(スマホで見れる電子版付) 読めばわかる! 社労士テキスト 2021年対策 (合格のミカタシリーズ)
【社会保険労務士(社労士)試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)】も確認する
はじめに
労働・社会保険に関する法律、人事労務管理の専門家である、社会保険労務士。そんな社会保険労務士試験の合格を目指す方にとって、「とにかく分かりやすい」テキストを作りたい。そんな思いから「読めばわかる!社労士テキスト」を発刊いたしました。
本書は、とにかく「わかる!」を目指して、一つ一つの項目について簡潔にまとめながら、流れを追って理解できる構成です。フルカラーでスラスラ読めるだけでなく、情報を整理して必要な図解や具体例を豊富に掲載しています。特に本文をコンパクトにまとめた「わかる!メモ」は、文章だけでは分かりづらい法律も、一目で分かる講義板書です。本文から流れを追って読み進めれば「わかる!」という実感を持ちながら、納得して学習を進めることができます。また、社会保険労務士試験は範囲が膨大で「何から学習をしていいか分からない」と感じられるかもしれませんが、合格への近道は、基本項目をきちんとマスターすること、合格に必要な情報を選び抜いて学習することです。
本書は、資格の大原 社会保険労務士講座の講師陣が培ってきたノウハウを駆使して、厳選・監修を行いました。読めばわかるだけでなく、合格に必要な知識を効率良く、一からしっかり身に付けられます。2021年度版の発刊にあたり、本試験や出題傾向を改めて徹底分析し、合格のために必要な情報をより充実させ、整理して掲載しました。本書は優先順位をつけて学習効率を高めるため、本試験の出題実績に応じ「基本」「発展」とし、また、条文・図解をより理解していただけるように「読めばわかる!」で丁寧に説明をしています。はじめて学習をされる方から学習経験がある方まで、全ての方の合格のお役に立てる内容になっています。
また、「合格のミカタシリーズ」として、アウトプット教材「解けばわかる!社労士問題集」、「解いて覚える!社労士選択式トレーニング問題集」も発刊しています。合格のミカタシリーズは、合格を本気で目指す受験生の皆様の効率的な学習をサポートするため、資格の大原 社会保険労務士講座講師陣が自信を持っておすすめする書籍シリーズです。本書をご活用頂き、皆様の努力が実を結び合格を勝ち取られることを心よりお祈り致します。
2020年8月吉日
資格の大原 社会保険労務士講座 講師一同
本書は、令和2年6月5日現在において公布され、令和3年度の社会保険労務士試験の実施についての公示(毎年4月中旬)が行われるまでに施行されるものに基づいて作成しています。なお、令和2年6月6日以降に公布された法改正等に伴う修正については、下記ホームページにて順次公開いたします。
※法令については、「平成」を用いて改元日以降の年を表示していても、有効であり、原則、改元のみを理由とする改正は行わないものとされているため、本書においても平成のままで記載しているものがあります。
資格の大原書籍販売サイト「大原ブックストア」
https://www.o-harabook.jp/
本書の紹介
本文について
社労士試験合格のために、必要な情報を掲載しています。フルカラーで見易いだけでなく、学習をスムーズに進めることができるように、文字の大きさや全体のバランスにもこだわりました。また、読み進めるうちに自然と理解することができるように、「わかる!」をテーマに様々な要素を取り入れています。
サイドのアイコンについて
サイドのアイコンの記載は、本文とリンクしています。用語の意味や本文中の試験対策の他に押さえるべきポイントや関連する過去問等です。
合格を引き寄せる!効果的な学習の進め方
まずはじめに、本書を学習する際の心得をご紹介します。
合格のための3か条
1. どんどん読み進める!
2. 結論が最も大事。結論→理解の順番を意識する!
3. 重要度の高い項目からおさえる!
この3か条を頭において、学習スタート!
インプット 「本書の紹介」とあわせて確認してください。
ステップ1 まずは本文を読む!
まずはどんな法律の規定なのかを確認しましょう。読みづらい法律の条文も、読めばわかる文章にしているのでスラスラ読み進められます。細かい内容が理解できなくても、全体像がイメージできれば大丈夫です。赤字は大事なキーワード! しっかりおさえておきましょう。
ステップ2 「わかる!メモ」で内容を理解する!
次に「わかる!メモ」を確認します。本文の内容をコンパクトにまとめた講義板書です。文章を、目で見てイメージできるので「わかる!」に繋がります。あわせて 読めばわかる!) が、さらに理解を深めるのに役立ちます。
ステップ3 『試験対策』をおさえる!
本試験でよく出題される内容が「試験対策」です。本文の内容が理解できたら、必ずおさえておきましょう。ここでも赤字が重要ポイント。本試験で問われる重要論点です。赤字を中心にチェックすれば、試験の正誤判断に役立つこと間違いなし!
ステップ4 『基本』『発展』で合格レベルへ!
本文の後は、サイドを確認しましょう。出題実績が高い順に「基本」→「発展」を確認すると、より効果的に学習できます。「発展」までおさえられれば、合格に必要な情報はバッチリです。また、理解を深める豆電球もあわせて確認しましょう。
ステップ5 ポイントチェックにチャレンジ!
節ごとの最後に、内容の理解度を確認するためのポイントチェックがあります。択一式対策と選択式対策の問題があるので、どちらも確実に解けるようにしましょう。間違えてしまった問題は、必ず本文に戻って復習を!これが知識の定着に繋がります。
「合格のミカタシリーズ」でアウトプット
「テキスト」を読んで内容を理解、「問題集」でテキストの内容が理解できているか確認します。問題を解いて、間違えたところはテキストで確認→知識の定着に! 問題集は択一式対策から重点的に解きましょう。
科目ごとの問題で、選択式を完全マスター! 豊富な過去問+オリジナル問題で、細かい論点もしっかり網羅。選択式の仕上げにバッチリです。
社会保険労務士試験の概要
主な受験資格
・学校教育法(昭和22年法律第26号)による大学、短期大学、専門職大学、専門職短期大学若しくは高等専門学校(5年制)を卒業した者又は専門職大学の前期課程を修了した者(専攻の学部学科は問わない)
・修業年限が2年以上で、かつ、課程の修了に必要な総授業時間数が、1,700時間以上の専修学校の専門課程を修了した者
・労働社会保険諸法令の規定に基づいて設立された法人の役員(非常勤の者を除く)又は従業者として同法令の実施事務に従事した期間が通算して3年以上になる者
・行政書士となる資格を有する者
など
(注)詳細は、「全国社会保険労務士会連合会 試験センター」にお問い合わせ下さい。
試験日程等
受験案内の配布 | 4月中旬~ |
受験申込書の受付期間 | 4月中旬~5月下旬 |
試験日 | 8月下旬 |
合格発表日 | 11月上旬 |
受験料 | 9,000円 |
試験形式
選択式 | 条文や通達等の語句や数字等が空欄となっていて、適切なものを選択肢の中から選びます。 ・出題数は8問 (40点満点(1問あたり5つの空欄となっている)) |
択一式 | 5つの選択肢の中から、正解肢を選択します。 ・出題数は70問(70点満点) |
※選択式、択一式ともに、マークシートに記入します。
合格基準
合格基準は、選択式試験及び択一式試験のそれぞれの総得点と、それぞれの科目ごとに定められています。参考として、令和元年度本試験の合格基準を掲載します。
<令和元年度本試験の合格基準>
次の条件を満たした者を合格とする。
選択式 | 択一式 |
総得点26点以上かつ各科目3点以上(た だし、社会保険に関する一般常識は2点 以上)である者 |
総得点43点以上かつ各科目4点以上であ る者 |
試験科目・出題数
科目 | 選択式 | 択一式 |
①労働基準法 | 2科目から1問 | 7問 |
②労働安全衛生法 | 3問 | |
③労働者災害補償保険法 | 1問 | 7問 |
④労働保険の保険料の徴収等に関する法律 | – | 3問 |
3問 | ||
⑤雇用保険法 | 1問 | 7問 |
⑥労務管理その他の労働に関する一般常識 | 1問 | 5問 |
⑦社会保険に関する一般常識 | 1問 | 5問 |
⑧健康保険法 | 1問 | 10問 |
⑨ 厚生年金保険法 | 1問 | 10問 |
⑩国民年金法 | 1問 | 10問 |
合計 | 8問 | 70問 |
過去5年間の試験動向
平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 令和元年 | |
受験申込者数 | 52,612人 | 51,953人 | 49,902人 | 49,582人 | 49,570人 |
受験者数 | 40,712人 | 39,972人 | 38,685人 | 38,427人 | 38,428人 |
合格者数 | 1,051人 | 1,770人 | 2,613人 | 2,413人 | 2,525人 |
合格率 | 2.60% | 4.40% | 6.80% | 6.30% | 6.60% |
CONTENTS
はじめに
本書の紹介
合格を引き寄せる!効果的な学習の進め方
読めばわかる! 社労士テキスト特典のご紹介
全体像
社会保険労務士試験の概要
第1部 労働関係科目 重要度A
第1章 労働基準法
出題傾向と対策
第1節 総則
1 労働基準法とは
2 労働基準法に違反した場合
3 適用事業
4 適用除外
5 労働者
6 使用者
7 賃金
8 平均賃金
9 労働関係の指導原理
10平等取扱いの原則
11 労働者の人権の擁護
ポイントチェック
第2節 労働契約締結時の規制・労使協定・賃金
1 契約期間の制限
2 契約期間の制限の検討・契約解除の例外
3 労働条件の明示
4 賠償予定の禁止
5 前借金相殺の禁止
6 強制貯金の禁止
7 労使協定
8 賃金支払の五原則
9 賃金の非常時払、出来高払制の最低保障
10 休業手当
ポイントチェック
第3節 労働時間、休憩及び休日
1 法定労働時間
2 労働時間の概念と計算
3 休憩時間の規制
4 週休制
5 休日振替(事前の振替)
6 労働時間の弾力化
7 時間外・休日労働の意味と規制
8 時間外・休日労働協定による場合の時間外・休日労働
9 災害等による臨時の必要がある場合の時間外・休日労働
10 時間外・休日労働及び深夜労働の割増賃金
11 代替休暇
12 労働時間のみなし制
13 事業場外労働のみなし労働時間制
14 専門業務型裁量労働制
15 企画業務型裁量労働制
16 適用除外
ポイントチェック
第4節 年次有給休暇
1 雇入れ後6か月間継続勤務した場合
2 1年6か月以上継続勤務した場合
3 時間単位年休
4 短時間労働者の比例付与
5 日時季指定権と時季変更権
6 計画年休
7 年次有給休暇の確実な取得
8 その他
ポイントチェック
第5節 年少者・妊産婦等
1 年少者に対する規制
2 女性保護の規制
ポイントチェック
第6節 就業規則・労働契約終了時の規制
1 就業規則の作成・効力
2 減給制裁に関する制限
3 解雇
4 労働契約終了後に関する配慮
ポイントチェック
第7節 その他の規制
1 労働者派遣における労働基準法の適用
2 監督機関
3 法令規則の周知義務、労働者名簿、賃金台帳
4 記録の保存、付加金、時効、罰則
ポイントチェック
第2章 労働安全衛生法 重要度C
出題傾向と対策
第1節 総則、労働者の危険・健康障害防止措置
1 労働安全衛生法とは
2 目的等
3 事業者・労働者の責務
4 危険性・有害性の調査等
5 元方事業者等の講ずべき措置等
6 機械等・建築物貸与者等の講ずべき措置等
ポイントチェック
第2節 安全衛生管理体制等
1 一般的な安全衛生管理体制
2 下請混在事業における管理体制
ポイントチェック
第3節 特定機械等、危険物及び有害物、労働者に対する就業措置等
1 特定機械等に関する規制
2 検定
3 危険物及び有害物に関する規制
4 労働者に対する就業措置等
ポイントチェック
第4節 健康の保持増進のための措置・その他
1 作業環境管理
2 健康診断
3 長時間労働に係る面接指導
4 心理的な負担の程度を把握するための検査等
5 (特別)安全衛生改善計画
6 派遣労働者についての労働安全衛生法の適用
7 労働時間・賃金の取扱い
8 法令等の周知
9 心身の状態に関する情報の取扱い
10 健康診断等に関する秘密の保持
11 罰則
ポイントチェック
第3章 労働者災害補償保険法 重要度A
出題傾向と対策
第1節 総則、労災保険の適用、保険事故 改正
1 労災保険の適用
2 保険事故
ポイントチェック
第2節 保険給付① 改正
1 保険給付①
ポイントチェック
第3節 保険給付② 改正
1 保険給付②
ポイントチェック
第4節 保険給付の通則等 改正
1 支給制限
2 給付基礎日額
3 保険給付の通則
ポイントチェック
第5節 社会復帰促進等事業、特別加入、届出等 改正
1 社会復帰促進等事業
2 特別加入
3 届出等
ポイントチェック
第4章 雇用保険法 重要度A
出題傾向と対策
第1節 総則、被保険者・賃金
1 総則
2 被保険者・賃金
ポイントチェック
第2節 求職者給付(基本手当) 改正
1 求職者給付
2 基本手当
3 基本手当の日額
ポイントチェック
第3節 基本手当以外の求職者給付・就職促進給付 改正
1 基本手当以外の求職者給付
2 就職促進給付
ポイントチェック
第4節 教育訓練給付・雇用継続給付・育児休業給付
1 教育訓練給付
2 雇用継続給付
3 育児休業給付
ポイントチェック
第5節 失業等給付の通則、費用の負担、届出・被保険者証、不服申立て・時効・罰則等
1 失業等給付の通則
2 費用の負担
3 届出・被保険者証
4 不服申立て・時効・罰則
5 暫定措置
ポイントチェック
第5章 労働保険の保険料の徴収等に関する法律 重要度B
出題傾向と対策
第1節 総則・保険関係
1 総則
2 保険関係
ポイントチェック
第2節 労働保険料 改定
1 一般保険料
2 労災保険率・雇用保険率
3 特別加入保険料・印紙保険料・特例納付保険料
4 労働者派遣
ポイントチェック
第3節 労働保険料の申告・納付(継続事業)、労働保険料の申告・納付先
1 労働保険料の申告・納付(継続事業)
2 労働保険料の申告・納付先
ポイントチェック
第4節 労働保険料の申告・納付(有期事業)、印紙保険料、督促等
1 労働保険料の申告・納付(有期事業)
2 印紙保険料
3 督促等
ポイントチェック
第5節 労働保険事務組合・その他
1 労働保険事務組合
2 その他
ポイントチェック
第6章 労務管理その他の労働に関する一般常識 重要度C
出題傾向と対策
第1節 労働関係法規① 改正
1 労働契約法
2 個別労働関係紛争解決促進法
3 最低賃金法
4 労働組合法
5 労働関係調整法
6 労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律
7 職業安定法
8 労働者派遣法
ポイントチェック
第2節 労働関係法規② 改正
1 高年齢者雇用安定法
2 障害者雇用促進法
3 男女雇用機会均等法
4 パートタイム・有期雇用労働法
5 育児・介護休業法
6 次世代育成支援対策推進法
7 女性活躍推進法
8 職業能力開発促進法
ポイントチェック
第3節 労務管理・労働統計
1 労務管理
2 労働統計
ポイントチェック