知識を活用できる分野としては、マルチメディアに関連する情報技術分野、コンテンツ制作関連、ビジネス全般などです。

試験を通じて情報技術の基本知識が身に付き、日常生活にも幅広く活用することができるため、学生あるいはビジネスパーソンにおすすめの資格となっています。

試験の概要について

この試験には、ベーシックとエキスパートの2種類の区分があります。受験資格は特になく、誰でも受験することができます。

マルチメディア検定の試験概要を以下の表にまとめました。

検定区分 ベーシック エキスパート
試験形式 マークシート マークシート
問題数 10問 10問
試験時間 60分 80分
受験料 5,600円 6,700円
合格基準 70点(100点満点)

※難易度により多少変動します

出題範囲 マルチメディアの特徴

ディジタル端末

コンテンツ制作のためのメディア処理

インターネットと通信

インターネットで提供されるサービス

インターネットビジネス

ディジタルとネットワークで進化するライフスタイル

社会に広がるマルチメディア

知的財産権

人間の知覚とヒューマンコンピュータインタラクション

マルチメディアの処理技術

コンピュータのしくみと技術

ネットワークと通信

マルチメディアのアプリケーションの実現

インターネットの応用

社会に広がるマルチメディア

知的財産権

合格率や難易度はどれくらい?

マルチメディア検定の合格率は、ベーシックが7割、エキスパート3割ほどとかなり差があります。CG-ARTSが実施している他の検定試験よりも、マルチメディア検定ベーシックは難易度が易しめです。しかしエキスパートは、やや難しめなので、しっかりと勉強時間を確保することがポイントです。

マルチメディア検定の合格に必要な勉強時間は、20~50時間ほどと言われています。基本をしっかりとさえることが重要です。

取得するメリットはあるの?

①情報リテラシーが身に付く
マルチメディア検定を通じて、情報リテラシーを高めることができます。マルチメディアに関する様々な知見は、仕事だけでなく日常生活に活かすことができるでしょう。

②就職・転職で役に立つ
マルチメディア系やコンテンツ制作会社において、就職・転職でのアピールとなります。即戦力として評価されるということはありませんが、基本が身についているというスキルの証明になります。

おすすめの勉強法・対策

マルチメディア検定公式問題集 編集委員会 (著)
出版社: 画像情報教育振興協会 、出典:出版社HP

 

それでは、マルチメディア検定に受かるための勉強法とはどのようなやり方なのでしょうか。おすすめの書籍など、具体的に解説していきます。

①参考書を一通り読む
マルチメディア全般の知識を身に付けるために、参考書に一通り目を通してみましょう。1周して基本知識が理解できたら、アウトプットの時に使えるように繰り返し復習していきましょう。

参考書としておすすめなのは、ベーシックとエキスパートそれぞれに対応している、CG-ARTS協会という公式から出版されているものです。以下に2つをまとめました。

<エキスパート対応>
実践マルチメディア [改訂新版] <ベーシック対応>
入門マルチメディア [改訂新版]

②問題集・過去問を繰り返し解く
参考書を勉強し終えたら、問題演習に移ります。問題演習の際には公式の問題集と、公式で公開されている過去2年分の過去問PDFを利用しましょう。

自分の実力と苦手を把握しながら試験形式に慣れて、本番でしっかりと得点できるように繰り返し問題を解いていきましょう。

マルチメディア検定エキスパート・ベーシック公式問題集 [改訂第三版]

まとめ

いかがでしたか。本記事では、マルチメディア検定ベーシック・エキスパートの合格のための勉強法について解説しました。

マルチメディア関連の情報技術の知識は、今の情報化社会で生きていく上で非常に有用な知識となります。

マルチメディア検定はしっかりと対策を取れば、独学でも十分合格することができます。効率よく学習を進めて、一発合格を目指しましょう。