2020年版 ユーキャンの国内旅行業務取扱管理者 過去問題集【増税に伴う変更にしっかり対応!】




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はしがき

旅行業務取扱管理者は、法律により「営業所ごとに必ず1人以上選任すること」が義務づけられています。

旅行業を営むに当たり、なくてはならない、いわゆる「法定資格」ですから、努力して合格を目指すだけの価値ある資格だといえます。受験に当たり、年齢、学歴などの制限がなく、また合格者の人数制限もありませんので、誰もが合格を狙える国家試験です。

国内旅行業務取扱管理者試験では「すべての科目で60点以上を得点すること」が合格基準として公表されています。つまり、ある科目が満点であったとしても、いずれか1科目でも合格基準を下回った時点で合格できないわけですから、受験対策としては「極端に苦手な科目をつくらないこと」が何より大切です。少し荒っぽい表現でいうと、「あえて満点を目指さず、どの科目でも安定して合格基準点に達するための対策を練ること」が合格への近道だといえます。

本書は、重要事項をマスターし、確実に合格基準点に達する知識を身につけることを目的として、ユーキャンの通信教育「旅行業務取扱管理者講座」の講師陣が編集・制作した「国内試験の受験対策」にうってつけの1冊です。過去に出題された問題から厳選したテーマ別の良問と、直近の本試験問題とで構成され、受験生が無理なく、無駄なく基礎力・応用力を高められる構成になっています。

また、通信講座教材の制作ノウハウを活かし“ポイント整理”“キーワード”“ここがねらわれる!”などのコラムを設け、問題を解くことに加え、解説を読むことで、さらに踏み込んだ知識を補えるよう、さまざまな工夫を凝らしています。

姉妹書「旅行業務取扱管理者速習レッスン」とともに、本書がこの試験の合格を目指す方のパスポートとなり、1人でも多くの方が合格の栄冠を勝ち取られることを願っております。

ユーキャン旅行業務取扱管理者試験研究会
西川美保

ユーキャン旅行業務取扱管理者試験研究会 (著, 編集), 西川美保 (著)
U-CAN; 2020年版 (2020/4/24)、出典:出版社HP

本書の使い方

STEP1 テーマ別の重要問題に取り組もう!
まずは、P15~P282の「テーマ別問題」を解き、本試験で頻出の重要テーマを学習しましょう。姉妹書の『2020年版国内・総合旅行業務取扱管理者速習レッスン』などのテキストで学習した箇所から取り組むと学習効果が高まります。解答を確認する際には、必ず解説をすべて読んで理解を深めましょう。繰り返し学習のため、間違えた問題や知識があやふやな問題にはチェックをつけておくとよいでしょう。

STEP2 本試験問題に挑戦!
「テーマ別問題」での学習を終えたら、本試験問題にチャレンジしましょう。本番と同じ条件で取り組んでみると、時間配分などの確認ができます。別冊の「解答・解説」で採点して実力を確かめたら、正解・不正解を問わず、しっかりと解説を読み知識の再確認をすることが大切です。

STEP3 繰り返し学習が効果的!
STEP1でチェックした問題、STEP2で間違えた問題など、自分が不得意なテーマを中心に、あらためて問題に取り組む、テキストに戻って復習するなど、繰り返し学習を心がけ知識を確実なものにしてください。仕上げとして本試験問題に再チャレンジすることをおすすめします。

本書における法令の基準日
本書は執筆時点2020年1月31日現在において施行されている法令・制度および2020年4月1日までに施行されることが判明している法令・制度に基づいて編集されたものです。本書の掲載内容について、執筆時点以降の法改正・制度改正情報などにより変更が生じ2020年度試験の対象になるものについては、『生涯学習のユーキャン』ホームページ内「法改正・追録情報」コーナーにてお知らせいたします。
https://www.u-can.co.jp/book
※「国内旅行実務」科目におけるJR・航空各社の運賃・料金額についてはP15をご確認ください。

重要度を表示
出題傾向の分析などから、学習の指針として3段階の重要度表示を行っています。

出典&改題を明記
テーマ別問題については、何年度の試験で出題されたかを表示しています(引用が複数年度に及ぶ場合は、該当年度を列挙しています)。また、法改正・制度変更等による変更や、学習効果等を考えたうえで必要なものについては「改」表示をして改題を行っています。【凡例】過平30-改→平成30年度の問題を改題

得点に結びつく補足解説
キーワード
押さえておきたい重要な用語や専門用語を詳しく解説しています。

ポイント整理
問題のテーマに関して試験に直結する重要事項を整理し詳しく解説しています。学習期の知識整理や、直前期の見直しに有効です。

ここがねらわれる!
試験で問われやすいポイントを解説しています。
※掲載しているページは、「本書の使い方」を説明するための見本です。

ユーキャン旅行業務取扱管理者試験研究会 (著, 編集), 西川美保 (著)
U-CAN; 2020年版 (2020/4/24)、出典:出版社HP

目次

はしがき
本書の使い方
目次
資格について
出題分析と試験対策

テーマ別問題
旅行業法及びこれに基づく命令
1旅行業法の目的
2登録の要否・定義
3旅行業等の登録
4登録の拒否
5登録業務範囲

6営業保証金
7旅行業務取扱管理者
8外務員
9旅行業務の取扱いの料金
10旅行業約款

11標識
12取引条件の説明
13書面の交付
14企画旅行の募集広告
15誇大広告の禁止

16企画旅行の円滑な実施のための措置(旅程管理)
17受託契約
18旅行業者代理業
19禁止行為・登録の取消し等

20業務改善命令
21旅行業協会
22弁済業務保証金
23旅行サービス手配業

旅行業約款 運送・宿泊約款
1総則
2募集型企画旅行契約の締結
3募集型企画旅行の契約書面・確定書面
4募集型企画旅行契約の変更
5募集型企画旅行契約の解除(旅行者の解除権)

6募集型企画旅行契約の解除(旅行業者の解除権)
7募集型企画旅行の旅行代金の払戻し
8募集型企画旅行の旅程管理
9責任
10募集型企画旅行の団体・グループ契約

11旅程保証
12特別補償規程
13受注型企画旅行契約
14手配旅行契約
15旅行相談契約

16国内旅客運送約款
17モデル宿泊約款
18一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款(貸切バス約款)
19フェリー標準運送約款
20JR旅客営業規則

国内旅行実務
1JR―運賃・料金の計算
2JR―乗継割引
3JR―乗車券類の取扱い等
4JR―寝台の利用
5JR―団体の取扱い

6国内航空運賃・料金
7宿泊料金
8貸切バス運賃・料金/フェリー運賃・料金
9国内観光資源

令和元年度国内試験
問題
解答・解説編(別冊)
解答用紙(別冊)

ユーキャン旅行業務取扱管理者試験研究会 (著, 編集), 西川美保 (著)
U-CAN; 2020年版 (2020/4/24)、出典:出版社HP

資格について

1旅行業務取扱管理者とは
旅行業を営む場合に、原則として営業所ごとに1人以上置かなければならないと法律(旅行業法)で定められているのが、旅行に関する業務全般を取り扱う責任者(管理者)である「旅行業務取扱管理者」です。

旅行業務を取り扱う営業所において、旅行者との取引にかかわる旅行サービスの確実性、取引条件の明確性、その他取引の公正を確保するために、以下の各事項についての管理・監督に関する事務等を行います。

1旅行に関する計画の作成に関する事項
2旅行業務の取扱い料金の掲示に関する事項
3旅行業約款の掲示および備え置きに関する事項
4取引条件の説明に関する事項
5契約書面の交付に関する事項

6広告に関する事項
7企画旅行の円滑な実施のための措置に関する事項
8旅行に関する苦情の処理に関する事項
9契約締結の年月日、契約の相手方その他の旅行者または旅行に関するサービスを提供する者と締結した契約の内容に係る重要な事項についての明確な記録または関係書類の保管に関する事項
10前述1~9に掲げるもののほか、取引の公正、旅行の安全および旅行者の利便を確保するため必要な事項として観光庁長官が定める事項旅行業務取扱管理者は、取り扱える業務の範囲により次の3種類があります。
◆総合旅行業務取扱管理者:国内・海外の旅行業務を取り扱える
◆国内旅行業務取扱管理者:国内の旅行業務のみを取り扱える。
◆地域限定旅行業務取扱管理者:拠点区域内の旅行業務のみを取り扱える

これら3つの資格を認定するため、「総合旅行業務取扱管理者試験(以下、総合試験)」「国内旅行業務取扱管理者試験(以下、国内試験)」「地域限定旅行業扱管理者試験(以下、地域限定試験)」が実施されます。

2国内試験の概要
受験資格
年齢、性別、学歴、国籍等に関係なく、どなたでも受験できます。また、同じ年に国内試験と総合試験の両方を受験することもできます。
※ただし、「過去一定期間内に実施された旅行業務取扱管理者試験で不正行為を行った者」は受験資格はありません。

試験スケジュール
国内試験は年1回実施されます。
願書受付期間 6月上旬~7月上旬
試験日 9月上旬の日曜日
合格発表日 10月下旬
※上記スケジュールは2019年度の試験日程をもとに作成しています。2020年度の試験の実施概要については変更になる可能性がありますのでご注意ください。

受験案内・受験願書入手方法
郵便、インターネット、窓口のいずれかで入手することができます。詳しくは、試験実施団体のホームページ等でご確認ください。

受験手数料
5,800円

試験地
以下の都道府県で実施されます(2019年度実績に基づく)。
北海道、宮城、埼玉、東京、愛知、大阪、広島、福岡、沖縄
※試験会場が複数ある試験地では、受験者が試験会場を選択することはできません。受験票に記載された試験会場で受験することになります。

試験科目・出題数・試験時間

試験科目 配点・問題数 試験時間
旅行業法及びこれに基づく命令 100点(25問) 120分
旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 100点(25問)
国内旅行実務 100点(38問)

※問題数は、2019年度試験実績です。

出題形式
解答はすべてマークシート方式です。四肢択一問題と与えられた語群の中から正解を選ぶ問題が出題されます。

科目合格制度について
試験において、「国内旅行実務」が合格基準点に達した場合、その科目を一部合格とし、翌年の試験においてのみ当該科目の受験が免除されるという科目合格制度があります。ただし、国内試験、総合試験の相互間の免除は認められていません。詳しくは、試験実施団体のホームページ等でご確認ください。

合格基準
合格ラインは、各科目それぞれで満点の6割~6割5分以上の得点と推測されます。なお、過去3年間の合格ラインは、各科目それぞれで6割以上でした。

過去の試験実施状況

年度 受験者数 合格者数 合格率
2017年度 13,772 4,958 36.0%
2018年度 13,550 5,188 38.3%
2019年度 13,103 5,122 39.1%

 

3国内試験実施団体
一般社団法人全国旅行業協会
〒107-0052東京都港区赤坂4-2-19赤坂シャスタイーストビル3階
TEL:03-6277-6805(試験係)
ホームページ:http://www.anta.or.jp/

ユーキャン旅行業務取扱管理者試験研究会 (著, 編集), 西川美保 (著)
U-CAN; 2020年版 (2020/4/24)、出典:出版社HP

出題分析と試験対策

国内試験の受験科目は、「旅行業法」と「約款」からなる法規2科目、「国内旅行実務」の計3科目で構成されています。本書を利用するに当たり、各科目の出題傾向および特徴、学習対策を確認しましょう。

旅行業法(旅行業法及びこれに基づく命令)
1.出題実績(2019年度)
全25問(25問×4点=100点)

2.傾向と対策
類似問題が繰り返し出題される
出題数や問われるテーマは例年ほぼ同じで、過去問題の選択肢をばらしてつなぎ直したような問題が大半を占めています。一言でいうと「過去問題の焼き直し」の要素が高く、今後もこの傾向が続くことが予想されますので、「問題への取組み」が必要不可欠です。

早めに問題に取り組もう
旅行業法の全体像をざっくりと理解したら、早めに問題演習中心の学習に切り替えましょう。学習初期において「どのあたりから、どのレベルの問題が出題されているのか」を確認することが、以降の効率良い学習につながります。

「まだ勉強が進んでいないので過去問題はもう少し後で・・・」と問題への取組みを後回しにする方がいますが、初期段階においては「解けるかどうか」は重要ではありません。「知識の習得・定着」を目的として積極的に問題を活用しましょう。

条項番号を覚える必要はない!!
本書に掲載された問題をご覧いただくとわかるとおり、設問文の中に「第△条に基づく・・・」など、条項番号が記述される場合があります。これは単に設問の設定上、適用する条項番号を特定しているにすぎませんので、これらの条項番号を暗記する必要はありません。

約款(旅行業約款、運送約款及び宿泊約款) 傾向と対策

出題の中心は「標準旅行業約款」
出題実績からもわかるとおり、全体の8割(20問)が標準旅行業約款から出題されています。合格基準点は60%以上(つまり60点)ですから、標準旅行業約款を完璧にクリアすることによって合格基準点に達することも可能です。なかでも「募集型・受注型企画旅行契約」が出題の柱となりますので、まずはここを攻略することを目標としましょう。

募集型と受注型の内容は9割が共通
「募集型企画旅行契約」と「受注型企画旅行契約」は、大半の規定が共通しています。「募集型企画旅行契約」に関する問題を解くに当たり、「受注型の場合ならどうなるか」を意識しながら学習するとより効果的です。「手配旅行契約」と「旅行相談契約」は、出題される事項がある程度確定されています。本書に掲載した問題をすべて解けるようになれば、あとは応用力でおおよその問題には対処できるでしょう。

運送・宿泊約款は重要事項をピンポイントで
出題実績にあるとおり、5種類の約款(規則)から1問ずつ出題されるのがここ数年の定番で、出題範囲こそ広いものの、内容は易しく、ひねった問題も出題されないのが特徴です。問題を解きながら、日数、金額、個数などの数字を暗ることで得点アップを図りましょう。

国内旅行実務 傾向と対策

運賃・料金ではJRと貸切バスが高配点
運賃・料金分野のうち出題数が最も多いのはJRです。計算ルールが複雑なことから攻略には相応の時間がかかりますが、あせらず、じっくり取り組みましょう。ここ数年は貸切バスからの出題が増加傾向にあります。

JRよりも学習範囲が限定的なので、確実な得点源としたいところです。航空分野では圧倒的にANA(全日本空輸)からの出題が目立ちます。出題傾向をふまえ、あえて強弱をつけるならば、国内試験では「(JALよりも)ANAの運賃」と考えてよいでしょう。なお、本試験での電卓使用は禁止ですが、選択肢のなかに計算式を含むものが多く、手計算を必要とする問題はごくわずかです。

学習初期段階では解けなくて当然
学習初期段階では解けない問題のほうが圧倒的に多いはずです。解けないときは「テキストを読むようなつもり」で素直に解説を読むことをおすすめします。解説を読み、それでも難しく感じるときは、まだその部分の知識が足りないということです。このようなときは、いったん問題を解く手を止め、テキストに戻って該当事項を復習しましょう。この繰り返しが知識の定着につながります。

国内観光資源
「国内観光資源」からの出題・配点は、100点のうち約50点です(年度により異なる)。日本全国の自然資源、観光施設、民芸・工芸品、芸能、行事などについて「幅広い知識」が求められます。旅行パンフレットは地理の学習にはうってつけの資料です。旅行のプランニングをするつもりで、楽しみながら取り組むのが学習継続のコツといえます。

ユーキャン旅行業務取扱管理者試験研究会 (著, 編集), 西川美保 (著)
U-CAN; 2020年版 (2020/4/24)、出典:出版社HP