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CONTENTS

フォトマスター検定合格〈平成30年度〉―必ず役立つ基礎知識と前年度問題解説集

レイアウト 追川恵子

フォトマスター/写真とカメラの実用知識検定とは

合格の基本
覚えておきたい分野別基礎知識ピックアップ

銀塩カメラ
フィルム
デジタル
レンズ
機材/アクセサリー
光/撮影技法
プリント/仕上げ
文化/モラル

平成29年度 問題の図版

3級
2級
準1級
1級

平成29年度検定問題と解答

3級問題
3級解答
2級問題
2級解答
準1級問題
準1級解答
1級問題
1級解答

索引

フォトマスター検定事務局
日本カメラ社 (2018/7/7)、出典:出版社HP

フォトマスター/写真とカメラの実用知識検定とは

累計受験者総数80,526名!(第1~15回/1~3級のべ)
フォト検は、楽しい写真の生涯学習を応援します。

写すだけではつまらない。写真・カメラを少しでも理解して上達したい…と思ったら、まずは[フォト検3級]をめざしてみよう。

「写すのが大好き、カメラも大好き」だけど、ただ撮っているだけで、基本的なことはよく知らないし、正式に学んだこともない…。あるいは、カメラ店やプリントショップでアルバイトやパートとして働いてみたいけど、知識が足りなくて不安…。誰にも身近で気軽に楽しめる素晴らしい趣味=“写真”の世界で、確実な一歩を踏み出すために、フォト検は便利で心強い味方になります。

それぞれの立場に応じて、2級、準1級…とステップアップ!フォト検へのチャレンジは、写真の本当の楽しみ、醍醐味へとつながります。

撮影は熱心に行っているけれど、なかなか思うように撮れない…、もう少し上達してステップアップしたい…、と思っている愛好者は決して少なくありません。写真は、撮る経験を重ねることももちろん大切ですが、ただそれだけで上達するというわけではありません。“撮ること”と“基礎・基本や原理をしっかり学ぶこと”の両立によって大きな成果が生まれ、それが写真の本当の楽しみ、醍醐味へとつながっていくのです。

作品を創り出すカー「写真力」の向上や、職能域で力を発揮するためには、幅広く確かな実用知識が不可欠。フォト検の上位級合格は、大きな自信と力になります。

写真の世界では、最終的には作品の質や芸術性が問われますが、偶然性に頼ることなく、意図したとおりに撮れてこそ“写真の達人”といえます。素晴らしい作品を安定的に創作するためには、カメラやレンズ、記録メディア、フィルム、光源などの機能や仕組み、性質をしっかりと理解・把握し、これらを駆使して思いどおりに撮影できるだけの知識と能力を身につける必要があります。フォト検は、写真愛好者のより高い目標設定から、職能域での力の発揮・活躍までをサポートします。

フォト検の役割と、その機能する幅広い分野
◇便利に楽しく写真を学べる
初級から上級すべての写真愛好者にとって、実践・実用的な知識の修得~確認と「写真力」のアップをめざすために、便利に楽しく活用できます。個人はもちろん、愛好者グループやクラブ単位での団体受験も、レベルアップに効果的です。

◇学生の目標設定と実現に向けて
デジタル化の進展で、写真の撮影と関連知識が不可欠となった編集・デザイン・マスコミ業界。これらをめざすための学校や学科では、学習カリキュラムおよび学生の就職支援に向けた推奨資格としての採用、また、中学・高校・大学の写真部などでは、部員の学習目標設定やスキルアップのために…と、学校・学科・部活動単位などでの団体受験も進んでいます。

◇関連業界での職員のキャリアアップと資格取得
メーカーから小売業に至るまで、写真・カメラ関連の営業、販売、事務職員のスキル・キャリアアップと資格取得に向けて広く導入されています。フォト検のスタンダードとしての普遍的で確かな実用知識は、顧客の獲得、販売促進、商品開発、職能域の活性化などに着実に貢献します。

フォトマスター検定委員会
フォトマスター検定委員会は、第三者機関として、以下の写真家、写真評論家および協賛の写真・カメラ関係各社の有識者により組織されます。

◇写真家 徳光ゆかり、テラウチマサト那和秀峻(敬称略)
◇写真評論家 赤松秀夫板見浩史大久保晴功枝常伊佐央(敬称略)
◇関係各社 (株)市川ソフトラボラトリー/オリンパス(株)/キヤノンマーケティングジャパン(株)/(株)ケンコー・トキナー/コダック(株)/(株)シグマ/(株)タムロン/(株)ニコンイメージングジャパン/パナソニック(株)/富士フイルム(株)/リコーイメージング(株)

フォト検は4階級+EX

◇フォトマスター1級合格者のみ受験できる“写真の達人”としての認定コース。高度な実用知識を前提に作品創作力や写真活動実績、あるいは指導(リーダー)性などの総合評価により認定。

◇写真とカメラに関する全般的な実用知識や撮影技法について、階級に応じた難易度による問題を出題。どの級を受験しても可。また、連続する階級であれば、同日に2階級を受験することもできる。

フォト検は、こんな方々が、こんな形で受験しています。

●趣味の写真の世界で着実に一歩前進したい方
●生涯学習の目標やレベルアップをめざす中~上級の写真愛好者
●中学・高校・大学などの写真部(サークル)単位
●写真サークル・クラブ単位でのレベル別受験
●写真サークル・クラブ等で指導的立場にある方
●編集・デザイン・マスコミ関連の専門学校単位、あるいは学生個人
●編集・デザイン・マスコミ関係職種従事者写真関連メーカーで営業・販売・事務職に従事する方、あるいは会社・部署単位
●写真関連小売業の従業員、あるいは会社・店舗単位
●カメラ店・プリントショップの経営者や、パート等を含む従業員

平成29年度フォトマスター検定データ
◆実施日 平成29年11月19日

◆実施開示用 一般会場50会場/準会場80会場(うち特別日程63会場)

◆受験者総数 5,496名(男性77.51%、女性22.49%)

◆受験者年代割合
10歳代 2.78% 20歳代 27.66% 30歳代 29.75%
40歳代 24.02% 50歳代 11.54% 60歳代 3.31%
70歳代 0.82% 80歳代 0.05% 不明 0.07%
◆内訳
1級  準1級  2級   3級

受験者数 1,150名 1,155名 2,117名 1,074名
合格数  300名  385名 1,554名 973名
合格率  26.09% 33.33% 73.41% 90.60%

フォトマスター検定事務局
日本カメラ社 (2018/7/7)、出典:出版社HP

平成30年度 第16回 文部科学省後援
フォトマスター/写真とカメラの実用知識検定 3級・2級・準1級・1級 実施要項

◆検定試験実施日
平成30年11月18日(日)

◆実施場所(試験会場)
全国主要都市の【一般会場】、ならびに団体受験を行う団体が自ら設け、検定事務局が認可する【準会場】。

※一般会場で受験の場合、出願時に本人が希望する受験地にもとづき検定事務局で受験会場を決定し、受験票送付時に通知します。原則として出願後の受験希望地の変更、および決定後の受験会場の変更はできません。

※出願の受付は先着順で行い、万一、希望した受験地の会場定員を超えた場合は受験地を他へ変えさせていただくこともあります。また、希望した受験地の出願者が10名に満たない場合は、その受験地での実施を取り止めることもあります。その際は、検定試験実施の1ヶ月前までに出願者に連絡し、他の受験地への変更等のお願いをさせていただきます。

<一般会場受験地(予定)>
北海道 札幌市
東北 青森市 盛岡市 仙台市 秋田市 山形市 福島市
関東 水戸市 宇都宮市 高崎市 さいたま市 千葉市 東京23区内 横浜市
甲信越 甲府市 長野市 新潟市
北陸 富山市 金沢市 福井市
東海  静岡市 名古屋市 岐阜市 津市
近畿 大津市 京都市 大阪市 神戸市 奈良市 和歌山市
中国 岡山市 広島市 鳥取市 松江市 山口市
四国 徳島市 高松市 松山市 高知市
九州・沖縄 福岡市 佐賀県杵島郡 長崎市 熊本市 大分市 宫崎市 鹿児島市 那霸市
※会場の都合により、同一都道府県内の別の都市となる場合もあります。

◆検定試験実施階級
3級・2級・準1級・1級

◆受験資格
年齢・性別・学歴・職歴・経験の有無等、制限は一切ありません。

※ただし、検定試験当日に会場で受験が可能であることが前提です。また外国語による問題は用意しませんので、日本語の問題が読め、理解できることも条件です。

※手話通訳や介添え等が必要な方は、受験者本人による手配をお願いします。

◆実施時間
【午前】3級/準1級
<受付開始>9:50<入室着席完了>10:25
<問題解答時間>10:40~12:00(80分)
【午後】2級/1級
<受付開始>13:20<入室着席完了>13:55
<問題解答時間>14:10~15:30(80分)

◆2階級同日受験(ダブル受験)
連続する2つの階級を、以下の要領で同日に両方受験することができます。
①午前に3級・午後に2級を受験
②午前に準1級・午後に2級を受験
③午前に準1級・午後に1級を受験

◆検定料
3級……4,000円 2級……5,200円
準1級……6,300円 1級……7,100円

※2階級同日受験(ダブル受験)をされる場合の検定料は、両方の階級を合計した金額になります。

※納入後の検定料は、例外事項を除き、受験しなかった場合やその他理由の如何に関わらずお返しできませんので、あらかじめご了承ください。ただし、天災等により予定していた試験会場が使用不可能となり、代替え会場の手配がつかない場合には、当該会場の試験を中止とし、受験料を払い戻します。

◆出願(受験申込み)の方法
個人受験フォトマスター検定のホームページにアクセスして、試験日・受験級ごとのレベル・内容を確認します。また、受験要項のダウンロードもできます。メールアドレスの登録などを行い、受験する級と受験希望地を決めたら、クレジットカード決済またはコンビニ払いのどちらかを選んで申し込みます。スマートフォンからの申し込みもできます。

◆スマートフォンのカメラで右のQRコードを読み取り、受験要項をダウンロードページで取得できます。
団体受験(Web申し込みは6月より)学校・企業・グループ等で、5名以上の出願者を取りまとめることができる場合は、「団体受験」としての出願ができます。団体受験を希望する際は、受験者を取りまとめる責任者の方が「フォトマスター受験申し込み方法(選択)」ページより詳しい説明資料を取り寄せて下さい。

※試験監督や試験会場等の条件が整った場合には、検定事務局が認可する自主会場(準会場)を設けて受験することもできます。

※団体受験に対しては、その手数料および経費補填等として、検定事務局規定の検定料割戻し制度が適用されます。

※業務の都合などで規定の実施日に団体での受験が困難な場合は、規定実施日の翌日に、別問題での受験を許可する場合があります。ただし、準会場が認可される団体に限ります。

※団体受験の資料請求は、平成30年9月11日(火)までに行って下さい。郵便の場合は、当日消印有効とします。

◆受験申込(受験料送金)の受付締切
平成30年9月25日(火)

※上記期日までにクレジット(カード)決済、コンビニ決済等で送金手続きを完了していること(検定事務局指定の特別窓口が設置された場合は、ここでの支払いが済んでいること)。締切を過ぎた後の出願は受け付けません。

※出願後、住所・姓名等の変更があった場合は、遅滞なく検定事務局まで必ずご連絡ください。連絡がない場合、受験票がお手元に届かないなどの事態を招き、受験できなくなることもあります。

◆受験票の交付
出願の受付が完了した方に対しては、出願の時期に関わらず、11月1日頃に一斉に「受験票」を交付し、同時に受験会場の詳細も通知します。なお、受験票は、個人受験・団体受験とも、受験者本人宛に郵送します。受験票は、検定試験実施当日に必ず持参してください。また、受験票には受験者本人の顔写真(サイズ:タテ45×ヨコ35cm)の貼付が必要です。(持参されない場合、顔写真の貼付がない場合は受験できません)

※万一、11月8日までに受験票が届かない場合は、検定事務局まで必ずご連絡ください。

◆合否結果の発表(12月20日予定)
各階級とも、所定の点数(満点の7割程度)以上の得点をもって合格とし、ホームページにて合格者の受験番号を発表します。合格・不合格に関わらず、試験実施40日後ほどで結果通知を発送します(結果通知到着は、年末~年始になります)。

※合否結果については、電話等による直接の問合せには応じられません。

※得点や解答についての問合せには一切応じられません。

※受験者数や合格率などのデータにつきましては、以降の受験案内書や検定ホームページなどで公表します。

◆フォトマスター認定カードの交付
各級の合格者に対しては、「フォトマスター認定カード」を交付します。なお、2階級を同日に受験して両階級ともに合格した場合は、高位級のフォトマスター認定カードのみ交付します。

◆合格証明書の発行
各所への提出など、フォトマスター認定カード以外に合格証明書が必要とされる場合は、お申し出により随時発行いたします(手数料要実費)。

◆表彰……[詳しい内容はホームページでご確認ください] 階級ごとに優秀な成績で合格した方、および団体受験において総合的に優秀な成績を収めた団体に対しては、(公財)国際文化カレッジから表彰状を贈ります。特に優秀な成績で合格した方、特に優秀な成績を収めた団体(1団体)に対しては(公財)国際文化カレッジより最優秀賞などが授与されます。

平成30年度検定スケジュール
●団体受験の出願書類請求締切9月11日(火)
●受験申込(受験料送金)の受付締切9月11日(火)
●受験票の交付(発送)11月1日頃
●受験票11月8日まで未着時の検定事務局へ連絡11月8日以降
●検定試験実施11月18日(日)
●合否結果の発表(ホームページにて)12月20日予定
※結果通知の到着は年末~年始頃

1級合格者のための…
フォトマスターEX(エキスパート)認定コースのご案内

高度な実用知識+作品創作力=写真の達人として認定後進指導等をはじめ写真文化の振興に寄与できるステータスに…

◇フォトマスターEX(エキスパート)とは
フォトマスター/写真とカメラの実用知識検定では、「写真・カメラ全般にわたる高度な実用知識を有する者」である1級合格者に限り受験申請が可能なコースとして、フォトマスターEX(エキスパート)を設けています。これは、高度な実用知識を前提に、作品創作力や写真活動実績、あるいは指導(リーダー)性などを評価し、いわば写真の達人として認定するものです。フォトマスターEXは、写真文化の振興に寄与できる人材のステータスとしても大きく期待されます。

◇受験資格
フォトマスター1級合格者であること。
▶ステータス証明
合格者には「フォトマスターEX認定カード」が発行されます。このカードには、「フォトマスター1級合格証明」と「専門撮影ジャンル(風景、花、総合など)が表示されます。

◇撮影ジャンルによる認定と認定カードへの表示
受験者の希望により、「1ジャンル認定」と「総合認定」を選択して受験できます。
【1ジャンル認定】……最も得意とする1つの専門撮影ジャンル(例:風景など)の写真作品の提出により受験。
※認定カードへは、風景など受験のジャンルを表示。
【総合認定】……3つの異なる撮影ジャンルの写真作品の提出により受験。
※認定カードへは「総合」と表示。

◇検定料
【1ジャンル認定】……8,000円
【総合認定】……10,000円
※納入後の検定料は、受験しなかった場合(必要書類一式や写真作品を提出しなかった場合)やその他理由の如何に関わらずお返ししません。
※検定料の領収書は、郵便振替用紙の控え(払込票兼受領証)をもって代えさせていただきます。

◇検定試験内容
①写真活動経歴の提出
下記の経歴について、証明書を添えて提出。

【各種コンクール・写真展における受賞経歴】
※受賞通知書、賞状等の写し(コピー)等を証明書として添付のこと。

【個展開催など作品発表経歴】
※開催会場からの証明書、作品集、作品目録、開催記録写真等を証明書として添付のこと。

【講師等指導経歴】
※指導クラブ、サークル、教室、企業、市町村などからの証明書類を添付のこと。

【その他、特筆される写真活動に関する経歴】
※これを証明する書類を添付のこと。(具体的証明書類の判」断が難しい場合は、検定事務局にご相談ください)

②写真作品提出
・1ジャンル認定の場合は、最も得意とする専門撮影ジャンルにつき、5点を提出。
・「総合」認定の場合は、3つの異なった撮影ジャンルにつき各ジャンル5点ずつ、合計15点の作品を提出。
※提出作品のサイズは四切/A4とする。

③小論文(作文)提出
「優れた作品とは何か」等、その都度設けるテーマにもとづき、800字以上1200字以内で小論文(作文)を作成。
提出された証明書類、写真作品、小論文(作文)等につきましては返却しませんので、証明書類は、必ず「写し(コピー)」を提出してください。

◇受験申請~受験

①1級合格後、検定事務局宛に受験案内および受験申込書の請求をしてください。

②これに対し事務局から受験案内・願書(受験申込書:第便振替用紙)・必要提出書類一式・受験票(受験者登録票)が送られます。

③受験者は、必要提出書類・写真作品・受験者登録票(要顔写真貼付)を検定事務局宛に送付し、同時に受験申込書(郵便振替用紙)により郵便局窓口にて検定料の送金手続きを行います。

④検定事務局にて、必要提出書類一式・写真作品・受験者登録票の到着、ならびに検定料の送金が確認できたことによって、受験申請受付→受験となります。

◇受付申請時期・締切日
1級合格後は、受験資格は保持されますので、随時申請が可能です。ただし、年間4回の締切を設け、締切までに申請~受験が行われたものを、合否判定~結果通知の1区分とします。

年間の受験申請締切日は以下のとおり。

第1回2月末日/第2回4月末日/第3回8月末日/第4回10月末日

※各回の締切までに、必要提出書類一式・写真作品・受験者登録票の到着、ならびに検定料の送金が確認できたものについてが、その回の判定対象となります。これを過ぎたものについては、次回締切の判定対象分に含めます。

◇合否判定/結果通知
提出された写真活動経歴、写真作品、小論文(作文)を検定委員会にて総合判定し、規定基準により合否を決定します。結果については、合否に関わらず、締切から約40日後に本人宛に郵送にて通知します。(電話等による合否の直接の問合せには応じられません。また、判定の詳細についての照会には応じられません。)

フォトマスター検定事務局
日本カメラ社 (2018/7/7)、出典:出版社HP