2020-2021 証券外務員 特別会員 学習テキスト 一種・二種対応 (2020-2021 証券外務員資格対策シリーズ)
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はじめに
特別会員外務員(特別会員証券外務員)資格試験は、特別会員の外務員として持つべき知識について問う試験です。試験に合格するためには、日本証券業協会の『特別会員外務員必携』(以下『必携』)の理解が必要となります。しかし、約700ページある『必携』を読み込み、その内容を理解するには、膨大な労力を要します。
本書『2020~2021 特別会員 証券外務員 学習テキスト』は、過去に出題された問題や制度の改正を踏まえ、単元ごとに『必携』を要約し、ポイントをまとめた参考書です。
試験では、「金融機関による有価証券関連業務の基礎的知識があるか」「近年特に重要視されているコンプライアンスについて理解しているかどうか」などが問われます。
具体的には、業務分野からは主に「債券業務」や「投資信託及び投資法人に関する業務」が出題されます。
一方、コンプライアンスについては、有価証券に関する基本法である「金融商品取引法」や「日本証券業協会定款・諸規則」等の内容が問われます。これらの法令等の目的が、「投資者保護」にあることを前提にすれば、理解しやすいでしょう。
なお、一種を受験される方は一種特有の分野、「先物取引」、「オプション取引」、「特定店頭デリバティブ取引」等についての学習も必要です。抜けや漏れがないよう、目次等でご確認ください。
重要語句の暗記用に添付した赤シートを、ご利用ください。
『学習テキスト』を一読したあとは、同シリーズの『2020~2021 特別会員 証券外務員[一種]対策問題集』又は『2020~2021 特別会員[証券外務員二種]対策問題集」を活用することをお薦めします。問題を解いてから、不正解だったところや知識があいまいだったところを中心に、再び『学習テキスト』により内容を確認することで、理解を深めていただきたいと思います。
本書と問題集を有効に活用して、特別会員外務員資格試験合格をぜひ勝ち取ってください。
2020年5月
日本投資環境研究所
試験内容・合否
特別会員一種外務員資格試験の概要は、以下のとおりです。
【一種】 | 【二種】 | |
受験資格 | ①特別会員である登録金融機関の役職員及びその採用予定者 ②特別会員の支配会社(いわゆる純粋持株会社)の役職員及びその採用予定者 ③協会が承認した特別会員の関連会社の役職員 ④金融商品仲介業者の役職員及びその採用予定者 |
|
受験手続き | 受験申込みの手続きは、すべて特別会員の担当部門が行います。 | |
試験形式 | ①○×方式 ②四肢選択方式 | |
出題数 | 合計45問 (○×方式25問、四肢選択方式20問) |
合計26問 (○×方式12問、四肢選択方式14問) |
配点 | ○×方式1問5点 四肢選択方式1問10点 | |
試験方法 | 試験の出題、解答等はすべてPCにより行われます。 操作はマウスを使用します(電卓はPCの電卓を用います)。 なお、筆記用具や携帯電話の持ち込みは禁止されています。 |
|
試験時間 | 1時間40分 | 1時間10分 |
合格判定基準 | 325点満点のうち7割(230点)以上の得点で合格です。 | 200点満点のうち7割(140点)以上の得点で合格です。 |
合否結果 | 試験日の2営業日後に、担当者に通知されます。 なお、不合格の場合、不合格となった試験の受験日の翌日から起算して30日間は受験することができません。 |
出題科目
試験の出題科目は、以下のとおりです。
法令・諸規則 | ○金融商品取引法 ○金融商品の勧誘・ 販売に関する法律 ○協定定款・諸規則 |
予想配点 ●一種 115点/325点 ●二種 90点/200点 |
商品業務 | ○債券業務 ○CP等短期有価証券業務 ○投資信託及び 投資法人に関する業務【※】 ○その他の金融取引業務 ○デリバティブ取引 (一種のみ) |
予想配点 ●一種 195点/325点 ●二種 95点/200点 |
関連科目 | ○証券市場の記事知識 ○セールス業務 |
予想配点 ●一種 15点/325点 ●二種 15点/200点 |
【注】上記には、取引所定款・諸規則、証券投資計算、証券税制を含みます。
【※】投資信託及び投資法人に関する法律を含みます。
本書の使い方
「証券公務員」は「覚えるべきポイントを絞り込み、確実に習得すること」をねらいとしています。
1 章扉を確認しましょう
各章(科目)から出題される問題数と配点傾向をチェックすることによって、勉強時間を効率的に配分することができます。さらに、押さえておくポイントをチェックすることで、予習効果が期待できます。
2 各章ごとに内容を理解していきましょう
試験に出題される傾向の高い部分を抽出したシンプルな構成となっています。重要事項は赤太字や黒太字で示し、特におさえておくべき項目については、2つのアイコンで表示しています。
《アイコンの種類》
重要 試験での頻出度が高く、理解を深めておきたい大切な項目です。
注意 語句の入れ替え問題や引っかけ問題の事例を取り上げています。試験に出やすいため、チェックしておきましょう
3 演習問題に挑戦しましょう
テキストの内容の理解を深めるために、各章の最後に演習問題として○×問題を掲載しています。さらに、計算問題が出題される科目については、計算問題編として説明文の後に掲載しています。
つまずいたところを見直して、確実に実力をつけていきましょう。
無料講義(ポイント解説と10点問題〈四択〉対策) 購読者特典
本書購読者は、特典として『インターネット無料講義』を視聴することができます。
これは、監修者による効率的な学習のためのポイントと配点10点の四肢選択問題の対策を解説した講義映像です。
講義は、当社(ビジネス教育出版社)のホームページ上にて、視聴することができます。
使い方
①当社ホームページ「インターネット講義」にアクセス
②本書の表紙画像をクリックし、ログイン画面で受講に必要な下記のIDとパスワードを入力(半角英数)※アルファベットは小文字。
●収録講義は科目ごとに独立しているので、視聴したい科目のみ選択して受講することができます。
●講義の視聴回数に制限はありません。
●詳しくは、当社ホームページをご覧ください。
収録テーマ | 一種 | 二種 |
特別会員外務員試験の概要と 合格の秘訣 |
○ | ○ |
証券市場の基礎知識 | ○ | ○ |
金融商品取引法 | ○ | ○ |
金融商品の勧誘・販売に関係 する法律 |
○ | ○ |
協会定款・諸規則 | ○ | ○ |
投資信託及び投資法人に関す る業務 |
○ | ○ |
セールス業務 | ○ | ○ |
債券業務 | ○ | ○ |
CP等短期有価証券業務 | ○ | ○ |
その他の金融商品取引業務 | ○ | ○ |
デリバティブ取引の概説 | ○ | |
デリバティブ取引の商品 | ○ |
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目次
第1章 証券市場の基礎知識
第2章 金融商品取引法
第3章 金融商品の勧誘・販売に関係する法律
第4章 協会定款・諸規則
第5章 投資信託及び投資法人に関する業務
第6章 セールス業務
第7章 債券業務
第8章 CP等短期有価証券業務
第9章 その他の金融商品取引業務
第10章 デリバティブ取引の概説
第11章 デリバティブ取引の商品
索引