簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級 テキスト&問題集 第5版




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日商簿記3級の概要

1受験者数:10~11万人(受験資格なし)


2合格点:70点以上(100点満点)
3合格率・受験料:40%前後・2,850円(税込)
4試験日:6月(第2日曜)・11月(第3日曜)・2月(第4日曜)
5申込期間:試験の約2か月前(各商工会議所によって異なる)
6試験科目:商業簿記(第1~5問)
7試験形式・時間:記述式・2時間
8配点・出題内容・対策:

問題 配点 出題内容 対策
第1問 20点 仕訳問題
→Chapter02~14
細かい論点が出ることもありますが、基本的な仕訳だけ解答できれば合格できます。
第2問 10点 帳簿に関する問題
→Chapter15
ルールはシンプルなので、練習しておけば簡単に解くことができます。
第3問 30点 試算表の作成問題
→Chapter16、21
仕訳を集計する問題。試算表の作成にはコツがあります。コツをつかむまで練習すれば合格点が取れます。
第4問 10点 勘定記入、伝票など
→Chapter16、21
伝票は、理解してしまえばパズルのように楽しく解くことができます。
第5問 30点 精算表、財務諸表の作成問題
→Chapter19、20
仕訳を集計する問題。精算表の作成にはコツがあります。コツをつかむまで練習すれば合格点が取れます。
合計 100点

 

9検定ホームページ:日本商工会議所https://www.kentei.ne.jp/
検定情報ダイヤル:03-5777-8600(年中無休8:00~22:00)

まえがき

日商簿記3級の学習方法
簿記の学習にはコツがあります。学校での勉強や他の資格試験の学習のように、理解し暗記するだけでは、日商簿記3級には合格できません。もっとアウトプットに重点を置いた学習が必要です。本書では「自然に日商簿記3級合格の実力が付く仕掛け」をたくさん用意しました。簿記学習のコツをつかんで、楽々合格しましょう。

試験対策学習の流れ
簿記の基本を理解する
まずは、ざっくりテキストを最後まで読み、動画解説がある問題は動画を見ればコツがわかる。おおまかに全体を理解したら、次のステップへ!

仕訳
練習問題の仕訳を、8割書けるまで繰り返し練習。テキストを見ずに8割は書けるようになったかも…そんなあなたは、次のステップへ!

仕訳の集計
仕訳を精算表や貸借対照表、損益計算書に集計できるように練習。Chapter17~20の練習問題を解けるようになったら…次のステップへ!

本試験レベルの問題を解く
『パブロフ流でみんな合格日商簿記3級総仕上げ問題集』を解く。本書はテキスト+基礎レベルの問題を掲載しています。一方、『総仕上げ問題集』には本試験レベルの問題を掲載しています。本書の問題を解けるようになったら、本書と同じシリーズの『総仕上げ問題集』で問題をたくさん解きましょう。

本書の使い方~合格への近道~

▶︎説明ページ
14コマ漫画で取引を理解
2仕訳を書く順番を学ぶ
3まとめで確認

▶︎練習問題
4実際の試験の問題文に慣れる
5問題文の指示から仕訳へ導く解き方を学ぶ
6状況を整理する下書きの書き方を学ぶ
7解き方動画を見る

ホームポジション一覧の使い方

次のページに、切り離して使える「ホームポジション一覧」を付けています。たくさん書いてありますが、はじめから全部暗記しなくても大丈夫。本書を進めていく中で、以下のようにわからないことが出てきたら戻って確認してください。

1.勘定科目の名前がわからなくなったとき

2.勘定科目の意味を知りたいとき
勉強していると似たような勘定科目が出てきます。例えば「売掛金と買掛金ってどう違うのか」。わからなくなったらホームポジションー覧を使って参照ページを確認しましょう。

3.仕訳を書くときに、ホームポジションが右側か左側か、わからなくなったとき
仕訳を書くときに、勘定科目のホームポジションが必要になる場合があります。わからなくなったらホームポジション一覧を見て確認しましょう。

4.精算表、貸借対照表、損益計算書でどこに書くのか、わからなくなったとき
Chapter19の精算表を解くときに、勘定科目を貸借対照表と損益計算書のどちらに書くのか、判断する必要があります。わからなくなったときはホームポジション一覧を見て確認しましょう。
最終的に、勘定科目を資産、負債、純資産、収益、費用の5つの区分に分けることができれば、簿記3級マスターです。

これだけは覚えておこう「ホームポジション一覧」
※WEBからダウンロードもできます。詳細はP.003の『付属のデータご案内』をご覧ください

目次

Chapter01 簿記のキソ
01簿記の目的
02簿記全体の流れ
03取引の記録をするのが仕訳
04仕訳と勘定科目
05仕訳と勘定科目の残高の関係

Chapter02 商品売買
01仕入(現金で支払う)【練習問題は動画つき】
02仕入(買掛金の発生・支払い)【練習問題は動画つき】
03仕入(前払金の発生・支払い)【練習問題は動画つき】
04売上(現金で回収)【練習問題は動画つき】
05売上(売掛金の発生・回収)【練習問題は動画つき】

06売上(クレジット売掛金)
07売上(前受金の発生・回収)【練習問題は動画つき】
08仕入・売上の諸掛【練習問題は動画つき】
09売上・仕入の返品【練習問題は動画つき】
10売上原価【練習問題は動画つき】
11三分法と分記法
12受取商品券

Chapter3 手形と電子記録債権
01支払手形(振出・決済)
02受取手形(受取・決済)
03電子記録債権・電子記録債務

Chapter04 貸し倒れ
01貸倒損失【練習問題は動画つき】
02償却債権取立益【練習問題は動画つき】
03貸倒引当金(基本)【練習問題は動画つき】
04貸倒引当金(応用)【練習問題は動画つき】

Chapter05 現金・預金
01現金
02現金過不足
03小口現金
04普通預金・定期預金
05当座預金

06複数口座
07他店振出小切手
08自己振出小切手
09当座借越

Chapter06 固定資産
01固定資産(購入)【練習問題は動画つき】
02固定資産(減価償却)【練習問題は動画つき】
03固定資産(売却)【練習問題は動画つき】
04国定資産(その他)【練習問題は動画つき】

Chapter07 貸付・借入
01貸付金と受取利息
02借入金と支払利息
03手形貸付金・手形借入金

Chapter08 給料
01給料と立替金
02給料と預り金1
03給料と預り金2

Chapter09 税金
01法人税等
02消費税(税抜方式)

Chapter10 純資産
01純資産とは
02株式会社の設立
03増資
04損益振替
05繰越利益剰余金の配当

Chapter11 その他の収益・費用
01受取手数料・受取家賃
02経費
03租税公課
04貯蔵品
05仮払金(発生・精算)
06仮受金(発生原因の判明)
07差入保証金

Chapter12 経過勘定
01経過勘定
02未払費用(決算整理仕訳)【練習問題は動画つき】
03未払費用(再振替仕訳)
04未収収益(決算整理仕訳)
05未収収益(再振替仕訳)

06前払費用(決算整理仕訳)【練習問題は動画つき】
07前払費用(再振替仕訳)
08前受収益(決算整理仕訳)
09前受収益(再振替仕訳)

Chapter13 証ひょう
01証ひょう
02支払いの証ひょう
03売上の証ひょう
04税金の証ひょう
05預金の証ひょう

Chapter14 決算整理仕訳
01訂正仕訳
02決算整理仕訳のまとめ

Chapter15 帳簿
01帳簿
02仕訳帳
03総勘定元帳
04現金出納帳
05当座預金出納帳

06小口現金出納帳
07仕入帳
08買掛金元帳(仕入先元帳)
09売上帳
10売掛金元帳(得意先元帳)

11手形記入帳
12商品有高帳(先入先出法)【練習問題は動画つき】
13商品有高帳(移動平均法)【練習問題は動画つき】
14固定資産台帳
15補助簿の選択問題

Chapter16 総勘定元帳(勘定の記入)
01総勘定元帳(収益・費用)【練習問題は動画つき】
02総勘定元帳(資産・負債・純資産)【練習問題は動画つき】

Chapter17 試算表
01試算表とは
02試算表の種類
03試算表の問題の解き方【練習問題は動画つき】
04仕訳が重複してしまう場合【練習問題は動画つき】

Chapter18 決算整理後残高試算表
01決算整理後残高試算表

Chapter19 精算表
01精算表【練習問題は動画つき】

Chapter20 財務諸表(損益計算書と貸借対照表)
01損益計算書・貸借対照表【練習問題は動画つき】

Chapter21 伝票会計
01伝票会計(三伝票制)
02一部現金取引
03伝票会計(仕訳日計表)
04伝票会計(売掛金元帳などの作成)

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