国内旅行業務取扱管理者試験の難易度はどのくらいか?難しさや合格率について
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国内旅行業務取扱管理者の概要
旅行業務取扱管理者資格には、国内と総合の二種類があります。
違いとしては、総合は国内と国外の両方の旅行を取り扱うことができる一方、国内は文字通り国内旅行のみを取り扱うことができます。
主な業務は両方とも、旅行の立案から販売などとなっています。旅行業界の資格で唯一の国家資格となっており、各営業所に一人は有資格者を配置しければならないと決まっています。
国内旅行業務取扱管理者の試験の概要
(1) 試験の概要
国内旅行業務取扱管理者試験は、年1回、例年9月に実施されます。
受験資格の制限はないため、誰でも受験することができます。
受験費用は、5,800円です。
試験科目は、次の3つです。
1. 旅行業法及びこれに基づく命令
2. 旅行業約款、運送約款、宿泊約款
3. 国内旅行実務
・運送機関、宿泊施設の利用料金やその他旅行業務に関する料金
・旅行業務取扱いに関する実務処理
出題は全てマークシート形式で、試験時間は3科目合わせて120分です。
合格基準は、3つの科目すべてで6割以上の得点となります。
(2) 免除制度
前年度の試験で国内旅行実務科目の合格基準を満たした場合、国内実務科目が免除になります。
他にも、地域旅行業務取扱管理者資格を持つ人は、法令科目が免除になります。
国内旅行業務取扱管理者試験の難易度
国内旅行業務取扱管理者試験は、決して簡単な試験ではありません、国家資格であるということからも分かるように、難しい資格の一つとして認知されています。
しかし、合格率を見てみると、2020年の合格率がおよそ35%、2019年の合格率がおよそ39%となっています。一方で、総合旅行業務取扱管理者試験の合格率は、2020年がおよそ18%、2019年がおよそ13%です。それに比べると比較的高い数字ですので、きちんと対策をすれば合格を目指すことが十分に可能です。
旅行業務取扱管理者試験の合格率(全科目受験者の合格率)
年度 | 国内 | 総合 |
令和2年度 | 35.8% | 18.5% |
令和元年度 | 39.1% | 13.0% |
平成30年度 | 38.3% | 11.0% |
平成29年度 | 36.0% | 8.8% |
平成28年度 | 32.1% | 12.8% |
合格に必要な点数ですが、旅行業法及びこれに基づく命令、旅行業約款・運送約款及び宿泊約款、国内旅行実務の三つの科目でそれぞれ60%を取る必要があります。つまり、どの科目でも同じように点数を取る必要があるため、苦手を無くしていくことを意識して勉強することが大切です。
まとめ
この記事では、国内旅行業務取扱管理者資格について、またその難易度について説明しました。
国家資格ということもあり、ハードルが高いように感じる方もいることと思います。しかし、近年の合格率を見てもそこまで極端に難易度の高いものでないことがわかります。また、免除制度も存在するため、計画を立ててそれを忠実にこなしていけば確実に合格を掴むことができるでしょう。