経理・財務スキル検定(FASS)を取るメリット、デメリットは?




経理・財務スキル検定は意味がある?意味がない?

経理・財務スキル検定は、経理・財務能力を測る試験です。
経済産業省の「経理・財務人材育成事業」の一環として実施されています。
今回は、経理・財務スキル検定を受験するメリット、デメリットについて紹介していきます。

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メリット

経理・財務の総合的な知識が身に付く

この検定は、経理・財務の実務スキルを測るために作られています。
「資産」「決算」「税務」「資金」の4分野から構成されており、日商簿記などの経理関係の資格よりも経理・財務について全体的に学ぶことができます。
経理・財務を総合的に学びたいなら、この資格はおすすめです。

実務に役立つ

この検定の試験は、実務に近い形で出題されます。
そのため、試験勉強をしていくと、最終的に実務に役立つ知識を身につけることができるでしょう。
また、基本的な問題から応用問題まで幅広く出題されているため、実務で使える知識はどの程度なのかを理解することもできます

スコア評価

TOEICのように、スコアで結果が出る方式をとっています。
合格不合格ではないので、自分がどのくらいの立ち位置にいるのかを正確に把握できます。
スコアによってA〜Eの5段階評価もされるので、自分のスコアがどのレベルなのかを確認する一つの指標となるでしょう。

就職・転職に使える

経理・財務部門に就職する人ならとっておいて損はない資格です。
しかし、この資格だけでは有利になることはありません。
実務経験や他の資格などと合わせることで評価される資格です。
特に、日商簿記などと合わせて取得しておくと、有利になるでしょう。

気軽に受験できる

この試験は、DBTというインターネットで受験する形式をとっています。
期間中ならば、自宅からいつでも受験することができるため、忙しい人でも気軽に受験することができます。

デメリット

知名度が低い

経理や財務の仕事をしている人には知られている資格ですが、一般の知名度はそれほど高くありません。
日商簿記やファイナンシャル・プランナーなどの資格の方が、社会的な信頼や評価が高いです。
そのため、経理や財務以外に転職するときには、あまり役立たない資格ということができるでしょう。