ホメオパシー検定試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)




ホメオパシー検定試験の公式テキスト

公式のテキストがあります。下記サイト等で購入可能です。

ホメオパシー検定公式HP
またホームページでは試験概要や申込方法について確認することができます。

目次 – ホメオパシー検定 公式テキスト 初級

はじめに

~このテキストを手に取っていらっしゃる皆様へ~

「ホメオパシー検定公式テキスト初級」日本では初めてとなるこのホメオパシー検定用のテキストを手に取っていらっしゃるあなたは、おそらく何らかの形でホメオパシーに興味を持っていただいている方だと思います。ホメオパシーに興味を持っていただき、本当にありがとうございます。

ホメオパシーは、今から200年ほど前にドイツの医師サミュエル・ハーネマンによって創始された全人的医療の一つです。当時の医療(西洋医学)は、まだ学術的にも技術的にも未熟であり、例えば多くの疾患に対して瀉血(血液を抜き取る治療)を行ったり、多量の催吐剤・下剤・(唾液や発汗などの)排泄促進剤、あるいは水銀を使用したりするなど、かなり野蛮とも言えるような医療が中心でした。そのような時代に医師として生きたハーネマンは、当時の医療に疑問を持ち、試行錯誤の実践の中から、自分の本当に納得できる医療としてホメオパシーを生み出していきました。

それから時は経ち、現在ではその西洋医学から発展した現代医療によって、最先端の医療機器・技術を駆使し、非常に高度に専門化された医療が可能となっています。その恩恵はもちろん非常に大きく、多くの方々の生活を支えていることは疑いようもないことです。

しかしその一方で、一人の人間を心身一体のかけがえのない一個人としてとらえる、全人的な視線や医療的アプローチがなおざりにされている側面もあろうかと思われます。ホメオパシーはまさに、そのような視線とアプローチを併せ持つものとして誕生し、そして、現在まで多くの方々の健康を支え続けてきたものであると言えるでしょう。

イギリスにフランス、ドイツやスイスなどのヨーロッパの国々、あるいはインドや南米、オーストラリアなどでは比較的ホメオパシーの認知度も高く、知識や理解も浸透しており、多くの方々がホメオパシーを日常的に活用しています。イギリスやスイス、インドでは現代医療とともに国が認める医療にもなっているくらいです。

それに対して日本では、ある一部の方々にはそれなりに認知されてはいるものの、まだ一般の多くの方々には十分に浸透していない状況であり、それどころか誤解を招くような正確さに欠ける情報が伝わってしまっているような側面すら見受けられます。世界から見れば、日本はまだまだホメオパシー後進国と言えるのです。

そのような状況の中、日本ホメオパシー協会は「日本におけるホメオパシーの健全な発展に寄与し、ホメオパシーを正しく普及させることを通じて人々が心身ともに豊かで健康的な生活を実現すること、および個々の真の幸福を追求すること」を目的として、オープンな公の団体として平成23年に設立されました。

以来、当協会では活動の最初の足がかりとして、世界レベルでの卓越したホメオパスをお招きし、ホメオパス育成を目的とした教育セミナーの開催に主に関わってきました。それから今日までの6年間、多くの方々と触れ合い関わり合う中で、ホメオパシーに対する期待やニーズが次第に高まりつつあることを実感してきました。

そして、ますます一般の方々に向けて、ホメオパシーに関する正しい知識と理解が得られるような情報を発信・提供していくことが大切であると思い至りました。

そのような流れの中で、当協会では平成30年5月より、日本では初めてとなる「ホメオパシー検定」を始めることにいたしました。

ご存知のように、現在の日本には「検定」なるものが至るところに溢れています。例えば「英語検定(いわゆる英検)」は、その中でも最も有名なものの一つになるかと思いますが、その他にも本当に様々な分野・領域での検定が存在しています。こんなにも多くの検定が存在しているのは、やはり人々の中にそれを求める欲求やニーズがあるからだと思われます。

検定の非常に良いところは、自分の興味がある分野に関して、合格という一つの明確な目標を持ちながら、とても楽しく学ぶこともでき、なおかつ正確な知識を得ながら理解を深めていけるところではないかと思っています。必要に迫られて行う受験勉強に対する抵抗感や嫌悪感の一方で、自分の好きなこと・求めることに対する学びや理解への欲求の強さ、これは人間の持って生まれた本質的な性質ではないかと思ってしまいます。

ホメオパシーに興味を持つ多くの方々に向けて、その興味をさらに深めていただきたい!そして正確な知識を自分のものにして、正しく活用していただきたい!そのような思いから、ホメオパシー検定の実施に踏み切りました。どうぞ皆様、気楽に楽しみながら、自分のペースでホメオパシーの学びや理解を深めていっていただきたいと思います。このテキストや検定が、皆様それぞれにとって素晴らしい形でお役に立てますよう!

さあ、レッツ・スタディー&エンジョイ・ホメオパシー!

一般社団法人 日本ホメオパシー協会
会長 久伸輔

日本ホメオパシー協会 (監修)
デザインエッグ社; 1版 (2018/2/6)、出典:出版社HP

もくじ

はじめに
本書の使い方

第1章:ホメオパシーとは ホメオパシーの現状
・ホメオパシーとは
・世界におけるホメオパシー
ドイツ/フランス/イギリス/スイス
インド/アメリカ/キューバー
・日本におけるホメオパシー

第2章:ホメオパシーの基本原理
・ホメオパシーのはじまり
コラム ヒポクラテスについて
・類似の法則
・「似たもの」と「反対のもの」
コラム「似たものが似たものを癒す」とは
・レメディとは
・単一レメディの原則
・最小投与の原則

第3章:ホメオパシーの歴史
・ホメオパシーの歴史
・年表

第4章:健康と病気と症状について
・Vital Force(バイタルフォース)
コラム 動物とホメオパシー
・健康とは
・病気(disease)とは
・症状とは
コラム 無痛症

第5章:レメディについて
・レメディの原料
コラム 毒と薬
・プルービング
コラム 二重盲検法
コラム 動物実験と環境
・ポーテンタイゼーション(活性化)
・ポーテンシー
・症状の全体像
コラム 人を木に例えてみると

第6章:ホメオパシーをよりよく使うために
・ホメオパシーと健康
・人は一人ひとり違う
・身体からのアプローチ
・ストレスへの対応
・現代医療との併用について
コラム 熱の作用

第7章:セルフケアへの応用
・セルフケアでできること
・レメディの種類
・レメディの保管方法
・レメディの摂り方

第8章:よく使われるレメディ
・ABCレメディ
Acon./Bell./Cham.
・セルフケアでよく使われるレメディ
Apis./Arn./Calen./Hyper./Mag-p./Rhus-t.

資料 日本におけるホメオパシーの歴史と現状 久伸輔
ホメオパシー検定について
例題
おわりに

日本ホメオパシー協会 (監修)
デザインエッグ社; 1版 (2018/2/6)、出典:出版社HP

本書の使い方

本書は日本ホメオパシー協会が実施するホメオパシー検定試験(初級)に対応して編集してあります。

初級の内容ではありますが、基本的で重要な事柄が多く含まれています。検定試験は本書から出題されますので、本書の内容をしっかりと理解するようにしてください。

各章の扉には「学習のポイント」として、その章で学ぶ要点がまとめてあります。内容の整理のためにご活用ください。本文だけでなくコラムや巻末資料にも大事な内容が含まれており、検定試験の出題範囲となります。

コラムは、本文に関係する内容をより分かりやすく、気軽に読んでいただけるように工夫しています。本文をよりよく理解するために、楽しみながら読んでいただければ幸いです。

巻末資料にも非常に重要な内容が含まれています。長文ではありますが、日本のホメオパシーについての理解を深めるためにもぜひ読んでみてください。
また、巻末には「例題」として模擬試験問題を10問掲載しています。本書で学んだ内容の確認や試験出題の参考としてご活用ください。

日本ホメオパシー協会 (監修)
デザインエッグ社; 1版 (2018/2/6)、出典:出版社HP