色彩活用パーソナルカラー検定公式テキスト2級 改訂版




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はじめに

「パーソナルカラー」は人を中心とした新しい色づかいとして、1980年代に日本に入ってきました。

その後この考え方は、広く社会に浸透し「似合う色選び」の指針として、さまざまな分野で活用されてきました。今では専門的な知識や技術をもって「ドレープ」というカラフルな色の布を使い、それぞれの人に似合う色を探し出す「パーソナルカラーコンサルティング」をはじめとし、あらゆるジャンルで活用の幅が広がっています。

一般社団法人日本カラーコーディネーター協会は、ドレーピングによるコンサルティングのみならず、この「パーソナルカラー」をさまざまな形で社会に普及するよう「色彩活用パーソナルカラー検定」を立ち上げました。似合う色の見え方の根拠となる「自分らしさ(もって生まれた色素)」の確認や、状況に合わせた「似合う色」の配色方法など、トータルな「パーソナルカラーの活用」を提案しています。

「色彩活用パーソナルカラー検定」は、3級、2級、1級という段階を設けステップアップできる構造になっています。3級では、まず自分自身がパーソナルカラーを通して「自分ブランディング」を体感し、実践することを学びました。

その上で2級は、自分の周りの「他者」に対して、その人の「自分ブランディング」をアドバイスする「パーソナルカラー活用アドバイザー」について学び、「自分ブランディング」のメリットや活用方法をアドバイスできるようになることを目指します。「自分ブランディング」は子供からシニアまで幅広い層に必要とされているため、さまざまなコミュニティで多くの「パーソナルカラー活用アドバイザー」が活躍しています。またファッションや美容関連の流通・サービス業など人と関わるさまざまな分野で、「パーソナルカラー活用アドバイザー」がクライアントに対してアドバイスを実践しています。

色で相手の魅力を引き出す「パーソナル活用アドバイザー」のスキルを身につけ、多くの人に「自分ブランディング」の実践を広めていただけるよう願っています。

一般社団法人 日本カラーコーディネーター協会
三木ゆか

一般社団法人日本カラーコーディネーター協会 (著)
産経新聞出版; 改訂版 (2016/3/14)、出典:出版社HP

目次

はじめに
本書の使い方
色彩活用 パーソナルカラー検定の構造・

序章「パーソナルカラー活用アドバイザー」とは
第1章 色彩学の基本
第2章 配色技法とパーソナルカラーへの活用
第3章 クライアントを中心にしたアドバイス
第4章 色素のアドバイス
第5章 三属性に基づくドレーピングの方法
第6章 さまざまなアイテムへの活用
第7章 アドバイステクニック

色彩活用テクニック
アドバイザー Point
CASE Study
Study Point
「色彩活用パーソナルカラー検定」受験要項
J-color とは
公式テキスト
パーソナルカラー診断用ドレープ

一般社団法人日本カラーコーディネーター協会 (著)
産経新聞出版; 改訂版 (2016/3/14)、出典:出版社HP

本書の使い方

(本文中の色は印刷可能な範囲で再現しています)
本書では、「色彩活用 パーソナルカラー検定」2級の試験に必要な知識を、項目でとに整理して解説しています。本文に加え、「色彩活用テクニック」「アドバイザー Point」「CASE Study(ケーススタディ)」のページを設けてより具体的に内容を深め、「色彩活用 パーソナルカラー検定」2級の試験で出題される項目をすべて掲載しています。じっくりと理論や内容に取り組むのもよし、楽しみながら学ぶのもよし。自分のスタイルで試験にのぞむことができる一冊です。パーソナルカラーの基本が網羅されている3級テキストと併用して学習を進めることがポイントです。

●本文
各章のテーマに沿って、ポイントごとに項目を挙げて解説しました。カラー図版・表・イラストなどにより、目で見て理解できる構成になっています。

●Study Point ①~⑥
1~6章のポイントを集めました。チェックボックスに印をつけながら、各章で学ぶべき内容を習得できたか、確認していきましょう。試験直前のポイント確認にも、ぜひ活用してください。
*7章は Study Point の項目を設定していません。

●色彩活用テクニック
掘り下げて理解してほしい色彩学のテーマや、パーソナルカラーが「自分ブランディング」として実際の現場でどのように活用できるかなどを、できるだけ具体的に記しました。パーソナルカラーの広がりや可能性を確認し、色彩学をベースにしたアドバイスの際にも活用しましょう。

●アドバイザー Point
「パーソナルカラー活用アドバイザー」として、色彩学やパーソナルカラーの内容を、どのような視点でどのようにクライアントに伝えるかまとめました。知識として習得するにイアント対応に活かせるコミュニケーションスキルとして、各々の内容を深められるようにしましょう。

●CASE Study
「パーソナルカラー活用アドバイザー」は、クライアントの状況・要望に応じて臨機応変に対応できるスキルが必要なので、さまざまなケースを想定したアドバイス内容を具体的にまとめました。似合う色を活かしたコーディネートの事例を通して、実際の現場で応用できるポイントを確認しましょう。

一般社団法人日本カラーコーディネーター協会 (著)
産経新聞出版; 改訂版 (2016/3/14)、出典:出版社HP

色彩活用 パーソナルカラー検定の構造

「色彩活用 パーソナルカラー検定」は、3級、2級、1級に分かれており、数字が小さくなるほど難易度が増していきます。3級から2級、1級と進むにしたがって、個人から社会へと、視野を広げていくように課題を設定しています。3級では「自分ブランディング」、2級では「パーソナルカラー活用アドバイザー」、1級では「パーソナルカラー活用コンサルタント」と、テーマが深まります。「個」から「社会」へ視野を広げながら、色を戦略的に使うプロとして、豊かな生活を提案していける実力を備えることを目的としています。

・3級「自分ブランディング」
パーソナルカラーの探し方や取り入れ方の基礎と、そのもとになる色彩学の基本を習得します。自分の外見をもとにした「似合う色」を通じて、よりよく自己を印象づける「自分ブランディング」とは何かを学びます。

・2級「パーソナルカラー活用アドバイザー」
他者に対して「似合う色の選び方」や「よりよい自分ブランディング方法」をドレーピングやその他さまざまな方法でアドバイスする「パーソナルカラー活用アドバイザー」を目指します。販売やサービス業のいろいろな場面で、すぐに実践できる内容であり、色の提案を通じて業務の充実や質の向上に寄与できます。

・1級「パーソナルカラー活用コンサルタント」
パーソナルカラーという色の活用方法を戦略のひとつとして、さまざまな分野で企画提案し、現場に取り入れることができる「パーソナルカラー活用コンサルタント」を目標とします。消費者の多様なニーズに応える「色によるカスタマイズ」を、各業界で実践することを目指した具体的な内容となっています。

一般社団法人日本カラーコーディネーター協会 (著)
産経新聞出版; 改訂版 (2016/3/14)、出典:出版社HP