アロマからのメッセージで自分を知り、個性や才能が目覚める! 人生を変える! 奇跡のアロマ教室




奇跡のアロマ教室へようこそ!

 

あなたは、どうしてこの本を手にとったのでしょう?アロマセラピーに興味があったから?「奇跡」という文字に、ワクワクしたから?まだ、本当の理由には気づいていないかもしれませんね。

今から始まる香りの旅を、一緒に楽しんでいきましょう!本当の自分に目覚めるワクワク感を、ぜひ味わってください。“Awakening Aromatherapy (目覚めのアロマ)” で起きる癒しや変容のプロセスは、歓びと驚きにあふれています。「香りと向き合う」そんなシンプルなことから気づくことがたくさんあります。

エッセンシャルオイルは、あなたにとって最高のギフトになります。それは、カラダの不調が改善されることかもしれないし、人生のテーマが見つかることかもしれません。運命のパートナーと出会うことかもしれません。幸せでいっぱいに満たされた自分に出会った時、この本を手にした理由がハッキリ分かるはずです。エッセンシャルオイルの魔法を信じて、あなただけの奇跡を起こしましょう!

はじめに

はじめまして。アロマセラピストの小林ケイです。私が提唱する新感覚の自然療法“Awakening Aromatherapy” は、エッセンシャルオイルの香りによって、本当の自分に目覚めていくというものです。その詳細をお伝えする前に、まずはアロマセラピーと私の関係について、お話ししたいと思います。

香りの世界に出合うまでの私は、いつも人に合わせたり、人の顔色をうかがったりしていました。物事を決めるときも、「みんなが選ぶ方を」「こちらを選べば世間的にはOKかな」 と、他人の価値基準で決めていたのです。 でも、香りの世界ではそれが通用しません。

嗅覚は本能と直結しているので、香りの前で人は嘘をつけないのです。苦手な香りを嗅ぐ と、眉間にシワが寄り、どうしても「好き」と言えない。逆に心地よい香りを嗅ぐと、途端に顔がほころびます。

さらに、人それぞれ好きな香りと苦手な香りがまったく違います。それまでは「みんな一緒 でなくてはいけない」と、人と合わせることに一生懸命だった私は、香りから「自分に正直になること」「人それぞれに自分独自の価値感を持っていていい」ということを教えてもらいました。

そこではじめて、自分と深く向き合うことができ、本気で自分らしい生き方”をしたいと
思いました。自分の本当に好きなこと、楽しいと思うことをして生きたい。香りによって、生き方そのものが大きく変わっていったのです。

〈過去の私にアロマが響いた理由〉

実は20代はじめ、すでに社会人として働いていたのですが、自律神経失調症の発作が出てしまい、自分で歩くこともできず、まともに人と会話することすらできない日々を送っていました。その結果、失声症、うつも加わり、来る日も来る日も布団の中でうずくまって息をしているだけの生活……。

そんな生活をするうちに、危機感が募りました。そして、行き着いた思いは「このままじゃ、だめになる。自分のことを何とかしてあげられるのは、自分しかいない」布団の中でこれまでの生き方を振り返り、自分の身体をこんな風にしてしまったのは、紛れもない自分自身なのだと痛感したのです。

そして、自身を癒すためにカラーセラピーを学びました。ただ、大きなネックとなったのがコンサルテーション。失声症が治っていなかったので、ボトルのリーディングができなかったのです。そこで一気に失意に陥り、茫然としていたときにアロマセラピーと出合いました。

アロマセラピーは、科学的でもあり、直感的でもあります。「イイ香りでリラックス」だけでなく、香りがどのようにして脳に働きかけるのか、そのメカニズムも知れたので、安心して取り組むことができました。

また、トリートメントをしていると、頭の中が空っぽになって目の前の現実に集中できました。いつも不安や考え事で頭がいっぱいだった私に、「無」という感覚を教えてくれたのがトリートメントだったのです。これによって、私の内面は大きく変化していきました。とにかく楽しくて、施術にどんどん夢中になっていきました。

当時は、アロマセラピーがマイナーなものだったので、「まずはアロマを知ってもらおう!」「トリートメントを体験してもらおう!」という気持ちで、スクールの卒業と同時に名刺を作り、会う人すべてに名刺を渡してトリートメントを受けてもらう日々が始まりました。

アロマの楽しさ、心地よさを伝えたい。そう思っていると、不思議と誰とでも話ができました。そして、しばらくしてからあることに気づいたのです。「あれ?いつの間にか失声症が治っている!」「そういえば、自律神経失調症の発作も出ていない!」結局、私の病気はアロマセラピーで完治することができたのです。

〈植物のエネルギーを自分に融合させ“なりたい私”に〉

失声症や自律神経失調症の症状がまったく出なくなるまで、どのようにアロマを生活に取り入れていたかというと、エッセンシャルオイルの薬理作用に頼るよりも、素直に「スキ!」と感じる香りを自由に使っていました。

当時好きだったのは、ウッド系や樹脂系の落ち着いた香り。振り返れば、それまで他人の価
値観に合わせて根無し草のようにフラフラ生きてきた私が、病気によって「自分に責任を持とう、自分らしく生きよう」と決心した時期でもありました。

確かに、木部の香りは自分にしっかりした中心軸を持たせてくれ、樹脂の香りは過去の傷を癒やし、人生のステップアップを応援してくれます。当時は、エッセンシャルオイルにそうした力があることに気づいていませんでしたが、「スキ!」と感じる香りは、そのときの自分に必要なもの。実体験を通して、人は自分が必要とする香りを好むということを理解したのです。

エッセンシャルオイルの本質を知る、こんな経験もありました。アロマスクールを卒業して数年後、1度も会わなかった同級生と久しぶりに会うことになりました。待ち合わせ場所に行ってみたものの、実は顔をあまり覚えていなくて……。でも、彼女がこちらに駆け寄ってきたとき、すぐにわかったのです。なぜなら、とてもキレイだったから!顔の造形やスタイルというより、彼女が醸し出すオーラ、柔らかで甘く優雅な雰囲気、そういうものがグッと迫ってきたのです。

その方は、スクール時代はやローズやネロリなどの花の香りが大好きで、トリートメントのトレーニングでも、選ぶのはつねに花の香りでした。その記憶が一瞬で蘇り、再会の第一声は、

「○○ちゃん、卒業してからもずっと花のエッセンシャルオイル、使っているでしょ?」
「ケイちゃんは木の香り、ずっと好きだったんじゃない?」
「どうしてわかるの?」
「昔の雰囲気と全然違うから。すごく落ち着いてしっかりして、なんだか木みたいって思ったから(笑)」

お互いに、使い続けてきたエッセンシャルオイルと同じような質のエネルギーになっていたからこそ、久しぶりの再会でも相手がすぐにわかったのです。まさにこれは、エッセンシャルオイルの本質を知る、大きな体験となりました。

エッセンシャルオイルとは、植物の生命エネルギーの結晶であり、それを使い続けることで、たとえば花のエッセンシャルオイルなら花のエネルギーを自分に融合させ、木であれば木のエネルギーを自分に融合させることができるわけです。この経験が、アロマセラピーのスタイルが変わるきっかけとなりました。

〈香りによって自分に目覚める Awakening Aromatherapy〉

エッセンシャルオイルを使い続けることで、こんなにも人の質は変わるんだ。それなら、エ ッセンシャルオイルの抽出部位の特徴を理解し、自分の補いたい部分、高めたい部分に合わせて使ってみたらどうだろう―それまでは、シンプルに「スキ!」と感じる香りを使っていましたが、この日から「自分はどうなりたいのか」「どんな部分を高めたいのか」にフォーカスし、その特徴を持つエッセンシャルオイルを選ぶ、というスタイルに変わっていきました。

エッセンシャルオイルはその抽出部位ごとに、独自の役割や特徴を持っています。例えば、花は植物の生殖器官という役割を持ち、その植物の個性をもっとも表現している部位です。つまり、「生殖器」や「個性の表現」という部分へのエネルギーを欲しているとき、人は自然と花のエッセンシャルオイルの香りに惹かれるものなのです。

さらに、「この香りがスキ!」というエッセンシャルオイルを見つけたら「なぜ、この香りに惹かれるのだろう?」と、自分の内面を覗いてみます。エッセンシャルオイルひとつひとつに、それぞれの個性やメッセージがあるので、

「あ、わたしは今こういう状況だから、この香りのエネルギーを欲しているんだ」と、自分の状況を客観的に知ることができます。今、自分はどういうことに困っているのか、本当はどうしたいのか。香りを媒介とすることで、内面の本当の思いがよく見えてくるのです。

もしかしたら、特別に感じる、自分だけの香り―この香りがあるだけで、ニュートラルな私に戻ることができる。私らしくいられる。そんな思いを持つ香りがあるかもしれません。それは、そのエッセンシャルオイルが自分の本質にとても近いということ。似ている質のもの同士、共鳴しているということになります。

クライエントの中には、『自分らしく生きよう』と言われても、自分らしさが何かがわからない」という人もいるのですが、自分という軸、あるいは出発点がわからなければ、その先の生き方も見えるはずがありません。

そこでまずは、そういう状態の自分が「スキ!」と感じる香りのエネルギーから、今の自分
を感じ取ってもらうようにしています。共鳴する植物のエネルギーで心身を満たし、さらにトリートメントによって身体の中に循環を生み出すことで、多くのクライエントがご自身だけの人生の歩みをスムーズに進められるようになってきました。

スキと感じる香りの特性を知ることで、これまで蓋をしてきてしまった、自分らしさ”に目
覚めていくことができます。ただ、香りは話すことはできません。「香り」そのものが言葉であり、メッセージなのです。エッセンシャルオイルと向き合うことで、自らそのメッセージに気づいていく。そんなプロセスを楽しむアロマセラピーこそ、私が提唱する“Awakening Aromatherapy (目覚めのアロマ)”なのです。

次の項では、人間と植物の相関図をご紹介しています。私も知ったときは、こんなにも共通点があったんだ~と驚きました。これを知っておくと、「○○作用」にとらわれない、香りの選び方が出来るようになります。それでは本文のレッスンに入っていきましょう!

植物と人間はこんなにも似ている!

アロマセラピーを学び始めてテキストや参考書を見たら、「○○作用」の文字のオンパレード!ラベンダーやサンダルウッドのページには「鎮静作用」としか書いていない。これには
ちょっと驚きました。

それから、スキな香りが見つかって、「このエッセンシャルオイルにはどんな特徴があるんだろう!」とワクワクしながら作用を調べてみたら、化学的な解説ばかりでちょっと残念に感じたことも……。

薬理作用は確かに大切だけれど、別の視点でもエッセンシャルオイルを理解したい!と、私は植物についても学ぶようになりました。すると、植物と人間はまったく違う生き物のようだけれど、実は似ている部分がたくさんある。さらに、例えば葉には植物の呼吸器としての役目があり、そんな葉のエッセンシャルオイルは、私たちの呼吸器のトラブルに作用する、という関連にも気付いたのです。エッセンシャルオイルを選ぶとき、その抽出部位を知っていれば、どんな特徴があるのか大まかに把握できるわけです。

その他
食べられるもの、飲用できるもの はすべて消化器に作用する

【体表】強化=プロテクト【樹皮】
・傷跡…癒傷
・境界…新しい組織の保護

【子ども】次世代への希望=未来【果皮】
・若さ…元気、生命力
・脂性肌…オレンジスキン (ニキビ跡がある肌)

【DNA情報】 スタート=生命のはじまり【種(実)】
・殻…保護、境界線
・生命の維持…遺伝、体質..

【頭部】 精神性=美しさ【花】
・脳…セクシュアリティ、生殖器
・顔…個性の表現、大脳、神経システム’s

【胸部】成長=動き【葉】
・心臓…体液循環の脈動
・肺…呼吸器

【下半身】グラウンディング=安定【根】
・腸…水分と養分を吸収、排泄
・脚部…身体を支える

【体幹】 センタリング=支える【本部】
・脊髄…神経系
・内臓、組織…水分の循環・代謝

Contents

● 奇跡のアロマ教室へようこそ!
● はじめに
● 植物と人間はこんなにも似ている!

Chapter 1 実践! Awakening Aromatherapy ―目覚めのアロマ―

● レッスンの進め方
● イメージング方法について
● ひとりでイメージングを楽しむときは

Chapter2 奇跡のアロマレッスン 〈Lesson 1~7〉

〈Lesson 1〉
● 可能性や才能を目覚めさせる!実・根の香り
[ジュニパーベリー、ブラックペッパー、ジンジャー]

〈Lesson 2〉
● 閉じたハートを解放する葉の香り
[ティートゥリー、ユーカリ・グロブルス、パチュリ]

〈Lesson 3〉
● その人だけの個性を引き出す花の香り
[イランイラン、ジャスミン・アブソリュート、ローズ・オットー]

● コラム1 陰陽五行説を知れば、香りから自分の状態が分かる

〈Lesson 4〉
心・身体・スピリットのバランサー葉・花の香り
[ゼラニウム、マージョラム、ラベンダー]

〈Lesson 5〉
自由でピュアな自分に還る果皮の香り
[グレープフルーツ、ベルガモット、レモン] 〈Lesson6〉
● 心やスピリットの傷を癒す木・樹脂の香り
[サンダルウッド、シダーウッド・アトラス、フランキンセンス]

〈Lesson 7〉
● 香りの調和を体感!オレンジ樹各部位の香り
[オレンジ・スウィート、ネロリ、プチグレイン]

● コラム2 チャクラについて

Chapter3 アロマセラピーの基本の確認

● エッセンシャルオイルの楽しみ方
● スキンテストの方法
● おわりに