CSR検定3級試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)




目次 – CSR検定3級 公式テキスト 2019年版

はじめに

「CSR検定:サステナビリティ経営とSDGs」とは

CSR検定は、[旧]CSR検定(サステナビリティCSR検定)を全面的にリニューアルし2015年から3級試験を毎年4月、10月に実施しています。2級試験は毎年4月に実施しています。1級試験は2019年10月から毎年10月に実施する予定です。現在、札幌市から熊本市まで全国約20都市で開催しています。これまでの受験者数(カッコ内は合格者数)は次の通りです。

3級試験(第1~第9回):4194人(3040人)
2級試験(第1~第4回):752人(435人)

なお、[新]CSR検定は2018年12月、「CSR検定:サステナビリティ経営とSDGs」に改称いたしました。

CSR検定の目的は、CSRの理解者を企業や社会の中に増やし、CSRの裾野を広げることで、より多くの皆さんに「CSRとは何か」「なぜ重要なのか」を理解して頂き、業務にも生かして頂くことです。これにより、皆さんの企業や組織がより「強い存在」となるとともに、社会の共通価値を高めて、国や社会全体としての活力やリスク耐性を高めることが狙いです。

[CSR検定各レベルで求められる能力・資質] ■3級(CSRを学びたい社会人や学生・生徒などが対象)
CSRの基本知識を身に付け、CSR活動が企業や組織の画値を高めること、企業や組織が民間公益活動の担い手であるNGO/NPOや他のステークホルダーと連携して社会課題を決する意味など、「CSRリテラシーの基本」を理解する。

■2級(3級合格者のほか、サステナビリティ経営やSDGsに関心がある社会人、研究者などが対象)
社会的責任(SR)の国際規格である「ISO26000」の狙いや中核主題、GRIなどの報告指針、および国連グローバル・コンパクトや持続可能な開発目標(SDGs)などの国際的などの国際的な行動規範の本質を理解し、それらの概念や要素などを企業や組織の経営に反映できる。

自社の経営にとって重要なステークホルダーを特定し、投資家やNPOとの協働、また従業員の経営への参画意識と高い満足度に代表されるような、真の意味のステークホルダーエンゲージメントを理解し、CSR概念の経営への統合化や長期的な企業価値向上を目指すサステナビリティ経営の推進に資する「より深いCSRリテラシーと実践的なスキル」を身に付けている。
※2級の受験は、3級合格は必須ではありません。

■1級(2級合格者のうち、さらに高いレベルを目指す方が対象)
地球規模の環境・社会のサステナビリティを基本認識として、卓越したリーダーシップ、俯瞰力、コミュニケーションカを駆使し、社会の変化や動向を知り、企業や組織のCSRリスクを察知・予防・軽減する。社会課題の解決を基点にした事業創出を促すなど、CSRやサステナビリティを経営に統合し、経済価値と社会価値を両立させる企業や組織の価値を持続的に高めていく戦略(ストラテジー)を立案・実践できる。※1級の受験は、2級または[旧サステナビリティCSR検定]合格が条件です。

[新]CSR検定想定受験者層

《CSR検定合格者の呼称について》
3級の合格者には「CSRリーダー」の呼称を差し上げ、合格証とは別に「CSRリーダーカード」(クレジットカードサイズ)を発行します(実費が掛かります)。2級の合格者は「CSRエキスパート」、1級の合格者には「CSRストラテジスト」の呼称を差し上げます。

《CSRリーダー会議について》
全国各地の試験実施都市では、CSRの最新動向の共有、各社の優秀なCSR事例の発表など、3級の合格者がその後も学びあい、ネットワークを築くことを目的とした「CSRリーダー会議」を随時、開催しています。詳しくはCSR検定の告知ページをご覧ください。なお、東京では毎年1月と7月の年2回実施しています。

《CSR検定の主催者について》
CSR検定は株式会社オルタナ、一般社団法人CSR経営者フォーラムが共同で開催しています。株式会社オルタナは2007年以来、CSRやソーシャルイノベーションなどにフォーカスしたビジネス情報誌「オルタナ」を発行しているほか、オンラインサイト「オルタナオンライン」(www.alterna.co.jp)や、若者とソーシャルを結ぶウェブマガジン「オルタナS」(www.alternas.co.jp)や、内外のCSR情報を満載した「CSRtoday」(www.csrtoday.biz)などのウェブメディアを運営しています。

2011年に設立した「オルタナ総研」では、CSR担当者向けの集中セミナー「CSR部員塾」、CSR浸透度調査、CSR存在感調査、CSR進捗度
調査などの調査、CSRレポートの監修、個別コンサルティングを行っています。

《CSR部員塾について》
株式会社オルタナ/オルタナ総研では2011年以来、半期ごとにCSR/サステナビリティ経営の集中セミナー「CSR部員塾」を開催しています。上期(毎年4月~8月)は初任者向け、下期(毎年10月~2月)は主に経験2年以上の中級者またはCSR検定3級合格者向けの内容となっています。詳しくはCSRtoday(www.CSR-today.biz)をご覧ください。

CSR検定委員会 (編集)
出版社: 株式会社オルタナ; 2019年版 (2018/12/18)、出典:出版社HP

CSR検定の運営体制

CSR検定委員会
機能:CSR検定の総合企画と教科書/問題の監修
委員長:鈴木 均(一般財団法人日本民間公益活動連携機構事務局次長、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科客員教授)
顧問:影山 摩子弥(横浜市立大学国際総合科学学術院教授・CSRセンター長)
委員:赤羽 真紀子(CSRアジア日本代表)
委員:川村 雅彦(株式会社ニッセイ基礎研究所客員研究員)
委員:関 正雄(明治大学経営学部特任教授・損害保険ジャパン日本興亜株式会社CSR室シニアアドバイザー)
委員:町井 則雄(株式会社シンカ代表取締役社長)
委員:森 摂(株式会社オルタナ代表取締役・「オルタナ」編集長)
委員:諸見 昭(CSR検定サポート事務局長) (委員は50音順)

CSR検定サポート事務局
機能:CSR検定の運営。全国各地の運営主体との連携。収支管理。検定の作問
事務局長:諸見 昭(元日本貿易振興機構)
事務局:
大島 浩司(元ソニー)
土屋 悦則(元日経BP)
橋上 恵美子
(50音順)

全国22都市25会場(2019年7月現在)
札幌、山形、仙台、宇都宮、埼玉第1(さいたま市)、埼玉第2(狭山市)、千葉、東京、神奈川第1(横浜市)、神奈川第2(松田町)、長野、静岡、富山、愛知第1(名古屋市)、愛知第2(刈谷市)、岐阜、三重、京都、大阪、広島、山口、今治、福岡、大分、熊本

各地区運営主体 各地区運営主体

各地区での運営 各地区運営主体

各地区での運営 各地区での運営

CSR検定サポート事務局(株式会社オルタナ内) 連絡先:kentei@alterna.co.jp

CSR検定委員会 (編集)
出版社: 株式会社オルタナ; 2019年版 (2018/12/18)、出典:出版社HP

目次

はじめに

CHAPTER 1 日本と世界におけるCSRの現況
1 CSRの目的と領域 森 摂
2 SDGsとサステナビリティ経営 水尾 順一
3 世界のCSRをめぐる動きとは 下田 屋毅
4 大企業と中小企業のCSR 影山 摩子弥
COLUMN 1 伝統的な日本型CSRの精神 平田 雅彦
5 コンプライアンスの本質 田中宏司
6 企業のCSRレポートの役割と現状と課題 安藤 正行
7 ISO26000とは何か 大塚 祐一
8 国連グローバル・コンパクトとは何か 後藤 敏彦
9 サステナブル投資とESG投資 荒井 勝
10 自治体のCSR・SDGs政策 泉貴嗣

CHAPTER 2 社会の中での企業の役割
1 企業とは社会においてどんな存在か 鈴木 均
2 社会における企業の役割はどう変わってきたか 冨田 秀実
3 企業にとってステークホルダーとは何か 関 正雄
4 企業に求められる必要な対話力とは 大久保 和孝
5 消費者重視経営とは何か 日和佐 信子
COLUMN 2 社会から尊敬される企業とは何か 坂本 光司
6 トリプルボトムラインとは何か 本木 啓生
7 社会課題とSDGs 黒田 かをり
COLUMN 3 法とCSR 松本 恒雄
8 企業の社会貢献と寄付 高橋陽子
9 企業と人権 菱山 隆二

CHAPTER 3 社会や地域と共に働くということ
1 「社会とつながる働き方」とは何か 町井則雄
COLUMN 4 「会社人」から「社会人」へ 鷹野 秀征
2 NGO/NPOとはどんな存在か 田尻 佳史
3 企業とNPOが協働する意味とは 岸田 眞代
4 ワーク・ライフ・バランスとは何か 大西 祥世
5 ダイバーシティ&インクルージョンとは何か 木全 ミツ
COLUMN 5 「プロボノ」とは何か 嵯峨 生馬
6 消費者に求められている消費行動とは 葭内 ありさ

CHAPTER 4 必須キーワード
1 グローバルな気候変動交渉の動き 足立 治郎
2 生物多様性 足立 直樹
3 世界の貧困と児童労働 岩附 由香
4 エシカルなビジネス 細田 琢
5 フェアトレード 中島 佳織
6 オーガニック/有機農業 徳江 倫明
7 ソーシャルメディア 市川 裕康
8 自然エネルギーとRE100 森 摂
9 障がい者雇用 小林 秀司
10 コーズ・リレイテッド・マーケティング 野村 尚克
11 社会起業家(ソーシャルアントレプレナー) 田中 勇一
12 ソーシャルビジネス 森 摂

索引
試験概要
執筆陣プロフィール

CSR検定委員会 (編集)
出版社: 株式会社オルタナ; 2019年版 (2018/12/18)、出典:出版社HP