みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商2級 工業簿記 第5版




「簿記の教科書・問題集」で合格するためには?

ここでは、日商簿記の効果的な勉強方法を紹介します。

Step1「簿記の教科書」をしっかりと読み込む!
最低2回は読みましょう。実際にボックス図や分析図を書きながら読み進めると効果的です。

Step2「簿記の教科書」の章末にある基本問題を繰り返し解く!
こちらも最低2回は解きましょう。1回目は教科書を見ながらでも構いません。2回目以降は何も見ずにスラスラ解けるようになるまで繰り返しましょう。

Step3「簿記の問題集(別売り)」の個別問題を解く!
教科書の基本問題がすべて解けるようになったら、問題集にとりかかります。教科書で身につけた知識を、本試験で活用できるレベルまで上げていきます。わからないところは、教科書の関連CHAPTERに戻り、しっかりと復習しましょう。

Step4「簿記の問題集(別売り)」の模擬試験問題を3回分解く!
本試験形式の問題を解くことで、Step1~3の知識がしっかりしているかを確認することができます。また、過去問題集を解くこともオススメいたします。
※TAC出版刊行の過去問題集「合格するための過去問題集」

「簿記の教科書」の効果的な使いかた

1まずは工業簿記の全体像を確認しましょう。
日商簿記2級工業簿記で学習する内容がひと目でわかる、フローチャートです。学習するうえで非常に重要なので、しっかりと頭に入れておきましょう。

2本文を読み込みましょう。

3「図解をみて、重要事項を記憶に刷りこみましょう。本文の内容を視覚的にまとめた最重要ポイントです。最重要ポイントがまとめられているので、試験直前に図解部分だけを流し読みすることも効果的で

4これならわかる?で「なぜ、どうして」のモヤモヤを解消!
受験生がつまずきそうなモヤモヤポイントについては、身近な例を使いながら、解説しています。

5ひとことを確認して、さらに納得!
補助的な知識を説明した箇所です。さらに理解が深まります。

6本試験をみてみようで本試験での問われかたを確認!
最終的な目標は、本試験に合格することです。「本試験をみてみよう」では、実際の試験での問われかたを紹介しています。実際のゴールを確認してみましょう。

さらに…こだわりポイント
●補助資料(巻末325ページ)
この補助資料は、教科書の内容の超まとめ資料です。問題演習のさいにも効果的に使っていただけます。なお、この資料は、ダウンロードでもご利用いただけます。詳しくは、TAC出版書籍販売サイト・サイバーブックストアにアクセスしてください。
https://bookstore.tac-school.co.jp/

●Reviewマーク
1度学習したテーマについては、Reviewを入れました。該当箇所に戻って確認してください。

日商簿記検定試験について

受験資格 なし
試験日 年3回(1級は年2回)
試験日6月(第2日曜日)/11月(第3日曜日)/2月(第4日曜日)
※2月は1級試験の実施はありません。
申込方法 試験の約2カ月前から開始。申込期間は、各商工会議所によって異なります。
受験料(税込) 1級 7,850円/2級 4,720円/3級 2,850円
※一部の商工会議所では事務手数料がかかります。
試験科目 1級商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算試験科目
2級商業簿記・工業簿記
3級商業簿記
試験時間 1級 3時間/2級 2時間/3級 2時間
合格基準 1級70点以上。ただし、1科目ごとの得点は10点以上
2級70点以上
3級70点以上

刊行時のデータです。最新の情報は、商工会議所の検定試験ホームページ
(https://www.kentei.ne.jp/)をご確認ください。
なお、簿記入門者向けに簿記初級が、原価計算入門者向けに原価計算初級がネット試験(40分)にて実施されています。

本試験の出題傾向(2級工業簿記)

2級の本試験問題は、第1問~第3問が商業簿記、第4問、第5問が工業簿記という構成になっています。工業簿記の出題内容は下記のとおりです。

第4問 仕訳問題や勘定記入、財務諸表の作成など、主に工業簿記の仕組みに関する問題が出題されています。配点は20点です。(CH.02~06、10、110)
第5問 総合原価計算、標準原価計算、直接原価計算から出題されています。配点は20点です。

 

目次

特別企画 はじめての工業簿記ザックリ講義
工業簿記の全体像

CHAPTER01 工業簿記の基礎
1工業簿記と原価計算
2原価
3製造原価の分類
4原価計算の流れ

CHAPTER02 材料費
1材料費の分類
2材料費の処理
3材料費の計算
4材料の棚卸減耗
5予定消費単価を用いた場合の処理
基本問題
本試験をみてみよう

CHAPTER03 労務費
1労務費の分類
2賃金・給料を支払ったとき
3賃金・給料の消費額の計算
4賃金・給料を消費したとき
5予定賃率を用いた場合の処理
基本問題
本試験をみてみよう

CHAPTER04 経費
1経費の分類
2経費の消費額の計算
3経費を消費したとき
基本問題
本試験をみてみよう

CHAPTER05 個別原価計算
1個別原価計算とは
2製造直接費の賦課
3製造間接費の配賦
4製品が完成し、引き渡したとき
5製造間接費の予定配賦
基本問題
本試験をみてみよう

CHAPTER06 部門別個別原価計算
1部門別個別原価計算とは
2製造部門と補助部門
3製造間接費の部門別計算
4製造部門費の予定配賦
基本問題
本試験をみてみよう

CHAPTER07 総合原価計算I
1総合原価計算とは
2月末仕掛品がある場合
3月初仕掛品がある場合
基本問題

CHAPTER08 総合原価計算Ⅱ
1工程別総合原価計算
2組別総合原価計算
3等級別総合原価計算
基本問題
本試験をみてみよう

CHAPTER09 総合原価計算Ⅲ
1仕損・減損の処理
2材料の追加投入
基本問題
本試験をみてみよう

CHAPTER10 工業簿記における財務諸表
1工業簿記における財務諸表
2製造原価報告書の作成
3損益計算書と貸借対照表の作成
4原価差異の表示
基本問題
本試験をみてみよう

CHAPTER11 本社工場会計
1工場会計の独立
2工場会計を独立させた場合の仕訳
基本問題
本試験をみてみよう

CHAPTER12 標準原価計算
1標準原価計算とは
2原価標準の設定
3標準原価の計算
4原価差異の計算
5仕掛品勘定の記入方法
6原価差異の分析
基本問題
本試験をみてみよう

CHAPTER13 直接原価計算
1直接原価計算とは
2直接原価計算の特徴と損益計算書
3固定費調整とは
4CVP分析
5原価の変動費と固定費の分解
基本問題
本試験をみてみよう

CHAPTER14 参考
1材料副費の予定計算
2個別原価計算における仕損
3作業屑
4製造間接費配賦差異の分析
5副産物
6固定予算による差異分析

特別講義 ちょっと読みづらい本試験問題の解き方
補助資料
索引