競売不動産取扱主任者は役に立つ?メリット、デメリットは?
競売不動産取扱主任者は意味がある?意味がない?
競売不動産取扱主任者とは、競売申立から明け渡しに至るまで、競売不動産の取り扱いに関する一定水準の知識、能力を備えていることを評価する試験です。
今回は、競売不動産取扱主任者を取得するメリット・デメリットについて紹介していきます。
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メリット
短期間の学習で合格
競売不動産取扱主任者に合格するためには、150時間〜200時間の勉強時間が必要になると言われています。
知識が少ないところからでも、半年頑張って勉強をすれば合格することができます。
また、宅建士の資格を取得している人が受験する場合は、20〜25時間ほどの学習で済ませている人も多いです。
60%以上の得点率で合格で、合格率は例年40%前後です。
デメリット
登録には宅建士の資格が必要
競売不動産取扱主任者となるには、試験に合格後、不動産競売流通協会に登録をしなければなりません。
その登録要件には、「宅建士の試験に合格していること」というものがあります。
試験の受験は誰でもできますが、競売不動産取扱主任者となるにはまず宅建士に合格しなければならないということです。
そのため、受験者のほとんどが宅建士合格者となっています。
就職・転職にはあまり役立たない
競売不動産取扱主任者は国家資格ではないため、独占業務がありません。
この資格を持っていても就職や転職で有利にする効果は薄いでしょう。
しかし、競売不動産取扱主任者を名乗れているということは、宅建士の合格者であるということなので、そちらもアピールすれば評価されます。